TECH::CAMPはプログラミングスクールをやめます。その心は?

TECH::CAMPといえばプログラミングスクール領域の雄。それなのに「TECH::CAMPはプログラミングスクールをやめます」訳が分からないよ、ということで「その心は?」とdivの真子さんにインタビューしてきました。

真子 就有

学生時代からエンジニアとして複数のITベンチャーに勤務。在学中に起業。複数のサービスリリースを経験。「非効率なプログラミング学習を無くしたい」という想いのもと短期集中プログラミングキャンプTECH::CAMPを設立。TECH::CAMPでは開始からこれまでに8000人以上の卒業生を輩出している。2015年11月Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。

TECH::CAMPは開設以来8000人が卒業、新事業のTECH::EXPERTは転職成功率97%

2016年の経済産業省調べでは、IT人材のニーズは91.9万人に対し17.1万人が不足と推計。将来の予測では、2019年から少子高齢化で人材は減少するがニーズ拡大が見込まれ、人材需給のギャップはより悪化すると予測されている。高成長が続くとしたシミュレーションでは、2030年にはIT人材数が85.7万人なのに対し、不足数は78.9万人に上ると予測している。

このIT人材不足を受けプログラミングスクールが多数創業されているが、divが運営するTECH::CAMPはTOPクラスの実績を誇る。


卒業生の数は8000人を超え、受講満足度98%です。スクールで使っている教材は修正回数5000回を超えているので、どなたでも満足を得られる講習になっていると思います。新事業である人材紹介のTECH::EXPERTも転職成功率97%になりました。

divの事業は4つのサービスからなる。ひとつはプログラミングスクールであるTECH::CAMPだ(だった)。もうひとつはスクールの受講生の出口である就職支援事業のTECH::EXPERT。

TECH::CAMPとTECH::EXPERT

3つ目にTECH::CAMPは法人向け研修をTECH::CAMP研修として提供している。最後に、その他3つのサービスの入り口の役割を果たしているメディアのTECH NOTEだ。

TECH NOTEとTECH::CAMP 研修

2012年の事業開始以降、好調に業績を伸ばし拠点数も10拠点を数える。

そんな中「TECH::CAMPはプログラミングスクールをやめます」とは「人生にサプライズを」をスローガンにするdivとはいえ、サプライズ過ぎる。

株式会社divの会社理念は、「人生にサプライズを」

詳しく聞いていこう。

プログラミングを教えるよりも前に、人々の生産性を高める機会を提供したい

事業はどのように変わったのか。


TECH::CAMPはこれまで短期集中プログラミング教育スクールとして運営されてきましたが、8月1日より、これまでのプログラミングに加え、VR、AI、デザイン、ビジネススキルなども学べる「テクノロジースクール」に生まれ変わりました。

コースはなくなり、月額ですべて学び放題にしました。

学び放題で、ビジネススキルまで網羅するとなると個人サービスだけでなく、すでに実績のある研修事業でもサービスの深みを作るメリットがあるだろう。

TECH::CAMP研修のクライアント企業

変更後のコンセプト「未経験から最先端のテクノロジー人材へ人生を変えるテクノロジースクール」がサービスサイトにも記されている。

サービスのコンセプトがすでに変更されている

だが、なぜプログラミングをやめるのか。

やめるわけではないですよ(笑)コースの一つとして存在しています。

ただ、私たちは、プログラミングを教えるよりも前に、人々の生産性を高める機会を提供したいという想いがあります。生産性を高める手段は、プログラミングだけではありません。テクノロジー教育を軸に、これからはもっと学べることを増やして行きたいと思いました。

急速なIT化が進む昨今、非エンジニアでもテクノロジーへの理解が必須。この流れを受けて、TECH::CAMPでは従来のプログラミング学習の他、VR(仮想現実)やAI(人工知能)を始めとする最先端のテクノロジーを使いこなせる人材をより多く輩出できるように、裾野を広げることにしました。それが今回のリニューアルの狙いです。

プログラミングスクールをやめる訳ではなかった。

学習コンテンツは全6コンテンツに拡充

大きな狙いは裾野の拡大にあるようだ。リニューアルを表現するなら「プログラミングスクールから進化して、テクノロジー全般の教育事業へ」というところだ。

より深く長く付き合う「テクノロジースクール」へ

受講開始月は入会金128,000円必要なのは変わらないが、2か月目以降が大幅に値下げされている。なぜだろうか。

TECH::CAMPはプログラミングスクールとして募集してきましたが、説明会などに来る方の中には「プログラミングを学びたいというより、危機感があって」という方も多数いらっしゃいます。

次のステップとして、プログラミングをがっつり学びたい人以外にもお応えするためプログラミング以外にも複数コンテンツを用意し、2ヶ月目以降は月額12,800円で受講ができる料金体系に変更しました。これにより、長期で目的に合わせて受講コンテンツを組み合わせることができるようになりました。

実際、TECH::CAMPの卒業生もJapanTaxi株式会社 代表取締役社長の川鍋 一朗さんなど、プログラミングを主業にしていない方も多く、ニーズに応えたものだろう。事業的には、長期の接点は受講生のキャリアをキャッチしやすく、就職支援事業も力を発揮しやすい。

TECH::EXPERTの就職支援事例

将来はどのように考えているのか。

8000人の卒業生を輩出して、プログラミング教育は一定のビジネスとして成立しています。

「テクノロジースクール」に移行しますが、今まで通り受講生1人1人にカウンセリングを行い、組み合わせ受講も含めた学習計画をメンターと一緒にたてます。その後も受講生の状況に応じて、学習の進捗やモチベーションのサポートをします。

より多くのユーザーに、より人生に深く関与して行きたいと思っています。

「プログラミングスクール」から今回のリニューアルで「テクノロジースクール」と定義を広げ、さらにサービスを拡大する計画だ。

編集後記

おしん記者
お久しぶりに遊びに行った真子さんでしたが、今回のリニューアルの話を聞いてるうちに記事にしたくなってしまいました。プログラミングスクール全盛の今、楽しみな成長戦略です。

スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

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