FinTech起業家は顔出しとこ!5分でわかる「MUFGデジタルアクセラレータ」プログラム

MUFG藤井さんより「FinTechのアクセラレータプログラムがあるから来てよ!」とのことで、イベントに行ってきました。

非常にスピーディーなイベントだったので記事の方も「5分でわかるMUFGデジタルアクセラレータ」ってことで!

行ってきたのは…
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金融サービスに変革をもたらす熱意を持った起業家・ベンチャー企業の方々と革新的なビジネスの立ち上げを目指すアクセラレータ・プログラム。2016年12月20日(火)に説明会が行われた。

MUFGデジタルアクセラレータは金融専門

まずは、プログラムを主催するMUFGのメンターからプログラムの説明がありました。要約版でお伝えします。

藤井 達人さん
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
デジタルイノベーション推進部
シニアアナリスト
マーケットの技術進化に追いつくためには自社単体だけでなくオープンイノベーションも駆使すべきと判断し、始まったプログラム。邦銀初のFintechハッカソン、初の銀行APIハッカソンなど初づくしで力を入れてきました。

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1期が8月まで行われ5社との協業が成立し、Alpacaには出資が行われました。

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プログラムはメンター陣の豪華さと銀行チームによるビジネスマッチングパワーが強み。週1回程度のメンタリングをしながらデモデイを目指すアクセラレーションとその後の協業機会の提供が主なプログラムになっています。

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判断基準はアイデアと人物も見ていきます。人物像としては革新的な事業を出していく意欲のある人を求めています。

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第2期は最大で7社を想定しています。1/22が締め切りですが、最後の1週に応募が殺到する傾向なのでお早めに。

【編集部注】口座も開いてくれるらしい。プログラム後の他社交渉などの制約は基本的になしということで、結構自由度の高そうなプログラム。

1期生によるパネルディスカッション

そして、1期生とメンターの伊藤羊一さんによるパネルディスカッションが行われました。こちらも要約版でお伝えします。

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<モデレーター>
ヤフー株式会社 コーポレート統括本部 Yahoo!アカデミア本部 本部長 伊藤羊一氏

<パネラー>
アルパカ社 Head of Japan R&D 北山朝也氏
ゼノデータラボ社 代表取締役 関洋二郎氏
スマートアイデア社 代表取締役 江尻尚平氏

参加者の起業歴はあるのか?

ヤフー:伊藤さん
みなさんはこのプログラムで起業したの?
ゼノデータラボ:関さん
今回のMUFGアクセラレータの支援を受けた事業で起業しました。
スマートアイデア:江尻さん
2秒家計簿おカネレコというのをやってましたが、このプログラムで新しいサービスを出しました。
アルパカ:北山さん
元々あったサービスからB2Bの方向性で新しいサービスを出しました。

プログラムで得たもの

ヤフー:伊藤さん
このプログラムで得られたものはどんなこと?
ゼノデータラボ:関さん
金融機関の中でも顧客のサービスをしっかり知ってるわけではなかったが手触りを持って取り組めたこと。ファンドマネージャーなど会えない人にまで会いに行けたというのが大きい。このプログラムに選定されたことで「きっと良い企業なんだろう」と思ってもらえる副次効果も。
スマートアイデア:江尻さん
リリースしたのは20-30代で流行っている恋愛シュミレーションを金融教育に応用するという発想。混ぜるという発想がなかった。イケメンを使ってエンタメと金融を融合させるアプリの発想ができたのが良かった。それはもともと自分たちの中にあったものではなく、元々そういうものにハマっている行員の方からのアイデア。
アルパカ:北山さん
金融機関のお作法のようなものを学べたことが大きい。もともとエンジニアだったが金融機関側のペインのようなものが見えたのがよくて0スタートで学べたことですね。
ヤフー:伊藤さん
なんでもすぐ動く、銀行はそれが本業なのでマッチングなどは早い。関さんはグランプリを取ったが、なにかいいことが?
ゼノデータラボ:関さん
グランプリは瞬間的に時価総額が上がるイメージ。メディアなどに多数取り上げて頂けたりしました。
【編集部注】金融業界は内部事情がなかなかよくわからないので、内部の人がメンターになってくれるのがうらやましいプログラム。

アクセラレータの使い方

ヤフー:伊藤さん
逆に良くなかった点とかありますか?
ゼノデータラボ:関さん
各グループに4-5名のメンターがついてたくさんの意見をもらえたので、違う視点からの話なので整理解釈するのが難しい。どんどんプロトタイプやっていけるようにすればよかったです。自分がやりたいことがあって良いからやらせてくれという思いもあったりして。参加している以上説明しなければと考えて説明するようになりました。
スマートアイデア:江尻さん
最初はどこまで自分たちが決めるべきかわからなくて、メンターとの相談を経て、自社の判断で動くようになってクリアになりました。
アルパカ:北山さん
どう使うかを理解できてなかったです。顧客紹介などはどんどんやってくれるがプロダクト開発についてはプロというわけではないのでそこは自分たちでやるということを理解して使うべきですね。期待値調整が大事。
ヤフー:伊藤さん
アクセラレータあるあるだが、多くのメンターがバラバラ話すので、立ち位置等を理解しながら聞くと判断がし易いです。最後は自分で取捨選択するというのが大事。

エントリー検討者からの質問

質問
損益についてはプログラム中に検討するのでしょうか?
回答
プロダクトにフォーカスした内容なので、損益は後で考える形式です。
質問
メンターはどうやって決まるのでしょうか?
回答
メンター陣側が手を上げて決める形式でした。
質問
どのようなデータをどのくらいもらえるのでしょうか?
回答
法人部門から数万行のマスクデータを渡すこともあります。データによりけりでありますが前向きに検討します。

応募希望のスタートアップへ

ヤフー:伊藤さん
最後に、エントリーを検討している方にメッセージをお願いします。
ゼノデータラボ:関さん
絶対応募した方がいい、99%はよかった。もう一回出たいくらいですです。
スマートアイデア:江尻さん
おすすめ。他のアクセラレータでもここまでメンターがすばらしいのはないでしょう。MUFGメンバーに囲まれる体験、300人を前にするデモデーはとてもよかったです。
アルパカ:北山さん
金融の現場で実際のユースケースを調べたり関係者ヒアリングしたりとか、こういうことができる内容はないのでおすすめです。

登壇者の略歴

<モデレーター>

ヤフー株式会社 コーポレート統括本部 Yahoo!アカデミア本部 本部長
伊藤羊一氏
1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフー株式会社に転じ、Yahoo!アカデミア本部長として、次世代リーダー育成を行う。KDDI∞ Labo、IBM Blue Hub、Code Republic, 学研アクセラレーター、ASAC、Startup Weekend、MUFG Digitalアクセラレータなど事業開発プログラムのメンター、コーチを務める。
<パネラー>

アルパカ社 Head of Japan R&D
北山朝也氏
10年間ソニーに在籍し、PlayStationのサポートチームのマネージャーとしてゲームタイトル開発者とPlayStation開発チームの橋渡しを行う。2015年よりAlpacaに参画し、金融機関との様々なプロジェクトを企画・実施、金融 X AIでビジネスをつくることに日々もがく。慶應義塾大学・慶應義塾大学大学院卒、2008年度IPA未踏スーパークリエイター。

ゼノデータラボ社 代表取締役
関洋二郎氏
慶應義塾大学商学部在学中に公認会計士2次試験に合格し、在学中よりあらた監査法人(現PwCあらた監査法人)にて、メーカー、小売り、卸売業を中心に上場/未上場企業の財務諸表監査、内部統制監査などの公認会計士業務のみだけでなく、システム監査、データ監査業務など、IT統制にも従事する。2012年に株式会社ユーザベースに入社し、アジア最大級ビジネスプラットフォームであるSPEEDA事業の事業開発部責任者として、国内外の市場環境調査、プロダクト戦略の立案、データサプライヤーとのアライアンス、仕様設計、リリース検証、本番運用の一連のプロセスについての執行を担当。また、2013年にはユーザベース全社員投票により選出されるMVPを受賞。

スマートアイデア社 代表取締役
江尻尚平氏
上智大学理工学部電気電子工学科卒業後、大手外資系携帯電話メーカーにてサービス企画、コンテンツプロバイダー支援などに従事。その後、慶應義塾大学大学院経営管理研究科にて、消費者の行動心理に基づくマーケティング理論や経営戦略について学び、経営学修士(MBA)を取得。2006年にモバイルマーケティング・ジャパン、2012年にスマートアイデア株式会社をそれぞ設立、代表取締役に就任。現在、380万ダウンロードを達成した家計簿アプリ「おカネレコ」を精力的に展開している。

編集部より

正味1時間。アクセラレータイベントがどんどん長期化してる中、すっきりまとまったイベントでした。現場の行員さんとかもベタでメンタリングしてくれるらしいのでFinTech起業家は顔出してみるとヒントありそうですよ。

編集チームではイベント取材にもどんどん遊びに行きますので、呼んでくださいね!

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