Motomu Watanabe
副社長 COO
1992年 カシオ計算機(株) 入社
2002年 バンダイネットワーク(株)
(現:(株)バンダイナムコエンターテイメント)にて、
欧米市場におけるエンターテイメントコンテンツビジネスの新規事業開発責任者。
2007年 カタリストモバイル(株)
(現:ネオス(株)※東証1部上場企業)にて、
常務取締役として、新規技術開発を伴う新規事業創出を担当。
2014年 (同)インミミック
(ソニーミュージックエンターテイメントとネオスの合同会社)代表を兼務、
ソニーミュージックエンターテイメントのアセットを活用した新規ファンビジネス創出を担当。
2018年 AIQ(株) 副社長 COOに就任
AIを活用したソーシャル分析による新しいファンベースマーケティングを担当。
ーどのようなサービスか教えてください。
一言で言うと「SNSアカウント分析に特化したソーシャルプロファイリング」です。”何が”トレンドなのかだけでなく、”誰にとっての”トレンドなのかまで分析できる、独自のプロファイリング技術によりファン個人の特性を可視化します。あらゆるSNSサービスの公開情報にアクセスし、投稿されている「写真」「動画」「テキスト」等の情報をAIが複合的に解析することができます。特許も取得済みですよ。
ーソーシャルリスニングとは何が違うんですか?
ソーシャルリスニングというのは、何が流行っているのかだけを可視化します。つまり、誰にとってのトレンドなのかが分析されていないんです。しかし一方で、我々のソーシャルプロファイリングは何がトレンドで、かつ誰にとってのトレンドなのかを可視化できるため、より正確にトレンドを分析できます。
ーサービスを利用する顧客について教えてください。
メーカーさんが多いですね。顧客との接点は小売が持っており、生産者側には全く消費者の声は届きません。きちんと消費者の率直な意見が聞きたいというメーカーさんに主に使っていただいています。
ー競合について教えてください。
ソーシャルリスニングのサービスはいくつか存在しますが、先ほど説明したようにソーシャルプロファイリングとはまた別なので、我々のようなソーシャルプロファイリングのサービスは未だ他にはないですね。
ーサービス誕生の経緯を教えてください。
現在の広告は企業がインフルエンサーに依頼をして自社の商品をPRしてもらうという、”いかにもなPR”がほとんどです。インフルエンサーの”好き”は関係ありません。このような企業と個人が解離した現状を変えたいと思い、AIによるプロファイリング技術を基に企業と個人の新しい繋がりを創るプラットフォームを作りました。
ー一人で始められたんですか?
もともとITの一部上場企業にいました。そこで当時、一緒に働いていた部下がスーパーエンジニア(現AIQ 社長の高松)で、私も彼も技術を使って新しいものを作っていくのが好きで、やりたいことが合致したんですよね。
ー同じ志を持っている仲間に会えるのは嬉しいですよね。
ー今後のサービスの展望について教えてください。
消費者の”好き”がきちんと反映され、企業と個人の本当のつながりを可視化していきたいですね。それに付随して、いくつかのサービスを今後展開していく予定です。例えば、先日リリースした「SOCIAL PROFILING」や、企業のファンの間でコミュニティを作るとか。
▼SOCIAL PROFILING
ー目指す世界はありますか?
この先もずっと「技術の会社」でありたいんですよね。CEOがエンジニアなのもその理由です。我々の誇る高技術が、会社の一番の軸なんです。
ーソーシャルプロファイリングAIエンジン「LiveReal(リブリール)」の今後に注目ですね。
編集後記
取材担当大野
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