Encode Ring – 声で作る、世界に一つのオーダーメイドメッセージリング

角村 嘉信

大学在学中に創業、3Dオーダーメイドペットフィギュア「petfig」などをリリース。その後3Dデータ作成に特化した3Dwaveを創業、海外の3Dデザイナーネットワークを活かし、3Dプリンタやゲームの3Dモデリングデータ制作事業事業を展開。事業譲渡後、2016年EncodeRing株式会社を設立。

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「愛した証を残す」サービスEncodeRing

プレゼントは星の数ほどあれど、世界に一つのものを探すのは難しい。世界で一つの「声」に注目し「最高のギフトって何だろう」という思いから、大切な人に向けてつくられたサービスがEncodeRingだ。

一言でいうと「愛した証を残す」サービス。想いを音声でウェブサイトから吹き込むと音の形を表現した波形の3Dモデルを生成し、3Dプリンタでアクセサリにします。専用アプリを使ってカメラでリングの形を読み取ると、吹き込んだ音声が専用アプリから再生されます。音声の波形からデザインしてつくる世界にひとつのオーダーメイドリング作成サービスです。

Webサイトに行って、サイトの真ん中にある録音ボタンをクリック。

約3秒程度の録音を終えると、リアルタイムでアクセサリーがデザインされる。デザインの仕上りがリアルタイムなのが驚きだ。

ありふれた言葉でも音声ならば世界に一つの贈り物になるだろう。

音声と一緒に画像も保存でき、耳と目で思い出を振り返ることができる。サンプルにあるようにペットとの思い出を残す方もいるそうだ。

どんな利用者が利用しているのだろう。

年代は18-24歳で70%を占めます。もう少し年齢層が高くなるかと思っていましたが、若いです。男女比率は50%と半々です。これも男性が多いかと思っていたので意外ですね。顧客平均単価は2.4万円くらいでしょうか。クリスマスシーズンもあって注文は11月に集中する傾向にあります。

海外販売比率が50%超えていたこともありますが、今はちゃんとサービスを届けるためにも日本でのサービスに絞っています。

海外からの注文が伸びるのもわかる実にユニークなサービスだ。

Webメディアに載ってしまい、あわてて創業

サービスを立ち上げた経緯について聞いた。

元々はその時交際していた女性にプレゼントしようと思って作ったんです。今は別れてしまいましたが…最初は手作業で3Dプリントしてリングを作っていました。たまたまTweetしたら、ねとらぼに載ってしまい、あれよあれよとバズって百貨店さんから「ポップアップショップやりませんか」とお声掛けいただいて、あわてて登記しました。ぼくのアパートを事務所としたスモールスタートでした。

その後もTweetは伸び続け、Yahoo Buzzランキングで1位を獲得することもあったそう。

聞けばもともとは違う事業をやっていた角村さん。

元々はウクライナ、ルーマニアなどの3Dモデラーさんのネットワークを作って、キャラクターのモデリングの事業をやっていました。事業はそこそこ伸びましたが、事業譲渡をしました。

なぜこの事業に転じたのかを聞いてみた。

Encode Ringのモデルにハマってしまい、やってみてよかったなと思ったのが決め手です。この事業をやっているとEncode Ringをいろんな人がインスタとかに上げてくれて、喜んでいるのが見えます。もっとダイレクトにEncode Ringをプレゼントしてプロポーズをされた方からプロポーズ成功の御礼が送られてくることがありました。そんな喜びが見えて特にハマりました。

もうひとつはオペレーションです。やればやるほど、1点ものを大量にさばく難しさもわかりましたし、奥深さがわかって楽しくなってきました。

初めて迎えるクリスマスには受注が300個を突破。広告を一切打たず、SNSと口コミのみを中心に注文が入りはじめ、初めて迎えるクリスマスには注文数が300個を突破するまでに成長。たくさんのお客様に商品を届けることができたという。

ひとの人生の証を残せる事業を作りたい

国内ではテレビ東京やNHKワールドで紹介されるなどしながら、事業を拡大している角村さん。

将来の展望を聞いた。

自分だけのものを作れるようにしたい。ひとの人生の証を残せる事業を作りたいと思っています。

リングにこだわっているわけではないようだ。

今はリングという形にこだわってやっていきますが、その先は他の形になってしまうかもしれません。ただ、ものにはこだわりたい。やりとりの事実を残せるようにしたり、モノに紐づいた思い出を残せる。そんな世界って素敵じゃないですか。

海外展開も考えているそうだが、規模を追うつもりはないと言う。

今もフルコミットは一人もいなくて、3Dモデリング事業などをやっているメンバーが兼業でやってくれています。今はほぼノーオペレーションになってきていて、人を増やして大きくしたいと言った野望はありません。ただ、海外の方がで売れていたこともありますので、海外展開を準備中です。人を想う気持ちに国境はないので、国内外問わず展開していきたいです。

たしかに日本だけでなく海外のプレゼント風習に実にマッチしそうなサービスだ。

編集後記

おしん記者
トーマツサミットでASAC西山さんからご紹介をいただき、お話聞きました。今年のクリスマスプレゼントの筆頭候補です。

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