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80社超の起業家集団「StarBurst」DemoDay #4はVACANが優勝

2018年2月16日(金)18時半~22時に、マスコミ・報道関係者、投資家・事業会社関係者を対象としたStarBurst成果発表会が行われ、審査員投票の結果、ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォーム「VACAN」が優勝した。 ピッチ企業は以下の7社。 ■登壇企業(敬称略) ・TRINUS:メイドインジャパンの技術力とデザイナーを繋ぎ、 世界中の人々に驚きを届けるオープンファクトリー(製造・デザイン) ・CO-LABO MAKER:実験機器・技術のシェアリングプラットフォーム(LaboTech) ・BrainMagic:単純操作であらゆるクリエイティブを加速させる入力デバイス(製造・デザイン) ・アメグミ:努力家のためのスマートフォンとそのOS(モバイル端末) ・VACAN:ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォーム(IoT(空間UIUX)) ・GAUSS:機械学習を使った新規事業開発(AI(toB・toC)) ・inaho:野菜の収穫ロボット(農業・AI・Robot) 平日夜間の開催となったが、200名ほどのマスコミ・報道関係者、投資家・事業会社関係者が集結し意気の高まりが感じられた。3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング プロトスターの栗島さんより、スターバーストのコンセプトが語られた。「StarBurst」はHardTech領域の起業家コミュニティで産業構造・技術構造・社会構造的にブレイクスルーを必要とする困難な(Hardな)領域において、新産業創出を目指すスタートアップを支援している。 運営のプロトスター自体は投資等を行うわけではなく、起業家とエコシステムの出会いの場を提供している立場である点が珍しいコミュニュティだ。 ぜひその詳細はプロトスター栗島さんのこちらの記事をご覧いただきたい。 選抜社数は80社を超え、選抜企業の資金調達総額は40億円を超えた。 ▼「StarBurst」DemoDay #4 2部は1社6分のショートピッチののちQA、FBを行っていくプログラムだ。資金調達や大企業との連携を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 inaho 農業の生産者人口減少を課題にロボットを使った農作物の生産を行うスタートアップ。 人工知能を用いた画像認識のシステムにより、アスパラガスの位置や長さを判別。3次元の位置情報を生成し、ロボットアームがアスパラガスを自動的に収穫する。自律走行する移動体とすることで、人の手をかけることなく収穫が可能になる。当初はアスパラガスの収穫のみを予定しているが、その後きゅうり等へのなりもの系の野菜も収穫できるよう機能拡張をしていく予定。 GAUSS 機械学習を使った新規事業開発(AI(toB・toC))を行うスタートアップ。 研究開発・PR目的の競馬予想AI「SIVA」は投資回収率130%、また、ANAPと共同で画像認識エンジンを開発していることを代表にファッションテック領域、電力予測など幅広い領域で、予測エンジン、画像認識エンジン、自然言語処理エンジンを共同開発、横展開している。 GAUSSはAIアクセラレーターの2期生。詳しい記事はこちら。 TRINUS メイドインジャパンの技術力とデザイナーを繋ぎ、 世界中の人々に驚きを届けるオープンファクトリー(製造・デザイン)を運営。 世界が認める日本の技術とデザインをクラウドソーシングとクラウドファンディングで繋ぎ、まったく新しい驚きに溢れた、インテリア雑貨、食器、文具、アパレル雑貨など、ジャンルの垣根を越えて、生活を楽しくする小さなイノベーションをたくさん生み出している。森永製菓などの大手にプラットフォームを提供するなど企業コラボも行っている。 Co-LABO MAKER Co-LABO MAKER(コラボメーカー)は、使いたい機器や技術を簡単に見つけて1時間から使用できる実験機器・技術のシェアリングサービス。 「余っているのに使えない。やりたい実験ができない。そんな不合理な状態を解消するにはどうすればいいか?」多くの機器や技術、そして研究者が、活かされずにそのポテンシャルを持て余しているという、大変もったいない状況がある。を形にするため機器や技術を持つ研究組織と、やりたい実験がある人とをつなげるシェアリングプラットフォームを提供している。 アメグミ 努力家のためのスマートフォンとそのOS(モバイル端末)を開発するスタートアップ。 全世界のユーザーの3割を占める、生活アプリしか必要としないユーザーを対象にスマホOS「SUNBLAZE OS」を作っている。「努力している」ユーザーに絞るということは人間として成長する人に絞るということ。そうすればキャリアアップも実現するだろうし、収入も上がってARPUがあがるはず。ビジネス上のメリットが出てくると考えている。 アメグミはAIアクセラレーターの4期生。詳しい記事はこちら。 VACAN ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォームを提供している。 「そこが空いているか、1秒でわかる優しい世界。」を作る。画像認識などを利用してすべての空席情報を集約する「Vacant-First」(ベイケント・ファースト)を実現する空席検索プラットフォーム、まずデジタルサイネージ版「VACAN for digital-signage」を製品化している。 GAUSSはAIアクセラレーターの2期生。詳しい記事はこちら。 BrainMagic 単純操作であらゆるクリエイティブを加速させる入力デバイス「オービタル2」を提供。 O2(オービタル・ツー)は、クリエイターのクリエイティブシーンにおける、キーボード操作を無くす事を目的に開発されたクリエイターのための入力デバイス。独自の機構を採用することにより、過去に類を見ない水準で高機能性と小型化の両立を実現。マウスやペンタブレットの最高の相棒として、様々なクリエイティブアプリケーションに対応し、「ショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現している。 審査 / スポンサーTalk /…

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フリーランス・副業エンジニアの案件単価を保証します 「Findy Freelance(ファインディ・フリーランス)」スタート

HR Tech 関連のサービスを展開するファインディ株式会社は、2月15日より、フリーランス・副業エンジニア向け単価保証型案件紹介サービス「Findy Freelance(ファインディ・フリーランス)」をスタートした。本サービスは、IT/Web エンジニアの技術力をスキル偏差値化し、偏差値をもとに単価保証された案件のみ紹介する。 山田裕一朗 同志社大学経済学部卒業後、三菱重工業、ボストン コンサルティング グループを経て 2010 年、創業期のレアジョブ入社。直近は、レアジョブで執行役員として人事やマーケティング、新規事業領域を担当し、2016 年 7 月に Findy Inc.を創業。現在も、HRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)としてレアジョブにも関わっている。 フリーランス・副業エンジニアの案件単価を保証 近年、IT/Web 業界で人材の獲得競争は激化し、技術者の有効求人倍率は 2.6 倍(*1)を超えて右肩上がりに伸びるほど、あらゆる企業でエンジニアの人材不足が叫ばれている。また、近年フリーランスや副業という働き方を選ぶ人は増加し、特に副業は、2018 年に厚生労働省が示す「モデル就業規則」で副業・兼業が容認される内容への変更も後押しとなりそうだ。 *1 厚生労働省発表「一般職業紹介状況(平成 29 年 12 月分及び平成 29 年分)」より そんな中、HRテックサービスのFindyが新しいサービスを提供する。 解決したい課題を山田さんはこう語る。 副業・兼業が容認されるトレンドも後押しとなり、組織に属さず「個人」として働くエンジニアの増加はますます加速すると予想されます。 一方、フリーランス・副業のエンジニアと企業のマッチングでは、企業担当者から「エンジニアの技術力が分からない」(スタートアップ人事担当)、またフリーランス・副業エンジニアからは「案件単価が安すぎる」(20 代フリーランスエンジニア)「まずは副業からスタートアップのことを知りたい」(20 代大手 IT 企業エンジニア)といった声も聞かれ、ミスマッチが発生しています。 たしかに、副業を後押しするトレンドはあるものの、スキルと単価の相場が明確でない日本型雇用ではミスマッチも伴う。 今回、エンジニア個人の「スキル」「信頼」「レピュテーション」といった価値を見える化することで、フリーランスや副業で働きたいエンジニアをサポートするため、「Findy Freelance」をリリースしました。 本サービスでは、スキル偏差値を個人の「スキル」「市場価値」と定義し見える化することで、企業が単価を保証した案件を紹介できるサービスが実現しました。また、企業側もエンジニアのスキル偏差値を通して、エンジニアの技術力を認識できるため、安心して案件を発注しやすくなります。 Findy Freelanceの利用は簡単、Githubを連携すればOKだ。 自分の相場が明確になればエンジニア側もうれしく、発注側も計算しやすい。 従来からFindyはエンジニアにフォーカスし、企業の求人票、エンジニアのスキル両面を解析するサービスを提供しており今回のサービスもその蓄積が生きている。 当社では、「働く個人の価値を見える化し、個人がもっと自由に働ける社会」の構築を目指して、事業に取り組んでいます。2016 年に AI で企業の求人票をリアルタイムに採点するサービス「Findy Score(ファインディ・スコア)」をリリースし、企業へ求人票の改善など、エンジニアにとって魅力的な求人を出せるよう、採用支援サービスも提供しています。 また、2017 年には、ハイスキルなエンジニア向けの転職サービス「Findy(ファインディ)」をリリースし、GitHub を連携してスキル偏差値を算定し、エンジニアのスキルを可視化する独自の解析方法を開発しています。 Findyで提供してきたGitHub解析からのスキル偏差値についても徐々に精度が上がってきているため、今回単価を保証していくサービスの提供ができるようになりました。…

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仲間集めを両立「子育てでみんなと”えがお”をつくる」会社の資金調達法

株式会社イースマイリー(東京都渋谷区、代表取締役:矢澤 修、以下「イースマイリー」)は、2018年2月15日より「障がい・難病を抱える当事者と家族のためのオンラインコミュニティをつくる」ことを目的として、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」にてクラウドファンディングプロジェクトをスタートする。 矢澤 修 1983年生まれ。大学では社会福祉を学んでいたが、そのまま福祉の道には進まず、成長産業に身を置き、より広い視点を持ってビジネスを考えられるように2006年にヤフー株式会社に入社。2008年に株式会社VOYAGE GROUPに転職してからは在籍した7年半で5事業8サービスの立ち上げを手がけ、2012年4月からはソーシャルメディアマーケティングを中心としたマーケティング支援会社の株式会社ソーシャランドを設立し代表取締役に就任。大手企業を中心に支援を拡大し若干3名で年商2億円近い組織にまで育てる。 その後、10年以上思い続けてきた保育園をつくる夢と、昨今の保育における社会問題と子どもの子育てにおける課題を解決するべく、2016年3月2日に株式会社イースマイリーを創業。「子育てでみんなと”えがお”をつくる」をビジョンに子ども向けの知育動画「キッズチューブ」や、障がい・難病を抱える当事者と家族のためのコミュニティづくりに奮闘中! ・障がい児と健常児の統合キャンプ「NPOフレンドシップキャンプ」理事 ・医療法人健智会 病児保育こども静養室「めぐのへや」理事 障がい・難病を抱える当事者と家族のためのオンラインコミュニティ  障がいや難病を抱える方とその家族は、生活していく上で必要な「正確で具体的な情報」を求めていますが、インターネット上にもリアルな世の中でもまとまっておらず、情報を手にするためにとても苦労をしている。リアルな世の中でも、様々な自治体や民間の支援機関はあるものの、手続きが複数の施設をまたぐ必要もあるなど煩雑で、一つ申請を間違えるとサポートを受けることが先延ばしになってしまったり、再度申請が必要になるなどたらい回しとなってしまう状況がある。 そのマーケットに挑むスタートアップがある。それが「イースマイリー」だ。あらたに立ち上げようとしているのは「障がい・難病を抱える当事者と家族のためのオンラインコミュニティ」。 解決したい課題を矢澤さんはこう語る。 障がいや難病を抱える方とその家族は、生活していく上で必要な「正確で具体的な情報」を求めていますが、インターネット上にもリアルな世の中でもまとまっておらず、情報を手にするためにとても苦労をしています。   インターネットを活用すれば、様々な情報を探すことが出来る便利な時代ではありますが、障がいや難病についていうと、具体的な疾患名で検索しても本当か嘘かわからないような情報で溢れ、既存の大きなQ&Aサイトには心無い誹謗中傷の言葉もあったりと、そこには夢も希望もない状況です。 たしかに、Webの情報は玉石混交だ。こんな状況の中、矢澤さんが考えるサービスは当事者性を重視したものになるという。 同じ障がい・難病を抱える「同じ境遇」の当事者・家族や疾患の知識が深い医療従事者と知り合いたいと思いますが、希少な疾患であればあるほど近くにいることは少なく、最適な相談相手を見つけることも困難です。そういった「正確で具体的な情報」や「最適な相談相手」を見つけることが困難ある現状を、様々な疾患に特化したオンラインコミュニティを立ち上げることで解決します。 現在検討中のサービスはこのようなイメージ。 情報にも特徴があるそうだ。 従来のQ&A等のコミュニティと違い、今後起こりうる未来毎に情報が集約されていくことで、当事者・家族は少し先の未来に対して対策が出来るという特徴があります。 東京都が主催するアクセラレーションプログラム「ASAC」に採択され、事業の立ち上げ支援を受け、現在は三菱UFJグループが主催する「LEAP OVER」に採択されているそうで、応援者を得ながら実現に向かっている。 一方で、矢澤さんが今回のサービスを作っているソーシャルセクターに限らず、スタートアップの課題は人と金がほとんどだ。今回、イースマイリーはクラウドファンディングで解決しようとしている。 クラウドファンディングを利用する理由をこのように語る。 資金はもちろんですが、当社は現在エンジニアとデザイナーがおりません。サービスに興味を持っていただき「一緒につくってもいいよ!」と手を挙げていただける方を求めています。 もうひとつ、当事者家族や患者会・団体をはじめ、医療機関やNPOなどの支援機関など多くの方にインタビューをし、立ち上げるコミュニティの対象疾患を「筋ジストロフィー」と決定し、支援いただけるパートナーを募りつつ、具体的なサービス開発をスタートする段階です。そういう意味で仲間さがしを兼ねた資金調達になります。 今後の計画について聞いた。 今春に、医療情報及び同疾患の当事者・家族が持つ知見を集約し、閲覧・ディスカッションが出来る機能を備えたベータ版の提供。今夏を目標に、グループ・メッセージ・日記・服薬管理などの機能を加えた正式版の提供を目指して開発を進めてまいります。  本事業の展望としては、まず筋ジストロフィー症にフォーカスし、患者会、患者団体、医療機関、支援機関等と連携を取りながらサービスの改善・拡大をし、将来的なマネタイズにつきましては製薬会社へ向けたソリューション提供を進めてまいります。 クラウドファンディングプロジェクトでは、ここでは触れなかった矢澤さん個人の創業のきっかけなども記されている。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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元ミスター慶応が作る「介入型人工知能」Corpy&Coの挑戦

山元浩平 Corpy&Co.創業者兼代表取締役CEO、人工知能研究者 慶応義塾大学理工学部を卒業後、シリコンバレーのスタートアップ、ウェディングプランナー等を経て、東京大学情報理工学系研究科に入学。その後、共同研究としてYahoo! Japan研究所、フランス国立情報学自動制御研究所Inria等で人工知能に関する研究を行い、東大やInriaの同僚と共にCorpy&Co.を創業。関連する研究分野は、機械学習・ディープラーニング・マルチメディア(画像・自然言語)・Web(推薦システム・オンライン広告・UI最適化)・感性情報処理等。研究としては、推薦システムの最高峰国際会議RecSysのワークショップや、Webの最高峰国際会議WWW等で研究論文発表を行ってきた。また、ヤフー株式会社では、ディープラーニングを用いたオンライン広告のクリック率予測の技術を開発し特許を取得。逆にビジネスとしては、AIシステムの研究開発やAI技術のパーソナルトレーニング事業を行いながら、自社プロダクトの開発と海外展開を推し進める。 介入型人工知能 Interruptive AI AIスタートアップが多数創業し、大企業でもAI開発プロジェクトが多数発表されている。スタートアップが新しいAIを開発することも増えてきている。 その中で介入型人工知能という新しい概念のAIスタートアップがある。それが「Corpy&Co」だ。 日本・フランスをベースに、UI・UX自動最適化技術や不正・異常検出技術、医用画像処理技術、音声認識技術など広く人工知能技術の研究開発を行いながら、全く新しいタイプの介入型人工知能Corpyの開発に取り組んでいます。 介入型人工知能とは聞きなれないがどんなものだろう。 あまり詳しくは言えないのですが、AIの研究開発や教育事業を行いながら開発を進めています。今までは人間が”明示的”に命令を与えて、機械がそれに対応する答えを出力するのが多くのAIでした。 つまり、人間の命令に対して”受動的”です。それは産業革命以降から続く人間と機械の関係性を超えていません。 僕たちは、その関係性を超えて人の人生に”能動的”に介入する人工知能を作ることを目指しています。もちろん”ウザい”でしょうけど。(笑) SNS、スマホ、VRやAR、ウェアラブルデバイス等、視覚情報はなかなかスキマがありません。ですから耳から情報を勝手に入れてくるエージェントです。 研究開発はどんなことをやっているのか。 機械学習、ディープラーニング、マルチメディア(言語/画像/音声)、ウェブ(推薦システム/オンライン広告/UI・UX最適化)等、広くAI技術の研究開発を行っています。特に医用画像処理、UI・UX最適化システム、不正検知システムには非常に力を入れており、いくつかの企業様に既に導入をしていただいています。 教育事業とは? 「AIを仕事に」をミッションにAI技術のパーソナルトレーニング・研修事業を行っています。 AI技術をビジネスに活用したい経営者や管理職の方向けの講座から、より高度なマーケティングやデータ分析を行うためのデータサイエンティスト養成講座、自身でAIシステムを開発することを目指す機械学習エンジニア養成講座等、上流から下流まで様々な講座を提供しています。 人工知能を仕事にする人のためのオーダーメイド教育だ。 研究開発と教育、介入型人工知能の開発と幅広いがバランスのとれたスタートアップだ。 元ミスター慶応がAIで起業した経緯 なぜCorpy & Co.は生まれたのだろう。 今はこんなデブですが、実は僕、元ミスター慶応だったりします。だから、後輩にガンちゃん(岩田 剛典:EXILEのメンバー)がいます。僕はプラス20キロになっちゃったんで、ガンちゃん見てると悲しくなってきますが…(笑) ミスター慶応はみんな他薦なんですが、僕は署名を500人分くらい集めて自薦で出ました。ミスコンとかは基本みんな他薦なので、なかなか自分で積極的に自分のことを宣伝するのが難しいと思いますけど、僕は自薦なんでやる気満々でやりましたよ。 そしたら2ちゃんでガンガンたたかれました(笑)でも、コメントに全部にレスしたら話題になってきて、実際の会場はぜんぜん盛り上がらないんだけど2ちゃんは話題になったり、それで準ミスター慶応になってしまいました。 本にしてやろうと思って出版社にプレゼンしまくって「いや、ミスターなってないじゃん」と言われて全部落ちたのもいい思い出です。そんなこんなで体育を落して留年しました。関係ないか。 実際、ノミネート時の写真があるが、時間の恐ろしさを感じる… ぜんぜんAIにつながってこないが、どうつながっていくのだろう。 大学卒業後、世界を知ろうとシリコンバレーのスタートアップにいきました。でも、言葉も通じないし、技術も通用しない。 しゃべりで勝つか、技術で勝つかのどっちかだと思って技術を志し始めました。 日本に帰ってきたあと自分が突き詰めるテーマを考えて、今飛び込んでみるなら人工知能だな、と東京大学情報理工学系研究科中山英樹研究室に入学しました。まさに、ディープラーニングが研究の世界でブレイクする直前でした。 共同研究したヤフー株式会社では、ディープラーニングを用いたオンライン広告のクリック率予測の技術を開発し特許を取得しました。あとはフランスの産総研みたいなフランス国立情報学自動制御研究所Inriaで自然言語処理の研究をしました。 研究フィールドとしては、Webだったので、推薦システムの最高峰国際会議RecSysのワークショップや、Webの最高峰国際会議WWW等で研究発表しました。 東大でもヤフーでもInriaでも、スーパーバイザーや同僚に本当に恵まれて、とんでもなく優秀な人たちとともに素晴らしい時間を過ごせました。 そして日本に帰ってきて、30歳の誕生日をきっかけに東大やInriaの同僚と共にCorpy&Co.を創業しました。 「20代前半はリア充業界のTOP、後半は非リア充の業界で太ってしまった」と笑いながら起業のエピソードを語る山元さんは楽しそうだ。 AI技術を用いて、世界のあらゆるものを最適化していく 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、AI技術を用いて、世界のあらゆるものを最適化していきたいです。 そしてピュアに、技術が好きなメンバーとワクワクするものを作っていきたいです。その1歩目として「介入型人工知能」Corpyを作っていきたいと思っています。 Corpyの進捗はどうなのだろう。 東大やInriaの研究者たちと一緒に、2019年以降の商用化を目指して現在プロトタイプを鋭意製作中です。 今までの人間と機械の関係を超える新しい体験を提供できるようがんばっていますので、ぜひご期待ください。 キャラクターのたったAIエンジニアの挑戦、応援していきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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農作物C2C「食べチョク」エウレカ創業者赤坂氏、家入氏ら個人投資家より4000万円を調達し、新サービス『食べチョクコンシェルジュ』をリリース

オーガニック農作物のCtoCマーケットプレイス「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンは赤坂 優、家入 一真、石森 博光、塩田 元規ほか1名の個人投資家を引受先とした総額4000万円の第三者割当増資を実施した。同時にユーザーの好みに合わせたオーガニック野菜が定期的に届くサービス「食べチョクコンシェルジュ」を2018年2月8日(木)にリリースする。 秋元里奈 神奈川県相模原市の農家に生まれる。慶應義塾大学理工学部を卒業した後、株式会社ディー・エヌ・エーへ入社。webサービスのディレクター、営業チームリーダー、新規事業の立ち上げを経験した後、スマートフォンアプリの宣伝プロデューサーに就任。2016年11月にvivid gardenを創業。小規模農業の発展を目指し、オーガニック農作物に特化したマーケットプレイス「食べチョク」をスタート。 オーガニック農作物に特化したマーケットプレイス「食べチョク」 農業従事者の高齢化、新規就農者の減少、限定的な販路など様々な課題を抱える日本の農業。その結果、農業従事者は減少し耕作放棄地が年々増加している。 そのマーケットに挑むスタートアップがある。それが「食べチョク」だ。「食べチョク」は小規模農家が経営するオーガニック農作物に特化したマーケットプレイス。 流通に乗りにくく高価になりやすいオーガニック野菜の販売で、C2Cに着目したユニークなサービスを展開している。 農業とC2Cとは意外な組み合わせだが、オーガニック野菜の流通にはどんな課題があるのか。創業のきっかけと、解決したい課題を秋元さんはこう語る。 「食べチョク」は、私の実家がかつて農業を営んでいたことがきっかけで立ち上げたサービスです。こだわりを持って育てられた農作物も、既存の販売ルートでは他の農作物と混ぜられるため個性が消えてしまいます。 たしかに、少量生産の野菜は既存のルートでは流通や販売の効率を重視するため、ほかの農作物と混ぜられるか、ごく少ない量が流通するに過ぎない。食べチョクはその逆を狙っている。 食べチョクが目指すモデルはC2Cの中でもストーリーテリングを重視したものになるという。 「食べチョク」では生産者が農作物の魅力を”直接”伝えることで、農作物が適正な価値で評価され、最終的に生産者に直接ファンがつく世界を目指しています。 個々の販売する野菜には生産者のストーリーがつき、地方の道の駅などで生産者から購入したときに感じられる顔の見える買い物が体験できる。 新サービス「食べチョクコンシェルジュ」について聞いた。 「食べチョクコンシェルジュ」は、事前に登録された購入者一人ひとりの食材の好みやオーガニック志向に合わせて、 オススメの農家から野菜セットが定期的に届くサービスです。食べチョクには全国47都道府県100軒を超えるオーガニック農家が登録され「どの生産者/農作物を選んで良いかわからない」という方も出てきたので、その方々に向けてリリースいたしました。 食材の好き嫌い、オーガニック志向性などを登録すると、定期的に農作物が届く。フィードバックを送ることで、より好みに合うよう最適化されていくとのこと。サービスは2月8日よりスタート。 同時に赤坂 優、家入 一真、石森 博光、塩田 元規ほか1名の個人投資家より4000万円を調達。 投資家陣からコメントが寄せられている。 僕は作り手をとても尊敬しています。秋元さんが作り上げたい事業は、農家から家庭に直接食材が届くことによって、間に存在する様々な仲介業者をカットし、農家により多くの利益が還元される仕組みであり、「未来にあるべき」とても素晴らしい事業だと思いました。また秋元さんがどうすればこういった世界が実現するかを常に考えており、その姿勢に感銘を受けたので出資をさせていただきました。 農家である実家のお母さんを助けたいという気持ちから生まれた、この国が抱える課題に向き合う姿勢にとても共感します。真冬でも自社のTシャツを着て走り回る彼女に惚れました。 「農家のマーケティング支援」は両親の影響もあって昔から関心があるテーマでした。一筋縄ではいかない難しい分野だと思いますが、挑戦する意義があるのと、収益化のアイディア次第で結構あるなと思い投資させて頂きました。秋元さんの周囲を巻き込む力、意志が強そうなところにも惹かれました。(泥臭いところも。冬でもTシャツ・・・いい感じです。) 農業・食の分野は個人的に興味があったのもありますが、何より秋元さんのビジョンに本気な姿勢が素晴らしいと思いました。熱量が高くて最 高に素敵です!僕は、いい起業家は応援したくなる人だと思ってますが、秋元さんには応援したくなるエネルギーが満載です!これからも強い信 念と笑顔で、大きくチャレンジしていってほしいです。応援してます!! 家入さんはじめ各投資家のコメントにあるように秋元さんはいつもTシャツ。(こちらの写真は1月の写真だ…)今回の調達で長袖を買えるかもしれない… リリースを記念し、2018年2月28日まで初回価格を1,000円割引を実施中。新しいサービスの体験をしてもらう狙いだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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エウレカマフィア庄田氏率いる「HERP」は採用担当の事務作業を自動化する

庄田一郎 AIリクルーティングプラットフォーム「HERP」および、採用コンサルティングサービスを提供するHERPの代表取締役CEO。新卒で入社したリクルートで「SUUMO」の営業と新卒のエンジニア採用に従事したのち、恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」とカップル向けコミュニケーションアプリ「Couples」を開発・運営するエウレカで採用広報責任者を務めた。その後、Couplesのプロダクトオーナーを経験し、2017年3月にHERPを創業。 採用担当アシスタントの事務作業をすべて自動化する スタートアップから生まれるスタートアップは「〇〇マフィア」と呼ばれ、このサイトでも「レアジョブ」や「キャンドル」などを紹介してきた。 その中で新たなマフィアの誕生を予感させるのが、エウレカ卒業生スタートアップの「HERP」だ。エウレカ卒業生の庄田さんが経営する「HERP」は、すでにエウレカ共同創業者の赤坂優さんと西川順さんから第三者割当増資を受けている。 採用における事務作業をすべて自動化するサービスを開発しています。採用領域に特化してRPAを進めていきたいと考えています。 なぜRPAから始まったのか。 採用媒体の多くはAPIを公開しておらず、媒体の管理画面からATS(採用管理システム)への候補者情報のコピペ(コピー&ペースト)で成り立っています。しかし、このコピペ作業がある限り、データの正確性を担保することは困難であると考えています。 そこで、それらの手入力作業をすべて自動化することで、データの正確性を担保するだけでなく、採用に関連するあらゆるデータ解析の精度向上を目指してHERPを開発してきました。 候補者情報の一元管理・自動連携をすることで、コストをかけずに正確な現状を把握することができます。UI/UXにおいても、私自身がリクルートおよびエウレカで経験してきた採用実務が抱える課題感をベースに設計しています。これらのポイントがHERPのサービス特長であり、ほかにはない強みです。 このような利用シーンに着目しているのはなぜか。 前提として、採用活動にはマーケティング観点が必須であると考えています。なぜなら、採用もアプリ・Webの新規獲得と同じく、チャネルの最適化を通じた、獲得効率の最大化を考えるべきだからです。 しかし一方で、採用媒体では求人票のPV・CTR・エントリーCVRなどのデータを取ることができない場合が多い。PV/UUなどのデータ持っている構造は変わらないため、自社の採用に最適なチャネルを採用担当者自身が選択できるようにしたいという思いのもと、HERPの開発に取り組んでいます。 たしかに、APIが公開されていない業界の中でも人材系は大きなマーケットの一つだ。 採用業務に携わる中で、必須なツールであると感じた なぜこのようなサービスを始めたのだろう。 リクルートでは新卒エンジニアの採用、エウレカでは中途・新卒の採用を担当してきたのですが、本当に事務作業が多かったんです。なんとか工夫して、事務作業を自動化するなどして効率性を上げたいなと思っても、それを解決してくれるようなサービスはなく、結局、自分自身の工数を割くか、そのためのアシスタントを採用することで対処するしかありませんでした。そういった経験を重ねるうちに、実際に採用担当として課題を経験している自分が作るべきサービスなのかもしれない、と考えるようになったのがきっかけです。 もうひとつ理由があるそうだ。 自分で0からビジネスをやりたいと学生時代時代から漠然と思っていました。まずは、会社員として社会経験を積みながら「これだ」と感じられる事業領域を探しつつ、タイミングを見計らっていたというのもあります。それを最後に後押ししてくれたのがエウレカの経営メンバーでした。 エウレカの後押しと自分自身のキャリアが重なった起業だった。 データ活用で、採用担当者が本来取り組むべきことに集中できるようにしたい 将来を聞いた。 採用関連のデータを用いて、採用担当者が本来取り組むべきものと、そうでないものを明確に判別できるようにしていきたいと考えています。 まずは事務作業を採用担当者がやらなくてもいい状態を作りたいですね。そして、採用に関連するデータを一つのサービスに集約し、一括管理できるようにしたい。 それができると現状の可視化によって、精度の高いデータ分析・活用ができるうえに、各チャネルの投資対効果をもとに最適なチャネルの提案や、人材要件の類推までできるようになる見込みです。さらに事務作業が削られることで生まれる時間で新たな意思決定をしたり、コミュニケーションを通じて候補者をアトラクトしたり、といったより採用結果に直結する本来人間が取り組むべき業務に集中できるようになります。 庄田さんはその先も見据えているようだ。 中立な立場だからこそできることをやっていきたいです。例えば、弊社が持つ統計データの提供や、長期的な視点では候補者の方が最適な企業選びをできようサポートしていきたいと考えています。 まだ構想はATSから始まったばかり。AIリクルーティングプラットフォームとして、主要な採用業務を自動化するプロダクトを提供する構想だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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AIプログラミング学習を「完全無料10秒」ではじめられるAidemy

石川 聡彦 ソフトバンクアカデミア5.5期生。AI特化のプログラミング学習ツールAidemyをリリース中。著書に『人工知能プログラミングのための数学がわかる本』(KADOKAWA/2018年)など。 10秒で始めるAIプログラミング学習サービスAidemy AIスタートアップが多数創業し、大企業でもAI開発プロジェクトが多数発表されている。その一方でAIプログラミング人材の不足はメディアなどでも言われるとおりで、StandardやAIAcademyなどのAI教育企業も生まれてきている。 その中でAIプログラミング学習を「完全無料10秒」ではじめられるサービスを行っているスタートアップがある。それが「Aidemy」だ。 ひとことで言うと「エンジニアのための、AIプログラミング学習が完全無料10秒ではじめられる」サービスです。Facebookで登録をするだけでスタートできます。 AIプログラミング教育はいくつか出てきているが「エンジニアのための」と言い切っているところは少ない。 スキルアップしたいエンジニア、予備軍をターゲットにしています。私も理系出身で応用としてプログラミングや機械学習をやっていました。情報系以外の学生はもちろん、会社でフロントエンドエンジニアやインフラ/バックエンドエンジニアも機械学習を活用したアプリ制作を考えている現状で、わかりやすく、すぐ学べるサービスが必要だと思いました。 簡単、完全無料であるほかに、実は学習者側が助かる大きな特徴がある。 環境構築不要で、GPUなどの高性能実行環境を用意してあります。インターネットブラウザさえあればすぐ始められます。学習しながらデータを投入してプログラムを動かす場面でも、教師データセットも用意してあるので学んで試すフローがあります。 例えば、手書き文字認識、売り上げ予測、ニュース分類など人気のあるものをデータセットを用意してあるので、実際の業務に応用を考えながら学べます。 初心者がつまづく環境構築は一切不要。開始して10秒でコーディングが可能なのはうれしい。実際に教師データを用いて実行できるのも魅力だ。 どんな人が利用しているのだろう。 20代がメインのユーザーで、30代の方多いです。中には、40代以上で挑戦される方もいらっしゃいます。学生さんはもちろんですが、社会人だと、お医者さんが教養として学ばれている例もあります。Web企業に勤める方がレコメンデーションを学んだり、製造業の現場にいる人が在庫予測や異常検知を学んだりしています。特に若い人に人気なテーマはディープラーニングですね。 利用者のバックグラウンドもスタートアップから大企業まで幅広い。 気軽な学習環境と事業に応用可能な内容の豊富さが受けているようだ。 AI機械学習を学びやすいものにしたい なぜAidemyは生まれたのだろう。 機械学習やるまでの壁が多すぎる。まずは手っ取り早くやってもらいたいと思いました。 自分で独学しましたが感じ田3つの壁がありました。数学への嫌悪感からくる「数学チックな壁」、プログラムを書く前に挫折する「環境構築の壁」、実際プログラムを回す時にあたる「計算資源の壁」です。 AIを始めようと思う多くの方はこの壁に当たりますし、僕自身も同じでした。 自分が苦戦したことを解決したい思いを持っての創業だったようだ。数学の壁の突破のためにも石川さんは書籍にも取り組んでいる。 学問の道に行くことは考えなかったのか。 起業家のコミュニティにいましたし、ベンチャーでインターン行ったりとかしていて起業のほうが当たり前だったんですよね。 石川さんにとって起業は自然な選択だったようだ。 機械学習を仕事にするならAidemyを目指す 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、機械学習を仕事にするならAidemyを目指します。あまり詳しくは言えませんが、リリースから20日で会員登録2000人を突破し、順調にユーザー数は伸びています。3-4月にはこの領域で国内NO.1のユーザー数を誇ると思います。 足早な学習サービス拡大の次は予定があるのだろうか。 受講生のキャリア支援をやっていきたいです。ハイレベルなエンジニアがハイレベルな転職ができるイメージですね。今年の下半期にそれを実現したいと思っています。 その次は早く海外展開したいですね。インドに進出したいと思っています。日本とほとんどかわらない環境で、私たちが改善できます。世界でも「機械学習を仕事にするならAidemy」になります。 社会的課題になりつつあるAIエンジニアの育成に期待できるプレイヤーの挑戦、応援していきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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大企業やVCが寄ってたかってメンタリングするイベント「ASAC Batch5 Half Demo Day!!!」に行ってきた

冒頭「大手企業メンター40名以上が集うイベントとなった」とのASAC會田さんの報告から始まったイベント。 1月30日(火)に開催された イベント「ASAC Batch5 Half Demo Day!!!」。ASACとは「東京から世界に誇るリーディングカンパニーを生み出す」がテーマ。「新結合による新事業創出プラットフォーム」がASACの役割となる。監査法人トーマツと東京都が共同で運営する「成果にコミットすアクセラレーションプログラム」と銘打つプログラムだ。 今回集まった9社は、AIによるニュース提供から、建設ASPまで幅広い。特徴としていえるのは社会的意義の高い事業が多いことだろう。このあたりは東京都の委託を受けてプログラムを運営しているところに由来している。 3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング 平日夜間の開催となったが、40名ほどの大企業メンターと先輩起業家が集結しオープンイノベーションへの意気の高まりが感じられた。スケジュールは以下の通り。ASAC Batch4の採択企業9社によるピッチ(half demo pitch)が行われ、そののちスタートアップの事業課題に対しメンター陣がメンタリング(half demo bootcamp)を行う構成となった。 19:00~開会 19:00~19:15 opening 19:20~20:20 half demo bootcamp1 20:30~21:00 half demo bootcamp2 21:00~21:30 half demo bootcamp3 21:30~22:00 half demo bootcamp4 ASAC Batch5 参加企業 2部は1社4分のショートピッチののち課題に対するアドバイスを行っていくプログラムだ。資金調達や大企業との連携を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 株式会社ファミワン 6組に1組が妊娠に向けて検査や治療を行っているという現実がある一方、多くの夫婦が不安や悩みを抱えながら取り組んでいます。情報不足によって妊娠率の下がった高齢になってから治療を始めたケースや、不正確な情報に振り回されてしまい時間とお金を無駄にしてしまうケースも少なくありません。 ファミワンでは、妊活に取り組む夫婦にパーソナライズされたサポートを提供します。東京大学や医療機関との共同研究、不妊カウンセラーや不妊症看護認定看護師などの知見、そして経験者の声を集約し、状況に合わせたアドバイスを実施。年齢や妊活経験に合わせた情報提供・意識啓蒙・行動推奨を行い、夫婦二人で適切に妊活に取り組む世界を作ります。 アンター株式会社 医師に求められる医学知識の増大速度に対し、情報収集にイノベーションが起きていません。 Antaaは医師同士の実名制のネットワークを構築します。我々が提供するAntaaQAの特徴は、現場の医師Empowermentしていくことです。障壁のない医師のネットワークを構築し、医療現場の課題を解決していきます。今後、医師同士がAntaaプラットフォーム上に蓄積した知見を共有することで、日本中の医師が最先端の知見を備え、最高品質の医療を提供できることを目指しています。 ストックマーク ホワイトカラー業務の20%は「情報収集」に使われており、さらにチームでチェックすべき重要ニュースはほとんど同じにもかかわらず、 いまだに各個人で非効率な情報が行われています。 Anewsでは、国内外3万メディアからリリースされる1日30万記事を収集し、最先端のAIにより各企業・部署別にカスタマイズして配信することで、情報収集を飛躍的に効率化します。 ビジネス活動のベースとなる「情報収集」をAIで効率化することで、ホワイトカラーの生産性向上を目指しています。 現在、経済産業省様、帝人様、セブン銀行様、博報堂様、三菱商事様、リクルート様など、リリースから半年で450社以上にご利用いただいています。 CONCORE’S Photoructionは建設現場を中心とした建築・土木の生産業務を効率化するためのSaaSです。生産過程で必要な情報(写真や図面、工程など)をプロジェクト単位で簡単に共有、管理、活用することができるサービスです。現状の建設現場はデータの整理や資料の作成など、本質的でない仕事に技術者の時間が非常に多く割かれてしまっています。Photoructionはモバイルとクラウドを用いて、それらの手間を圧倒的に効率化し、技術者が本来の仕事だけに従事できる世界を実現します。また、生産過程で生じる情報が構造的なデータとして蓄積できるため、データを活かした現場の運営や、経営課題の解決にも繋げることが可能です。 いのちBOT 傾聴サービス「いのちbot」は、気持ちを言語化することにより、うつうつとした気分が改善することを助けることを目指します。…

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誰もが自分らしく働ける社会の実現を目指す「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」

「働き方改革」という言葉を最近よく耳にする。ワーク・ライフ・バランスであったり、副業解禁であったり。高度経済成長時代から続いてきた、終身雇用制度も変革を迫られているなかで、今「フリーランス」という働き方に注目が集まっている。副業を含むフリーランス人口は、今年1100万人を超えたという調査もある。(フリーランス1100万人時代、支援サービス広がる – 日本経済新聞) 今回は、そんな昨今注目を集めているフリーランスを支援する「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」を取材し、代表の平田麻莉さんにお話を伺った。 〜平田麻莉さん〜大学3年の頃にできたばかりのPR会社に入社し、仕事生活を送る。その後大学院に入学し、博士課程の学生をしながら大学からの業務委託の形で広報と国際連携の仕事を担当。ここで学生とフリーランスの二足の草鞋をはじめて経験することとなる。その後、妊娠・出産をきっかけに大学院を退学。2017年1月に一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会を設立し、代表理事を務める。フリーランスとして株式会社ビザスクや株式会社タスカジでも勤務。 フリーランスとして働く「働き方の選択肢」をつくりたい 私がこの協会に取材のお願いのメールをお送りすると、すぐに代表の平田さんからお返事が来た。取材の依頼は快諾。何回かのやり取りの中で、フリーランス協会の資料をお送りいただいた。その資料を一読して、私が思ったのは「きっと、フリーランスの人たちが待ち望んでいたものがここには沢山あるのではないか。」ということ。 フリーランス1100万人時代と言えども、フリーランスを取り巻く環境はまだ決して整っているとは言い難い。例えば会社員なら少なからず会社に守られている一面があると思うが、フリーランスならば裸一貫で取引先と取引しなければいけないシーンがあるだろう。そんなときの不安は会社員のそれとは全く違うはずだ。 フリーランスとして2回の出産・保活を経験するなかで、日本の中で”規格外”感を感じた。 そんな経験から、フリーランスとして働くという「働き方の選択肢」をつくり、社会のなかでの柔軟な働き方を整えていきたいという思いが、この協会を設立することになった思いの一つになっている。 と平田さんは語った。 メルマガ会員4000名のフリーランス協会が目指すもの フリーランスによるフリーランスのためのインフラをつくりたかった。 と語る平田さん。協会は誰もが自分らしく働ける社会の実現を目指す。決してみんながフリーランスになるのを推し進めることが目的ではない。 フリーランスはその業務の形態上、どうしても共に情報交換をし合える仲間が作りづらかったり、1人で作業することも多いため孤独を感じる人も少なくないという。そのため、協会ではイベントやセミナーを定期的に開催して、フリーランス同士の交流を促進する活動を行っている。また、国に対して働き方改革やフリーランス支援の働きかけを行うなど、積極的に社会に対して提言も行っているそうだ。 協会は2017年1月に設立され、まだ1年も経っていないが、登録メルマガ会員数は4,000名を超える。協会が提供するサービスの核となるベネフィットプランを使える一般会員の数も550名を超えた。Facebookのいいね数も2,000以上だ。メルマガ登録の際にも「こんなサービスを待っていました。」といった、ユーザーからの反響も少なくなかったという。会員のボリューム層は30〜40代。ユーザー層としては、クリエイティブ系が一番多いそうだ。 みんなが望んでいたけれど出てこなかったサービスが誕生した 協会が提供する有料のベネフィットプランについて少しまとめてみたい。このベネフィットプランは、フリーランスやパラレルワーカーをターゲットとしているサービスで、年会費1万円を払えば誰でも入会が可能だ。 内容は、業務上の賠償を補償してくれる賠償責任保険や所得補償精度、税務・法律関係の相談対応、健康診断や人間ドックの優待、温泉などのリラクゼーション施設を優待価格で利用できる福利厚生など極めて多岐にわたる。 その上、フリーランスの使用者が多いチャットサービス「Chatwork」の有料会員権も無償提供される。実際、「Chatwork」の優待はかなり好評だという。 正直私がフリーランスだとしたら、今すぐにでも加入したくなるようなコスパの高いサービスだ。 フリーランスには「ゴレンジャー」的な魅力がある フリーランスについて平田さんにお話を伺っている最中に、興味深い言葉を耳にした。それは、 フリーランスには「ゴレンジャー」的な魅力がある。 ということ。「ゴレンジャー」とは赤・青・黄色など様々な色のヒーローやヒロインが戦う、いわゆる戦隊モノのテレビ番組のことだ。そのゴレンジャーの姿は、フリーランスとしての働き方に重なるそう。 フリーランスは、それぞれが自分の個性や才能を活かして働いている。例えば、1人はデザインが得意だったら、もう1人はライティングが得意といったように、みんなそれぞれの専門性がある。 専門性がチームになって掛け合わさったときの快感が、フリーランスにはある。 と平田さんはいう。 それぞれが自分の個性や才能を活かし、それを掛け合わせて大きな仕事をするという平田さんの考え方には、私自身とても共感が持てた。 フリーランスは「スキルや知見に対して対価をもらうシビアな働き方」 終盤に、平田さんにフリーランスとして働くということについての考えを伺った。 フリーランスは会社員と違い自由だから良い、などとフリーランスに対する肯定的な意見を多く耳にする昨今だが、 フリーランスは「スキルや知見に対して対価をもらうシビアな働き方」だ。 プロであるということは再現性があるということであり、どんな状況でも結果を出すことが求められる。フリーランスは時間を切り売りしているのではなく、パフォーマンスを売っている。 と平田さんは語る。 そのため、平田さんは続けて いきなりフリーランスになるのではなく、まずは会社員として雇用を確保されている状態で、副業的に仕事を行い、そこで成功が得られた場合、独立してフリーランスになるという働き方も考えてみるとよいのではないか。 と提案してくれた。しかし、現状は副業を許可する企業が増えてきているとはいえ、まだまだ副業が許されていない企業も多い。だから、平田さんは日本の働き方の現状について 副業をすること、フリーランスとして働くこと、また会社員に戻ることなど様々な働き方が自由に選択でき、そのなかに流動性が確保されるような労働環境を整備していくことが今後必要だ。 と語った。また、地方の疲弊と東京一極集中についても、 東京一極集中による地方の疲弊を食い止める手法として、フリーランスやパラレルワーカーという働き方が有効だ。また、二拠点居住やワーケーションといった、「段階的移住」を提案している。 と平田さん。 いくら地方創生といっても、いきなり今ある仕事を全て地方に移したり、地方移住を決めることは容易ではない。これからは、このような場所に囚われない新しい働き方の重要性やニーズはよりいっそう高まっていきそうだ。 これからの働き方を考えていくために 冒頭でも書いたが、昨今様々な場面で耳にすることが多い「働き方改革」という言葉。 副業解禁など社会でも少なからず変化が起こりつつある。そんななかで、平田さんはフリーランスに焦点を合わせ、その立場から働き方改革を主導している。フリーランス協会が目指す「誰もが自分らしく働ける社会の実現」―それは決して容易なことではないだろう。しかし、誰かがそれを推し進めようとしないことには何も前進することがないのは確かだ。 今フリーランスとして働いている人はもちろんのこと、そうでない人も将来の働き方としてフリーランスがより身近になっていることは想像に難くない。これからの日本では社会の変化とともに、きっと今以上に多様な働き方をする人が増えていくことは必至だろう。 協会への取材を通じて、私は今後の日本社会での働き方の一歩先を垣間見ることができたような気がした。 (取材・編集・構成:佐々木圭太 / Startup Times編集部)

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川田尚吾氏と本田謙氏から資金調達、初の国産スマホOS「SUNBLAZE OS」は努力しやすくするプラットフォームを目指す

常盤瑛祐 QubitalではData Science Consultant (Technical Operation)、Tokyo Otaku ModeではMarketing、One Voice Campaignなどを経験。環境国際条約政策提言、国内ネット選挙解禁、アート製作、ビッグデータ分析、等の業務を経て2017年1月にインドで現地調査を行った結果、既存OSが最適なOSだと思わないユーザーが一定数いることが分かり、今年の2017年3月にスマホ向けOSの開発を事業に決める。2017年7月にSkyland Venturesから出資をうけ、エンジニア8人のチームでプロトタイプ開発を完了した。 全世界の3割を相手にした「国産スマホOS」を作る StatCounterによれば2017年のスマホOSのシェアはiOS(iPhone)19.59%、Android:71.95%、Windows:1.03%、その他:8.46% となっている。国産OSは存在せず海外企業に依存しているマーケットである。 その中で新たなOSスタートアップが誕生し、DeNA共同創業者の川田尚吾氏とFreakOut創業者の本田謙氏から総額2000万円の資金調達を行った。それが「アメグミ」だ。 全世界のユーザーの3割を占める、生活アプリしか必要としないユーザーを対象にスマホOS「SUNBLAZE OS」を作っています。 この試みは2017年3月にスタートしたばかりだが、川田尚吾氏と本田謙氏から資金調達。大手アライアンスに向けて動き始めている。既存株主はBLINCAMやKay meにエンジェル出資をしている山本真司氏と、U25向けシード出資をしているSkyland Ventures。12月にプロトタイプが完成し、新たな人材採用を進めていくため今回の調達を行った。 開発を同時並行で進めつつ、このOSが搭載されたスマートフォンの生産と販売は自社だけでは難しいため、現在オープンイノベーションによる大手企業とのアライアンス先を検討しているそうだ。 なぜこんな試みが始まったのか。 スマホは買い替え、売り切りモデルが基本になっています。OSアップデートが過剰すぎるか、まったくされないために1年半で強制終了したりする機種もあったりします。それはユーザーから「寿命かな」と見えますがそうではありません。 「最低限の機能」を求めるユーザーが持つスマートフォンやタブレットに特化すると最低限のOSアップデートでやっていけて、端末自体の寿命も延びるのです。 このようなスマホの利用シーンに着目しているのはなぜか。 2017年1月にインドで現地調査を行った結果、Androidが最適なOSだと思わないユーザーが一定数いることが分かりました。軽く見積もっても3億人は超えると見ています。 インドなどの新興国に限らず、ゲームや動画をほとんど使わず、SNSや検索、チャットなどの最低限の機能しか使わないユーザーはたくさんいますし、シンプルなOSはIOT機器などへの組み込み、業務用スマホや、公的機関も使いやすいのでチャンスは増加すると見ています。 たしかに、多くのユーザーが使う機能は限定的。ガラケーが熱心なファンがいるのもその証と言えるだろう。 努力しやすくするプラットフォームを目指す 将来を聞いた。 現在はデモプロダクト制作を終え、本格開発を同時並行で進めています。このOSが搭載されたスマートフォンの生産と販売は自社だけでは難しいため、現在オープンイノベーションによる大手企業とのアライアンス先を検討しています。 アライアンス先の候補は、大手通信キャリアや広告代理店、アプリ開発会社、IoT製品を扱っている会社で、中国の工場での生産と、世界各地での販売網の構築をやってくださるパートナーを模索しています。 アメグミからはOSの管理と工場とのコミュニケーションなどを提供し、協業による既存スマホ市場への破壊的イノベーションを実現します。 もうひとつはもっと先の目指す世界。 直近はスマホOSをうまく使って、ありとあらゆる社会課題、教育、保険、求人、決済、奨学金、防犯などを解決していきたいと思っています。 私たちが作っているスマホOSは、ゲームや動画を重視していません。なので遊んでいない人がターゲットで「努力する人のためのスマートフォン」になりたいと思っています。 現在はスマホのOSですが、PCなどはもちろんテレビやバイクにも搭載していきたい。 「努力しやすくするプラットフォーム」とは変わっているがビジネス上はメリットがあるのか? 「努力している」ユーザーに絞るということは人間として成長する人に絞るということ。そうすればキャリアアップも実現するだろうし、収入も上がってARPUがあがるはず。ビジネス上のメリットが出てくると思います。 スマホOSを軸に、事業を広げていく構想だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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フリーランスと人工知能のプロトタイプ開発「AnyTech」

島本 佳紀 フリーランスと人工知能を組み合わせたプロトタイプ開発サービス「AnyTech」をやっています。リクルートのビッグデータ部門でエンジニア、スタートアップでプロジェクトマネージャーを経験。 IBM主催のWatson開発コンテストで入賞、スタートアップウィークエンドヘルスケア優勝。 スタートアップ専門のプロトタイプ開発サービス スタートアップが多数生まれる市場状況だが、モノづくりの環境はなかなか厳しい。特に大規模開発を得意とするSI事業者が大勢を占める中でスタートアップ初期のプロトタイプやMVP開発は受けてくれる事業者を探すのが難しい。 その中でフリーランスと人工知能を組み合わせたプロトタイプ開発サービスを行っているスタートアップがある。それが「AnyTech」だ。 ひとことで言うと「スタートアップ専門のプロトタイプ開発サービス」です。特徴的なのはスタートアップ、AIなどの先端技術、フリーランスチーム、この3点にフォーカスしている点ですね。 なぜそこに絞ったのだろう。 スタートアップでは、エンジニアがいないとプロトタイプができない、プロトタイプがないとエンジニアがとれない、 プロトタイプがなければ資金調達ができない、といったプロトタイプ3重苦というような状況があります。 大手の社内スタートアップも同様。エンジニア採用に苦戦していて、0-1検証のプロジェクトをやることが多いですね。 特に昨今だと、AI系が増えてきて精度が出るかどうかといったプロトタイプサービスでは解決できない「実際に動くプロトタイプ」を求められることが増えています。 AIやスマホが当然のものとしてとらえられるようになり、プロトタイプのニーズが高度化しているということか。 技術的内容は先端事例が豊富だ。 利用企業もスタートアップから大企業まで幅広い。 自分もエンジニアであり起業家。その課題を解決したい。 なぜAnyTechは生まれたのか。 そもそも自分も起業家です。以前は違うサービスをやっていてピボットした経験もあります。先ほど申し上げたプロトタイプ3重苦もよくわかる。それを解決したいと思いました。 自分が起業家で苦戦したことを解決したい思いを持っての創業だったようだ。フリーランス形態を選択したのはなぜなのか。 起業家である前に私はエンジニアです。エンジニアリングは高いニーズがあるのに「社員」か「常駐」。働き方改革と言っているのにエンジニアの働き方は固定化されています。 一方で友人にエンジニアが多いのですが、優秀なエンジニアほど趣味としてソースコードを書いているんですよね。自分もそうだったし、実際書くべきプロジェクトを求めているわけです。 たしかに優秀なエンジニアほど技術の発揮の場を求める。当然だろう。それがフリーランス形態を選んだ理由のようだ。 しかし副業となると、コミットレベルは高いのだろうか。 高いですね。みなさん本業をきちっとこなされたうえで、こちらの仕事もガンガンやってくれています。 なぜなら、0-1はまた違った面白みがあるわけですよ。社員のエンジニア体験だと規模や安定の仕事満足はありますが、0-1をほとんどできないんですね。週末に自分のプロジェクトをやってきたけど、趣味でいいかなと思ったけど、という方も多いですね。 なので開発は副業エンジニアネットワークを作って、案件ごとにプロジェクトチームという形態が成立します。 島本さんがまさにユーザーかつ顧客というAnyTechならではの理由があった。 エンジニアと人工知能のハイブリッド時代を作る 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、エンジニアと人工知能のハイブリッドをやりたいですね。あまり詳しくは言えませんが、スタートアップの悩みを解決し続けるのはもちろん、技術の力を使ってエンジニアの働き方を変えたいと思っています。 島本さんの動きは様々な場でも評価されるようになってきている。 スタートアップとエンジニアの将来を変える挑戦。ぜひ応援していきたいと思う。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

小ネタ

300人の起業家から見る、スタートアップに恋する12の条件

「スタートアップタイムズ」の人、進藤は起業家の方に毎日会います。200人以上の方と今年はお話しました。記者、アクセラ、投資担当を兼ねていますので、日本一スタートアップと会うCVCかもしれません。(どうなんでしょうか) ざっと見返してみると「会いたい⇒記事にしたい⇒支援したい⇒投資したい」に一定の法則性があるようです。 これを「スタートアップに恋する12の条件」としてまとめました。VCや記者の方にも確認してみましたので「アポが取れない」「記事にならない」「アクセラに入りたい」「投資受けたい」などの参考になるかもしれませんぞ… 【201/394】会いたいの法則/アポを取るには 震えるかどうかです。5割以上の方と会うので震えすぎじゃんってところもありますが、法則はこれです。 ♡×1:WILDなコンタクト info@に連絡してくる野性は買いです。この人も何故かinfo@から連絡してきて、今や私の大事な相棒です。飛び込みをしてきた人がいますが、会いました。テレアポは苦手です。(やめて) ♡×2:わかりやすい わからないこともたくさんあります。震えたいんです。「ブクマ!」。そうだね「ブック×マーケット」ってことは本のCtoCかな?(メルカリグループ入りおめでとうございます) ♡×3:紹介されやすい 最初はサービスとか人、わかりません。信頼する人の紹介だと会いたくなります。「旅行?楽天?」と思いつつ会ったらアクセラメンバーに。(マイケルさんありがとう) 私は恋愛体質ですが、VCや記者の方に聞いても「そうそう!」ってなるので、そうだと思います。なんか女性誌っぽいぞ。 【104/201】書きたいの法則/記事にしてもらうには 年間100記事書くのです。まぁしんどい。しんどいので法則はこれです。 ♡×1:ストーリーがあふれている しんどいけど書きたいんです。「JK×スタートアップ」。ここまで強くなくていいけど書きたくなる物語が欲しいです。 ♡×2:シンプルに語れる わかりやすく、シンプルにサービスを語れる。営業代理ってわかりにくいけど「リファラル営業」これは説明が楽だった。 ♡×3:なぜこの人かが明確 誰が語ってるかが説得力になるんですな。「理系学生が語る理系就職」。当事者が話せば文句ない。 私の場合テーマは選ばないけどこの3つです。ここも記者の方に聞いても「だよねー!」ってなるので、そうだと思います。番外編としてFormrunのようにプレスキットがしっかりしている、もあります。 【25/196】応援したいの法則/支援してもらうには これはAIアクセラの数字を応用して。AIかどうかとか、出資するしないは置いといて【会いたい⇒応援したい】になっている人です。法則はこれです。 ♡×1:経済合理性がわかる まず理由があること。課題を解決してくれる世のためになるサービスであること。 ♡×2:役に立てそう 事業会社が支援する意味ってこれですよね。私達が提供できるAI×営業×HR、全部活用できそう。 ♡×3:野心的かつ素直 しんどいけど応援したくなるのって夢が大きくて、でも謙虚。ぼくらはハンズオン型でやっているので素直なところも大事です。 当社は投資マストでないハンズオン事業会社アクセラって変なやつなんで。VCさんとかはちょっと違うかもですね。 【10/394】投資したいの法則/投資してもらうには まだ投資スタートから半年で10社ほど。例がすくなくて、人好みでばくち打ちな本性が見え隠れしますけど、法則はこれです。 ♡×1:人が強い シードだと、事業なんて変わるし。「元コンビニ店長×スタートアップ」。人が強いのが好きです。マッチョ萌え。 ♡×2:意外性 「競馬て」と思いながらも、したたかなR&D戦略と経営陣のバランスが好きです。ギャップ萌え。(じつはAISaaS) ♡×3:たたき上げ 最後はこのサイトで取材してない人がでてきましたね。現場出身の人が好きです。職人萌え。 当社の場合は例が少なく、投資当事者の好みが出まくりで法則にするには時間がかかりそうですが今年はこうなりました。 【番外編】謎の法則 ♡×1:苗字が普通 鈴木、宮崎、田中、佐藤…キャラは立ってますけど、苗字は普通な人が多いです。この人も河野さん。姉小路さんとか遭遇したい。 編集後記 取材にお付き合いいただいたのに、取り上げられなかった94社のみなさま、そしてお会いいただいた201社のみなさま、そしてコンタクトいただいた394社のみなさま、2017年もありがとうございました。 2018年もどんどん会います、よろしくお願いします。それでは今日もどこかのカフェでお待ちしております。

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もう一度日本からテクノロジーで世界を驚かせたい「MESON」。ARおじさんの挑戦。

小林 佑樹 MESON Chief Operations Officer。研究室はネットワーク系の研究室に所属し、新世代ネットワーク内で通信する2終端ユーザの匿名通信の実現の研究。教育系スタートアップにて業務支援システムなど社内システムの構築開発を行う。大学院に進学、ソフトウェア工学に自然言語処理アプローチを適用し、コーディングスタイルの評価を自動で行う手法を研究。大学院卒業後MESONに参画。 「ARおじさん」、ARフォーカスで自社サービス設計中 米MarketsandMarkets社の予測によるとARの世界市場は今後急速な成長が期待され、その市場規模は2016年の推計23億9000万ドル(約2,600億円)から、今後2023年には613億ドル(約6.8兆円)市場にまで拡大すると予測されている。 その中で新たなスタートアップが誕生している。それが「MESON」だ。 MESONという会社に属して「ARおじさん」と名乗ってARフォーカスで自社サービスを開発しています。今はプロトタイプを作ってインタビューをたくさんやっている状況です。例えば「車窓から見える風景だけでナビゲーションできるか」といったカーナビのアイデアなどを試しました。 ARKitが発表されて、ARの開発はオープンに進められるようになりましたが、まだ用途が見えていないのでR&D中ですね。自社で作ってはYoutubeに掲載して反応を見ています。 MESONは2017年の9月に会社を設立したばかりのスタートアップ。 たとえばどんなプロトタイプを作っているのか。 「携帯をかざすのがめんどくさい」を逆に生かせないかと考えて「起きる時間に時計を追っかけるインタラクションの目覚まし」これははバズりましたね。反対に使えそうな「名刺が出されたところにFacebookの投稿を見せたりする名刺拡張」便利だと思うけどてんでダメだった(笑) なんのこっちゃだと思うので、ぜひ実際のプロトタイプをご覧いただきたい。 まずは目覚ましAR。 そして名刺拡張。 いずれもありそうなプロトタイプだが、ゴーグルではなくこのようなスマホの利用シーンに着目しているのはなぜか。 ARというとゴーグルのイメージがありますが、現在はスマホからの利用が主流の通過点にいると思っています。メガネに行くのは時間の問題だと思うけど、電池、通信、なにより文化の問題ですぐは難しいはず。 なのでスマホをベースにやっています。過渡期的にはHTML上にARが出てくるようなものが現実的かもしれないとも思っていますね。 ただ、今のARプロダクトは独りで使うようなものばかり。スタンドアロン型がほとんど。複数人で使うARみたいなクラウドの世界が出てくるだろうと考えています。 例えばポケモンGOで複数人であそんでピカチューの表裏をみんなでみるようなインタラクションが出てくるはずです。 一足飛びにゴーグルに行かず、利用シーンと技術の両側面からアプローチを掛けるためのR&Dのようだ。 いままでハードだったものをソフトにできると思った なぜMESONは生まれたか。小林さんと私(進藤)は旧知だがファッションテックをやっていた記憶がある。 アパレルでお客さんと店員がコミュニュケーションするサービスをやっていました。ある会社の新規事業をだったのですが、1年くらいでクローズした。そこからは1度学校に戻って、研究をしていました。ふつうのWebエンジニアで「ブロックチェーンよさそう」とか思っていましたし、新規事業やらせてもらった会社からも内定をもらっていました。 そんな状況からどうしてAR、起業に至るのだろう。 インターンで一緒だった梶谷(現MESON代表)に声を掛けられたからですね。そのあとも声を何度もかけてくれて「コバと組みたい」と言ってくれた。 梶谷は「いちばんやさしいグロースハックの教本」という書籍も出していて、周りには優秀なエンジニアもたくさんいるのに自分に声を掛けてくれた意味が分からなかったです(笑) エンジニアとエンジニアじゃないひとの橋渡しをできる人材というのが魅力だったみたい。 小林さんに声を掛けた梶谷さんは「いちばんやさしいグロースハックの教本」でAmazon.jpのマーケティング・セールス一般カテゴリ1位を取った人物。 現在も著書の評価は高い。 ARというビジネステーマ的にはどうだったのだろう。 何度か声を掛けてもらってるうちに、WWDCでARkitの紹介を見て「これはすごそう」と思って興味を持ち始めました。いままでハードの世界だったものをソフトの世界に持って来れると考えました。デバイスを飛び越えてソフトウェア化できるなんてすごいと。 そこから副業形態で走ってみてうまく行きそうだったので創業した流れですね。内定先企業さんからはチャンスも安定の保証もいただいていた状態だったですが、起業しました。 代表からの誘いと思いがそろったタイミングだった。 「MESON」の名の通り、もう一度日本からテクノロジーで世界を驚かせたい 将来を聞いた。2つ将来像があるそうだ。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、会社の名前の由来はメザン(MESON)、湯川秀樹の中間子理論から来ているんです。メザンは日本人が初めて世界を驚かせた技術的発見でした。名前に込めた通り、もう一度テクノロジーで世界を驚かせたい。 もうひとつは個人的な野望。 個人はAR界隈で「ARおじさん」としてブランディングをしている。できるだけ自分が活動した時に影響が大きいように頑張ってみようと思っています。 ARおじさんのツイートはARのネタが満載。 Tweets by AR_Ojisan 「MESON」と「ARおじさん」。両方とも楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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スーツに代わる現今の和服「和の衣 折衷」 工業デザイナーが「きもの」のカタチを見直す

こんにちは。Startup Times編集部の大久保です。 突然ですが、わたしは平日の8割くらいは着物で会社に出社をしています。 この格好のままスタートアップの方にお会いすると「私も着物、着てみたいんです!どうすれば着られるようになりますか?」と結構真剣に尋ねられます。ただ、着付けや値段のハードルが高くなかなか一歩踏み出すには至らないようです。 今回は、そんな方にもぴったりな新しい和服「和の衣」を手掛けている戸田光祐さんにお話を伺いました。 商談はスーツじゃないといけないのか? 歴史から導いたこれからの和服 日本の景観を美しく (大久保慧悟/Startup Times編集部)

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Mistletoeの孫泰蔵氏も参画、すべての国民をPersonal Farmerにする「プランティオ」

芹澤 孝悦 大学卒業後ITのベンチャー企業へ。エンターテインメント系コンテンツのプロデューサを経て日本で初めて“プランター”という和製英語を発案・製品を開発し世に広めた家業であるセロン工業へ。男性から女性に花を贈る2月14日『フラワーバレンタイン』プロジェクトの立ち上げや、2012年オランダで行われた業界最大の国際園芸博覧会フロリアードの日本国政府スタッフとして参画。 60年以上前に自身の祖父が開発した元祖“プランター”をその当時の熱い開発マインドと共に今の時代にあった形で再定義し、次世代の新しい人と植物との関りかたを模索する三代目。 日本ではじめてプランターを作った会社からスピンアウトしたSmart Planter™ 農業従事者の人口は農林水産省の調査によると2015年で209万人と5年前より2割減った。 その中で新たなアプローチで農家を増やそうとしているスタートアップがある。それが「プランティオ」だ。 AIとIoTを活用して都市型農園を可能にする「Crowd Farming」というシステムと「Smart Planter™」というハードウェアを開発しています。60年前、”プランター”という製品は昭和の日本で産声をあげました。それから60年、大きなイノベーションがなかったプランターの再発明です。 具体的にはどんな風に動くのだろう。話せる範囲で話してもらった。 土壌計や外気温計、カメラなどのセンサー類が搭載されていて、データを取得しています。そのデータを元に栽培アプリに対して雨が降る日は水を少な目にしておくとか、ニンジンなどは間引きしてくださいと通知が来たりする。 動力は太陽光で6時間充電すると動きます。またスマホバッテリーで充電することもできます。 このプランターをコミュニュティ機能で繋げ、複数台同時栽培している状態にしシェアすることで、生活に足るだけの野菜が得られる世界を目指します。 センサーなどのIoT機器が接続され、モニターデータがサーバーに蓄積され最適な育成情報をユーザーアプリにアドバイスする、そういう構成のようだ。 どのような特徴があるのだろう。 まず、世界初、Smart Planter™を使うユーザー同士がコミュニュケーションアプリで繋がる機能を備えたプランターです。 そして、世界初、栽培する人が増えれば増えるほど、センサーデータが増えていき、自身で学習・進化してゆくプランターです。 最後に、世界初、使った後に返却できる土、石灰石のLIMEXをはじめ、サスティナビリティを意識したプランターです。 IoT、AIによるプランターの再発明と言える。 前回のオリンピックは祖父の作ったプランター、今回のオリンピックは3代目が作るプランティオ なぜプランティオは生まれたのか。 私の実家はセロン工業といい、日本ではじめてプランターを作った会社です。花とみどりの業界ではじめて天皇陛下からも叙勲している68年の老舗メーカーです。 私個人としてはもともとエンタメ業界で着ボイスや映像コンテンツを作っていました。個人で起業した後、その後家業を継ぐことにしました。 プランターにこだわるのには理由があった。 とは言え、なぜIoTやAIなのか。 家業を継いで、男性から女性に花を贈るフラワーバレンタインプロジェクトの立ち上げや、2012年業界最大の国際園芸博覧会フロリアードの日本国政府スタッフとしての参画を通じ、花とみどりの世界、ひいては農業の世界を知るようになりました。 本質的な意味での大きなイノベーションが戦後から起こっておらず、食にまつわる問題は年々増す一方。この問題の根源は、一般の方々が、”食と農”に関心がなくなり、リテラシー自体が低下していることが原因なのでは?と考えるようになりました。 では、どうしたら”食と農”に興味・関心を持ってもらえるのか?昨今のIoTやAIのパワーを活用したらできると思い、祖父が発明したプランターの再発明を通じ、本質的な意味でのテクノロジーとの融合に取り組み始めました。 プランターには偶然とは思えない一致もあるという。 60年前に祖父の手によって開発された元祖“プランター”は1964年東京オリンピックの年に爆発的に普及しました。その当時の熱い開発マインドと共に今の時代にあった形で再定義し、2020年東京オリンピックの機に私も次世代のSmart Planterが普及することを願っています。 3代目のプランターにかける思いがあった。 すべての国民をPersonal Farmerにする 将来を聞いた。 すべての国民をPersonal Farmerにしたいと思っています。 そのために、昔の社会のように野菜を自身で育てて、持ち寄り、他者と共有するような文化を作っていきたいですね。オープンで無料なコミュニュティを作って、野菜を育てるコミュニュティが見えるアプリを通じて「会社の仲間で作った野菜を作って仲の良い飲食店で食べよう」というような動きです。 ソーシャルアパートメントやマルシェなどで展開したり、マンションなどとも連動して展開する予定です。 さらりと語るが、実現した時の社会的インパクトは大きく、それを評価したMistletoeの孫泰蔵氏も経営陣に加わる。 泰蔵さんは21世紀の社会課題を解決し、世の中に大きなインパクトを与えるようなイノベーションを起こす活動を国内外でしていますが、2015年にPLANTIOを共同創業。以来、コンセプトを練ったり、事業モデルを考えたりなど、食と農に関する社会課題の解決に一緒になって取り組んでいます。 世界を変える構想のスタートアップの今後、引き続き追っていきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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3万円台のオープンソースロボット「HACO」を作る10代スタートアップ「Yoki」

三渕優太 TOKYO STARTUP GATEWAYにてYoki代表の東出風馬と出会いYokiに参加。 現在は、老人と若者をつなぎこれからの介護を改善したいという目標のもと活動中。 同社の副代表兼製造リーダー。 AIやIoTが普及したときにもっともユーザーフレンドリーとなる情報端末 矢野経済研究所によると、国内コミュニケーションロボット市場は介護用途や、東京オリンピック・パラリンピックに向けた観光案内、多言語対応用途などでロボットの導入が進み、2020年度の国内市場規模を87億4000万円になると予測する。 その中で「オープンソース、低価格、高性能」にこだわり、ロボットを製造するスタートアップがある。それが「Yoki」だ。 ひとことでいうと、「このうえなく優しい情報端末をつくる」、言い換えると、「AIやIoTが普及したときにもっともユーザーフレンドリーとなる情報端末」としてのロボットをつくる、これが私たちが今やっていることです。 ロボットはスタートアップが最近増えている領域の一つ。それでなくとも大手からペッパーなどが販売されている。どこが他と違うのだろう。 HACOは3万円台の分解できるロボットです。 安価で購入の敷居が低いことが特徴です。またオープンソースでカスタマイズ性が⾼いことも特徴です。例えば通常だと充電式にするために、高価なバッテリーを搭載します。私たちはACアダプタにつないだまま使うか単3電池をいれて動かします。こうした工夫で安価なロボットを製造しています。 また、汎用市販品のモータなどを使うことによって安価で改造がしやすくなるように設計したりしています。特に改造の面ではネジを数本とるだけで、ロボットの中身に触ることができます。まさにオープンソースです。 大手のロボットは高価でブラックボックス。真逆なのです。 たしかに、大手のロボットは数十万、メカニズムはブラックボックスで修理の際はメーカーに送り返すモデルだ。 なぜこのようなコンセプトを選んだのだろう。 現在ロボットたちが活躍する場面は残念ながらとても少ないです。私たちは、既存のロボットが高価であること、クローズド製品で完成されすぎていることが普及を妨げる原因だと考えています。 それゆえノリで買ってもらえるように低価格、電源を入れるだけで会話をしたりできる、更にオープンソースでカスタマイズがし易い仕様になっています。 そうして用途としてどういうものが伸びるのかを見ながら、ユーザーと一緒にプロダクトをつくろうとしています。 ロボットの現実から考えた民主的なロボットの製造を目指すスタートアップだ。 17歳のロボットカンパニー創業 なぜYokiは生まれたか。 代表の東出は幼少期からものづくりがとても好きでした。10分近く飛ぶグライダーをつくったり、蒸気機関をつくったり、フィルムカメラをつくったり、とにかくものづくりをしてきました。 そのような流れで、中学2年生の春にロボットに興味を持ち、設計制作をしました。でも失敗。 最初はただロボットがつくりたかっただけだったのです。制作に失敗してから一旦、ロボットの興味は失いました。中学2年生の秋に書店でApple創業者のスティーブ・ジョブズの名言集をみつけました。 そこに書いてある、ものづくり、デザインへのこだわり、自分の好きなことを仕事にするという生き方、その本を書店で一気読みし終えたとき、ロボットメイカーを起業すると心に決めていたそうです。 それから、学校にものづくりをするクラブ creativeGarage を立ち上げ、ロボットづくりに没頭しました。そこで、Kibacoという会話のできる木製のロボットを完成させました。2016年4月1日には、個人事業を開業。 同年7月には、たまたまみかけたトレインチャンネルがきっかけで、TOKYO STARTUP GATEWAY というビジネスコンテストにエントリー。11 月に1000人以上のエントリーの中から優秀賞獲得。2017年2月に株式会社Yokiを起業。という流れで株式会社Yokiの創業に至ったのです。 代表の東出さんは創業時17歳だったという。 三渕さんはなぜチームに加わったのだろう。 元々東出とはつながりはとくになく、学校が一緒というわけでもなく。 中2のときからモノづくりしたいと思っていました。そうしてロボットでお年寄りを助けられないかと思いロボットを作ることを決めました。2016年11月TOKYO STARTUP GATEWAYでYoki代表の東出のプレゼンを見て感動して声を掛けました。そして株式会社Yokiに参加しました。 私だけでなく今の仲間もSNSや紹介で集まってくれています。 コンセプトに仲間が集まっている。 ミッションやビジョンに共感して仲間が集まるスタイルはスタートアップの理想と言えるだろう。 世界中に広めたい、パーソナルロボットならYokiとなりたい 将来を聞いた。 HACOは来年春のリリースを目指しています。なので、まだまだですが、世界中に広めたい、パーソナルロボットならYokiとなりたいです。 現在、プロトタイプには40-50代の女性やエンジニアに興味を持ってもらえる。イベントなどでも注目度高く、外国人などからも声がかかるほどだったりします。たくさんの期待をいただいていますね。 将来の狙いはもう一つあるという。 とにかく「このうえなく優しい情報端末」をつくっていきたい。それがロボットなのかはわからない。このうえなく優しい情報端末というのは、AIやIoTが本格的に普及してくる今後にとっても重要なことなのではないかと思っています。 大手ロボットメーカーなどと真逆の動きだが、開発言語やスマートフォン、ブラウザ…IT業界でも大きな潮流になってきたオープンソース。成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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教育は高額商品だがブラックボックス、を解決する「教育図鑑」

矢野一輝 東京大学大学院総合文化研究科修了(社会学) NTT入社。本社 企画部、人材開発部を経て、マルチメディアビジネス開発部ではgoo、Hot Wired Japanを企画、e-Learning戦略などを担当。 その後京都造形芸術大学准教授/東京大学研究員に転身。教授業とともに受験生獲得広報、文部科学省助成5億円を獲得、“知および伝達と理解の構造化” の研究開発を行う。“コンピュータとネットワーク技術を使って大量の情報を調べ、各要素の間の関係性を明らかにし、利用可能にする”ことを目指す。研究成果を基に、2014年9月教育図鑑株式会社設立。シリアルアントレプレナー。 中学受験をする受験生がほんとに知りたいことを知ってもらうメディア 矢野経済研究所によると2016年度の教育産業全体市場(主要12分野計)は、前年度比0.6%増の2兆5162億円にのぼる。少子化の傾向にある日本にあって「学習塾・予備校」「英会話・語学学校」など7分野で市場規模を拡大している。 その中で受験生や親御さんがほんとに知りたい情報にこだわっているスタートアップがある。それが「教育図鑑」だ。 「教育図鑑」という「受験をする受験生や親御さんがほんとに知りたいことが載っているメディア」を運営しています。わが子にホントに会う教育を見つけるサイトです。 進学情報領域は古くからメディアがあるマーケット。競合との違いはどこにあるのだろう。 中学受験生のいる家族の家計にしめる教育費は4割と教育は明らかに高額商品なんです。しかも違いが大きい。 高額商品は特に細かな違いを比較して購買決定したいはず、しかし調べようとすると、意外に情報がない。伝統的紙媒体は学校で30項目程度の情報が平均、所在地や校長の名前などの一般的内容が多いのです。教育費のかなりの割合を占める進学塾なんかはもっと少ない情報量になります。 Web媒体はどうかといえば、もっと少ないんです。学校も塾も、途中で取り換えることは困難な“サービス”でありながら、購入判断に必要な情報が提供されているとはいえません。 確かに塾などはチラシのイメージが強い。 中学図鑑を例に違いを説明してもらった。 中学図鑑は400項目、他媒体と比較して20倍の情報量があります。内容は親御さんが気になること、教育側が伝えたいことをヒアリングして作っています。そのほかにも「授業料などの項目比較ができる」「中の人が発信する信頼性」「卒業生による現場取材」「ユーザーのこだわりポイントによるレコメンド」などが他媒体との違いになりますね。 情報の量、質にこだわったサービス展開のようだ。 NTT→大学教授→起業家 なぜ教育図鑑は生まれたか。 もともとNTT本社のマルチメディア企画部隊でした。インターネットを使った取り組み 人と情報をどう結びつけるか(ロボット型検索)、人と人をどう結びつけるか(SNS)、どうしたら普通の人が簡単に発信出来るか(CMS)、どう教育するか(e-Learning)、などを考え、たくさんの企画をしました。しかしNTTを取り巻く環境が変化し、次第に“面白いこと”や“まだ誰もやっていないこと”より、競争が激化するネット業界の中でいかに勝ち抜くかに重点が移っていきました。会社の方向性はとても正しいのだけれど、私自身はネット上の新しい取組みとビジネスを両方できたらいいのになあ、と考えていました。そんなときに縁あって大学の教授に誘われました。同時に自分がやりたい研究をするために文科省の研究受託に応募し、幸運なことに採択されました。 そのテーマが教育に関する情報と情報、人と情報をマッチングさせることでした。そこから大学発ベンチャーとしてスピンアウト、今に至ります。 もう一つ、付け加えさせてください。私が勤めた大学は必ずしも超有名大学というわけではありませんでした。しかし先生方や職員の皆さんはさまざまにアイディアを出し、悩みながら工夫して学生を育てようとしていました。学生は地味ながら新しいことを学ぶことを楽しんでいました。いい大学だなと思っていました。超有名でなくともいい教育機関はあるんだなあ、と。この良さを伝えるにはどうしたら良いのだろうと考えていました。この思いも教育図鑑のきっかけになりました。   プロダクト開発と顧客のバックグラウンドを持っての起業だったようだ。 学校や塾選びはまだ紙媒体の強い領域だがWebサービスを選択したのはなぜなのか。 実際、まだまだ紙媒体が強いのですが、Web検索の量は増えていて。まだまだ教育機関側もweb・スマホ戦略が定まっているわけではなく、トラフィックも呼べていないので、クライアントサイド、ユーザーサイドともにメリットは強いんですよね。 大学での体験と検索エンジンで得てきたノウハウが合わさって生まれたきっかけだった。 まだまだ未開拓の市場 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、教育市場の広告費は8000億、Webだけでも近い将来900億円まで伸びると予想されています。 直近でも学習塾・予備校ポータルサイト「塾ナビ」を運営するイトクロさんが上場されましたが、まだまだ紙媒体が強く未開拓の市場であるといえます。 たしかに、紙媒体のイメージが強い市場ほどWebスイッチの可能性は大きいと言える。 学びの情報にこだわる理由はもう一つあるという。 学びとは“興味”を見つけて育てることだと教育図鑑のメンバーは考えています。優れた教育機関には、興味を生む=好奇心を刺激する「人」「内容」「仕組み」「出来事」があります。 興味は人それぞれ、その時々によって、異なり、変化する多様なものです。私たちは、学びにつながる“興味”を、整理し尽くし、顕在化します。そして、学びたいと考えている人が、今の自分に合った“学び”を見つけるためのガイドになりたいと考えています。 学びを促進する情報メディアの試み。成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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「おいしい」にこだわり筋肉づくりを食でサポート「マッスルデリ」

西川 真梨子 関西学院大学卒業後繊維メーカーの商社部門にて企画営業~生産管理まで幅広い商流に関わった仕事に従事。2013年サバイバルゲームフィールドを運営する株式会社ASOBIBAを創業。 事業立ち上げの知識と経験を高めるため、翌年に新規事業コンサルティング会社に入社し、大手企業の新規メディアやアプリ、クラウドサービス、ITソリューションの立上げを経験。その後株式会社Muscle Deliを創業し代表取締役に就任。 高タンパクトレーニングフードのデリバリー トレーニング食のマーケットはアスリートを対象のニッチなマーケットというイメージかもしれない。だが近年、トレーニングブームのほか、アクティブシニア層の消費拡大で市場は広がりをみせている。特に東京が2020 年のオリンピック開催都市に決まり、今後の市場拡大が期待される市場だ。 その中で「おいしい」にこだわり、筋肉づくりを食でサポートするスタートアップがある。それが「マッスルデリ」だ。 ひとことで言うと「高タンパクトレーニングフードのデリバリー」をやっています。ECサイトに来てメニューを選んでいただくか、提携している30のジムで契約いただくと、トレーニング・ボディメイク・筋肉の改善に取り組む人に最適な高タンパク低カロリー、低糖質なお食事をご自宅にお届けします。現在は鶏肉、お魚、パスタを中心に15種類のメニューを展開しています。年明けに20種類に拡大する予定です。 フードテックはスタートアップが最近増えている領域の一つ。それでなくともコンビニでは糖質制限食などが販売されている。どこが他と違うのだろう。 「おいしい」と「メニュー数」が違いですね。トレーニング食はつきつめるとおいしさが2の次になったり、いつもおなじメニューになってしまいます。しかも、LEAN(減量用)のサイズだと、おにぎり2個分のカロリーでタンパク質がこれだけとれるお弁当はない、おいしさだけでなくタンパク質の多さと脂質の少なさを両立しているのが自慢です。 実際、サイトにはおいしそうな料理が多数掲載されている。どんなユーザーがどんな目的で利用しているのだろう。 「減量」、「維持」、「増量」に適した3つのメニューがあります。割合で言うと4:4:2です。「維持」の人がヘビーユーザー率が高いですね。ユーザーで多いのは35歳くらいの男性、都心在住の単身世帯という感じです。取材記事やSNSを見てサイトに来ていただけることが多いですね。 「マッスルデリ」の名前から筋肉「増量」のイメージが強いが、日常食として利用するユーザーが多いのが実際だった。 トレーニング食から健康食まで幅広い利用が見込めるサービスのようだ。 サラダチキンばかりの生活 なぜマッスルデリは生まれたか。 元々自分もパーソナルジムに行っていました。トレーニングをやっていると、トレーニングだけでなく食事も気になってきます。自分も最初はやったことなかったので試行錯誤しながら食事を作ったりしていました。でもコンサルにいたこともあり、忙しくて両立できなくなりました。そうすると「コンビニでサラダチキン、サラダ、水」みたいな生活になってしまうんですね。 これじゃ続かないと思って周りを見てみると、たくさん似たような人がいると気づいたんです。それからは、海外にサービスがあるのを知ってマッスルミールダイレクトなどを参考にして創業を考えました。 西川さん自身の体験から生まれたのがマッスルデリだった。 聞けばもともとASOBIBAの創業メンバーでもある西川さん。 ASOBIBAを創業した後、事業立ち上げの知識と経験を高めるため、翌年に新規事業コンサルティング会社に入社しました。大手企業の新規メディアやアプリ、クラウドサービス、ITソリューションの立上げをやっていました。マッスルデリのビジネスを考え付いてサラリーマンをつづけながら創業したんです。 ASOBIBAについで2社目のシリアルアントレプレナーだった。 朝ごはんとおやつまでを「マッスルデリ」で 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、今はお弁当だけなので、朝ごはんとおやつまで提供していきたいですね。 それから今はユーザーさんはECサイトと提携ジムでの購入がメインですが、オフィスや店舗など、試していただけるチャネルも広げていきたいです。 マッスルデリは多数の提携パートナーも得て販売を広げている。 将来の狙いはもう一つあるという。 私たちは、ユーザーさんの配食データを持っています。その先には分析をしながら、個人のデータを元に個人に最適なメニューの個食配送をしたいと考えています。 個別食の最適化配送となれば健康マーケット狙える存在になっていくだろう。成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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クルマのアフターパーツ流通改革を目指す「​Garage/​ガレージ」運営の​MiddleField​、2.5億円の資金調達

MiddleField株式会社(代表取締役CEO:中山翔太)は、フェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合から総額2.5億円の第三者割当投資を実施した。 左:CEO 中山翔太(29) 右:COO 片岡伶介(28) CEO 中山翔太(28)、元LEXUSのレーシングチームとカスタムパーツメーカーに所属。レース事業部の立ち上げから4年間チーム運営に関わる。COO 片岡伶介(28)、元スバルで7年間開発エンジニアとして勤務。自動車部に所属し、自らスポンサーを集めレーサーとしてレース活動を行う。 日本初!クルマ・カーパーツ専門オンラインプラットフォームGarage 日本にいると感覚としてわかりにくいが世界のクルマ保有台数は12億台を突破し、モータリゼーション全盛期なのが今の世界環境だ。その中でも自動車アフターマーケット全体では10兆円の巨大市場。 そのマーケットに挑むスタートアップがある。それが「ミドルフィールド」だ。サービスは車を購入した後のカスタムパーツの取り付けにフォーカスしている。「Garage/ガレージ」は、インターネット上でカーパーツ購入時における困りごと(詳細情報や取り付け等)を解決し新しい車体験を実現するサービス。 対応車種やエンジン型式などの詳細なデータベースにより、自分が乗っているクルマからカーパーツの検索や最新情報の取得ができ、カーパーツ購入後の取り付け相談から予約まで一貫して行うことができる。 今までは紙媒体などで探し、電話して予約するというモデルが主流の中、Webで完結するモデルで参入している。 とはいえ、国内では車産業はダウントレンドにある。中山さんはこう語る。  カーパーツ産業は自動車産業で見落とされている最後のブルーオーシャンです。カーパーツ産業は自動運転でもカーシェアリングでもクルマがあれば必ず存在する産業で、今後自動車産業の変革があっても必ず需要があります。  どんな課題があるのか。 カスタム領域は商品の取り付けなども必要な商品が多いため最もEC化が遅れている領域です。レガシーな業界ゆえにIT化が遅れ、WEBではトッププレイヤーがいない状況で熱量の高いユーザーを満足させられるサービスがありません。 将来について聞いた。 Garageの今後の展開としてもっとも重要な取付店ネットワークを構築するための営業とWEB上で一貫して取付予約までできる予約カレンダーの開発に注力します。EC化のボトルネックとなっている取り付けに関する問題を解決します。 プレスリリースによると今回の調達をこのように位置付けている。 現在では、1500を超えるブランドや300店舗以上の取り付け店舗と提携しており、クルマのアフターパーツ領域においてデータ量では国内最大のインターネットサービスになっています。クルマのアフターパーツ業界は、世界からも注目されている分野かつ日本固有の世界に誇れる文化にもかかわらず、インターネット上に情報がなく、情報を知りたくても知ることが出来ない状態でした。 2017年4月にサービスを開始した「Garage/ガレージ」は、分散されていたクルマのアフターパーツ情報を集約し掲載。また、購入希望者に対して取り付け店舗の紹介や従来の問題点であった、「本当取り付けられるのか?」を解決することにより、クルマの楽しさや日本固有の文化を世界に発信していけるプラットフォームを構築してきました。 この度の調達に伴い、運営体制の強化は勿論のこと、サービスリニューアルに伴うデーターベースの強化、更なる取り付けネットワークの構築や、中古車販売、C2C等の新機能を順次提供し、クルマの楽しさや日本固有のクルマ文化を世界に発信する革新的なプラットフォームを構築してまいります。 今回投資を行ったのはフェムトグロースファンド2.0投資事業有限責任組合。 投資家からはこんなコメントが寄せられている。 我々は今までも、ネット・IT系の会社に投資をしてきましたが、今回は、より「リアル」な領域のビジネスで、自動車業界出身の元気のいい経営陣と一緒にビジネスを成長させていけることを大変楽しみにしています! 投資家の期待通り、急成長中の彼らも今回の調達ですこしは広いオフィスに引っ越せるかもしれない… 最後のブルーオーシャンと呼ばれるカーアフターマーケットに新たな成長企業の登場だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

パーソナルスタイリングにこだわって、AIとは逆張り「スタイルマークス」のチャレンジ

外山 隆浩 新卒で株式会社セプテーニに入社しSEO事業の立ち上げに参画。約6年に及びSEOコンサルタントとして従事する。在籍中は、2年ほど部門長としてSEO事業を管掌。同社を退職後、株式会社アイピース(現フランジア・ジャパン)の創業に携わりCMOに就任。WEBコンサルティング事業部を統括する。その後、株式会社スタイルマークスを創業し現在に至る。 コーディネート提案型ECにこだわる 矢野経済研究所によると2016年の国内アパレル総小売市場規模は前年比98.5%の9兆2,202億円、紳士服、婦人服、ベビー・子供服いずれも減少している。一方で通販チャネルのシェアが高まっていく見通しで、ファッションテックと呼ばれるIT企業が成長を見せている。 その中でパーソナルスタイリングにこだわっているスタートアップがある。それが「スタイルマークス」だ。 パーソナルスタイリングを誰もが受けられるサービスを始めるにあたり、集客装置として「コーディネート提案型EC」を運営しています。言っちゃえば普通のECなのですが、スタイリストが作ったコーディネイトからアイテムを見せるという流れにこだわっています。28-32歳くらいをターゲットにしています。 ファッションテック領域はスタートアップが多数生まれている領域の一つ。 割とAIとかテックがもてはやされてますが、ぼくらがやりたいのはファッションスタイリストというプロが情報のフィルターとなって”本物”を提案していくスキーム。ことECではセレクトショップ回帰モデルです。 実際、サイトにはコーディネートが多数掲載されている。どういった狙いなのだろう。 どんな素敵な服でも、上手く着こなせないと宝の持ち腐れです。全ての取扱いアイテムではできていないですが、各アイテムを実際にどう着ればいいのかスタイリストが提案することで、よりファッションを楽しんでもらいたいと考えています。 現在構築中なんですが、「裾のロールアップはどこまでやるといいのか」「袖はどこまでめくると素敵に見えるのか」などスタイリストによるマニアな”スタイリングの実験結果”の提供も行っていきます。 いわゆる教科書コンテンツ的立ち位置なんですが、雑誌も単純に大変なのでやらなくなってきている領域ですね。スタイリングの奥深さを知ってもらうことで、パーソナルスタイリングサービスにも説得力を持たせたいと考えています。 AIがメインストリームですが、逆張りをして人が介する価値を突き詰めたい。 人の力を追っていきたいんです。 人の力を活かすテックと言えそうだ。 奥さんにパーソナルコーディネートを受け続けた原体験 なぜスタイルマークスは生まれたか。 もともとセプテーニにずっといてマーケティングコンサルティングをやっていました。そのうちに自分も事業主としてtoCサービスをやりたいと思っていましたが、縁あってフランジアジャパンという開発会社の立ち上げに参画させていただくことに。そこで会社の成長期まで仕事をさせてもらって、会社のフェーズが変わるタイミングで踏ん切りをつけ創業しました。 マーケティングとプロダクト開発のバックグラウンドを持っての起業だったようだ。 ファッションドメインの選択はなぜなのか。 1点目はメディアをやりたくて。なるべく長く使ってほしいので衣食住のどこかにしようと考えたとき、不動産と飲食はしんどそうだなと(笑) もう1点はプライベートで、奥さんがアパレル販売員で「お前のかっこうはダサい」と助言してくれたんですよね。いわゆるパーソナルスタイリングを受けて続けてきた実体験があったんです。 大学生のころからビジュアル系のファッションをしていて、「アレ」だったんですけど(笑)おしゃれになりました。 最終的にはユーザーにヒアリングしたら「お金のある人のサービスなんじゃないか」とか「誰にお願いしたらいいのか」とか。不満があったので「ここだ」と思って創業しました。 奥さんのコーディネートの甲斐もあって外山さんの普段は、自然に、おしゃれ。 マーケットと実体験、そしてユーザーインタビューでつかんだきっかけだった。 パーソナルスタイリングを一般化させる 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、パーソナルスタイリングを一般化させる、手頃にしたいですね。まずはスタイリストのデータベースを作って、検索して見つけるという作りにしたいです。ライトにチャットベースでやれるようなイメージ。 海外だとWISHIのようなサービスが出てきていて、Juniorはチャットの500円、対面型のVIPは数万円というように、気軽に試せるようになってきています。 国内ではまだ聞きなれないパーソナルスタイリングだが、海外では有力スタートアップが出てきている。 パーソナルスタイリングにこだわる理由はもう一つあるという。 実はファッションを支えるスタイリストさんの仕事は安定していないんです。固定の仕事がない方も多くて、もったいないんです。ファッションの文化を作ってる人たちなのに。その才能を社会のために活かしたい。 ビジネス的に言うと、スタイリスト側のアサインは問題ない。いかにユーザーに試してもらうかが重要。なのでメディアから入っているんですよね。 セプテーニで学ばせてもらった、自分の得意なSEOから入って、ユーザーと一緒にパーソナルスタイリングの文化を引き上げていく。3年くらいで「Webユーザーの1割がパーソナルスタイリング知ってるとか、使ったことある」状態に持っていきたいです。 ファッションテックの中の人を活かす試み。成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資