累計約10億円の資金調達実績、イベント「Tokyo Startup Dating」9回目の開催に行ってきた

冒頭「累計約10億円の資金調達がこのイベントで行われた」との田所さんの実績の報告から始まったイベント。

8月3日(木)に開催された 「Tokyo Startup Dating 9th Edition」が行われた。「最小の時間で、最大のネットワークを構築すること」がテーマ。9社のスタートアップと約90名の関係者が招かれ、会場を提供したホームズなどのサービスで知られるLIFULL社長の井上さん、セブンドリーマーズラボラトリー阪根さん、Basic 秋山さんによる特別対談も行われた。

主催をする田所さんは、シリアルアントレプレナーとして、これまで日本4社と、米国シリコンバレーで、合計5社を起業してきた。米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルFenox Venture Capital (運用額1700億円)のベンチャーパートナーを務め、国内外のスタートアップを投資の担当(これまで1200社のDue Dilligenceの実績) 現在は、国内外のスタートアップ数社のアドバイザー・ボードメンバーを務めている。

スタートアップサイエンスの執筆など、話題の多い人物でもあるのでこちらの記事をぜひご覧いただきたい。

今回集まった9社は、VRから、ゲームなどのエンタメからセキュリティまで幅広い。この対応力はシリアルアントレプレナーたる田所さんの本領発揮というところだろう。

3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。

特別対談

特別対談では「先輩起業家に聞く事業をスケールさせるポイント」をテーマに行われた。パネラーはLIFULLの井上さん、セブンドリーマーズラボラトリー阪根さん、Basic 秋山さん。

Q1.ターニングポイントはなんでしたか

ホームズなどの賃貸情報サイトを運営する井上社長からは楽天からの20%程度の出資を受けた第一成長期のタイミング、掲載課金から成果報酬型に切り替えた第二成長期のタイミングが上げられた。後者のタイミングでは顧客の離反などのリスクを乗り越えながら成長した話がされた。

セブンドリーマーズラボラトリー阪根さんからはランドロイドを開発する際に技術者の努力によって「たたむまでの技術アイデア」が出てきてランドロイドの開発に至ったポイントが語られた。

Ferretなどのサイト運営で有名なBasic 秋山さんは、創業事業の引っ越し問い合わせ事業での「参入」、「大手引越し会社から選ばれた」タイミングの話がされた。

Q2.事例づくりはどうやってやりますか

井上社長からは業界TOP企業には「ただでもやってもらう」、業界1位の企業をそれで落とせば後はついてくる、だから欲しい企業をまず落としに行こうと話がされた。

Q3.採用面のポリシーはありますか

井上さん:表面上の印象で始めた仲間と仲たがいした経験から、どんなにSPIやトラックレコードが合致しても「ミッション、ビジョン、バリュー」が合わない人は採用しない。とのポリシーが語られた。

阪根さん:かわったことをやっているので、奇跡的に優秀な人材が集まる。家電メーカなどで働いていてイノベーションが起こせない方が「バカなことをやっている」と来てくれる。

秋山さん:最初の10年は苦労をして来て「いいところを見つけてしまう癖」がついてしまって困っている。変えられないところに無駄に粘ってしまい残してしまってトラブルになってしまった。

井上さん:「ゴレンジャーを作れ」、それぞれのキャラクターを活かしながらケミストリーの違う人を採用すべき。

この後、会場からの質問を受け付けた。

Q4.人事担当者やバックオフィス候補の採用はいつ頃すべきか

井上さん:7人くらいのころに管理部門長として採用、その後の第二成長期でテクニカルでなく本気で思っている人を採用してその人間と2人で作ってきた。すぐには結果がでないので3年前に手を打てとのコメント。

阪根さん:セブンドリーマーズ阪根さんは、上記の手を打たなかった後悔をあげまさに現在プロフェッショナルを雇って問題がどんどん解決している様を語られていた。

秋山さん:3人目の社員が経営担当なので苦労していない、7年目にようやく人事担当を入れたくらい。あまりに自社がひどすぎてあとから採用した人がデータがないみたいな話になったので早めに手を付けておけばよかった。とのこと。

会場へのメッセージ

井上さん「2025年までに子会社を100社にするから各エコパートナーよろしく」阪根さん「必ず助けてくれる人が来るから信じたものに全力投球」秋山さん「理想をどれだけ追求するか」とのメッセージが送られ1部が終了した。

ピッチ企業

2部は各スタートアップ企業による、1社4分のショートピッチが行われた。全ての企業が資金調達を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。

Bridge


ビジョンは「世界の架け橋を作る」、ミッションは「国境を超えた選択肢をユーザーに与えてユーザーがそれでハッピーになる」ことを目指し現在訪日外国人向けのSIM無料サービス「Trip Free」の運営。今まで赤字であったユニットコストがプラスに転じたことが報告された。

TERRA DRONE


ドローンを活用したソリューションを提供するテラドローン株式会社。測量や点検のサービス、ソフトウエア開発のみならず、運行管理システムなど幅広く事業展開。資金調達中とのこと。競合環境が厳しい中、ハードだけではなくソフトに戦略を進化させている。

マイシェフクイック


「マイシェフクイック」は個人向けの出張レストランサービス。レストランのコース料理を、サービススタッフが持参して出張し、現地で仕上げてアツアツ料理を提供。キッチン後片付けもします。「レストランが自宅にやってくる」サービスです。ニッチなサービスに見えるが1日3食1年で1000食のうち3食をリプレイスすればスケール可能である旨が伝えられた。

MyDearest


「すべての人をヒーロー・ヒロインにする」というミッションのもとに、 “FullDiveエンターテイメント”を提供するオタクVRスタートアップ。 VR×本をコンセプトとしたFullDive novelを7月下旬にリリース。 VRストーリーテリングの分野で日本の先頭を走る。新作のVRで体験するライトノベルのデモは会場の注目を浴びた。

リアルワールドゲームス


X-Techプラットフォームを提供するリアルワールドゲームのリーディングカンパニー。リアルワールドゲームとはポケモンGOのような現実世界を舞台にしたゲームのこと。創業者の清古さんはなんとポケモンGOとIngress合計で1.2万キロを歩いている。

Moly


すぐ近くで起きそうな性犯罪を即座に認識できるお守り防犯アプリ「Moly(モリー)」を提供。モリーについてはこちらの記事が詳しいので是非ご一読をお勧めする。

ANALYTICA


Analytica(アナリティカ)はKPI達成を可能にするクラウド型の内部データ分析ツールです。誰でもデータドリブンな意思決定が可能になり、企業の成長を劇的に促す。いままでのデータソースを利用してKPI管理ができる点は関心を得ていた。

Motify


モティファイは、HRテクノロジーやデータを用いた独自のサービスにより、世界中の会社が社員ひとりひとりの自信を育む文化をつくることをを支援。インドネシア、ブラジル、カナダでも展開したとのこと。

Shares


全世界75000社の事業カルテで直感的に企業がわかる[Valuation matrix]、時間販売システム[タイムシェア]、モノと信用を循環させる贈与経済システム[Gift]など「知の流通」を目指す創造性の高い事業を展開。機密事項が多かったがVC陣からも注目された。

ライトニングトーク

その後会場内の希望者から30秒ピッチが行われた。

NEWROPE酒井氏をはじめとするスタートアップからも事業ピッチがあった。

会場提供のLIFULL森田氏からはコワーキングスペースの紹介。

結果発表

最後に来場者全員による投票が行われピッチ9社から「Shares」が1位に選出された。

編集後記

おしん記者
AIアクセラのアドバイザーを務める田所さんよりご招待をいただき、お邪魔してきました。ベンチャーのエコシステムをここまで作ってこられている先人に頭が下がります。エコシステムの取材もどんどん行いますのでお気軽にお声掛けください。

スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

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