中高生の意見発信プラットフォーム「Mediums」を提供する白髭直樹さんにインタビューしました。
高校1年生が運営する中高生の意見発信プラットフォーム「Mediums」


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白髭直樹
映像制作からプロモーション、プログラミングなど多岐にわたり活動。映像関係においては主にNHK主催大会にて全国3位、映像コンテスト優勝など数多くの受賞歴。
またITベンチャーにクリエイターとして参画のほか、記者としての活動やイベントの企画運営なども行っている。学生にも知る権利、発信する権利はある、をモットーに学生報道メディア Mediumsを立ち上げ、リリース。2017年5月よりニュージーランドの高校に留学。現在、高校1年生。https://www.wantedly.com/users/17852405


メディア教育では①中高生の意見発信プラットフォーム「Mediums」②中高生のための報道について考えるイベントの2点を主に活動を行っています。
IT社会になっている今日、情報が溢れてしまうのは仕方がないことだと考えています。つまりこれは常に情報を得る側(受益者)が、何の情報が正しくて、何が間違っているのか取捨選択しなければならなくなっているということです。もちろん情報を発信する側が正しい情報を発信するすることは勿論必要ですが、私たちが”情報を取捨選択”する技術を身につけなければならないのも必要なことなのです。
そんな現状にありながら、日本では教育の現場では殆ど行われていません。海外では小学生からメディア教育が行われていたりしますが、遅くとも中学生・高校生のうちから学んで置くことは大変重要なことだと考えています。
そこで私たちでは、メディアリテラシーに触れる機会を多く作ろうと、イベントやメディアの企画運営を行なっています。
まず、Mediums(http://mediums.jp)では、「メディア運営」という実際に中高生が取材をしたり評論し発信することを通してメディアリテラシー力の向上を目的にしています。
実際中高生のメディアに対する理解はとても薄く、またそれを生む場がないというのが私たちの考える問題です。それを解決する一つの手段としてメディア運営を考えています。
それに続き、4月16日に朝日新聞社メディアラボで中高生と報道に携わる人を集め報道について考えるイベントを実施しました。これはメディアについて学ぶ、交流する場があまりない現代に危惧したことがきっかけで企画されたものです。
実際に報道に携わる記者の方や講師の方をお招きして、その方々の講演をお聞きした後、実際に取材をしてメンタリングしてもらいながら記事を書いて見るというプログラムです。


それに加えて、夢を持っても実現に向けて何もできない状況に中高生が置かれている現状を身を以て感じました。これは「未来へ羽ばたこう」という学生団体WEAYのメッセージにもなっていることですが、決して中高生から何かアクションを起こすこと、社会に出ることは決して早すぎることではありません。中高生が抱いた夢や想いを、もっと自由に発信して行動できる社会になる手助けができたら、社会を少しでも変えることができたらと、実際にこの思いに賛同してくれた中高生を中心に私たちは学生団体WEAYとして立ち上がりました。


ウェブマガジン形式で運営されている


編集後記
現在高校1年生の白髭さん。起業に年齢は関係ないものの…苦労されたことも多かったはず。彼のメッセージからはそれにとどまらず将来に向かった思いがつづられていました。
4年前の話ですが私が起業したいといっても、あまり真に受けられなかったのも過去の話になりつつあります。ITの進化や技術革新によって、なんでも手軽に物事を起こせるようになりました。
とはいえ今でもその壁は壊れたとはいえず、企画書を持ち込んでも門前払いされることが多々あります。一般的に見たら未だ中高生の力は無いように思えますが、社会の風潮というものに無力化されているだけで、本来は中高生にしかできないことがいっぱいあると考えています。
私たちは壁を壊すために活動を進めています。このような活動から自らを中高生で何かをすることは決して早いことではない、何かアクションを起こしたいと思ってもらえれば何かが変わると思っています。
そうしていくと結果的に中高生も認められる社会になっていくと信じています。
スタートアップタイムズでも学生起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
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