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500 Startups Japanが認める日程調整の再発明「オートーク」

仕事上、誰もが避けて通ることができない日々のスケジュール管理。中でも手を焼くのがクライアントとの打ち合わせ、社内ミーティング、面談や面接など、対相手との日程調整だ。それも関係者が増えれば増えるほど複雑化する。日程調整の連絡だけで業務時間の大半を割いてしまったことがある、という人も少なくはないだろう。 本来の業務に直結する重要な作業ではあるが、やたらと手間がかかるため、そこにはいつも“めんどくさい”が発生する。クリエイティブな仕事に費やすための時間を増やすことができるなら、日程調整専門の誰かを一人、雇えないものだろうか…。 実はその願いを可能にしたサービスがあるという。RegulusTechnologies株式会社の「オートーク」だ。 伊藤翼 慶應義塾大学中退後、株式会社we-b(現株式会社div)の創業メンバー/エンジニアとして入社。その後、複数のスタートアップを経て、フリーランスエンジニアとして独立。ECサイトやSNSをはじめ、様々な企業でエンジニアリング支援を行う。2016年、RegulusTechnologies株式会社を創業。 所要時間わずか3分。誰でも簡単に使える日程調整サービス 日程調整に特化したサービス「オートーク」を運営しているRegulusTechnologies株式会社(レグルステクノロジーズ)。そもそも「オートーク」とはどんなサービスか。 「オートーク」はユーザーが普段利用しているカレンダーをもとに、スマートに予定の調整を行うサービスです。チャットボットがユーザー専用のパーソナルアシスタントとして細かなやりとりをサポートしてくれるため、使い方に困ることもありません。自分がコミュニケーションを取らずとも自動で相手と会話をしてくれるんです。 ですので、忙しいビジネスパーソンであっても、短時間で効率的な予定管理を可能にします。 私たちは現在、ビジネスパーソン向けの「オートーク」とともに、人材採用担当者向けとして面接設定をチャットボットで代行する「オートークビズ」も提供しています。日程調整は誰もができる業務ではあるものの、一度連絡したらおわりというわけではないので負担のかかるタスクになりがち。たった一回度の打ち合わせや会議の調整のために1日に何度もメールを往復していると、それだけでも軽く15分〜20分は経ってしまうでしょう。 こうした「時間が勿体無い・面倒くさい」といった悩みを少しでも解消できるよう、サービスを開始させました。 なんと、アカウントの作成から日程調整開始までは約3分だという。これなら移動中などの隙間時間にもスマートフォンから簡単に利用できそうだ。 リクルートの「調整さん」やジェネストリームの「Cu-hacker」など、現時点でも複数の日程調整サービスがあるが、「オートーク」の強みとは何か。 自分の手をほぼ動かすことなく、チャットをしながら気づけば日程調整があっという間に終わっている。それほど気軽で操作が簡単なことが特徴ですね。 長々とテキストを打つことはありませんし、カスタマイズされた条件を選択して共有のURLを発行したら、あとはお相手にシェアをするだけ。URLを送れば後はその相手とボットが直接日程を調整するので自身はいちいち細かなやりとりをする必要もない。 コミュニケーションは全てチャットボットにお任せ。ボットだからと言って機械的な作業に見えないよう、“オートくん”というキャラクターがパーソナルアシスタントとしてユーザーの代わりになってお話ししてくれます。 チャットボットにキャラクターを採用している狙いは? オートくんの振る舞いのデザインとして、失敗してもいいだろうくらいのゆるめのキャラクターを設定しました。ユーザーにとっては、本来の業務以外の単純作業はできるだけ手を省きたいけど、相手としては見えない何かとやりとりをしていることに不安を感じるかもしれない。そこを自分の代わりとなるキャラクターが存在することで、相手に安心感と親しみを感じさせる。 日程調整のやりとりを「オートーク」に委託することで、実在する自分の秘書のような役割を果たしてくれというわけです。 かわいらしいキャラクターが自分の代わりに「ゆるく」コミュニュケーションをサポートしてくれる。 厳密さを要求してしまいがちなパーソナルアシスタントの領域では、巧みな設計と言えるかもしれない。 「やらなくてはならないけど、めんどくさい」をなくす そもそも、このサービスを作ったきっかけはなんだったのか。 サービスの開発にあたって最も注力したことは「やらなくてはならないけど、めんどくさい」といった根本的な悩みを解決することでした。業務の効率化を叶えたいけど、ツールの使い方が難しくては意味がない。 「オートーク」はできる限り機能を絞り、短時間で簡単に利用できるようにと考えて設計しました。本当はたくさんの機能があったほうがユーザーにとっては便利なのかもしれません。しかしそうなると今度はユーザーが設定することに時間を取られてしまうでしょう。ですので、そこはぐっと気持ちをおさえながら、「あったらいいなは、削る」精神で洗練されたサービス作りを目指しています。 聞けばチャットボットがやりたかったわけではないという。 元々法学部出身なのでエンジニアという職業とは縁がなかった。ところが、エンジニアになって分かったことは、業務を自動化・効率化することができるのがエンジニアリングだということ。そしてそれを実現できることに感動を覚えたんです。 人間が単純作業をするよりも、クリエイティブなことができるように恩恵を届けていきたい。 特に人口が急速に減少している超高齢化社会の今、どこの会社も人手が足りない。できる限り企業の中にいる人が自分の本来の業務に集中すべきだし、簡略化できるものは自動化した方が良い。そこでオートーメーションをテーマに起業しました。 まだ20代の伊藤さんだが、スタートアップを複数経験しプロダクトを磨く手法も長けている。 スタートアップ長いので、これはやってはいけないの勘所がなんとなくあります。リーンスタートアップで言うMVPをコアな価値に絞れるようにしていて2-3か月だとかかりすぎ、学びを優先していくプロセスです。 王道なスタートアップだ。 チャットボットではなく、オートメーション化を 将来を聞いた。 チャットボットではないオートーク、も視野に入れています。 オートメーションを軸にしているので日程調整にこだわりすぎず、オートメーションの拡大をしていきたいと思っています。 直近で投資を受けた500 Startups Japanも「チャットボットのオートーク」としての評価ではないという。 「オートーク」に続いて、採用面接日程調整領域に特化したサービスをリリースしている。 採用面接の日程調整に課題があると聞いて、中途・新卒、アルバイト、派遣の採用のオートメーション化する「オートークビズ」をスタートさせました。日程調整と一口に言っても採用の面接から営業のアポ取り、飲食店や美容院の予約と、その用途は幅広く多くの需要が存在する。様々なフィールドの中で、今までの常識をガラリと変えてしまうことができるんじゃないかと思っています。 今後、サービスをどのように展開していきたいと思っている? 日程調整を始め、毎日、毎月発生するような細々とした事務手続きのオートメーション化を考えています。チャットボットはオートメーション化するための一つの手段。つまり、スタート地点です。 私たちが軸にしている考えは、業務のオートメーション化を拡大して企業の業務負担やコスト削減を手助けすることですので、今後は「オートークビズ」をベースに、より利便性の高いサービスの開発をしていきたいと思っています。 8月に投資を受けた500 Startups JapanやKlabVenturePartnersもチャットボットの「オートーク」としての評価ではなく、オートメーション化の拡大といった今後の展望に期待を寄せている。 働き方改革の中でもこのような業務効率化を加速させるサービスには熱い視線が集まっている。今後、働き方の未来を変えていくのは視野が広く、柔軟で勢いのあるスタートアップ企業なのではないだろうか。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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18歳JK専務あやみん、日本初の起業家育成高校『夢高』のスタートアップ

今井 彩碧 (あやみん) JK専務あやみん。Ribans Corp. 専務取締役・教育事業部責任者。日本初の起業家育成高校『夢高』の運営代表をしています。デザインやプログラミングの講師も兼任。取材や登壇のご依頼はメッセージまで。 JK専務あやみん(18)メッセから日本初「高校生の高等学校責任者」に 2012年の政府統計では、在学中起業者は約4000人。5年前の9000人弱から半減し、学生起業家は減少傾向にある。 その中で高校教育から起業家育成に挑戦しようとしているチームがある。「夢高等学院」だ。しかもその挑戦は18歳の高校生がリーダーシップを取っているという。高校生が高等学校の経営の責任者になるというのは全国で初めてのケースだそうだ。 私立の通信制高校代表の方から、起業家支援を東京でやりたいという話がありその方の知り合いの方からFacebookでメッセージが来て、実際に会って話をしてやりましょうとなりました。夢高等学院という愛称の元「18歳で起業家になる」というコンセプトで、今までにない新しい「まなび」のかたちを提供します。 そう語る今井さんは、見た感じフツーの女子高生。 なぜそんな話に乗ろうと思ったのか。 理想の教育やってる学校もあれば、イケてない学校もあるという問題意識がありました。 私自身、プログラミングやったりやりたいことをやっているのですが、みんながそうできているわけではない。学生のやりたいことを「学校のルールで潰すのではなく広げたい」と思ってお引き受けすることにしました。 舞台になる起業家育成高校「夢高等学院」は文科省認可取得済みの通信制高校と提携を組んでいるので、起業家になるための学習をしながら高校卒業資格を取得できる。 どのような学生が集まってくるのだろう。 2017年9月に開校したばかりなので少人数ですが、進学校にかよっている地方の子が多いです。きちんと高校卒業資格がもらえますし、入試もありますので変わった子が多いというよりも、ここから頑張っていこうという前向きな生徒ばかりになります。 そのうえ、夢高は起業家育成に特化した学校です。「起業プログラム」で起業に必要な精神とノウハウを学ぶことができるので、やりたいことがある能動的な学生さんという感じですね。 どの程度の反響があったのか。 NHKさんの番組から中高生向けビジネスコンテスト共催のお話をいただき、開催したところ募集人数を大幅に超える応募者が集まりました。応募者は皆レベルが高く、合格者と不合格者を決めなければいけないことがとても苦しかったです。 運営内でもめながらも、合格者を決定しました。残念ながら不合格となった皆さんも本当に素敵な応募者ばかりだったので、ぜひまた応募していただきたいと思っています。 なんとNHK「#ジューダイ」と「夢高等学院」で中高生限定ビジコンを共催したという。 話題性は十分だ。 校長じゃなく専務? そもそもなのだが、学校なのに専務なの?どんな役割で参加しているのか。 経営全般をおこなう運営代表という立ち位置です。生徒と一緒に作る夢高等学院というコンセプトでやっていますので生徒の気持ちを高校生の目線で汲み取り経営の判断をします。私自身が学生らしい目線で講師陣を呼んできたりもしますよ。 それって校長じゃないのだろうか。 私自身は「女子高生経営者」として、現在、株式会社リーバンスの専務取締役なんです。予備校・学習塾運営や教育コンサルティングなど教育事業部署の責任者をしています。 教育事業責任者の経験があるということになる。 事業の方ではどんなサービスを提供しているのか。 リーバンスは大学受験予備校「成成予備校」からスタートし、スパルタ式の受験生の管理システム、ノウハウを提供している会社です。 成成予備校で提供しているスパルタ成績アップシステムはユニークで、講師力に頼りすぎずシステムで成績を上げる仕組みになっています。代表もまだ26歳ですが人を育てるのが好きなんです。起業したい学生を支援しながら教育系のインキュベーションをやっていたりもします。 ですから今回の件も理解をしてもらえました。 つまり校長というより、理事長的立場として学校運営に携わっているということになる。 JK専務兼JK理事長ということになるわけだ。 日本の次世代を担う優秀なパイオニアが育つ学び舎を目指す 将来を聞いた。 夢高はまだ始まったばかりですが、学校卒業と同時に起業家になるための必要なスキルや人間性育成を、独自のカリキュラムでおこなっていきます。 起業の基礎学習や、実践プログラム、一流の起業家の特別講習を提供します。日本の次世代を担う優秀なパイオニアが育つ学び舎を目指します。 あと、通信制のカリキュラムにより高校卒業資格を取れます。大学受験のノウハウが豊富なリーバンスのバックアップの元、難関大学進学にも力を入れていきます。 企業が協力したりすることはできるのか。 すでにいくつか実績がありますがイベントや授業に対する企業の協賛などをやっていきます。あとは学生が大好きで、起業家育成に理解がある、教えるのが上手な起業家の方に授業をお願いしていきたいです。 ビジネスエコシステムの一端を担うあやみんの「夢高」の今後、引き続き追っていきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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武将の人生をWeb再現していた変わった少年がスタートアップ。カフェで外国人と語学レッスン「フラミンゴ」

金村 容典 株式会社フラミンゴ代表取締役CEO、立命館大学大学院法学研究科に在学中。2013年~2014年にVC、2015年春には文科省EDGEプログラムの一環でシリコンバレーを訪問しチャットワーク株式会社でインターンを経験。2015年夏には、インターンとして株式会社ディー・エヌ・エーの新規事業である”Anyca”のマーケティングに従事したのち、株式会社フラミンゴを立ち上げた。多文化共生社会の実現に貢献するため、カフェに外国人を呼んで、外国語のレッスンを受ける事ができるアプリ「フラミンゴ」をリリース。 外国人と好きなところでマンツーマンレッスンをできるサービス 場所や時間のしばりなく習い事ができたらいいなと思ったことはないだろうか。例えば会社帰り、乗換駅のカフェで英会話を習う。 そんな自由な習い事を可能にする「街中のカフェで外国語のレッスンを受けられるサービス」を提供するのがフラミンゴだ。 一言でいうと「外国人と好きなところでマンツーマンレッスンをできるサービス」を提供しています。30か国語、語学学校だと単価が高いちょっとレアな言語も安く、マンツーマンレッスンが受けられるのが特徴です。 講師数も1100人、毎月200人づつ増えて急拡大中です。 希望する場所や言語を選んで検索するだけ。すぐに利用できる。 語学学習サービスは「レアジョブ英会話」、老舗の「イーオン」など複数のサービスが昔からある。どこが違うのか。 お手頃な料金も大きな特徴の一つです。大手の1レッスン分の料金で、1ヶ月楽しめます。あとは簡単、安心、多様ですね。 まず、3タップで先生をすぐ選べます。次に、先生のFacebook情報とVisaを確認、見放題で選べます。しかも帰国子女やエンジニアなど、自分と同じ職業の人に出会えます。 たしかにサイトを見てみると学生や社会人など様々なバックグラウンドの先生が出てきて魅力的だ。 どんな先生やユーザーが多いのか。 先生には日本語学校に通っている人もいます。教材提供はしていないので自分で準備している先生ばかりで意欲が高い方が多いですね。半分くらいは語学教師の副業、残りの半分くらいは日本語学校の学生や留学生だったりします。 ユーザーは女性ユーザーのほうが多く25-35歳くらいがメインです。語学学校でグループレッスンを受けているけど物足りない、同じ金額で1か月マンツーマンで受けられるフラミンゴを選ぶ、というこちらも意欲の高い方が多いですね。 朝7時〜夜11まで予約でき、毎日忙しい場合でもチャレンジしやすいと言える。 戦国武将の人生を再現するスレッドに青春をささげた なぜこんなサービスを作ったのかを聞いた。 野球部に入ったのですが椎間板ヘルニアになって電気治療をしていました。あまりに暇そうにしていると親がガラケーをくれました。 そこからずっとモバゲーをしていました。携帯版「信長の野望」が好きで、戦国武将の人生を再現する掲示版に青春をささげました(笑) 聞けば起業したかったわけではないという。 大学に入って、オーストラリア、中国、アメリカを旅したりして外交官になろうと思っていました。でも、OBOG訪問で「そんな夢のような仕事ではない」と言われ続けてしまって。PR会社に受かったけど就職先送りして、大学の先生に「不勉強すぎるから研究室においで」と言われて大学院に入りました。 まだ20代の金村さんだが、スタートアップするのに時間はかからなかった。 アメリカにいたときサンフランシスコでUberに乗ったんですが、インド人のドライバーで息子とか家族を置いて出稼ぎに来ているんです。「自分の息子をインドから出してアメリカのIT系の学校に入れてエンジニアにしたい」とその彼が言っていて、アメリカンドリームだなと感じました。 「日本ではそれができるのかな」と考えると、留学生はみんなコンビニで働いているし、時給生活している。 レバレッジを掛けていく仕組みができないかなと起業しました。 着眼点はどこにあったのか。 「語学学校はソーシャル、スマホに乗り遅れている」と感じました。留学生は40歳以上があんまりいなくて、iPhoneを使いこなす層がメインです。マス・PCベースでやられているのが大手語学サービスの現状ですが、本当はSNSやスマホと相性がいい。 一方ユーザーも「語学は継続しないと伸びないのは分かっている」ため「毎日会いたいと思うような人と語学をやる」サービスを作るのが大事だと考えました。 そこで「相性のいい人と学んでもらう構造をスマホで作る」フラミンゴを立ち上げました。 スマートフォンアプリも当然、提供されている。 メルカリがスマホでブレイクしたようにデバイスチェンジを巧みにキャッチするスタートアップだ。 外国人をピザパーティに呼べる人がたくさんいる 将来を聞いた。 直近は外国人の困っていること、たとえば「家、銀行、就職」などをテーマにやっていこうと思っています。起業家になってたくさんの人に影響を与えるのが役割になったと思っていて、可能性を最大化していくのが今の時代を生きる意味があるのかなと考えています。 金村さん個人の意思決定の仕方も変わってきているという。 意識しているのは、昔っぽい決断はやめておこう「自分なら昔やらない決断をしよう」ということ。人と話すのは嫌だったけど、ずっと歴史を考えていたいと思っていたけど、それより違う生き方が見えました。 頭の良さよりより油まみれになる強さでやりたいと考えて事業をやってます。自分がサボってきた実感が強いので人に甘いのが特徴ですが(笑) 2020年に向け訪日外国人、留学生が増える中「外国人が活躍するための場と仕組みを提供する会社」として成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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出版から約3週で第3刷「起業の科学 スタートアップサイエンス」見どころは?使い方は?

スタートアップサイエンスの田所さんに著書「起業の科学~スタートアップサイエンス~」をご恵贈いただきました。あえて中身についてはあまり触れませんので大元になった「Startup Sicence」の素晴らしさはぜひ、こちらのインタビューから読んで味わってくださいね。 田所雅之 シリアルアントレプレナーとして、これまで日本4社と、米国シリコンバレーで、合計5社を起業してきた。米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルFenox Venture Capital (運用額1700億円)のベンチャーパートナーを務め、国内外のスタートアップを投資の担当(これまで1200社のDue Dilligenceの実績) 現在は、国内外のスタートアップ数社のアドバイザー・ボードメンバーを務めている。 投資家であり、現役の起業家が作った「Startup Sicence」が書籍に FacebookやTwitterで話題となった「Startup Sicence 2017年拡大版」。そのエッセンスをまとめた1冊がついに書籍化された。 著者はシリアルアントレプレナーでもあり、投資家でもある田所雅之さん。大元となったスライドは公開1週間で8,500シェア/170,000PVを超えた。海外でも多くの反響を得ているそう。 驚きなのはそのボリューム!6月に公開された最新版は1750pageで構成されていたが、大判のムックサイズの書籍も300ページ弱。田所さんによると、 お蔭様でAmazonの経営書ランキングで発売以降4週連続で1位を獲得しました。出版から約3週間で第4刷りまできております。 実際Amazonでランキングを確認しても、カテゴリランキング上位の常連だ。 大元となったスライドの作成もスタートアップメソッドの則りに行っているとのことだった。 スタートアップにとって大事なのが自分自身の課題を解決することです。スタートアップサイエンスはまさに自分自身の課題を解決するために作りました。まだ経験も浅い中でシリコンバレーで踠いていた5年前の自分のために作りました。最初の500ページ版を出して、反響があったので、さらに追加していく。多くの起業家と対話やメンタリング・アドバイスをする中で有用と思ったものを足していきました。まさに、Build-measure-learnというリーンスタートのメソッドをこのスライド作成にも活用しました。 1229ページ版を今年の1月に出した時に、取材依頼、講演依頼、セミナー依頼が舞い込むようなりました。広告などは一切していないのですが、あっという間に4000シェアされました。このスライド自体のプロダクトマーケットフィットを達成したと実感しました。 まさにスケールの証明が書籍と言えるだろう。 全300ページ弱、見どころは?使い方は? 全300ページ弱の構成で、中身を語ることはしないがそのエッセンスをお伝えしよう。 例えば、プロブレムソリューションフィット=課題と解決策のマッチを厚く語る書籍は多いが、このボリューム感で書かれた書籍は少ない。インタビューや、プロトタイピングなど、一つの手法に寄らず、網羅的に書かれているこの章だけでも一見の価値がある。 その中にはエレベーターピッチのフォーマットなどは、スタートアップが直面する「お前何言ってるかわからないよ症候群=解決策の言語化」の課題の特効薬と言えるだろう。 起業の課題は1冊の抽象論で解決しないし、具体策を求めて連作で読み切るのは難しい。起業家が直面する問題は複数同時に起こり、具体策がすぐ必要で、書籍を読み切るのを待ってくれない。 まずはチームに1冊買っておき、課題が発生する毎に参照する辞書のような使い方がふさわしい一冊だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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話は新規事業の失敗だけ。失敗者9人が語る「リンスタ関ヶ原 〜敗軍の将、兵を語る編〜」

11月12日(日)に開催された 「リンスタ関ヶ原 〜敗軍の将、兵を語る編〜」。積極的に新規事業を行う担当者から失敗談の共有を行うコミュニュティ有志によるピッチイベントだ。 主催をしているのはDEVLOVE。主催の市谷さんによるとDVELOVEの団体コンセプトはこのようになっている。 DevLOVEはデベロッパー(プログラマー、デザイナー、つくり手)が集まり、昨日より今日、今日より明日と、各々が各々の現場を前進させていくための場。 DevLOVEは、工夫や実践、経験知を交換する場。最近だと「現場のDiffを取る」という言い方をしています。そう、Diffは取るだけでは終わりませんよね。得られたことから、何をするかは、自分次第。この会が、いろんな現場のこれからに繋がると良いなぁと思います。 市谷さんからの今回のイベントに対するメッセージはこうだ。 新規サービス立ち上げに携わる方々の実践談を共有するイベントです。どのような取り組みによって、どんな課題に直面し、どのような解決策や工夫を取っているのかについて披露し合います。 今回のテーマは 失敗談 です。なかなか失敗を見聞きする機会が無いと思いませんか。それは失敗を恥ずかしいものだったり、人には見せられないものとして、捉えてしまっているからかもしれません。 しかし、リーン・スタートアップの、仮説検証の、真髄とは何でしょうか。 失敗とは学びのことです。 話し手の皆さんは、話し手同士や参加者からのフィードバックを得て、今後の取り組みに活かしていこうと勢い込んで話されます。参加者の皆さんはぜひフィードバックにつとめて頂きたいと思います。 今回集まった9人が語ったテーマは、AI、人材、ペットから医療まで幅広い。失敗は領域を問わないというところだろう。 各失敗人たちからのピッチ 各失敗人による、1人20分のショートピッチが行われた。失敗に含まれる成功のエッセンスをみなさんも受け取っていただきたい。 「失敗したの?すごいじゃん!」な社会を目指して スライド取り寄せ中 自らの数々の新規事業の失敗談にくわえて、「起業家の失敗談を話すイベント」をやってみて少しずつ見えてきた「他の人の失敗談をこう聞いていくといいのでは」という話や、それでも日々続く失敗と「どうやって向き合っていくのか」というお話をします <プロフィール> ア業界での新規事業を手掛ける。数々の失敗を積み重ね、新規事業への情熱を失いかけた時に顧客開発に出会い、再度新規事業への情熱を取り戻す。2012年2月に起業。StartupWeekendオーガナイザーファシリ―テータ。切れ味鋭い土下座外交が持ち味。 門外不出!後世の歴史家が語る、42年のプロダクトの影 スライド非公開 ヴァル研究所の創業から42年。日本初の乗換検索ソフト「駅すぱあと」を世に出して30年、光があれば影もある。後世の歴史家は語る、失敗には必ず理由があると。創業当時から現在に至るまでの様々なプロダクトを、当時の関係者から聞いた話も交え「何故失敗したのか?」を皆さんと共有したいと思います。 <プロフィール> ヴァル研究所。企業の基幹・業務システムの開発を経て、駅すぱあとを利用した旅費や通勤費などの精算業務のシステムを開発。3年間の営業経験を経て、プロデューサーとして社内の新企画に従事。現在はBusiness Development Dept.にて新規事業を推進中。過去に駅すぱあとWebサービス、まるごと路線図(iPhone/iPad)、駅すぱあとfor iPhone等、10個のProductを世に出す。現在はRODEMのProduct Managerとして、「ビジネスマンのめんどうくさい」ことからの解放とビジネスの成功に情熱を注いでいます。 失敗を成功に近づける、アブダクションの科学 失敗を成功に近づけるアブダクションの科学 from Shigeyuki Kameda AIスタートアップの失敗要因は分析の前で勝負が付いている。失敗を科学して学びに変える5つの仮説生成テクニック!AI開発で必須となるデータ分析ですが、どうやって仮説を立てていますか?仮説の立て方次第では、何ヶ月、金額で数百万円も損をしているかもしれません。私達の失敗を基に仮説生成(アブダクション)方法についてお話します。 <プロフィール> ディップ株式会社。(以イーエンジンに2007年新卒入社。転職サイト「ジョブエンジン」のクローラー、採用管理ASPにプログラマーとして参加。ディップ入社後、エンジニアから企画側へ。複数の新規事業立ち上げを経て、現在は「AINOW」編集長と人工知能を活用した社内業務開発も行う。 リンスタしくじり先生〜戦場の舞妓編〜 Rpa for ls関ヶ原_ from 圭 進藤 リーンスタートアップは新規事業担当者だけのものではありません。今回のお話の舞台は、サービス導入。物語はRPAの導入に失敗したところから始まります。失敗ストーリーを基に明日から誰でも、どんな現場でもできるリンスタメソッドの使い方についてお話します。 <プロフィール> 早稲田大学を7年かけ卒業後、ディップに新卒入社。3年で15億円の売上に成長した「ナースではたらこ」事業化など、20件以上のサービス企画に参加。現在は、アニメの舞台めぐり「聖地巡礼マップ」、人工知能メディア「AINOW」、スタートアップメディア「StartUpTimes」等の責任者。他AI研究開発、事業提案制度、採用、MAの担当に出張講師など、特命係長的ライフを満喫中。 10年10本のメディア立上げを振り返る スライド取り寄せ中 自社メディア運営のアイビーアイに入社してちょうど10年。約10本のメディアの立ち上げに、チーム要員として携わりました。 失敗したメディア、成功したメディア、10年のふりかえりをします。 <プロフィール> ファミリーレストランチェーンに入社し、コックを目指すも、すぐ配置転換で社内SEに。ファーストフードチェーンに移り、店舗管理・POSシステムを構築。その後、富士通系のSireで、流通SEとして、勤務。現在、複数のwebメディアを自社運営する、株式会社アイビーアイで、システム部門のリーダーとして、新規メディアの立ち上げ、既存メディアの改善にシステム担当として従事。…

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クラウド在庫管理「ロジクラ」を立ち上げる物流が好きでたまらない25歳博多っ子。

長浜佑樹 株式会社 New Revo. 代表取締役 福岡出身。学生時代にUberを目にし、物流をテーマに起業した。起業当初はUberEatsライクな「FASTMART(ファストマート)」を運営していたがピボットし「ロジクラ」を現在運営する。 「在庫管理」をクラウドで 物流や流通領域はLogiTechと呼ばれ最近ではSoucoやShippioなどスタートアップが誕生している。だが、小規模事業者が利用できるサービスはそれほど多くはない。 そんな領域で「在庫管理をクラウドで」でできるサービスを提供するのがNew Revo.の長浜さんだ。 物流現場の入出荷作業を削減できるクラウド在庫管理システムです。倉庫や事務所の作業の60%もの時間が入出荷作業に使われておりその作業時間を削減します。 アカウント作成からバーコード発行まで約3分。すぐに利用できる。 倉庫業務と言うと少しイメージがつかないが、クラウド化が企業の課題の解決になるのか。 多くの現場では紙やExcelでの在庫管理をやっています。これでは時間がかかります。また、ハンディターミナルなどを使った伝票入力もありますがお金がかかります。 私達はスマホでバーコードを読むだけでクラウド上に在庫情報が管理できる仕組みで、時間とお金のコストを削減することで課題を解決しています。 そうするとパッケージソフトなどもあるのではないだろうか。 パッケージソリューションはいくつかあります。しかし基本的に物流事業者が使う仕様になっていて、私達がサービスを提供している中小の小売などの事業者で現場の使えるものではないんですよね。楽天とかYahoo!などに出店する事業者さんは本当に困っています。 大きな物流拠点を持つ事業者ではなく、最近増加している路面店+ECの業態などが顧客だそうで、パッケージ導入やハンディなどのハードに大規模な投資をしなくてよいことが特徴になっている。 クラウドであるメリットはまだあるという。 国内の小売業が抱えている過剰在庫の金額は54兆円にも及び、過剰在庫は中小企業のキャッシュを圧迫しています。これらの大きな原因は発注担当者がデータに基づいた発注ができてないからです。 ロジクラでは2018年ごろに統計学を用いた需要予測を提供し2019年10月には在庫販売等の社内データと、景気動向や電気などの外部データを機械学習にかけることで各企業に最適化された需要予測機能のロジクラ上で提供します。 ロジクラ上に中小企業が集まることによって物流のデータを抱え巨大な在庫売買のマーケットプレースへと進化していきます。 これはクラウドならではの特徴です。 ECマーケットの成長とクラウドの特徴を押さえたユニークな事業と言えそうだ。 物流は目に触れなくて「あたりまえ」なのがすごい なぜこんなサービスを作ったのかを聞いた。 物流が好きなんですよね(笑)高校生から倉庫で働き始めて、バイクのローンを払っていました。大手コンビニや某家具屋などでも業務を経験してきましたが物流は目に触れなくて「あたりまえ」なのがすごいんです。 そしてたまたま、大学で面白い先生がいてアメリカに連れて行ってくれたんですよ。そのころUberがちょうどはやっていて、これって結局物流だなと思ったのがきっかけです。 自分でプログラミングを勉強してプロトタイプを作ってUberライクなもので起業しました。 今は倉庫になっているがそのあたりはどうなのだろう? FASTMARTで2016年の11月には、Fukuoka Startup Selectionのコンテストで「Global Challenge賞」を受賞したんです。でも、Uberの投資額を見ていると(笑)あとは、実際やってみて規模を拡大するのがとても難しかったので断念しました。でもやっぱり物流が好きで。 1年1か月前に起業して25歳になったばかりの長浜さんだが、倉庫のおじさんと話しているようだ。1時間のインタビューのうち半分以上は物流の話なので頷けてしまう。 物流を起点に日本の効率を上げる まだβリリースのステータスだがシードラウンドの資金調達も果たしている。未来はどう見ているのだろう。 現在は15社ほどでテスト導入をしていただいていますが、ECの成長フェーズに合わせて、まず出荷業務が大変になったら在庫管理をする、そして在庫管理から出店の横展開ができる、というようにスモールビジネスから大きくなるまでをやっていきたいですね。 なぜ手間のかかりそうなスモールビジネスを狙うのか。 お客様毎に異なる物流があるのが日本の物流の効率を大きく下げていると思うんです。クラウドのプレイヤーである私たちが標準となって、お客様に合わせた物流提案をしていけば、効率は大きく上がるはずです。 物流は長い時間スタートアップの参入が少なかった領域。物流が好きで好きでたまらないニュータイプの成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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カラダに必要な全栄養をこの一杯のなかに!開発者の実体験から生まれた完全食COMP

こんにちは。Startup Times編集部の大久保です。 突然ですが、大久保は美味しいものに貪欲です。わざわざ数ヶ月前からお店を予約したり、遠くまで行ったり、並んだりも平気です。食の場のコミュニケーションも心地よいですよね。まさに幸せがそこにあります。 けど、食で幸せを追求していないウィークデーなんかは、モーニングもランチも食べない…という生活。栄養のためだけに、こだわりなく何かを食べることに興味がないんですね。それに、お腹いっぱいになって眠くなると仕事にならないですし。(注:ちなみに、Startup Timesを運営するディップはめっちゃホワイト企業です!ほんとです!) そんなぼくが出会ったのは「完全食COMP」。なんとこれを飲むだけで、一日に必要な栄養素(ビタミンやミネラルや食物繊維とか)がバランスよく取ることができるんです。自分に一日に必要なカロリー量分の粉を摂取すればいいんです。なんとも手軽で、健康的。もうハマってしまいました。 そして、気がついちゃったんです。完全食COMPは「時間」も「健康」も手に入れて、成功したいという欲張りな起業家にぴったりだなと。ご注目されている方も多いのではないでしょうか。 今回は開発者で株式会社コンプCEOの鈴木さんにインタビュー。開発の経緯や今後目指す未来を伺いました。 1テラカロリーの提供を目指して 手痛い失敗体験から「栄養をハックする」と決意 出会って3日。すぐに起業。 生物的義務からの解放を届ける (編集・構成:大久保慧悟/Startup Times編集部)

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好評につき第2回!AI/Techスタートアップの資金調達しナイト<投資担当も同席>

Webの質問ツールにすごい勢いで質問が流れていく。セミナーの内容の詳細は非公開となっているが、どんなイベントか雰囲気をお伝えしたい。 10月30日(月)に開催された イベント「AI/Techスタートアップのための資金調達しナイト<投資担当も同席>」。AI/TECH スタートアップに特化した、財務·資本政策、調達を公認会計⼠がレクチャーするというイベントだ。前回開催が好評で第2回目の開催となった。 集まった聴衆は、30名。スタートアップから、VC、大企業の新規事業担当まで幅広い。特徴としていえるのは時間通りに参加者の方がやってくること。当たり前のようだけど、スタートアップむけイベントでは珍しいこと。それだけAI/Tech系のスタートアップにとって資金調達は重要な課題だということだろう。2時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング 司会はAI.Acceralatorアシスタントでもあるタレント田原 彩香さん。 そしてメイントーカーとなる公認会計士姥貝さん。 平日夜間の開催となったが、30名ほどの参加者が集結した。メンチメーターという質問用Twitterのようなサービスを使っていくのだが、到着する参加者が次々に質問をしていく。 スケジュールは以下の通り。AI.Acceralatorアドバイザーであるカウンティア株式会社の姥貝 賢次さんによるセミナー「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」が行われ、そののちスタートアップとVCサイドで「資金調達・一問一答」を行う構成となった。 19:30~(05分) あいさつ / 諸注意 田原 彩香(タレント) 19:35~(20分) セミナー「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」 姥貝 賢次(公認会計士) 19:55~(35分) 「資金調達・一問一答」 姥貝(公認会計士)/郡(Reality.vc)/進藤(AI.Acceralotor) 20:30〜(30分) 個別質問 & 懇親会 「AI / Techスタートアップのための資金調達ナイト」 まず「レバレッジ経営」を聞いたことのある人はいますか?との質問が姥貝さんからされると、ほぼ手はあがらなかった。新鮮な概念と言えるだろう。 一部のスライドを許可を得て公開していく。 今回のコンセプトは「AI/TECHスタートアップを加速させるレバレッジ経営とは?」レバレッジ経営というとテコの原理を活かした経営ということになるだろう。 みなさんは「エクイティ」と言う言葉をご存じだろうか?出資をベースとした資金調達のことを言う。EQUITYのみで調達したバランス・シートは経営に投下できるASSET(資産)は100だとする。 もうひとつ大きな調達の手法が「デット」だ。借入や社債をベースとした資金調達のことを言う。EQUITYとDEBTを組み合わせて調達したバランス・シートを持つと経営に投下できるASSET(資産)は200になる、という概念がレバレッジ経営のコンセプトだ。 エクイティがもてはやされるスタートアップ界隈だが、デットもうまく使えば資本を倍加できるというところが「レバレッジ」=テコということになる。 投資家(株主)側からみれば、借入をうまく組み合わせて資金を使っている企業は評価できる、とも言える。例えばソフトバンクの借入や社債を活用した経営やそれが高く評価されていることはみなさんもよくご存じのところだろう。 と、今日はここまで。ここからは上手く調達にも活かすメインの話になっていくので非公開としたい。信用金庫の活用法などは参加して聞いていただくとちょっと豆知識にもなるかもしれない。 次回のタイミングに参加してレバレッジ経営について学んでいただければと思う。 QAパネルディスカッション その後、総勢40名に増えた参加者とパネラーがQAを交わすパネルディスカッションタイムがスタート。 パネラーは、公認会計士の姥貝さん、独立系VCの郡さん、CVC担当の進藤の3名。田原さんの司会でディスカッションがスタート。 姥貝さん、郡さん、進藤のパネラーがひとつひとつの質問に答えていく。例えばこんなQAはリアルだ。 「失敗の痛手を小さくするには?家族離散はしたくないよ」、たしかにそうだ。これに対しては、経営者保証が付いた場合でもうまく乗り切る方法が語られた。 「デット調達の極意は?」「共同創業者との持分の配分は?」「AIスタートアップに投資するときの観点は?」「IPOを見据えた資本政策は?」などなど、たくさんの質問に笑いも交えながらディスカッションする時間となった。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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スタートアップ15社、CVC4社が集う「事業会社/CVCの投資担当者にピッチしナイト!」初回に行ってきた

冒頭「37社中、15社が選ばれた」との主催をするリアリティアクセラレータの郡さんの実績の報告から始まったイベント。 10月27日(金)に開催された 「事業会社/CVCの投資担当者にピッチしナイト!」。積極的にスタートアップに投資をする事業会社、そしてCVCの投資担当者をお呼びし、スタートアップとのマッチングを行うピッチイベントだ。 【参加事業会社】 ・ディップ株式会社(AI系) ・朝日メディアラボベンチャーズ(メディア系) ・株式会社インベスターズクラウド(不動産系) ・エルテスキャピタル(セキュリティ系) 【対象者】 スタートアップを創業し、外部からの出資を受けるニーズが現状あるスタートアップのCEO 1社あたり3分のピッチを行い、審査員1名につき4社まで個別相談を経て、後日投資検討ミーティングに進むことができる。 主催をする郡さんは、これまで朝日新聞など事業会社のアクセラレータを支援し、VCとして投資活動を行う傍らスタートアップ数社のアドバイザー・ボードメンバーを務めている。 スタートアップ向けメディアの執筆など、話題の多い人物でもあるのでこちらの記事をぜひご覧いただきたい。 今回集まった14社は、VR、ペットから医療まで幅広い。複数のCVCが協働するシナジーの本領発揮というところだろう。 各CVCから 4社のCVCから各社の投資コンセプトと実績などが語られた。 ピッチ 1部は各スタートアップ企業による、1社3分のショートピッチが行われた。全ての企業が資金調達を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 BondJpan インバウンド(外国人)向け分散型動画メディアのBondJapan。競合と比較して最も安い単価、高い保障PVを誇る。動画配信から周辺事業への展開を予定している。 DiveJapan インバウンド(外国人)向け分散型動画メディアのDiveJapan。Howにフォーカスしたコンテンツが特徴。AIでペインの分類を行いコンテンツ配信していく計画。 イクスフェイス 国際ライブオークションのマーケットを運営する。ハリウッドオークションのアジア総代理店を務めているためそのルートを使ってサービスを実現している。 Revolver メディアのデジタルシフト支援を行なうサービスを提供。4マスへの広告代替へのコンテンツマーケティングを行うのに必要なインフラをCMSとして提供する。現在50メディア、月間2600万PV、700万読者。大手出版社、テレビ局などを顧客に抱える。 クリスタルメソッド 様々なAI開発を行う。Deep Learningや各種コンピュータビジョン・ビックデータでのシステム開発を行っています。目標は人間の認知の仕組みをコンピュータで再現できるようになる事。 パブリカ Webから直接、テンプレート出版物の印刷ができるダイレクトデジタル印刷サービス。登記したばかりだがこれからサービスを拡大予定。 teritoru 全国に820万戸存在する空き家情報のミレニアム世代向け賃貸情報サイト。ルームメイト、物件マッチングを価値観ベースで選ぶことができる。 アヴニール これまで検針票でしか見ることができなかった、電気・ガス・上下水道の使用量・料金をリアルタイムで見える化するIOTクラウドサービス。 Open Sosio 未来予報×VR 天気予報のように未来を予報し、世界の物流をVRを通して、統合一元化するサービス。 DLGB 世界150か所の空港送迎を請け負う、ハイヤー版のUber。安全安心なハイヤーを世界全国で呼べるサービス。すでに150か所のハイヤーリムジンネットワーク、現地エージェントのネットワークが強み。 ピーリンク 国内最大のペットインフルエンサーサービスを運営。ペット用品などをペットインフルエンサーが広めていくサービスモデル。ペット版のインフルエンサー事務所を展開予定。 FP-MYS 相続からもめごとをなくすサービスLettaPla=不動産の登記や遺言などを誰でもわかるようにする相続サービスを運営。相続のスタートアップは唯一とのこと。 ファミワン 妊活に取り組む夫婦、妊活や不妊治療の経験者、専門家がともにささえあうサービス、ファミワンを運営。100問の質問に答えると妊娠確率を割り出させるAIを開発中。 CrossboardersInovation 組織内の人材情報の収集・最適化をデータ入力なしで完結できるサービス。様々なプレイヤー内に存在する履歴書やコミュニュケーションデータを利用することで新規のデータ入力を行わなくて済む。 Q&A 1部は各CVCとCVCが選んだ企業同士がQAを行う、1社10分のQA会が行われた。時間が限られているため4社に限定されていたものの、活発な議論が行われていた。 同時進行で観覧した事業会社との交流も行われた。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか?…

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開始1か月で150店が導入、18歳のワーカホリックが立ち上げる「1日求人アプリSpacework」

谷口 怜央 Spacelook 代表取締役社長 高校2年生の夏休み明けに名古屋の高校を休学し東京に1人で上京し、オフィス暮らしのフルコミットインターンを半年間決済系のITベンチャー企業で行ない、その後「1日求人アプリSpacework」を運営するSpacelook株式会社を立ち上げた。 Spacelookでは、「見て見ぬふりをしない」を掲げ、ありとあらゆるスペースを変革することをミッションとしている。 カフェ/レストランなどで1日限定の仕事ができるアプリ 副業解禁の議論が盛んになり、人材各社がショットワーク系サービスをリリースしているが、ほんとにスキマ時間を活かして働くことができるサービスはそれほど多くはない。 そんな領域で「カフェ/レストランなどで1日限定の仕事ができる」アプリを提供するのがSpacelookの谷口さんだ。 カフェ/レストランなどで1日限定の仕事ができるアプリを提供しています。ターゲットは、長期でアルバイトができないユーザー、なおかつサークルとか飲み会が多い大学生をイメージしています。 カフェ/レストランに絞ってユーザーに対してわかりやすいコンセプトを提示している。肉体作業系のアルバイトが多い中どうしてこの領域なのだろう。 働くをシェアするをテーマに最初やっていましたが「働いたところをシェアしたいか」となりました(笑)作業系も今後展開しようとしていますが、まずは自分たちが学生ということもあり想起しやすいカフェ/レストランバイトをメインに据えました。 現在はシンプルなインタフェースで、店の雰囲気を楽しみながら仕事を選ぶことができる。 情報量を売りにする求人サイトが多い中、写真とシンプルなテキストが特徴的だが、これで選べるのだろうか。 カフェ/レストラン、1日に絞ったことで、なにをするかはユーザーはあまり気にしていないのでホール接客などだけを書いていますね。SNS映えするアルバイトをメインに掲載しています。文章メインだとつらいので店舗と職場、予定日をシンプルに表示することにしました。 ご覧いただければ分かるように、既存のショット系求人サイトとの大きな違いはチェーンなどよりも個店を優先している点だろう。 人は仕事で1日の大半を過ごしているのに なぜこんなサービスを作ったのかを聞いた。 将来を考えると仕事はプロジェクト型の世の中になっていくだろうなと。キャンプファイヤーなどでお金の流動性を上げるサービスは増えてきましたが、人材の流動性を上げるサービスって少ないなと気づきました。 人は仕事で1日の大半を過ごしているのに、やりたくないことを1日8時間やる人がたくさんいるのはよくない。好きな時に好きなだけの仕事をする世界があってもいい、そんな風にも思いました。 18歳、技術もないところからすぐに起業したのだろうか? 私は今18歳で、チームの平均年齢も18.9歳なんですが、ひたすらイベントに行ったりFacebookでメッセージしてVCさんとかに会いまくって磨いてもらって起業までたどり着きました。現在も頭の中にあったものをPPTにして、エンジニアに見せて作っています。 聞けば今もオフィスに泊まり込むワーカーホリックぶりだと言う。 お風呂が好きなんですけど、オフィス暮らしだと入れないのでそこが困りますね。いまはシンクで頭を洗っています。僕以外の高校生も3名います、CTOは大学2年生ですし、共同創業者も大学1年、ですね。世の中に影響を与え、それが世界を人類を変えていくと考えていると楽しくて…「熱量だけが自分の武器」だと思ってるワーカホリックな10代です(笑) 熱量が武器と言い切れる起業家は意外と少ないかもしれない。 もっと人は創造的であるべき シードラウンドの資金調達も果たし、9月頃からは本格的に仕事のマッチングが始まっている。未来はどう見ているのだろう。 都内150の飲食店様にご導入、事前登録段階では2000人の大学生を中心として集まっており、試験運用では300マッチングが行われました。コンテンツは飲食から広げていって、セールス、デリバリーなどを増やしていく予定です。 将来は世の中の仕事すべてをアプリの中でやっていくようにして、働く履歴書にしていきたいと思っています。 仕事の先は、どう考えているのか。 もっと人は自由であるべきで、これからの人間の価値は「何かを作り出す」か「楽しむ」ことに集約されていくはずです。その先はお金の自由ですね。決済系のサービスも見ています。今はお金の後工程を見ているサービスが多いので、ここも楽しみな領域です。 今後は飲食店の拡大と学生やフリーター層の獲得を行いながらあらゆる職業をカバーすることで、「好きな時に好きなだけの仕事」ができ、「B(会社)がC(個人)になる世界」の実現を目指していくそうだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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世界中で落書きしよう!AR動画コミュニティGrafitty

森本 俊亨 Graffity Inc 代表取締役社長 1994年生まれ。広島県出身。東京大学起業サークルTNK10期代表を務め、在籍時に学生で初めてソフトバンクイノベンチャー上位入賞。慶應義塾大学理工学部情報工学科に所属、人工知能を専攻し、動画の次時刻予測の研究開発に従事。人工知能関連ハッカソンにてW受賞。 株式会社ABEJAに経営陣直下にてAIの事業開発。PKSHA TechnologyにてAIのアプリケーション開発、ドワンゴAIラボにてDeepLearning関連の研究を行い、Graffity Inc. を創業する。 「イノベーションで10億人の生活を変え続ける」ビジョナリーなカンパニーを志す。 世界中で落書きができるGraffity 拡張現実アプリケーションを簡単に作成できるSDKのARKitをAppleが数ヵ月前に発表しているが、ARを試せるサービスはそれほど多くはない。 そんな領域で「世界中で落書きできる」サービスを提供するのがGraffity Inc.の森本さんだ。 現実空間に落書きをして文字や画像、動画、スタンプを置いておけて、それをつかってコミュニュケーションを楽しむのがGraffityです。 現在は、落書きした空間を動画にしてシェアすることができる。 8月から開発を始めて現在はステップ1として空間に落書きをして動画にすることができます。11月ごろにはステップ2として、落書きを空間に保存できるようになります。 現在はSnapChatのような動画SNSで、11月頃にはセカイカメラやSwarmのような位置と連動したプロダクトになっていくそうだ。 ARカメラ型のアプリが多い中、インスタグラムのようなタイムラインで他のユーザーの作品を見たりコミュニュケーションが取れるのも一つの特徴になっている。 日本だとまだSnapChatの普及が遅れているなかユニークなアプローチのプロダクトだと言えるだろう。 国内では私達が唯一だと思います。海外はWorldBrush、PaintSpace、SuperPaintなどがありますが、他のサービスは位置情報の精度が低く、SNSがないのでコミュニュケーションプラットフォームのポジションを私たちは狙っています。 Twitterログインでアカウントを作成することを押し出していることからもうかがえるように、国内では中高生などの若年層にターゲットを絞り展開していく予定だ。 歴史から未来を予測し事業をスタート なぜこんなサービスを作ったのかを聞いた。 イノベーションで10億人の生活を変えたいと思っています。小さいころからエジソンにあこがれて、親族も起業家だったこともあり、イノベーションを発明し世界を変える起業家になりたいと思っていたんです。 世界の人の生活レベルをあげたいと考えて、今の時代のイノベーションってなんだろうと考えてきました。19歳の時にレイ・カーツワイルの「シンギュラリティは近い」を読んで、人間の知的生産をリプレイスしていくものが出てくると考えたのがきっかけです。 19歳、技術もないところからすぐに起業したのだろうか? 最近上場して話題のPKSHATechnologyや、ABEJAなどのディープラーニングに強い会社で働いた後、まずボット系の事業をやってみました。でも難しかったです。再度、ドワンゴAIラボで勉強しなおして、そのあと起業をすることになりました。 AI系のキャリアとしては王道中の王道のキャリアといえるが、どの企業も法人向けSaasや受託開発で事業展開をしている。コンシューマーサービスではじめたのはなぜだろう。 聞く、見る…と言った五感の代替の部分が現在ディープラーニングで伸びている領域です。さらに、直近10年は視覚の代替できる事業が伸びるだろうと考えていました。しかし、人工知能のPaasやSaasレイヤーはとてもプレイヤーが多く、さらにアメリカの競合が強くグローバル展開も難しいので、10億人の生活を変えるという思いとは程遠く感じました。 一方、人工知能のコンシューマー向けの事業ではボットが注目されているが、ARはまだまだプレイヤーがすくなく、コンシューマー向けはほとんどいない。海外のマーケットも同様であり、グローバルでプロダクトをリリースできる。AR時代に重要なのは、何がどこに保存されているかというデータであり、そのデータを作るのは企業ではなく、個人のユーザーになるだろう…とプロダクトよりも歴史や未来に目をつけて、視覚の代替として伸びるのがコンシューマーのARを利用したコミュニュケーションだと考えて現在のサービスを始めました。 歴史から未来を予測し事業をスタートしたとも言えるでしょうね。 歴史ドリブンを語れるこの年齢の起業家はなかなかいないのではないだろうか。 似たバックグラウンドの話をする人がいたなと思えば森本さんは東大起業サークルTNK出身。Candleの金さんはTNKの先輩後輩、脈々とTNKの歴史を感じる起業ストーリーだ。 視覚を代替するソフトウェアのレイヤーを押さえていきたい まだ開発中のステータスだがシードラウンドの資金調達も果たし、11月頃からは本リリースを図っていくとのこと。未来はどう見ているのだろう。 すでに各社ハードウェアやOS開発をしていますが2、3年後には視覚の代替としてウェアラブルデバイスが普及し始めるだろう。 ハードはアップルやマイクロソフトとかが一番ででてくるはずなので、ソフトウェアのレイヤーを押さえていきたいですね。 ARといえば通信環境に左右される部分も大きいのだが、そこはどう考えているのか。 私達は中高生をユーザーにしていくと通信料もかかることはリスクです。AI技術をクライアント側に入れていき、サーバーサイドとの通信を押さえるような技術革新を取り込んでいくつもりです。 TNKはいままでビジネスサイドに強い起業家を多数輩出してきているが、ARから通信、AI技術も深く押さえたニュータイプの成長が楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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VALUのこれからとその先に見据えるものとは〜代表取締役小川晃平さんインタビュー後編〜

こんにちは!こばやしです。前編ではVALU創業以前の小川さんのキャリアからVALU創業のきっかけ、リリースまでの流れや広報担当西山さんからの目線でのお話までを伺いました。 後編ではリリースが待たれるアプリの情報、そして今後VALUが目指すものを聞いてきました!最後おまけとしてユーザーが気になるQ&Aコーナーもつけています。 (聞き手:大久保 慧悟、小林宥太  記事作成編集:小林宥太) チームで力を発揮する人たちも支援される仕組みづくりを ―― VALUの他にも現時点で考えているサービスはありますか? VALU発で実世界で活躍するユーザーが出てきて欲しい ―― 今後の展望を聞かせてください。 間近に迫るアプリリリース ―― アプリの開発もWeb版のサービス運営と並行して進められているとのことですが、いつ頃リリース予定ですか? 劣化版SNSを抜け出したい ―― アプリのリリースによって何が変わりますか? Q&Aコーナー ①想定外のユーザーが使うことになったと思いますが、サービスの運営は何人でやられているんでしょう? ②小川さんご自身もVALUのユーザーとして登録されていますよね。印象的なユーザーを5人挙げるとしたら誰ですか? ③小川さんはご自身のVALUの売り出しとともに、他のユーザーのVALUも買われてますよね?小川さんがユーザーのVALUを買うときの基準は何かありますか? ④アプリ化して裾野が広がることでユーザー数が増えることが予想されると思います。審査の基準について改めて伺えますか? ⑤VALUは手数料ビジネスですよね。想定外に多くのユーザーに使われたことで想定外の売り上げも上がっているんでしょうか?

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【随時追記更新】【イベントレポート】VALU小川氏、メタップス佐藤氏登壇!ICOカンファレンスに行ってきた!

こんにちは!こばやしです。 今日はイベント会場から記事を書いております。なんのイベントかというと。 ICOカンファレンスです!ぱちぱちぱち👏 ICOカンファレンスとは 世界では、ICOによる資金調達が年々大幅に増加しています。日本でも新たな資金調達方法として注目を浴びている一方で、ICOに関する情報や理解が不足している状況です。そこでこの度AnyPayでは、ICOに関して理解を深めるカンファレンスを開催することに致しました。各セッションでは仮想通貨、FinTech領域への造詣の深い方に登壇者として参画頂きます。 (出典:ICOカンファレンスイベントページ) 登壇者の顔ぶれ 株式会社VALU代表取締役 小川晃平 話題のVALUの小川さん。個人のICO枠ですね。先日インタビューさせていただきました! 株式会社メタップス代表取締役 佐藤航陽 タイムバンクが話題ですね。先日こばやしも申請できたので、上場承認される日を心待ちにしています。 AnyPay株式会社代表取締役 木村新司 Paymo使ってます!社長さんこんな方なんですね! 株式会社bitFlyer代表取締役 加納裕三 bitFlyer使わせてもらってます! 株式会社gumi代表取締役社長 國光宏尚 いつもスマホゲームでお世話になってます! 創法律事務所弁護士 斎藤創 ICO周りは法律の部分大切ですよね。法律の専門家の意見は注目です。 会場の様子 (会場は虎ノ門ヒルズ森タワー5階の虎ノ門ヒルズフォーラムです。開場直後に受付をしたのでほぼ一番乗りでした。)   (一番前の席からレポートします!) 以下セッションレポート(随時追加更新します) Opening Talk AnyPay株式会社代表取締役 木村新司 Session1(14:00~14:30)ICO概況、国内外の事例紹介 AnyPay株式会社ICO事業推進担当 山田悠太郎 全仮想通貨の時価総額合計が16兆円まで伸びている現在、その仮想通貨を用いたICOという新しい資金調達の方法が生まれている。 ICO実施の具体的な流れとしては ①事前準備→②情報やりとり→③トークンセール(ICO)→④セカンダリーマケット解禁  その他の調達方法(IPO、クラウドファンディング)との違いとしては *個人〜大企業まで実施できる *コストが小さくて済む *グローバルに資金を調達できる このあたりがあり、これまでIPOやクラウドファンディングでは資金調達できなかった企業や個人も資金調達ができるようになった。 個社で見ると最大300億円規模の調達を成功したところもあり、加速的にICOでの調達をする企業が増えてきており、国家としてICOを実施する国まで出てきている(エストニアのエストコインの事例)。 日本への余波も大きく、COMSA、ALIS、SynchroLife(飲食店評価のためのPF事業)、Metamo(履歴書、評価をBC上で管理できるPF)がすでに実施中、実施済みのICO案件である。その他でもCAMPFIRE(クラウドファンディング事業)やPREMIUM WATER(ミネラルウォーターサーバーレンタル)も今後ICO予定、検討中であることを公表しており注目が集まっている。 これまではIPOなど中央集権的、国内に閉じた調達しかできなかったところがICOによって分散化したインフラを通じグローバルに個人から直接調達できるようになるだけでなく設計次第で投資家がサービス成長の原動力(ユーザー)にもなり得る可能性を秘めており、今後のさらなる発展が楽しみな市場であると言える。 Session2(14:30~15:00)ICOの法的整理 創法律事務所弁護士 斎藤創 日本にはICO特有の規制がなく、商品によって提供される法律が異なるため、1つ1つ検討する必要がある。 仮想通貨には1号仮想通貨(ビットコインなど)と2号仮想通貨(アルトコインなど)の2種類があり、この定義においては「仮想通貨」でないものもICOで発行されるコインの中には存在する。 先日bitFlyer、GMOコイン、テックビューロなど11社が仮想通貨交換業者としての登録を受けたが、coincheckなど17社は依然として審査継続中であり、今後の動向に注目したい。 ICOと金商法(ファンド規制)については配当がないコインに関しては、現在の金商法の定義において金商法規制に服する可能性は低いが、配当があるコインに関してはファンド(集団投資スキーム)として金商法規制の可能性がある。 コインの売却は原則「売上」であり、売上から経費を引いた残りが「利益」としてそこに法人税が課税される。 消費税に関しては、仮想通貨法上の「仮想通貨」に該当する場合は非課税となる。 個人投資家の場合、利益に雑所得として総合課税が原則であり、コインを他の仮想通貨に換えた場合にも同様に課税対象となる。 海外においては対応が別れており、米国・シンガポールは配当型を従前の法律で禁止している。中国・韓国では先日報道があった通り、ICOを全面的に禁止している。対してスイス・エストニアは国がICOコインの発行を提案しており、ICOフレンドリーであり非常に特徴的である。英国や多くのヨーロッパはまだ対応が未定であったり、規制はないが注意喚起がなされているなど具体的な規制はまだない状態である。 今後の日本の法規制については、金融庁が仮想通貨モニタリングチームを設置するなどしており、大きな問題が出てくれば法規制の可能性も視野に入るだろう。 まとめとしては、日本法上規制が適用されるかは商品の仕組み次第であり、税務上は他の資金調達よりも不利になることもある。必ずしもeasy moneyではないことを理解しておきたい。 Session3(15:00~15:30)仮想通貨の歴史、今後の展望…

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スタートアップの武器「ユーザーテスト」を使いこなそう~ユーザーテストLive!『第2回 UT事例発表会』 UX先進企業の担当者が語る「活用事例」~

スタートアップにとってユーザーテストは心強い武器の一つ。 2017年10月4日に行なわれた「【満員御礼】ユーザーテストLive!『第2回 UT事例発表会』 ── UX先進企業の担当者が語る「活用事例」第二弾」の模様をお伝えします。オマケにスタートアップタイムズ編集部員進藤ことLean Interviewおじさんが語った<誰でも、ほぼコストゼロ、1日でできるインタビュー法 Lean Interview>の資料を公開します。 開催日の前に満席となるほどの関心の高さ イベントサイトによると、趣旨はこのような内容です。 ヴァル研究所・リクルートジョブズ・アシュリオンジャパン・ディップ・ソフトバンク ── 注目企業の先進事例を一挙公開! 前回、大好評だった「UT事例発表会」の第二弾を開催します!! 【参考】第1回の発表資料 グローバルを目指すサイボウズ式UXリサーチ pixivコミックアプリにおけるユーザーテスト活用事例 ユーザテストが教えてくれた女ゴコロ 海外のユーザー向けwebサービスでのユーザーテスト実践 この「UT事例発表会」では、各社でユーザーテストやユーザー調査を担当している実務者の皆さんにお集まりいただき、その活用事例をお話していただきます。 今回も豪華な登壇者にお集まりいただく予定です!企業内でUX活動に取り組んでいる人には必見の内容ばかりです。お楽しみに 開催日の前に満席となる盛況なイベントとなりました。 ヴァル研究所・リクルートジョブズ・アシュリオンジャパン・ディップ・ソフトバンク ── 注目企業の先進事例 参加各社さんの資料は順次追加してまいります。 Naoya Nakahashiさん(アシュリオンジャパン・ホールディングス合同会社 プロダクト プロダクトマネージメント UXデザイナー) 講演タイトル:「チームを巻き込むデザインリサーチ」 <プロフィール> 株式会社イードを経て、2016年10月にアシュリオン入社。プロダクトマネージャー兼UXデザイナー。UT、インタビューなどデザインリサーチを活かし、プロダクト開発に従事。 スライド準備中 鈴木 英明さん(ソフトバンク株式会社 コンシューマ&プロダクト統括 顧客基盤推進本部 サービスUXデザイン部) 講演タイトル:「ユーザーテスト導入と運営について」 <プロフィール> 2011年ソフトバンク入社。元々はエンジニアで、新卒から約10年にわたりシステム開発に携わっていた。直近3年はUX/UIを横断的に検証する組織に所属。ユーザーテストの設計と分析を担当。 スライドは非公開 伊藤 英明さん(株式会社ヴァル研究所 Business Development Dept.) 講演タイトル:「BtoB新規事業を舵取りするためのユーザー調査」 <プロフィール> 株式会社ヴァル研究所にて新規事業の開発に従事。「RODEM」のプロダクトオーナー兼UXデザイナーとして開発に必要な仮設構築と仮説検証を担当。HCD-Net認定 人間中心設計専門家。 スライドはこちら。 林 寛之さん(株式会社リクルートジョブズ プロダクト開発室サービスデザイン部) 講演タイトル:「なんでABテストとユーザーテストをするのか?」 <プロフィール> 2005年リクルート入社。UI/UXの横断組織SPGに所属。リクルートのサイト設計に従事したのち、通販事業部ではネット店長として、ABテスト、サービス改善を実施。現在、リクルートジョブズでタウンワークを始めとしてたプロダクトオーナー、サービスデザインを担当。…

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口説ける人事のノウハウと機械学習で「採用のコンバージョンをあげる」HRアナリスト

B Dash Camp 2017 Summer in Sapporo ピッチアリーナで準優勝したHRスタートアップがあると聞いて話を聞いてきました。 熊谷豪 コンサルティングファーム、消費財メーカー、教育会社等で人材採用戦略を構築に従事。人材採用の上流戦略を提案するHRディレクションという領域を独自に構築する。2016年11月、シングラー株式会社創業、代表取締役社長に就任。 「採用のコンバージョンをあげる」HRアナリスト 求人倍率はバブル期を超え、2017年4月には1.48倍に達した。43年ぶりの水準となる事態で、採用ニーズの高まりとともに求人系スタートアップが多数生まれている。 そんな領域で「採用のコンバージョンをあげる」ことができるサービスを提供するのがシングラー株式会社の熊谷さんだ。 「採用のコンバージョンをあげる」サービスがHRアナリストです。媒体なんかだと採用のリーチを増やすのが使命ですが、インプレッションではなくコンバージョンを上げていくサービスと言えます。 採用競争が激化する中、露出よりも採用成果のアシストをしていくツールはまだ珍しい存在だ。どのような仕組みなのだろう。 人事から応募者にサーベイの回答を依頼します。面接前に使ってもらうソリューションになっていて、31問の設問に10分くらいで回答してもらいます。それを分析して人事に適切なアクションをレコメンドするようになっています。 面接の前にユーザーに受験してもらう診断ツールのように機能するサービスだ。 分析結果を元に、スクリーニング(足切り)だけではなく、モチベーション、クロージング、内定までフルサポート。採用手法や採用戦術まで提案してくれる今までにない攻める人材分析ツールとのこと。 従来の適性検査は医療用に作られた設問で、アシキリ用のツールになってしまっている傾向があります。HRアナリストは診断ではなく、相手にフォローをするためのツールという立ち位置になります。 過去の応募者や社員の分析結果、回答傾向などを機械学習し、応募者が自社にとって採用すべき人材か判別し抽出することができるそうだ。 採用が強い会社の共通項から考えた なぜこんなサービスを作ったのかを聞いた。 モバイル広告代理店で新卒内定時から営業兼人事責任者をやっていたんです。5年そこで過ごして、2011年にHRディレクションを創業して外資の採用支援、企業の取締役などを務めてきました。採用支援をたくさんやってくる中で「採りたい人を取れている会社とは?」と考えて発想したサービスです。 採用が強い会社ってどんなものだろう。 「採用の勘所がわかっているか、接近戦ができる」会社ですね。言い換えれば、パーソナライズドコミュニュケーションをやっていける会社。ただ、このノウハウがある会社はすくなくて、採用に強いコンサルなどにアウトソースする、と言う方法がとられます。でもそれって「フィーが高い、融通聞かない、資産にならない」といった課題があるわけですね。 「この仕事をなくすには、みんなに使えるようにするには」と考えて、採用が強い会社の共通項を再現するようなツールとして作りました。 たしかにHRアナリストの利用の流れは、人材コンサルのサービス提供の流れに似ている。 なぜ採用を選んだのか。 採用を選んだのは、人事業界って人事の勘と感覚の世界でPDCA回すと5-10年かかったりするんですよね。ノウハウを標準化する私たちのようなサービスの役割が大きいと思いました。 どのように「採用が強い会社の共通項を再現」するのだろう。 行動や志向性に基づいたアンケートの実施により、思考パターンや行動原理を分析し、応募者を8タイプに分類します。タイプ別の特徴や人柄・行動特性を出力することで、応募者への理解を促進し、対応をアドバイスします。 利用すればするほど、機械学習で自社の採用傾向を学習し採用活動をサポートします。過去回答者の情報を蓄積することで、新たに回答した人と同じタイプの人が過去に入社まで至ったのか、辞退したのか、何次選考まで進んだのか、など採用傾向を提示。過去に比べて、どのくらい採用に力をかけるべきか意思決定をサポートします。 PDCAを体系化してシステムで回し、機械学習でノウハウ化していくような仕組みのようだ。 個社ごとに成長する人材成長分析サービス、データスタジアムの企業版を作っていく まだリリースして1か月程度だが50社以上の問い合わせが来ているという。 お蔭様でB Dash Camp 2017 Summer in Sapporo ピッチアリーナで準優勝したこともあって、新卒、中途を問わず多くのお問い合わせをいただいています。企業の業種はIT系がほとんどですね。 将来はどうなっていくのだろう。 将来的には個社ごとに成長する人材成長分析サービス、データスタジアムの企業版を作っていきたいと思っています。 データスタジアムとは、サッカーなどのプレーデータを蓄積して報道やチーム強化に使われているサービスのこと。 今後は実際の企業での試験導入をすすめ、各社ごとのチューニングをAIでやっていく構想だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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個人が資金調達できるVALUが生まれるまで〜代表取締役小川晃平さんインタビュー前編〜

こんにちは!こばやしです。 今話題のサービス、VALU代表の小川晃平さんと同社広報担当西山すのさんのお二人にインタビューしてきました! これまでも複数のメディアでインタビューを受けられているので、今回は今までなるべく触れられていない部分でVALUのファンが知りたいことを聞くことが目標です。 (聞き手:大久保 慧悟、小林宥太  記事作成編集:小林宥太) 小川晃平 株式会社VALU代表取締役。埼玉県出身。慶應義塾大学大学院を卒業後、新卒でGREEへ入社。 アメリカ赴任や新規事業立ち上げを経験したのちに独立、フリーランスに。 2016年12月株式会社VALUを創業。 それでは早速! 創業のきっかけはPARTY中村洋基との出会い ―― VALU以前のキャリアとVALUローンチまではどういった流れだったんでしょうか? PARTYは成田空港第3ターミナルのデザインなどを手がけるクリエイティブラボ。 インターネット業界出身だからこそできるサービスを ―― フィンテック系の企業と組まずにPARTYと一緒にやっている理由は何かあるんですか? ―― インターネット文脈のサービスとは? MY VALU発行時にはフォロワー・友達の数など連携したSNSの情報をインターネット上での信用の物差しとして時価総額が算出され、審査に通過すると自分のVALUを売り出すことができるようになる。実際に購入されるとビットコインを得ることができる。   クラウドファンディングのリターンのように、自分のVALUを買ってくれた人(VALUER)に対して優待を設定することができる。買い手側は応援したいユーザーや、魅力的な優待を設定しているユーザーのVALUをビットコインで購入する。発行主は手に入れたビットコインを活動資金にしてさらに自分の価値を高めていく。クラウドファンディングとは違い継続的に応援できる点が特徴。 画期的なSNS要素はローンチ直前に生まれた!? ―― VALUは個人のICO(仮想通貨での資金調達)ができることだけでなく、SNS要素を組み込んだ点が画期的だったように思いますがこの構想は最初からあったんでしょうか? VALUでは、Facebookと似たデザインで1000文字までの文章を投稿できる。 現状写真も1点まで追加できる仕様になっている。 ―― SNS要素を入れようと思った理由はなんだったんですか? リリース前はこれってどこまで広まるのかなと思っていた ―― 広報としてVALUというサービスについてローンチ前どんな印象を持たれていましたか? ノンプロモーションで想定の3、4倍のユーザーを獲得 ―― ローンチ前に想定していなかったことはどんなことがありましたか? ―― 逆に懸念していることは何かありますか? 数ヶ月でこんなにも世の中の評価が変わる人っているんだな ―― 西山さんから見た小川さんはどういった印象、関係性ですか?

インタビュー

明日からより可愛くなる、信頼できる情報を伝える。Candleマフィア「MimiTV」

以前、最近、学生起業家の中で目立ってきているCandle出身起業家についてCandleの金さんにインタビューしたのですが、今回はその中の一人MimiTVの山下さんに話を聞いてきました。 山下 主暉 上智大学在学中にTrippieceやLancersなどでインターンを経験。上智大学理工学部機能創造理工学科卒業。卒業後、製造業webメディアを運営するCluezのサービス立ち上げおよび海外展開を経験。 2015年10月より株式会社CandleにジョインしMimiTVを運営する動画事業部を統括。 2016年10月に株式会社CROOZに12.5億で事業売却しグループ入りを達成。その後Candle取締役就任 2017年5月より管掌領域である動画事業部を分社化し、株式会社MimiTV代表取締役就任 現在はMimiTV代表として、動画メディアのグロースおよびマーケティング、アプリグロース等に従事。 明日からより可愛くなる、信頼できる情報を伝える Youtuberのキャスティングを強みとするUUUMが上場したり、同様のVAZが世間を賑わせたり、Youtuberまわりの話題に接しない日はない。 そんな領域で「明日からより可愛くなる、信頼できる情報を伝える」ことをミッションにサービスを提供しているのがMimiTVを運営する山下さんだ。 MimiTVは10代後半〜20代後半の女性に向けて、最適な形で、明日からより可愛く、美しくなれるメイクやヘアアレンジ、コスメなどの情報を発信している美容系動画メディアです。 MimiTVはいわゆる分散型動画メディア。アプリやYoutube、Facebook、Instagramなどを通じて動画で情報を伝える。Youtubeではその世代から支持を受けるモデルや芸能人が出演し、普段のメイクや流行りのメイクを紹介。Facebookやinstagramでは30秒程度の短い動画で隙間時間にさっと美意識を高められる動画を作成し、簡単にトレンドを取り入れられるようになっている。 アプリはそれぞれをまとめるハブの役割。 Youtubeではチャンネルを展開。詳細なメイク法など読み物の役割を果たしている。登録者数は21万人を超えるという。 Instagramでは公式アカウントを展開。スナップカタログのような役割を果たし15万人のフォロワーを抱える。 Facebookでもファンページがあり、1日4回と高い頻度で動画が投稿されている。いいね数は22万を超える。 さきほどあげたUUUMやVAZに加えC CHANNELなど競合が多い領域で、どのようにサービスを提供しているのだろうか。 ありそうでなかった、専門的で正しい情報へのこだわり 他のメディアとの違いを聞いてみた。 ポジショニングでは、C CHANNELは総合サイトですよね。VAZさんの運営するMelTVは近いところですがエンタメ寄り。私達は美容に特化して「使えるテクニックで専門的で正しい情報が見れるメディアを目指しています。 ユーザは10代後半から28歳くらいまでをターゲットにしています。YouTubeは若めのユーザーが多いので、メイクを始めるところからアンチエイジング手前まで幅広くカバーしていますね。雑誌で言うと、Vocheさんや美的さん、マキアさんなどになるでしょうか。 たしかにYoutubeを中核にするメディアで「信頼性」を売りにしているメディアは珍しいのかもしれない。美容情報を求めるユーザーをターゲットとしているところにも配慮しているのもあるのかもしれない。例えばFacebookページの動画投稿頻度の高さは社会人層を狙った施策とも考えられる。 インフルエンサーマーケのサービスのように見えるが、例として言及されているような美容雑誌を読む層に当てた王道のメディアを目指していると言えるだろう。 しかし「信頼性」は言うは易いが行うのは難しい。どんな取り組みをしているのか。 インフルエンサーメディアは、Youtuberさんにお任せ、というところも多いのですが、キャスティングから企画、撮影、編集をすべて内製化しています。また、収益源はスポンサードが基本になっています。クライアントからみても薬事法に引っかからないようにするなどはとても大事なので、必然的に正しい情報をわかりやすく届けることになります。 スポンサードモデルをとっておけば確かに、情報の正確さを担保するインセンティブはわきやすいだろう。山下さんは言う。 専門的で正しい情報にこだわっているのは必要最低限のことです。商品説明もするのでプロのヘアメイクに入ってもらったり。ピカ子(あんじゅ)さんに入ってもらってやっています。 出てくるキャストも、紙媒体などに出ている、すでに有名な人が信頼できる情報を伝えることにこだわっています。 確かに、チャンネルをのぞいてみれば前田希美さんなど、CMやテレビ番組で見かけるレベルのキャストが出演している。 各段階で信頼できる情報を届ける工夫をしている。 気分いいときに、人生はポジティブになる。 山下さんは男性なのだが、またどうしてメイクなのだろうか。 メイクするのが好きなわけではないですけど(笑)たくさんの人に毎日使ってほしいと思って。メイク美容は人口の半分が毎日接するのですごいこと。でっかい課題解決も大事だけど、まいにちの一瞬を幸せにするのってすごいことですよね。 「苦手なんだけど」みたいのをなくしていくと多くの人の毎日がよくなる。そっちの方が好きなんですよね。 山下さんは続ける。 気分いいときに、人生はポジティブになるじゃないですか。あさ、毎日リセットできるのはとってもいいなと思って。 ビジネス的にはどうだったのだろう。 MimiTVは動画コンテンツ製作に2年以上前から取り組んでいましたが、当時はネット内での有名人が個人で上げている感じだったんですよね。携帯の通信量の上限があがって、動画見る人が増えていく過程で法人がしっかりと編集しながら配信していく流れが強まると考えました。 伸びそうな領域の中でも、強みであるキャスティングが上手く活き、女性系メディアももっていたので美容系を選んだのは成功でした。 人物とタイミングと強みが一緒になって、事業として立ち上がったのがMimiTVだった。 「美容と言えばMimi」になる それでは将来はどうなるのだろう。 事業としては「美容と言えばMimi」になりたいと思っています。文字のままでよければ文字のままでいいし、ライブが伝わるならライブもあります。イベントやったり、紙面に出すなど、動画にこだわりすぎずやっていきたいですね。 美容に関しては見とけば安心というようなメディアにしたいです。 ライブコマースにMimiTVは進出している。実際のところはどうなのだろう。 ライブコマースはB-DashCampでも3社登壇しましたが、わたしたちもやってみて一番大きかったのは動画だけでは不十分なことってあるんだなと分かったことです。 というのも、LIVEを初めてみるとユーザーから集まるコメントや質問の中には数多く動画では解決できないような課題が見つかったからです。今はまだ、LIVE動画を見る習慣がないユーザーさんも多いですし、ライブコマースの中で1万個売る。みたいな販売個数ではなく、紹介されたブランドの認知度やイメージがどう変わっていくのかを注視しています。 ライブコマースはまだMimiの1機能だが、徐々に役割を大きくしていく見込みのよう。「美容と言えばMimi」を目指し分社化、7月にはBdashから資金調達も果たしスピードアップをしていく考えだ。 【番外編】キャンドルマフィアとして新しい事業を生み出すことに集中すればいい ここからはキャンドルマフィアシリーズとしての番外編。 MimiTVはCandleの1事業だったが、Candleマフィアのひとりとして5月に分社化しCandleの子会社になっている。 実は本インタビューは、Candle本体の執行役員を務める、古川さんに同席していただいたので、本体と子会社の関係性について聞いてみよう。…

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鉄筋工からAIスタートアップを創業?回収率130%の競馬予測サービス「SIVA」

SIVAという競馬予測サービスとAIシステム開発を主事業とする株式会社GAUSSの宇都宮さんに話を聞いた。 宇都宮綱紀 建築業(鉄筋工)勤務を経て、2006年(26歳)より独学でコンピュータを学びIT業界へ転職。2011年に富士通グループへスカウトにより転職。富士通ではシニアアーキテクトとして、金融系システム開発、パブリッククラウドの新規事業の立上に従事。自身のアイデアで社内の新規事業提案し、2度の事業立ち上げを経験。富士通エンジニアコンテスト(FUJIHACK)で2015年、2016年と初の2連覇を達成。 回収率130%の競馬予測サービス「SIVA」 宇都宮さんが提供するのは、競馬予測サービス「SIVA」。 競馬予測AIを作りました。過去通算の平均回収率は約130%で、うまく的中した日には、回収率288%を出したこともあります。2017年1月からサービス提供を開始し圧倒的な的中率を目指して日々数万件のレースデータから必要な情報をピックアップして提供するアプリです。 サイトには次世代の競馬とある。 利用イメージは宇都宮さんから提供してもらった動画がわかりやすい。 競馬アプリはいくつかあるが、どこが違うのかが気になるところだ。 どこもロジックを開示してないので困ったところですが、結果でお話しますね。ドワンゴ主催の電脳賞でSIVAは全日的中のパーフェクトを達成。さらに、4/2のレース予想では、第2回競技会初の5レースパーフェクト的中を達成しました。 実際昨年2016年の11月からは下の図のように、日々改善を繰り返し回収率100%を超える日が出るようになってきているとのこと。 とても失礼だが競馬アプリだけで生きていけるのだろうか。 そうですよね(笑)ANAPさんと共同で画像解析エンジンを開発したりしています。若いギャルの言葉や検索に特化していて、速度が強みです。ギャルの用語に対応したエンジンを作っている感じですね。 20-30万のデータを解析していますが教師なしでやっていて、グルーピングで自動学習をかけて、強化学習で学習をさせています。 このほかにもいくつかのエンジン提供をしているので、生きていけます(笑) こちらも利用イメージは宇都宮さんから提供してもらった動画がわかりやすい。 ANAPといえば超老舗。要求も厳しそうだ。どんな効果を狙っているのか。 ECサイトに商品を掲載する際に撮影した画像から、AIで最適なタグを自動生成し、検索エンジンからの消費者の流入数や検索ワードのヒット率の向上を図り、EC売上増加が見込めます。 また、ECサイト運営の中で特に従業員の手間と時間を費やしていた業務をAIで効率化することにより、更なるECサイトの利益率向上や顧客対応等の品質向上に注力できます。 ROIがしっかり設計されたAI導入となっているようだ。 鉄筋工から4次請SIを経て富士通、そして独立 宇都宮さんはどんなバックグラウンドの人なのか。 元々、高校を出て26歳まで鉄筋工だったんです。横浜駅を作ってましたよ。ライブドア事件をきっかけにこの道を志しました。 意味が分からない。プログラミングはできたのだろうか? いえ、全然。ですから2006年がわたしのプログラマー人生のスタートです。そこから富士通の下請けをやってる会社に入社しました。頑張ってたら2011年に富士通グループにスカウトされまして。 結構なスピードのステップアップに見える。聞けば新規事業の立ち上げもやっていたそう。 新規事業の立ち上げをやっていました。シニアアーキテクトにまでしていただいて金融系システム開発、パブリッククラウドの新規事業など、新規事業立ち上げを2度もやらせてもらいました。それに富士通エンジニアコンテスト(FUJIHACK)で2015年、2016年と初の2連覇を達成するなど、いい経験をさせてもらいました。 なんでそんな人が独立してしまったのだろう。 事業計画を書く仕事もとても勉強になったんですが「もっと作りたい!」となってしまったんですよね。会社でもSIVAの原型のサービスをやることが決定していましたね。でも、モチベーションが出すまで持続できなかったんです。 なんだかもったいない気もするが、起業するタイミングはそんなものだ。 効果があるAIを作りたい。ふつうの開発にしたい。 まだ起業して、半年のタイミングだが今後はどうしていくのだろう。 チーム組成は日本代表レベルだと思っています。たとえば一緒に創業してくれた取締役の関塚は、IBMとPwCを経て、経営コンサルティング業務を経験しています。そのほかに日本を代表するSIなどからメンバーが揃っています。みんながやりたいことをやれる会社にしたいですね。 インタビューに同席してくれた関塚さんは隣でうなづく。 わずか半年で複数の顧客を抱える事業はどうなのだろう。 共同開発で2件決まっていて滑り出しは良い状態です。ありがたいことに黒字なのですが、どんどん人が欲しいですね。 SIVAはもちろんですがB2B事業も事業部化して育てていきたいと思います。 最後に、今後の目指す姿を聞いた。 もっとAIって自由なもののはず、ブラックボックスになっていますよね。競馬を選んだのも「データが豊富」かつ「予想」を楽しむスポーツで人工知能と相性が良くて、結果が公開されているからです。しかも週毎にレースがあって予測の「結果検証」を短時間で行えるので、とってもオープンです。 効果があるAIを作り、ふつうの開発にしたい。その過程ですが最短でIPOを果たせたら最高ですね。 BtoC事業とBtoB事業の両輪を展開しながら、上場を目指していく計画だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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世界No.1のデータベース可視化サービスを目指す「Analytica」

経営者のためのビジネスデータ可視化ツールである、Analyticaを運営する株式会社ヴィクセスの林さんより、マッハ取材にお申し込みをいただきました。 KPI達成のためのデータベース可視化サービス、「Analytica」を運営 林高行 外資系金融機関にて営業、国内大手投資銀行にてデリバティブのクオンツとして従事後、株式会社ヴィクセスという会社を設立しました。 編集後記 サイトから、7日間の即日体験デモを受付中です。お気軽にお申込み頂けますと幸いです。 と、サービスのデモのご案内をいただいています。ぜひお試しください。 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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大企業やVCが寄ってたかってメンタリングするイベント「ASAC Batch4 Half Demo Day!!!」に行ってきた

冒頭「大手企業メンター40名以上が集うイベントとなった」とのASAC會田さんの報告から始まったイベント。 8月30日(水)に開催された イベント「ASAC Batch4 Half Demo Day!!!」。ASACとは「東京から世界に誇るリーディングカンパニーを生み出す」がテーマ。「新結合による新事業創出プラットフォーム」がASACの役割となる。トーマツベンチャーサポートと東京都が共同で運営する「成果にコミットすアクセラレーションプログラム」と銘打つプログラムだ。 今回集まった9社は、モチベーション管理から、農作物の販売まで幅広い。特徴としていえるのは社会的意義の高い事業が多いことだろう。このあたりは東京都の委託を受けてプログラムを運営しているところに由来している。 3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング まずは入口でパシャリ。 平日夜間の開催となったが、40名ほどの大企業メンターが集結しオープンイノベーションへの意気の高まりが感じられた。スケジュールは以下の通り。ASAC Batch4の採択企業9社によるピッチ(half demo pitch)が行われ、そののちスタートアップの事業課題に対しメンター陣がメンタリング(half demo bootcamp)を行う構成となった。 19:00~開会 19:00~19:15 opening 19:20~20:20 half demo pitch 20:30~21:00 half demo bootcamp① 21:00~21:30 half demo bootcamp② 21:30~22:00 half demo bootcamp③ ピッチ企業 2部は各スタートアップ企業による、1社4分のショートピッチが行われた。 企業ごとにトーマツベンチャーサポートの担当者がつく仕組みなのだが、ピッチごとに起業家を紹介してそののちピッチとなった。思いが強い担当者ほど語りすぎて起業家のピッチタイムを削っていき、親子の関係のような微笑ましい光景も見られた。 全ての企業が資金調達や大企業との連携を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 簡便、迅速な診断デバイス及び医療システムの研究開発 ナノティス株式会社では、東京大学との共同研究により、マイクロチップとスマートフォンによるインフルエンザ即時診断デバイスの研究開発を行っている。取り扱いに専門知識が不要で、不快感を伴わず誰でも迅速に診断を行うことのできる革新的な製品を開発することにより、患者/ 医療従事者双方への負担軽減、医療環境の悪い地域での的確な即時診断の実現を目指す。スマートフォンを用いるため、推奨される対応を その場で表示する等の革新的な医療サービスや、リアルタイムでの疫学調査も可能となる。将来はジカ熱、エボラ、HIVといった多様な感染症 に技術を応用し、世界のパンデミックを抑制することをミッションとしている。 体内時計を可視化する睡眠改善/労災防止サービス 生体センサーで体内時計を可視化できる腕時計型デバイス(非侵襲型で世界初)を開発。そのユーザーに対してCBT-I(医学的効果が認めら れている、不眠の認知行動療法)を基にした体内時計コーチングをアプリで提供することで不眠症を改善、睡眠質を向上させる「体内時計によ る健康管理:時間健康学(Chrono Wellness)」」を実現したい。これによって、医療機関へ行かずとも不眠症、睡眠リズム障害、時差ボケ、交代 勤務による心身の不調など、体内時計の乱れに起因する不調の改善・予防できる。そのデバイスとアプリを使って、企業向けの従業員健康改 善・労働生産性の向上、最適な労働時間を設定するB2Bサービスを行う。 人生を変える習慣化サービス「みんチャレ」 「チャレンジをカジュアルに」A10 Lab…