ソフトバンクの資本参加でIBM Watson事業を本格化――エス・アンド・アイ


村田良成・執行役員 アライアンス本部本部長 マーケティング本部本部長(写真左)、
佐々博音・ソリューションサービス本部コグニティブ&UCデベロップメント統括部長
「会社設立から30年のなかでも大きなビジネスシフトになる。当社はCTIやPBXの構築などを手がけてきたことから、コールセンターにおいて多くの実績がある。そこではWatsonが有効活用でき、実際にニーズも高い」と、村田良成・執行役員 アライアンス本部本部長 マーケティング本部本部長は新規の事業でWatsonを選んだ背景を語る。サービスの展開を開始したのは今年に入ってからだが、1年半ほどを準備期間として体制を整えてきたという。
エス・アンド・アイの株式は、3月末時点で90%近くを日本ユニシスが保有していたが、4月から43.5%の株式をソフトバンクが取得。Watson日本語版のディストリビュータであるソフトバンクの資本参加により、エス・アンド・アイは事業転換を鮮明に打ち出した。ソフトバンクは、Watsonビジネスの販売チャネルとSEリソースとして、エス・アンド・アイに期待している。
「Watsonは、適切な学習データを提供しないと導入効果を得にくい。ところが、その対応ができるSIerは限られている。そこをしっかり埋めていきたい」と、佐々博音・ソリューションサービス本部コグニティブ&UCデベロップメント統括部長は説明する。AIのアルゴリズムを考慮した学習データの作成は、ユーザー企業と一緒に確認しながら進める作業となるため、SIerとしての強みが生きる分野だという。
「Watsonで期待した成果を得られなかったという話は、学習データに問題があると考えている。Excelのフォーマットを渡して、ユーザー企業に丸投げするという話も聞くほど。それでは効果は期待できない」と、佐々統括部長は指摘する。
Watson関連のサービスを発表して以降、同社にはすでに多くの問い合わせがきているという。「引き合いが多いのは、チャットボット。コストを抑えてAIを活用したいというニーズにチャットボットは向いている。当社では、チャットボットのパッケージサービスを提供しているので、後は学習データを用意するだけでいいという手軽さも受けている」と、村田執行役員は好調さアピールする。数十万円のコストで始めることができるという。
エス・

サイト名: 週刊BCN+

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *