パチンコ店員からデザインの道へ。社長になる夢へひた走る男


37.5歳の人生スナップ Vol.9
もうすぐ人生の折り返し地点、自分なりに踠いて生き抜いてきた。しかし、このままでいいのかと立ち止まりたくなることもある。この連載は、ユニークなライフスタイルを選んだ、男たちを描くルポルタージュ。鬱屈した思いを抱えているなら、彼らの生活・考えを覗いてみてほしい。生き方のヒントが見つかるはずだ。
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社長になる夢を20歳から15年間追い続ける
「将来、社長になる!」。子供のとき、こんな夢を文集に書いたことはないだろうか。その夢は大きくなると現実の中で忘れ去られ、多くは夢のままで終わってしまう。
しかし、山田真也さん(35歳)は違う。「社長になる」と考えたのは20歳のとき。以来、15年間、その目標をブレずに追い続けているのだ。
「現在、クリエイティブチーム『decoboco』の代表として、さまざまな企業の広告やウェブサイトのデザインを作っています。最近では、西武鉄道とテレビアニメ『シュタインズ・ゲートゼロ』がコラボレーションした『拡張現実のレイルウェイ』というイベントのクリエイティブを手掛けました」(山田さん、以下同)。
山田さんがクリエイティブを手掛けた、西武鉄道とテレビアニメ『シュタインズ・ゲートゼロ』のコラボレーション企画。
品川観光協会の地元活性化企画も実施している。
山田さんのチームは、基本的にプロジェクトごとに自分の周りにいるクリエイターを集めて仕事をするスタイル。扱う案件も大きくなり、仕事は順調だという。
しかし、山田さんにはプロジェクトごとのチームではなく、やはり会社を立ち上げたいという想いが強い。なぜなら、夢は「社長になること」だからだ。
「他人に使われ続ける人生なんて嫌だ」
山田さんは20歳のとき、地元兵庫県のパチンコ店でホールスタッフとして働いていた。労働環境はお世辞にもいいとは言えないものだったという。
山田さんがホールを駆け回って必死で働いているのに、上司は上階にある事務所でバイトの女の子と遊んでいる。頭に来て文句を言ったら、事務所に呼び出された。そこで偶然、今も親交のあるひとりの男性と出会うことになる。
男性はたまたま仕事でパチンコ店を訪れていた東京のデザイナー。この出会いが、その後の山田さんの人生を大きく変えることとなるのだ。
「彼が仕事で事務所に

サイト名: OCEANS Official Website

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