銀座交通デザイン社合資会社の南木 徹さんにインタビューしました。
【編集部注】この記事はマッハ取材βで基礎取材したものを編集部が再構成したものです。
QRコードよりも遠いところから読み取れる「XPANDコード」

なんとお呼びしましょうか?名前はなんておっしゃるんですか?

南木 徹といいます。
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南木 徹
大学で法律と建築デザインを学ぶ。大手弱小自動車メーカーを経て2000年に創業。
iモードコンテンツの開発やウェブ制作などを経て、交通系・産業系の情報デザイン・工業デザインにシフト。
2016年に新サービスをリリースし、第二創業。

どんな事業をやっているんですか?

QRコードのようなバーコードソリューションですが、案内サインや標識への使用のために新しくつくられたバーコード「XPANDコード」を使います。
サイン上のXPANDコードを読み取ると、多言語でサインの内容を表示したり、列車の停車駅や到着時刻を案内するなどの使い方を想定しています。
サイン上のXPANDコードを読み取ると、多言語でサインの内容を表示したり、列車の停車駅や到着時刻を案内するなどの使い方を想定しています。

創業のきっかけはありますか?

当社では、昨年リリースされた東京メトロの表示デザインを担当したのですが、これが断続的ながら6年に及びましたので、その過程で、多言語対応などを目的に、サインとスマホの連携を色々と試しました。その中で「XPANDコード」の原形が完成しました。
デザイン受託事業からの転換を模索していたこともあり、これをメイン事業として第二創業することにしました。
デザイン受託事業からの転換を模索していたこともあり、これをメイン事業として第二創業することにしました。

サービスの利用法を教えてください。

交通機関や公共施設などの案内サイン・標識に貼りつけてあるXPANDコードをスマートフォンのバーコードリーダーで読み取ります。すると、サインに対応する多言語や詳細情報のコンテンツを表示するというシンプルな仕組みです。
中千住、の下の方にあるバーコードがXPANDコードXPAND Codes in a station

同じようなサービスとの違いはありますか?

競合ではないですが、用途はQRコードと同じです。
XPANDコードは横長スリット状のため、案内サインなどのデザインと調和しやすく、数メートル以上先から読み取れる点が違います。
同じ施設内でも、近距離はQR、中距離以上はXPANDと組み合わせて使うことを提案しています。
尚、XPANDコードはJANコード互換なので、普通のQRコード/JANコードリーダーでもソースコードを1行追加するだけで、XPANDコード対応になります。
XPANDコードは横長スリット状のため、案内サインなどのデザインと調和しやすく、数メートル以上先から読み取れる点が違います。
同じ施設内でも、近距離はQR、中距離以上はXPANDと組み合わせて使うことを提案しています。
尚、XPANDコードはJANコード互換なので、普通のQRコード/JANコードリーダーでもソースコードを1行追加するだけで、XPANDコード対応になります。

これからの目標を教えてください。

まずは鉄道路線・バス路線の案内サインへの導入。そして、大型ショッピングモールや観光地のサインへの導入を目指します。
また、光ID、音響ID、ビーコンなど、他のトリガーとのハイブリッド化も実現していきたいです。
あらゆるサインにXPANDコードが付き、あらゆるQRコード/バーコードリーダーがXPANDコード対応になるのことがゴールです。
また、光ID、音響ID、ビーコンなど、他のトリガーとのハイブリッド化も実現していきたいです。
あらゆるサインにXPANDコードが付き、あらゆるQRコード/バーコードリーダーがXPANDコード対応になるのことがゴールです。
編集後記
QRコードって日本が誇るソリューションですが、遠距離に弱いのが玉にきず…そんな痛し痒しに解決策がでてきました。XPANDコード、リアルマーケ関係者は試してみたいですね!
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