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インタビュー 2016.12.05

アドテクから「仕組み化ビジネス」で世界を目指す、フルアウトの「成長市場でのスタートアップ戦略」

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転職したメンバーから贈られた鏡の裏に書かれていたメッセージ。快く撮影OKでした。

拡大中のアドテクの中のDSP運用代行で200社以上の運用実績、300%以上の成長率を誇る急成長中の企業「フルアウト」。アドテクが主戦場…だけどキーエンス、良品計画を事業上のロールモデルに置くと語る金田社長に「成長市場のスタートアップコンセプト」その心を聞いてきました。

「仕組み化ビジネス」で世界のロールモデルとなる会社をつくる

おしん記者

アドテクやDSP領域は急拡大中…競合も多いと思うのですがフルアウトさんがこれだけ成長できてる理由なんですか?

金田さん

ありがとうございます。いわゆるアドテク会社は同業ではありますが競合ではないと考えていることでしょうか。

おしん記者

競合じゃない…?んですか?

金田さん

キーエンス、良品計画をわたしたちはビジネスモデル上の競合、というかロールモデル企業において「仕組み化ビジネス」をミッションにしています。

おしん記者

なるほど、アドテクは手法であって仕組み化を提供するビジネスだということですね。

金田さん

そうです。「仕組み化」というのは日本のユニークな世界を目指せるコンセプトだと思います。

おしん記者

だから「仕組み化」で世界を目指すわけですね。

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フルアウト代表の金田さん。25歳で起業し、現在4年目の29歳。

顧客がほしいのはテクノロジーではなく効果

おしん記者

とはいえ、成長中の市場でスタートアップした具体的なエピソードはありますか?

金田さん

元々はアドテクに特化した営業代理店で働いていました。大手が強い業界で中小の代理店だったのですが、それなりにお客様に喜んでいただける方法が見えてきたんです。

おしん記者

それはなんだったんですか?

金田さん

それは「お客さんは成果がほしくて別にテクノロジーが欲しいわけでない」ということです。

おしん記者

それが創業のきっかけでしょうか?

金田さん

そうですね。今も変わっていませんが、フルアウト創業時は「運用型広告が伸びると言いながら…DSPに工数を突っ込めない」代理店や広告主さんの事情を考えて「効果をパッケージ化する」ために運用代行型DSPで創業しました。

おしん記者

イケるぞ、と感じた瞬間はありましたか?

金田さん

創業時はお金がなかったのですが、前金でアドネットワークの契約料を支払ってくれる顧客もいて、これは必要とされている、と感じました。

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急成長中のフルアウトDSP

「仕組み化」の軸はぶれさせない

おしん記者

現在取り組んでいる「仕組み化」の事例はありますか?

金田さん

営業もエンジニアもアドテクは未経験から初めた人ばかりなのですが、そのメンバーで事業はここまで成長しています。その「仕組み化」の経験をいかしてネット経験のない、リアル広告の企業様が代理店になってくれるパッケージを作ったりしています。

おしん記者

大手がやれないところを「仕組み化」でやってるわけですね。

金田さん

そうです。アドテクを必要としている企業はリテラシーに関係なく成長していますが、大手はまだリーチできていなかったりしますので軸はぶらさず、アドテクで業績を伸ばしたいと思っています。

アナログで整理して、機械学習で最適化する

おしん記者

それは最後に、現在注力していることを教えてください。

金田さん

機械学習の活用に注力していく予定です。アナログで広告運用の業務を整理して、業種毎の運用パターンを作成して出していくことが独自のノウハウで競争力なのですが、そこに機械学習を利用していきます。

おしん記者

どのような活用になるのでしょうか?

金田さん

DSPを支えるダイナミック配信、リアルタイムのデータフィード作成とスクリプト変更などはとてもサーバー負荷がかかりますが、負荷分散の最適化に機械学習を応用したり、業種毎の最適な運用パターンを学習させたりということを検討しています。

おしん記者

PythonやGOをやってる人なんかは楽しめそうな仕事ですね。

金田さん

そうですね。データをがんがん扱って、自動化、スケールアウトさせ何百億UUをさばくような「仕組み化」に興味があるエンジニアの方、「効果をパッケージ化する」ことに興味がある、営業の方を仲間に世界を目指していきたいですね。

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採用ホームページには創業者2人が語るコンテンツも

フルアウトで働く

編集後記

レッドオーシャンの業界にいるといえるフルアウトさん。課題を「お客さんは成果がほしくて別にテクノロジーが欲しいわけでない」と捉えたJOB TO BE DONEの発想が金田さんの「スタートアップのコンセプト」です。

「仕組み化をプロダクトとして提供するものであれば、アドテクでなくてもいい」という言葉が印象的です。世界の変え方の一つとしてとても参考になるお話でした。

スタートアップタイムズでもフルアウトさんのようなスタートアップの支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

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