CATEGORY インタビュー

インタビュー

「心理学×AI」説明不可領域に切り込む「EMOSTA」

小川 修平   米大学卒業後7年間の投資銀行勤務を経て独立、M&Aブティックのパートナーとしてアドバイザリーをしつつ、グローバル人材育成事業、東南アジア進出支援事業などを手がけたのに、自らの事業としてエモスタを設立。32歳。 心理学×テクノロジー 人間の感情は定性的で計測ができない、世の中はそのような諦めムードである。そこにあえてメスを入れる企業がある、エモスタだ。一般的に定性的なものと呼ばれる感情を定量化できるソフトウェア開発し、そのパターンから「共感」や「コミュニケーションの質」の解析に挑戦をしている。 一言でいうと、「心理学×テクノロジー」です。人々があいまいにしている部分を定量的に説明をしたい、それがわたしたちの企業です。 わたしたちの研究分野は、主に人間の基礎感情データから意味のあるパターンを見出すことです。まずは世の中にまだ存在しない感情データを蓄積するために、ポール・エクマンの提唱する7つの基礎感情を判定できるディープラーニングを研究しています。AIの名前は「エモリーダー」。既に、人間の表情を何れかの感情として判定することが研究の成果によって達成できております。 その判定率は93%とかなり高い。     実際にはどの分野で役に立つのだろうか。 例えば、エモスタでは、「人間の学習における感情のサイクル」などの分野について分析をしています。学習サイクルにおいては、人は集中と非集中状態を繰り返し移動をしています。非集中状態に陥る前に、適切なアドバイスを受けることによって人は、再度集中状態に戻ることができます。この作業は熟練の教師やファシリテーターは無意識に行っていますが、定量的に分析はできていませんでした。   “Dynamics of affective states during complex learning” by S. D’Mello, 2011, Learning andInstruction, p. 3. Copyright 2011 by Elsevier.より許諾を得て掲載 上の表では人間の集中状態から非集中状態までの導線を表している。円で囲われているところは、人間の感情を表す。エモスタでは感情の変化ポイントを測定するつもりだ。それぞれのポイントに適切なアドバイスをいれることにより、人を再度集中状態に戻すことが可能である。「勘」や「経験」に頼っていた部分が、明確化されるのだ。 一番上の円が学習における集中をしている状態になります。次に学習の過程で、情報の新規性に対して抱く「驚き」や理解に困難があった場合は「行き詰まり」を感じます。 そこから、いかに集中している状態に戻すかが教師やファシリテーターの腕の見せ所です。教師やファシリテーターはこのようなタイミングで体験談を織り交ぜてわかりやすく説明したり、障壁を超えるために困難さへの共感を示したり、ともに解決する姿勢を示すことで集中している状態に戻すことができますが、これが適切に行われないと人は次第に課題解決をやめてしまい「無表情」を示します。 学習においてのケースですが、人生のいたるところ、学生や社会人でも全く同じことが言えます。逆に適切なタイミングで先にあげたようなコミュニケーションがなされると、課題解決に取り組みます。課題を解決した時、「達成感」を覚えると再度「集中」の状態に戻れるといわれます。この行動は、経歴が長い先生やファシリテーターなどが無意識に行っておりますが、これを心理学の知見とテクノロジーを組み合わせることで定量化・体系化する。人によって千差万別、表情に出ない人も多くいますよね。そこをディープラーニングで正確に判別をする、心理学で蓄積されている知見を適切なタイミングで活用できるようにする。これが我々の大きな目的でもあります。   感情判別の技術を使い、人々の感情の同期である「共感」ポイントの判別も可能だという。 共感ってどのタイミングで起こるか、感覚ではわかりますよね。ここも説明ができない分野なんです。 昔ある住宅販売の営業マンをモニターしたんです。営業先は30代付近の夫婦、夫が営業マンに質問しました。「〇〇さんは家を買ったことがありますか」営業マンは、「買ったことないです」と答えました。途端に夫婦ともにネガティブな感情が生まれ「共感」が発生しました。きっと家は売れなかったでしょうね。 逆に言うと売り上げが高い営業マンのパターンを分析して、お客様との共感の瞬間を認識することによって、定量的に顧客との関係性の構築や信頼形成などを感情&表情によって判定することができるようになります。 なんとなく、「すごいやつ」の理由を解明することができます。 また会議でも同じことが言えると思います。俗にいう「いいミーティング」ってあるじゃないですか。その瞬間ってみんなが共感していますよね。共感の感情を測定できれば、どの瞬間、どんな話で共感したかわかりますので、より質の高い会議を行うことが可能になります。 感情分析の技術は、今まで「感覚」に頼っていた部分を数値化できる。コミュニケーションに更なる磨きをかける、この壮大なプロジェクトに挑戦するつもりだ。 表情の裏にあるもの、それを知りたい なぜそれに興味をもったのか。 幼少期から学生まで、私はもともと引っ越し族でした。生まれは大分、小学校はアメリカ、中高私立で横浜、大学はアメリカでした。子供のころって引っ越しって結構ナイーブになりますよね。簡単に仲間外れにされてしまいますので、かなり人が何を考えているかをよく見ていました。そうしたらいつのまにか、それを説明したくなっちゃって。いい意味で人間への関心を持ちました。そこからは自然と人の感情をデータ化したいと思うようになってました。 義理の兄弟が共同創設者だという。 妹の旦那、義理の弟になるのですが、彼が共同創設者になります。彼は心理学の畑の人間ですが、同時に自身でプログラミングもできテクノロジーに明るいです。あるとき彼と話していて、心理学とAIを掛け合わせたら面白いという話がでてきて、是非世の中の課題解決に使おう、ということで今の会社をつくりました。   EMOTIONALな〇〇を作りたい 将来をきいた グッドパッチの心理学版みたいなサービスを作りたいと思っています。グッドパッチさんってデザインというツールを使って、世の中の課題解決に役だてていますよね。僕らは心理学×テクノロジーというツールを使って課題解決をしたいと思っているんですね、特に「心理学」の部分に重きを置いていきたいとは思っております。 心理学って結構学問としては研究されているんですけど、全然データ化はできてないんですよね。まずはそこの部分をしっかり研究できたらと思っています。 次は計測できた感情のデータをもとに、ロボットなどに搭載させたいですね。人ってカメラを向けられると自然でいられなくなりますよね、でもロボットだったら気になりませんよね。そこで人間に一番合う性格を感情側の視点から研究をしてみたいと思います。…

インタビュー

世界最大級!?”Startup GRIND TOKYO”「THE STARTUPS」社が開催

”StartupGrindTokyo” 世界クラス!起業家登壇イベント <Startup GRIND>とは… Startup GRINDは、2010年にシリコンバレーにて発祥し今では全世界125カ国、250都市、約100万人の起業家たちのグローバルコミュニティである。「THE STARTUPS」では、日本において唯一 「Startup GRIND TOKYO powered by Google for Entrepreneurs」の事務局を運営している。  イベント趣旨 1. EDUCATE(知識) 2. INSPIRE(知恵) 3. CONNECT(連結)   3つをテーマに起業家の成長を支援するイベントプログラムを展開している。登壇の依頼イベントは”2. INSPIRE(知恵)Fireside Chat”である。毎月成功を収めた起業家たちを招き、目指した夢を実現させたゲストの「経験」や「学び」をシェアしている場だ。 (参考資料)   当日の会場 会場:docks イベントスペース 住所:〒105-6004 東京都港区虎ノ門4-3-1虎ノ門4丁目3 城山トラストタワー4F 当日のスケジュール 18:00~ :受付開始 開場 18:00~19:00:Networking 19:00~20:00:(ご登壇)Fireside Chat ※1 20:00~20:30:(ご登壇)Q&A 20:30~20:45:登壇者様ネットワーキング/集合写真撮影 20:45~21:00    :閉会 ※1 インタビュアー形式とディスカッション形式。 ディスカッションの様子が全世界に動画配信。また、トーク時間、Q&Aは時間調整が可能だ。   編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

弁護士が資格を返上して挑む「世の中から紛争裁判をなくす」クラウド契約書サービスHolems

笹原健太 「世の中から紛争裁判をなくす」という志を掲げる。  弁護士として訴訟等を行う中で「契約書さえあれば訴訟にならなかったのに」という事案を数多く経験し、紛争裁判を防ぐためには契約書が最も重要であると感じる。  しかし、弁護士が契約書を作成したり、契約書の重要性などを説き続けることことだけでは限界があり、「最も簡単に契約書を作成・締結できる仕組み」を創らなければ、契約書を作ることが当たり前にならないと感じ、クラウド契約書作成・締結・管理システム「Holmes」を開発。 「世の中から紛争裁判をなくす」クラウド契約書サービス 日本の裁判件数は、一審の地裁事件と簡裁事件数を基準にするだけでも2013年には60万件。膨大な件数の民事紛争が起きているのが日本だ。 そんな社会課題を解決しようとしているスタートアップがある。それが「リグシー」だ。 一言でいうと「契約書の作成、締結、承認、管理までをカバーしているクラウド契約書サービス、Holmes」が私たちの事業です。 リグシーは企業の契約書作成を支援する「Holmes」を運営する。 企業に勤めている方ならお分かり頂けるだろうが、契約書にまつわる業務はとかく煩雑だ。下図のような関連する情報をまとめるだけでも一苦労。 代表の笹原さんによると、反響は意外なところから寄せられている。 ローンチしてみると、意外と大企業からの引き合いが多かったんですね。理由は3つありました。 まず、「管理できていない」。契約書は7年程度の管理が義務付けられているので保存をどの企業もしていますが、それだけに数が多く見つけられないんです。 次に、「経緯がわからない」。仮に紙の契約書だけがあっても、締結をした経緯がわからなかったりする。大企業であっても弁護士事務所でも履歴を持っている場合が少ないことがわかりました。 最後に、「めんどくさい」。締結までのコミュニュケーションコストがものすごく高い。2か月かけて契約書を作っている間に役務提供が終わってしまったりする。 こんな状況では、契約の本来の目的である紛争防止ができません。 Holmesはその工程をデジタル化し、3つの課題を解決しようとしている。 実際の画面では契約書毎にルームを作成し、履歴や関連ドキュメントを残しながら契約書が作成できる。開発者がソースコードを管理するリポジトリのようなイメージだ。 利用の流れは、導入前と変わらない。 契約書をテンプレートから選んでワードのように編集して、完成したら締結依頼を出していきます。契約書はURL形式で見ることができますので、お使いのツール、例えばLINEなどで承認をしていくことができます。 当然、変更履歴や変更者、承認履歴も全部見れます。参照してきた関連ファイルなども管理できますので資料が散逸することもありません。この手のサービスだと電子契約のイメージがあると思いますが紙面の契約もできます。 契約締結後にPDF化してアップロードするイメージですね。仮に紙で締結したとしても検索が可能なので管理が楽です。契約内容はCSVでDLでき、更新期限をセットするとアラートメールを送ったりもできるので、たくさんの文書を管理する際に便利です。 とはいえ、この領域は競合が増えてきているのも事実だ。競合サービスはあるのだろうか。 ありがたいことに比較でいくつかのサービスを上げていただくことがあります。どれも素晴らしいサービスです。 私たちはドキュメントのワークフロー全体に着目しています。契約ドキュメント業務を「大量文書管理」「タスク管理」「コミュニュケーション」3つに定義したんです。工程の一部に特化して成果を出されているサービスはたくさんありますが、作成、コミュニュケーション、保管を別々にやってきたのが現実です。 その意味でHolemsは契約業務の全体のコストをさげている珍しいサービスと言えると思います。 業務全体で契約に通じた笹原さんならではのサービスのようだ。 弁護士としての「何とか紛争裁判にならないように予防することはできないのか」 ではどのようにしてHolmesは生まれたのだろう。 実はもともと弁護士でした。弁護士時代、多くの裁判を取り扱ってきましたが、私が感じたことは、「たとえ裁判に勝ったとしても、クライアントは幸せではなさそうだな」ということです。 裁判においては、たとえ勝ったとしても、多くの時間、お金、精神的な負担を要します。また、何よりも、昨日の友人や取引先、会社や仲間と戦い、それらを失ってしまうことも少なくありません。 そこから、「できることなら、紛争や裁判はない方が良いのではないか」、「何とか紛争裁判にならないように予防することはできないのか」ということを強く考えるようになりました。 弁護士時代の課題感から始まったのがHolemesというわけだ。弁護士として解決する道はなかったのだろうか? なぜ紛争が起きるかというと、契約書が適切でない場合が多いんですね。特に長期の契約の場合、途中で変わっていく実態に即して内容を修正しなかったりするのが現実です。 理由を考えると「面倒だから」だなと思い当った。 弁護士として啓蒙してても限界があるんですね。弁護士は大変な苦労をしながら契約書を作るわけで、安い値段で受けるわけにもいきませんし。企業側も依頼すること自体が面倒。 ですから、プロダクトアプローチではじめました。 なんでも笹原さんは先ほど弁護士資格を返上したとのこと。弁護士や法務業界に通暁した笹原さんならではの課題感と決断だったようだ。 士業と対立するものではなく士業の本質業務を増やすツール 将来を聞いた。いわゆる士業と対立する構造にならないのだろうか。 弁護士や司法書士、企業法務の仕事を減らすと言うよりも、本来的な業務を担える時間を増やしたいんです。契約書に関わる人間の本来的な業務とは、契約業務はもちろんですが、法律相談にのったり、裁判に対応したり、法務戦略を担ったりすることです。 ですから最近、士業アカウントを始めました。1か月で無広告で数百人の登録が来たんですよ。一番多いのは弁護士ですが、ほとんどの士業から登録が来ました。契約書業務の管理ツールとして利用をいただいてます。 士業アカウントはHolmes上で企業をサポートする特別なアカウントを無料で発行され、顧問先との業務効率化が図れる。 たしかに士業側も管理コストは変わらないわけだから、そこが減ることに抵抗感は少ないだろう。 紛争を防ぐコミュニュケーションツールとして確立していきたいですね。契約管理ののためのセールスフォースを目指しています。 紛争裁判を減らすために次に手を付けたいのは、お金周りです。 現在のHolmesでできた契約書に基づいて請求書が送付されて、払い日の管理、入金管理までできれば紛争をもっと減らせると考えています。 だいたいお金の話でもめるのは人の常ですしね。 紛争を減らすWebサービスの今後が楽しみだ。 編集後記 日本初「人工知能スタートアップ特化型」AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。 日本初「HRを”Hackする”スタートアップ投資」ファンド投資希望者募集中。 15分で取材完了、マッハ取材受付中。

インタビュー

「クラウド上司」を提供する「YeLL(エール)」

櫻井将 横浜国立大学経営システム科学科卒業。ワークスアプリケーションズにて営業部・人事総務部のマネージャを経て、プロジェクトマネジメント会社のgCストーリーに入社。営業・新規事業開発と、健康経営を支援する子会社を担当。両社にてGPTW「働きがいのある会社」ランキングにてベストカンパニーを受賞。 「働きがい」を考える一般社団法人にて理事、「志」を発見する団体の主催、幼児教育に関わるNPO設立、経営者へのメンタリング・コーチングなどを通し、“個人の幸せ” と “組織の幸せ” の両立についての探究を行う。 2017年2月よりエール株式会社に入社。2017年10月より経営参画し、「YeLL(エール)」のサービス拡大に従事。 クラウド上司を提供 管理職になりたくない社員は増えている。そんな中面白いサービスがある。「クラウド型人事サービス」の「YeLL」だ。 例えれば「クラウド上司」を提供しています。組織の現場社員1人1人に、クラウドサポーターと呼ばれる外部メンターがつき、それぞれの悩みの解決や1人1人の生産性の向上をするためのやりとりを継続的に行います。それにより具体的には離職率が下がり、またエンゲージメントスコアがアップします。その個別のやりとりを統合して組織の状態を分析します。 クラウド上司とは面白い表現だが、なぜそんなコンセプトなのだろう。 一般的な企業で、上司の仕事は三つありますよね。長期的なメンバー育成、短期的なメンバー育成、そして成果の管理です。しかし、現実的には数字を追うことに重きを置きがちで長期的にメンバーの育成に注力することは難しいです。その一部を代替するのが「クラウド型人事サービス」の「YeLL」です。 ただ、クラウド上司といっても、実際に上司の仕事を代替しようとは思っていない。メンバーのモチベーションには、他者からの自分への評価や愚痴など、人に聞いてもらいたいという欲求が背景にあります。また、これからの時代、「働く」というキーワードと切っても切り離せない「自分は何がしたいのか?楽しいのか?」「自分は何者なのか?」という問いからの深い動機づけが必要です。そこを代行しようと考えたのです。 上司部下の関係って、なんだかんだ私情が入ってしまうじゃないですか。そうすると、上司は素直に話を受け止めることが出来ず、部下に至っては怒られるのを怖がって、相談をためらってしまいますよね。そこで考えたんです、第三者だと余計な感情が入らずにアドバイスを受けられるんじゃないかって。 現在の導入企業の満足度は80%超。 櫻井さんによると、意外な反響があった。当初想定していた「メンバーのためのメンタリング」が、まさかの部長クラスに人気を博していた。 例えばある導入企業ではこんな声が聞かれている。 「実は、YeLLを導入して一番得をしたのは我々管理職なんです。YeLLを導入すると、今の若者が求めていることがよくわかります。我々は90名弱の組織ですが、YeLLを通して日々成長してます。当社にとっては、そこも大きいメリットの一つですね」 この高い満足の理由はYeLLのユーザーに電話サポートを行うサポーターにある。YeLLではサポーターの属性を分析し相性の良い3人のサポーターを推薦、ユーザーは一人選び質の高いメンタリングを受けることができる。 さらにYeLLのサポーターは専門家だけでなく同じ目線の副業のビジネスマンも多く、ユーザーの気持ちを理解できるのもポイントだろう。 管理職だからこそ、コミュニケーションが上手くいかない体験 なぜこんなサービスを行っているのだろう。 櫻井さんは、システム開発会社に新卒入社し、トップ営業として名を連ねる。気が付けば、興味はプレイヤーとしてよりもも組織の構築をする方が楽しくなっていたと言う。その後、プロジェクトマネジメント会社に入社、新規事業営業と組織マネジメントに携わる。 常に、人を育てるということを念頭に置いていた櫻井さんだが、きっかけになったのはあるできごとだった。 実は昔、犯罪を犯してしまった部下を持った経験があるんです。ある社員がプライベートで非常に辛い出来事があって、仕事に身が入らない。当時の課長では手に負えなく、部長職だった私のところに話が来たんですよ。 私も当時、週に一回時間をかけて、話を聞いてたんですけどね、なんだかんだ上司部下の関係じゃないですか。心のどこかで「そんなことぐらいで仕事から逃げてんじゃねーよ」って思ってたんですよ。そしたら次第に会社に来なくなってしまいまして。 半年後ふと、私のもとに手紙が届いたんですね。今、留置所に入ってますと、あわてて、向かいましたね。ガラス越しに話をしたんですが、そこで初めて上司としてではなく、一人の人間として向き合えたんです。そうしたら彼から「きちんと罪を償って、必ずもう一度、人の役に立てるようになります」って言ってくれたんです。 利害関係のある上司部下や家族の関係には、どうしても感情が入ります。これは仕方がないことです。そんな時に利害関係のない人が関わることがとても重要なんだと気がつきました。「相手以上に相手を信じる」という関わり方が、相手にもの凄いエネルギーを与えるんだと。 こんな「第三者の存在の重要性」に気づいたタイミングで、YeLLの経営をやらないかと声がかかったのだった。 循環型のクラウドプラットフォームを作りたい 将来をきいた。 コンサルファームとかの組織診断で課題抽出はできます。また最近のHR Techサービス等でエンゲージメントを見える化するという動きは活発になっています。これはとても素晴らしいことだと思います。一方で、実際にどうやって社員一人ひとりのエンゲージメントを高めるのか?という問題は、まだ解決されていません。最後は社員一人ひとりの感情を扱う必要があります。最新の脳神経科学でも証明されているように、人の行動を決定するのは「思考」ではなく「感情」です。YeLLは社員一人ひとりの感情にアプローチすることで組織の課題を解決していきます。診断系のサービスとの提携も視野に入れています。   もうひとつ狙いがあるそうだ。   現在YeLLのサポーターは「副業」「育休中の女性」「コーチ・カウンセラー」の方が多いです。そんな中、元々はYeLLでサポートを受けていたユーザーが、サポーターとなるケースが非常に増えています。逆にサポーターをやっている方の会社で導入されるケースも増えています。このような組織の枠を超えて循環する「人材開発プラットフォーム」を展開していきます。   現在はB2Bで展開中だが、一般ユーザーにも当サービスを解放する選択肢も持ちながら循環型のプラットフォームとしてサービスを拡大する計画だ。 編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

「いつでもどこでも高品質なパーソナルトレーニングを受けられるようにする」為のウェブサービス「すぐトレ」

「いつでもどこでも高品質なパーソナルトレーニングを受けられるようにする」為のウェブサービス「すぐトレ」 宇野健人 大学卒業後、外資コンサルティング大手アクセンチュアに入社。 その後トランス・コスモスなどで多数のベンチャー企業インキュベーションに関わりました。 2011年「発注ナビ」を創業、2015年アイティメディアにより買収。 その後は大企業のイノベーション創出支援、戦略策定支援などにコンサルタントとして携わり、2018年より現職となります。 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

海外で言葉が通じず困ったときに、プロの通訳者にオンラインで通訳を依頼できるアプリ「JellyTalk」

海外で言葉が通じず困ったときに、プロの通訳者にオンラインで通訳を依頼できるアプリ「JellyTalk」 徳嶺あかり(右)ディレクター 1990年生まれ。沖縄県出身。琉球大学観光産業科学部卒。沖縄学生ビジネスコンテストで2年連続最優秀賞を受賞。Samural Incubate主催のピッチコンテストで出資の話をうけるが、学生期間中の起業は断念。沖縄のIT企業にマーケティング担当として入社、営業、広報、新規事業担当を歴任。Startup WeekendやPOStudy等、沖縄でのスタートアップ関連の沖縄コミュニティに参画。2015年にフリーランスのWebディレクターとして独立。半年間の東南アジア巡りを経てとくしま有機農業サポートセンターで農業を学んだ後、ベトナム農業プロジェクトに参画し、約1年間現場で農業に携わる。現在はオンライン通訳アプリJellyTalkとベトナム農業メディアを運営。 宮里悠平(左)エンジニア 1984年生まれ。沖縄県出身。早稲田大学教育学部英語英文学科卒。在学中コンピュータに目覚め、秋葉原の組込システム開発会社にてアルバイト。卒業後、沖縄のIT企業にエンジニアとして入社。2014年8月にフリーランスとして独立。JINS MEME ハッカソン優勝。ウェアラブルデバイス向けのアプリ開発などに携わる。以後同上。 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

留学選抜率84%、交換留学支援「交換留学.com」

留学選抜率84%、交換留学支援「交換留学.com」 天野央登 慶應義塾大学経済学部入学後、在学中に海外留学の支援を行う合同会社イニシャルを設立。2017年5月、学生起業家輩出プロジェクトKBB Nextにおいて最優秀賞を受賞。この賞で評価された交換留学志望学生を支援するサービスを開始し、Webメディア「交換留学.com」を開設。交換留学選抜の支援実績を順調に増やし、1年目の交換留学選抜率は、84%と圧倒的な実績を誇る。受講者からも「自分1人では絶対に知らなかった事柄や交換留学の選考に向けて非常にタメになることを教えてもらった」「事前準備が大切だということを改めて感じた。実際交換留学を経験した方ということもあり、とても説得力がある」という声が多数。 現在、シンガポール国立大学に交換留学をしながら、シンガポールと東京で事業を展開中。 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

「ハタラキゴコチをより良くする会社」GOOD GREENの観葉植物レンタル事業

「ハタラキゴコチをより良くする会社」GOOD GREENの観葉植物レンタル事業 西澤正文 慶應義塾大学総合政策学部を卒業し、新日本監査法人国際部、J.P.Morgan証券株式調査部、デロイトトーマツコンサルティングCFOサービスを経て、レバレジーズ株式会社にて新規事業開発室・中途採用責任者・事業部長を経験。2016年に「ハタラキゴコチをより良くする会社」を目指してGOOD GREEN を創業。 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

話題のWebサービス・アプリが見つかる「Apppla(アプラ)」

話題のWebサービス・アプリが見つかる「Apppla(アプラ)」 酒井英伸 大学で情報コースに配属された事を機にプログラミングを学習し始める。Misoca、リクルートを始めとするIT企業でインターンを経験。U-22プロコンで英語学習サイト「ついまな」が経済産業省商務情報政策局長賞を受賞。学生クリエイティブ集団「OthloTech」代表わず。 GitHub: https://github.com/hyde2able スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

ASAC 5期 Demo Day 優勝は医師向けQAサービスのAntaa

冒頭「東京から世界のリーディングカンパニーを」とのASAC會田さんのコンセプト宣言から始まったイベント。 3月27日(火)に開催された イベント「ASAC 5期 Demo Day」。ASACとは「東京から世界に誇るリーディングカンパニーを生み出す」がテーマ。「新結合による新事業創出プラットフォーム」がASACの役割となる。監査法人トーマツと東京都が共同で運営する「成果にコミットすアクセラレーションプログラム」と銘打つプログラムだ。 バッチ5期生の8社は、AIによるニュース提供から、建設ASPまで幅広い。特徴としていえるのは社会的意義の高い事業が多いことだろう。このあたりは東京都の委託を受けてプログラムを運営しているところに由来している。さらに先輩起業家としてASACの卒業生も2社ピッチすることとなった。 3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング 平日夜間の開催だが、100名ほどの投資家、メディア、観覧者、先輩起業家が集結しオープンイノベーションへの意気の高まりが感じられた。 最初にASACのコンセプトについて會田さんよりピッチ。 ASACは大企業のメンターを中心とした90名のメンターの協力により運営されている。 応募企業数も1バッチあたり数十社の水準で比較的倍率の高いアクセラレーターた。 特徴としてメディアデーがあげられ、記事露出がかなりの量を数える。 調達支援なども行い、直近では農産物C2CのVividGardenなどが記憶に新しい。 過去4バッチの輩出企業は以下の通り。 ASAC Batch5 参加企業によるピッチ 2部は1社4分のショートピッチののちオーディエンスから投票を受ける。資金調達や大企業との連携を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 ストックマーク ホワイトカラー業務の20%は「情報収集」に使われており、さらにチームでチェックすべき重要ニュースはほとんど同じにもかかわらず、 いまだに各個人で非効率な情報が行われています。Anewsでは、国内外3万メディアからリリースされる1日30万記事を収集し、最先端のAIにより各企業・部署別にカスタマイズして配信することで、情報収集を飛躍的に効率化します。ビジネス活動のベースとなる「情報収集」をAIで効率化することで、ホワイトカラーの生産性向上を目指しています。現在、経済産業省様、帝人様、セブン銀行様、博報堂様、三菱商事様、リクルート様など、リリースから半年で450社以上にご利用いただいています。 [ピッチメモ] 働き方改革をキーワードに、企業内の情報収集コストを業務時間の20%であると捉え、AIが社内チーム向けのニュース配信を行うサービス「Anews」で解決をする。ざっくり言えば個社に合わせた「業界新聞」を作るイメージ。機械学習などを活用し記事の見出し自動作成などを行い業務時間の1%を削減すればよいコスト感の1ID3000円で約600社に導入済み。フューチャープランは社内情報の収集も含めたニュースプラットフォームになること。 ひと旅 日本には、約1,700自治体ありますが、旅行先に選ばれる地域は一握りです。 では、著名な観光名所がない地域には、魅力がないのでしょうか。 私たちは、”地域に住む人”が一番の魅力であり、地域の財産だと考えます。 地域の人と出逢い、会話の中で地域の魅力を知り、”第二の家族”のような関係性を築いた観光客は、 自然と地域への愛着が生まれ、居住地に戻った後も自らが広告塔となり周りへPRします。 本サービスを通じて、地域や地域の人のファンを増やし「観光名所がないから、人が来ない」という考えを変えます。 [ピッチメモ] 例えば京丹後のエリアだけでも空いているのに埋まらない宿泊施設の損失は1500万円、人手不足を感じる施設は8割。お手伝いとして地域にユーザーを送り込み、宿泊と労働をしてもらうことでカバーする。交通費を負担し、業務のマニュアル化を行うことでマッチングを成立させている。9地域2自治体、関東を中心とし3大学と連携して志賀高原等で実績を生んでいる。マネタイズは有料会員や交通機関とのアライアンス等を想定している。フューチャープランは旅館等の改善点を提案する覆面リサーチャーのようなマーケティングサービスを検討している。 Ofuse 僕たちは、”形のない物に対価を払う意識を根付かせる” をミッションに掲げております。 “形のない物”とは、アニメや漫画などの作品を通じて受け取った感動や勇気すなわち”心の変化”のことです。 そして、人々の心の変化を生み出す者こそがクリエイターであり、 そのようなクリエイターに対して正当な対価が払われる仕組みを提供します。 それは、コンテンツ産業の成長が著しい中、 制作現場が非常に厳しい状況に置かれているからこそ仕組みを通じて解決する必要があり、 Ofuseというサービスはその第一歩です。 [ピッチメモ] アニメ産業は盛り上がっているがアニメータの生活は厳しい。ファンの間でもクリエイターの生活改善の声は上がっているが、なかなか進んでいない。そこを解決するのが1文字2円のファンレターサービス「Ofuse」。実際のコミケ等でも使われている仕組みをWeb化する。9割以上をクリエイターに還元し、クラウドファンディングにあるようなお返しをする負荷も不要。銀魂、ソードアートオンライン、とあるシリーズのクリエイターなども参加している。数千の事前登録もあり、資金調達を行っている。 IMPAKT 開発途上国でのビジネスに特化して、単発でコンサルティングを提供するプラットフォーム「IMPAKT」を運営しています。企業の国際化は年々増えていますが、現地の肌感覚や経験者の知見は活用されておらず、必要としている企業に届いていないのが現状です。本サービスでは、個人の知見をシェアして、現場の情報に詳しいアドバイザーと、情報を求めているクライアントをweb上でマッチングします。いつでもどこでもその道の経験者に相談できることで、これまで情報取得にかかっていたコストや時間、不安などから企業を解放します。そして国際化のハードルとリスクを下げ、日本発・世界を変えるイノベーションを加速させることを目指します。 [ピッチメモ] 新興国向けスポットコンサルを提供。創業者がJICA時代に感じた、肌感がわからない、コストがたかい、相談相手がいないという課題を解決する。オンラインで知見を提供することでコストを下げ無料版と有料版を提供している。ビザスクの海外展開特化版のイメージ。低コストであることが売りでテレビ出演なども経験した60名のコンサルタントが登録されている。マネタイズは利用料と固定費30万円~とコンサルサービスの1/10程度。将来は事業領域を関連領域に拡大して行く想定。 株式会社ファミワン 6組に1組が妊娠に向けて検査や治療を行っているという現実がある一方、多くの夫婦が不安や悩みを抱えながら取り組んでいます。情報不足によって妊娠率の下がった高齢になってから治療を始めたケースや、不正確な情報に振り回されてしまい時間とお金を無駄にしてしまうケースも少なくありません。 ファミワンでは、妊活に取り組む夫婦にパーソナライズされたサポートを提供します。東京大学や医療機関との共同研究、不妊カウンセラーや不妊症看護認定看護師などの知見、そして経験者の声を集約し、状況に合わせたアドバイスを実施。年齢や妊活経験に合わせた情報提供・意識啓蒙・行動推奨を行い、夫婦二人で適切に妊活に取り組む世界を作ります。 [ピッチメモ] 妊娠を希望する夫婦は1000万組、直近でも体外受精の数は伸びており、クラスにひとり体外受精の子がいるイメージ。妊活は平均59万円18か月の時間とコストがかかる。解決しようとしても正しい情報がすくなく夫婦のモチベーションを維持しずらく、相談相手がいないと言う課題がある。ファミワンは夫婦個々に合わせてLINEを通じたパーソナルアドバイスを送っていく。問診票をベースに専門家がアドバイスをしている。3980円/月の有料プランや法人向け福利厚生でマネタイズしていく。創薬やシンクタンク、クリニック送客まで広げていく構想。 ライブデリジャパン…

インタビュー

「半世紀視点で仕事する」スタートアップ、アペルザは製造業×インターネットで世界一を狙う

石原誠 新卒で株式会社キーエンスに入社。東京営業所にてコンサルティングセールスに従事。 2001年より社内ベンチャープロジェクトとしてキーエンス初のインターネット事業「iPROS(イプロス)」の立ち上げに参画。執行役員として「サービス開発」「メディア運営」「経営企画」を担当。 2014年3月にイプロスを退職し、教育系(EduTech)スタートアップである株式会社ポリグロッツを創業。英語学習者向けiPhoneアプリをリリースし、2014年のAppleベストアプリに選出される。2014年9月に創業した株式会社エデュート(Edut)では、教育向けアプリ構築プラットフォームサービスをリリース。数々のビジネスコンテストで受賞を経験。 その後、株式会社クルーズを創業。2016年7月の株式会社FAナビ及びオートメ新聞株式会社との経営統合を期に株式会社アペルザの代表取締役社長に就任する。 製造業向けのインターネットコングロマリット 製造業は日本の基幹産業で世界でも最も大きな産業の一つ。そんな製造業を支える設備産業は国内でも22.6兆円と非常に巨大な規模だ。 それをチャンスと捉えITを業界に持ち込み改革を進めるスタートアップがある。それが「アペルザ」だ。 一言でいうと「製造業向けのインターネットコングロマリット」です。創業して1年半の会社ですが、既にいくつかのサービスを提供しています。 製造業向けと一口に言っても広いですが、我々がフォーカスしているのは、設備産業と言われる市場です。 国内には約40万事業所もの工場があるのですが、工場というものは設備産業です。では、その設備や工場は誰が作っているのかというと、基本的には設備はアウトソースしているんです。ですから、工場で使われる設備を作るという産業(=設備産業)が存在するのです。我々はそこにフォーカスしています。乱暴に言うと、設備の売り手であるメーカーや商社と買い手である工場を結ぶビジネスをやっているんです。 アペルザのサービスは情報収集・比較検討・調達購買という購買の各プロセスに最適に対応している。情報収集の段階に対応しているのがメディア事業である。業界新聞の「オートメーション新聞」や現場で働く人向けのWebメディア「ものづくりニュース」など、専門性の高いメディアを複数運営している。 購買プロセスの第2ステップとなるのが比較検討段階。あらゆるメーカーの製品カタログを収集してデータベース化している「Aperza Catalog(アペルザカタログ)」は、選定業務の工数削減に圧倒的に貢献しているらしい。 さらには購買プロセスの最終段階である調達購買においても、業界初のサービスを提供している。工業用資材の価格比較サイトは、さながら製造業版の価格.comのようなサービスで、相見積りを取るのが当たり前という商習慣を逆手にとるものとなっている。 なぜこんなサービス展開を行っているのだろう。 製造業の設備業界というのは、未だにアナログ営業マンが全国の工場を歩き回るというスタイルが現役です。商流もメーカーから2次3次商流へと長いバリューチェーンを経て製品が流通しています。例えるならば、商店街にある町の電気屋さんがテレビを売っていた頃のような、昔の家電業界のような状態が今もなお残っているのです。 ただ、スマホのように製品のライフサイクルが短くなってきて、長い販売バリューチェーンが機能しなくなってきているのも事実です。特に設備投資は時間がかかる投資なので。 ならば売り方を変えれば?と考えますが、情報の非対称性のため未だに売り手が強く、それに立ち向かうようなサービスも生まれてきませんでした。長い時間をかけて構築された市場構造を変えることは困難を極めますが、この市場課題を解決するため、我々は立ち上がったのです。 石原さんによるとこの業界には面白い特徴があるそうだ。 製造業は景気が良い時に、Eコマースを伸ばしています。不景気の時に伸びている消費財のECとは逆なのが興味深いですね。 設備投資は小さい金額ではありませんから「多少高くてもいいものを買いたい」ということになります。特に製造ラインの要を担う部品となると、ラインを止める損失と比較して製品を選定します。 当然単価が高い商品は対面営業が残ります。しかしながら、慢性的に人手不足の業界ですから、低単価はECでやりたいとなるのは自然な流れです。こうして、景気が良いほどECが伸びるという特性を持っています。 時代に対応するのに時間がかかる業界の「もっと製品を売りたい」「もっと知っていただきたい」に応える事業展開と言うことだろう。 業界の産業構造をシンプルに、ヘルシーな産業構造を創りたい ではどのようにしてアペルザは生まれたのだろう。 製造業のど真ん中、愛知出身で、身内の大半もメーカーで働いているような家庭環境でした。そんなこともあって、自然と製造業に興味を持ったという流れですね。もうひとつは、日本の産業を支えていると言っても過言ではない基幹産業をエンパワーメントすることで、社会に大きく貢献したいという想いですね。 そんな思いを持って新卒ではキーエンスに入社しました。営業として、たくさんの工場を見た経験は今でも生きています。転機となったのは、社内ベンチャープロジェクトに関わったことです。キーエンスにとって初となるインターネット事業の立ち上げに携わり、多くのことを学びました。その辺りから、経営というものに強く興味を持ち始めました。 2014年3月に退職した時には、それまでに学んだことを生かし腕試しをしたかったので、全く地の利のない教育市場(EduTech)で起業しました。iPhoneアプリを作ってリリースしたところ、その年のAppleベストアプリに選出され、少しだけ自信にも繋がりました。 こうした起業経験の中でも、製造業に関する想いは変わりませんでした。なので、今のアペルザという会社を創り、新たな気持ちで挑戦を続けています。 一度はシリアルアントレプレナーとして離れた製造業への思いが詰まったのがアペルザというわけだ。 石原さんにはもうひとつ、創業にあたっての想いがあった。 トヨタなど多くのメーカーは世界で戦っているし、それに伴って設備産業も世界中に出ています。つまり日本のモノづくり産業、設備産業は世界標準なのです。 日本が本来強い製造業だからこそ、世界で通用するインターネットサービスを作りたい。海外でも勝ち抜ける領域だと信じ、最初からグローバルにやっていこうと決めています。 開国の地である横浜にオフィスを構えたというのも、そんな理由があるんですよ。 日本が世界で勝てる領域はモノづくりで、石原さんが取り組むIT領域は勝ち筋に思える。 半世紀視点をもって仕事をしよう 将来を聞いた。 「半世紀視点をもって仕事をしよう」と言っていますので、結構遠い未来まで妄想していますよ(笑) この業界には「情報流通」「取引のあり方」「コミュニケーション」という3つのバリアがあると考えています。そのバリアを打ち壊すために、これまでサービスを立ち上げてきました。そして、この3月にマーケットプレイスをリリースし、ようやく3つの壁を壊す領域を網羅できたのです。 とは言え、まだサービスの提供を開始したものばかりですので、ひとつひとつのサービスをキチンと成長させていく必要があります。そして、それぞれのサービスの間を有機的に繋いでいくことを考えています。 次のステップは海外展開ですね。日本の製造業は、海外でとてもプレゼンスが高いので、日本ブランドをテコにしてグローバル展開に挑戦して行きたいところです。 もちろん、それ以外にも新たなサービスを立ち上げていくことも考えています。例えば、製造業の中小企業の悩みのひとつに、資金繰りがあります。こうした課題を解決できる金融サービスなども挑戦したいです。製造業でも他の業界同様「ヒト・モノ・カネ」の悩みは尽きませんから、どんどん解決していきたいと思っています。 半世紀視点とは、スタートアップでも珍しい視点に思える。 キーエンスを退職した後、教育系スタートアップを創業しましたが、教育は人が育つまで時間がかかります。製造業も同じだと考えています。今、流通しているテクノロジーを見ると、数十年以上前に発明されたものがほとんどで、実用化され市場に浸透するまで長い期間を要しています。 ですから、私達も長い目線で考えてビジネスをやりたいと思ってるんです。自分たちの代の先を見据え、世代を超える事業を営んでいきたい。さらにはチームで取り組むというということにもこだわっていきたいですね。 一過性のビジネスが自分には合わないということもありますが、製造業に適したエコシステムを作るには「半世紀先」くらいを見ていくのがちょうどいいと思うんですよね。 製造業にこだわり、世界一になれるかもしれないスタートアップの半世紀後が楽しみだ。 編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

「学び」を重視するエンジェル投資家が語る、投資のポイント

宮地 俊充 静岡県浜松市出身。浜松日体高校を経て、2000年4月に青山学院大学法学部に入学。在学中は、ミュージシャンおよび作家を目指し、電波少年的放送局企画部 放送作家トキワ荘などに出演。 しかしその道でプロになれず、卒業後の進路を決めかねていたときに、同じ大学のサイバーエージェント藤田晋氏の書籍「渋谷ではたらく社長の告白」を読み、音楽や番組作り以外に、会社作りやサービス作りもクリエイティブな仕事だと気づき、ビジネスの道を志す。その後公認会計士試験合格後、監査法人、M&Aファーム、ITベンチャー役員を経て2011年11月株式会社ベストティーチャーを創業。 ベネッセ、Z会、旺文社、ジャパンタイムズなど教育系大手と提携し、革新的なオンライン学習サービスを開発。2016年8月にSAPIX YOZEMI GROUPに参画。 AI、IoT、VR/AR/MTといった新規事業に取り組む傍ら、日本初「人工知能スタートアップ特化型」アクセラレータープログラムAI.Accelerator等でメンターを行なう。2017年12月にベストティーチャー退任後、エンジェル投資家・経営顧問として活動。 2018年2月、音楽活動用の法人である株式会社ティーンスピリットを創業。代表取締役社長に就任。(wikipediaより) 社会がおもしろくなりそうかをポイントに、共感できなければ投資しない スタートアップに個人で資金を出すエンジェル投資家が増えている。しかしなかなかその活動は見えにくい。 自らも起業家として起業しExit。そのノウハウと資金を元に投資活動を行っている宮地 俊充さんに話を聞いてきた。 「シードからシリーズAの必要資金を全部出す」スタンスで、プロダクトリリースしてすぐのスタートアップに投資しています。サムライさんとかMovidaさんの金額大きい版をやって代理CFOをこなしていくイメージですね。公開している投資先はVAZやMiddleFieldがあげられます。 宮地さんの投資先の代表はこの2社だ。 投資のポリシーなどはあるのだろうか? 特にテーマ領域はないですが、これから来る市場かつ成長市場であることは前提として押さえます。もうひとつは自分が共感できるポイントがあるかを見ています。具体的には「社会が面白くなりそうか」ですね。そこで共感できなければ投資しません。 VAZとMiddleFieldは、両方とも「今までの価値観にはなかったけど、あったら社会が面白くなりそう」というところがよかったですね。 なんでも宮地さんは月に20社程度のスタートアップと面談すると言う。起業家とのランチを週4-5日、1時間の面談。顧客紹介することもあるそうだ。実際会ってみて人として見ているところを教えてもらった。 少なくとも3-5年付き合うことになるので、仲間感が持てるかどうかです。もうひとつはPDCAが回っていることを重視していますかね。あとはフィードバックなどを一度受け入れて、採用するかどうかは別としてしっかり解釈できる人だととてもいいです。 面談から投資に進んだエピソードを聞いてみた。 MiddleFieldはプロトスター栗島さんのところで会いました。成長産業なのもわかるけど私が車乗らないし、面談の時に資本政策とかを教えて、体よく断ったつもりだったんですけど(笑) 彼らの方から「宮地さんがいいです」って言ってくれて、オフィスに遊びに行って実際チームを見てみるとNO.2がちゃんといてバランスがいいなと。もうひとつはWebでない業界にWebを入れてく所がよいなと思いました。 CEOの中山さんは「苦手なタイプだと思ったけどそういうのもアリだ」と考えたそうです。COOの片岡さんは「オフィスに来てくれた時にフラットな感じでいいと感じた」そうです。なんともバランスがいいでしょ。 VAZはもう事業としては結構出来上がっていて、個人として興味があるエンタメ分野。やらない理由はなかったんですが、いろいろ大変なこともある中、折れずにきちんと体制を戻してくるCEOの森さんの心の強さを感じたところが大きかったですね。 とにこやかに話す宮地さん。 社会的ニーズがあり、学びが大きいエンジェルという仕事 どのようにしてエンジェル投資家の宮地さんは生まれたのだろう。 起業家としてベストティーチャーを創業して、成長させることができ事業を売却して資金ができました。最初は自分を育ててくれた起業エコシステムに貢献したいと考えていたら、単純にエンジェルニーズがある、社会的ニーズがあるということから始めました。 やっていくうちに気づきがあったのは、「投資検討する流れで経営が学べる」しかも「自分以外のやり方を学べる」ということです。そして起業家には自分が得てきたノウハウを返すことができます。 最近の学びの一例を話してもらった。 原因と対策のセット「事業と組織と財務のパターン」が見えてきた気がします。 例えば、事業は「伸びない問題」が必ずでてきます。Pivot、転業なのかみたいなタイミングがやってきます。そのパターンが見えてきた気がします。組織は自分としても苦手意識がありましたが「朝社員が来ない」「中途採用したけど活躍できない」とかこれもパターン化できるようになってきました。あとは財務、調達とかは比較的パッケージ化しやすく、シード、シリーズABCでの要件定義と調達額、資金使途の相場観が見えてきましたね。 だから調達した直後の若手起業家には「すぐお金を使わなくてよい、採用要件を下げて大量採用するとすごいことが起こるよ」とか予言めいたことを言ったりします(笑) こうして、常に最新の知識がアップデートされるのがいいところですね。エンジェル業は学びが大きいです。 エンジェル投資家は個人で投資するためリスクも大きいが、筆者が会ってきた投資家たちは学びを重視する方が多いように感じる。 資本の論理だけでない、複数の概念が併存する世界を 会いたい会社を聞いた。 一番会いたいのは社長100%で外部株主入ってない会社、ですね。当たり前か。例えば、事業分野も聞いたことがないようなところとか、ブロックチェーンとか仮想通貨も興味を持って追っています。 あとは、仕事とか会社とかの所属概念が変わってきていますのでその辺もいいなぁと。働き方改革って言うんですかね。 宮地さんの興味は実に幅広い。将来の話も聞いてみた。 結構遠い未来まで妄想していますよ(笑)幸福度を1つの指標だけではなくて、総量で見るような複数の概念が併存する世界になると予想しています。 最近はエンタメ領域でPerfumeやBabyMetalのようなドリームチームを作る新しい会社を始めました。「働き方改革」「仮想通貨」「会社形態が正しいか」といった実験をその会社でやってみたいですね。株式による調達方式が最善例なのか、ICOもありますしね。 社員を抱えてやるのがこれから現実的なのか、所属する人がいてもいいし、いなくてもいいんじゃないかとも思うんです。御社の年商は? 時価総額は? 従業員数は? みたいなものがもう古いというか時代に合わなくなってきてるよね、っていうメンバーといろいろ実験していきます。 ただ、僕自身も答えが全て見えているわけではないので、新会社についてはあまり告知してないのはそういう理由です。 新しい会社は「渋谷から世界へ。 時代を映すコンテンツを創り続ける」をテーマに始まっている。 学びを重視するエンジェルでもあり起業家、宮地さんの次の投資先が楽しみだ。 編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

採用応募受付と面接設定を自動化するアナログサービス「ラク面」

奥 隆朗 某社のアルバイト求人サイトのメディアプロデューサーや、R&Dなどを担当後、新規事業として看護師求人サイトのプロデューサーを担当。他社データベースを利用したSEOにて、他事業者の半分程度での集客コストで求職者を集める。2年目に業界二番手のサービスに成長。翌々年には他の同業の事業者のCMプロモーションならびに、サイトリニューアルを担当し、こちらも大幅躍進を果たす。その後プロフェッショナルソーシング「プチプロ」を創業、現在はトッピ株式会社のW創業状態。 門垣 伸哉 プロ野球の球団職員などを経て、某社でごりごりの求人広告の営業を担当。クライアントに寄り添った採用手法を提案する中で「ラク面」を発案し、トッピを創業。現在はトリプル創業状態。 アルバイト採用の応募受付と面接設定を自動化する、電話番号発行サービス 国内の生産年齢人口は減少傾向にあり、人材確保は容易ではない。 それをチャンスと捉え採用の課題解決をするスタートアップがある。それが「ラク面」を運営する「トッピ」だ。 アルバイト採用の応募受付と面接設定を自動化する、電話番号発行サービスをやっています。採用力を左右する「面接設定のスピード」を高める自動面接設定ツールです。 電話番号発行ツールとはちょっと変わっている。 採用の現場では「応募がない、連絡が取れない、ドタキャンされる」といった企業様の課題は深刻で、特に連絡が取れない問題は大きく、採用代行サービスが伸びているのが現状です。 採用代行サービスはコストが高く、なかなか気軽に使えるものでもありません。その点私たちは1面接設定あたり250円の成果報酬型。そして電話番号なのでどのメディアでもOKです。SMSを利用しているので本人認証にもなっており、いたずら防止にも有効です。 電話番号発行サービスと言っているのは「システム」というとWebでやるっていうだけでアレルギー反応を示されるお客様も多いからですね。 成果報酬型なら安心して利用できそうだ。 どのようにして利用するのだろうか。 利用企業様は空いているスケジュールを登録しておいていただくだけです。そうすればメールでどんどん面接が入ってきます。 ポイントにしているのはメールですべて完結することです。人事の方はもう管理画面には飽き飽き。管理画面を使わなくてもいい仕組みを作りました。メールでキャンセル等もできますし、電話番号経由なのでデータの集計もできます。 どんな企業が利用しているのかを教えてもらった。 事務の募集から、歯医者、そば屋さんなど、面接できる日にちがピンポイントのお客さんが多く、一瞬で面接設定して、一発でできるというところに感動してもらっています。名前の由来も「面接楽々ワンダフル」の意味で「ラク面」と名付けました。 求人メディアがやっている「応募たくさん来ます、けど面接は…」の対局の「面接に少ないけど来ますね」のモデルを目指しています 少子化の時代に沿ったサービスだ。 いいアルバイト先だけにユーザーが出会える世界をつくる ではどのようにしてラク面は生まれたのだろう。 元々人材企業にいましたが「24時間面接設定OKってするだけで応募が伸びる」とか、そういうお客さんの声を聞いていました。一方でウェブでのカンタン応募機能など、求人サイトが応募者フレンドリーになるほど、企業側の対応がたいへんになっています。 いくつかの企業が日程調整系のサービスを出していますが、使いにくかったり、月額固定の金額でスポットの採用しかしない中小企業にはは利用が難しかったりします。さらに加えてこれだけたくさんの媒体があると、応募者情報の集約も大変です。 それじゃ、ということで成果報酬型で電話番号だけのサービスならその課題に応えられるのではないかと考えて「ラク面」を構想しました。 クライアントファーストなサービスに思えるが、ラク面はユーザーにもうれしいポイントがある。 それにはサービスに込めた思いがあるという。 実は1面接設定250円って儲からないんですよね(笑)1000面接でようやく競合サービスさん並みかも。 私達が目指すのは、応募者対応のような些細に見える大事なことをきちんとやる「いいアルバイト先だけにユーザーが出会える世界をつくる」です。人手不足で潰れるのは零細企業、そこを助けていきます。そのためには「アルバイトに選ばれる企業になる」ことが必要だと考えています。 どんなに人気でも働く人がいなければ意味がない。現状売り上げは求めていなくて、アルバイト就業する人が増えればいい、と思っています。 アルバイト領域に楽しみなプレイヤーの登場だ。 編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

AI×マッチングテクノロジーの「AnyMind Group」はアジアを制するか

十河 宏輔 マイクロアドへ新卒入社。No.1営業を経て新卒3年目にして単身ベトナムに渡り、ゼロからベトナム法人の立ち上げを牽引し、設立10ヶ月で単月黒字化達成。その後もシンガポール、フィリピン、タイ、インドネシア、マレーシア法人を設立し、2015年、史上最年少でマイクロアド本体の取締役に就任。 2016年4月にAdAsia Holdingsを設立。 2018年1月にAdAsia Holdingsの親会社をAnyMind Groupとし、ネット広告に留まらず、インフルエンサー・マーケティング、HR業界へとビジネスを拡大している。 AI×マッチングテクノロジーをアジアで横展開 アジア開発銀行によると、拡大するアジア経済は世界経済成長の60%を占めるという。なかでもネット業界の成長は極めて爆発的だ。 それをチャンスと捉え急成長するスタートアップがある。それが「AnyMind Group」だ。 一言でいうと「アドテク、インフルエンサー、HR領域に渡るマッチングソリューションの提供」が私たちの事業です。とくに直近ではAIの開発を進めています。 AnyMind Groupのサービスは3つ、それぞれ分野をバーティカルに扱うテクノロジーサービスを運営する。 グループの主力はアジアで最も成長しているアドテクノロジーカンパニー、AdAsia Holdings。広告主と媒体社が、AI等の先進的なソリューションを活用して収益を最大化できるよう支援するマルチサイドの最適化プラットフォームを主力とする。 そして次がAI(人工知能)次世代インフルエンサーマーケティングプラットフォーム、CastingAsia。データを活用し、広告主に対して最適なインフルエンサーを提案するのが特徴。 そして最後に採用プロセスの効率化を狙うAIソーシャルリクルーティングソフトウェア、TalentMind。人事担当者はAIを活用して求職者のスクリーニングを行い、企業への適性を測ることができる。 なぜこんなサービス展開を行っているのだろう。 アジア中で2年弱の期間に300人以上の採用をしているんですが、エンジニアのうち半分は機械学習エンジニアです。基本テクノロジーはマッチングテクノロジーなのですが、Ad領域では最適化技術でうまく成長できました。 次に成長したのがインフルエンサー領域ですが、ここではプロファイル解析技術でうまく成長できました。そして直近では最適化とプロファイル解析を組み合わせたHR領域が成長している、という流れになります。 特に直近ではじめたばかりというHR領域について話してくれた。 HR領域では、ATS(応募者管理サービス)領域をやっています。アジアだとJobStreetやJobsDB、LinkedInが良く利用されますが、それぞれから大量の応募が来るため、管理や求職者の選別、やりとりなどは非常に煩雑です。それを自動化するサービスです。 画面を見てみるとシンプルなインターフェースに各媒体の応募者が集まってくる仕組みだ。 現在はタイで先行販売中ですが、1月に販売を開始して40社の引き合いで、20社受注というペースですので悪くないペースです。TalentMindでは、自然文解析を用いて、企業側の募集要項に対する求職者の職務経歴マッチ率を表示しています。さらにはSNSのインサイトも分析してコンピテンシー解析もしています。アドテク領域でもそうだったのですが、これからは機械学習で正解データを蓄積していく予定で、リプレイスコストが高くなりますので企業側も使い続けてくれると考えています。 日本だと考えにくいのですが、例えばLinkedInにジョブポストをするととんでもなく応募が来るので、スクリーニングニーズを捉えて成長しています。日本はまだ正式展開していませんが、日本だと新卒採用などの引き合いがありますね。 マッチングテクノロジーをアジアで横展開していくのが成長の方程式のようだ。 新卒からずっとアドテク一筋、やるなら伸びてるアジアで ではどのようにしてAnyMind Groupは生まれたのだろう。 起業したいとは思っていましたが、縁あってマイクロアドという会社に新卒で入社しました。運よくNo.1営業になることができ新卒3年目にしてベトナム支社の立ち上げをやらせてもらうことに。それがアジアとの出会いです。 ひとりでベトナムに行って、ゼロからベトナム法人の設立をし、10ヶ月で単月黒字化を達成できました。その後もシンガポール法人、フィリピン法人、タイ法人、インドネシア法人、マレーシア法人の立ち上げとたくさんの機会をいただき、2015年からは史上最年少でマイクロアド本体の取締役にも抜擢してもらい、東南アジアNo.1の広告会社を目指していました。 でもやっぱり、起業への想いを捨てられず、2年かけて退職の準備をさせてもらいました。 一度はサラリーマンとして離れた起業への想いが詰まったのがAnyMind Groupというわけだ。 2016年4月に創業して、新卒から一貫してアドテクをやっていたので、そこがいいと考えていました。しかもやるならアジア。めっちゃ伸びているし、ノウハウあるし人脈あるし、やらない理由がないです。 最初は広告会社ではなく、広告を利用する媒体社も出稿企業もハッピーになる仕組みを作りたいと考えて、クロスプラットフォームで両者の収益を最適化する広告購買・販売の最適化を始めました。それが現在のAdAsiaの根幹をなすデジタルプラットフォームです。 豊富な経験とノウハウを成長マーケットに投入した十河さんの狙いは当たった。 海外市場でのIPOを足がかりに、世界展開を目指す 将来を聞いた。 あまり日本とか、海外とかいう区切りはありません。グローバルとかボーダレスでやりたいと思っていますね。ただ今は日本を含むアジアにフォーカスして、その後世界展開をやっていきます。 特にHR領域は深堀をしてきたいと思っていて、モバイルでの深堀は面白そうです。現在TalentMindで試しているコアエンジンのマッチングがうまく行けばそれを展開していきます。2期目の売り上げは26百万米ドルを達成し、早期のIPOを検討しています。 アジアをカバーするグローバルカンパニーとして、香港やアメリカ市場への上場を考えています。 マッチングテクノロジーにこだわり、まだ3期目にもかかわらず高い成長を遂げるスタートアップが楽しみだ。 編集後記 AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。

インタビュー

スタークス株式会社「成長産業×社会課題」をビジネスモデルで解決する

上ノ山 慎哉 1983年 新潟県生まれ。大学卒業後、ダイレクトマーケティング支援事業のファインドスターに入社。新規事業立ち上げ、営業マネージャー、グループ会社役員を経験。東日本大震災を機に起業を決意し、退職。同社からの出資を得て、2012年7月にスタークス株式会社を創業。代表取締役に就任。インターネットを活用したサービスの開発、販売を行う。孫正義氏の後継者プログラム『ソフトバンクアカデミア』最終合格。 クラウド発送代行サービス「リピロジ」 ECの市場拡大に伴い、発送・配送の担い手の確保やカスタマーサポートの現場などで多くの課題が発生している。一方で国内の生産年齢人口は減少傾向にあり、人材確保は容易ではない。 それをチャンスと捉えEコマースの課題解決をするスタートアップがある。それが「スタークス」だ。 クラウド型・物流プラットフォームサービス「リピロジ」とLINE@に特化したカスタマーサポート・ツール「CSクラウド」を運営。どちらもITを活用し、ECの「コスト削減」と「高品質」を同時に実現するプラットフォームサービスです。 スタークスのサービスは2つ、まず1つ目は「リピロジ」だ。 リピロジは、化粧品・健康食品・食品など定期販売商材を扱うEC企業を中心に、わずか2年で420社以上のEC企業様に導入頂き、月間150万個以上の荷物を取り扱っています。 導入いただく理由は3つあります。 ひとつは、発送代行をクラウド化することで、配送費だけではなく発送業務にかかるコストや地帯別料金の最適化など、発送代行に関わる様々なコストを削減します。 ふたつめは、これまで手作業に頼りがちだった発送業務を「システム化」「専任コンサルタントによる倉庫管理」「倉庫間ナレッジ共有」といった“仕組みの力”を使うことで、誤出荷率は業界平均の1/6まで減少しました。 最後に、クラウド化によって拠点分散することで、発送業務のリスク分散やリードタイムの短縮も実現しています。 社会課題になっているECの流通問題にフォーカスしたサービスの為、顧客からの要望もあつく、一気に実績を伸ばしてきていた。 課題先進国の日本で「成長産業×社会課題」を事業で解決する ではどのようにしてスタークスは生まれたのだろう。 代表の上ノ山は、ベンチャー企業に勤めた後、28歳の時に起業しました。日本は課題先進国と言われますが、その日本で「成長産業×社会課題」を事業で解決する事業をやりたいと考えました。 成長産業としてEC市場に注目し、販売後のバックヤードに多くの課題がある事に気付きました。EC市場が成長する一方で、労働人口減少という社会課題により様々な問題が起きていました。 例えば、配送会社のドライバー不足は深刻な問題です。送料無料、即日配送は当たり前に求められ、また再配達率は50%ほどとも言われています。EC市場の成長の歪みが、配送の現場にしわ寄せられ、荷物を運ぶ側の人々の構造的不利がひどくなっていると思います。 今後、ECが伸びなくなることはありえない。そこでECのバックヤードを革新するプラットフォームを構想し、EC物流の最適化を始めました。 ECは成長の一方で多くの課題が生じ、人口構造上人材確保は容易ではない。まさに「成長産業×社会課題」だったわけだ。 ITによる効率化は理解できるが、どう考えて、配送最適化に取り組んだのだろう。 1か所の倉庫からいろんな荷物を全国へ配送するモデルがいづれ限界がくると考えています。 配送会社に利を生み出す仕組みを作るために、実行しているのが「受注予測・最短距離・再配達なし」の3つの取り組みです。 まず、取扱い荷物を定期郵送物定期郵送物(サブスクリプション型郵送物)に絞りました。配送業は季節の繁閑で収益性が左右されます。定期頻度で送るサブスクリプションに絞ってやると配送会社も予測が立てやすいんです。 もうひとつは、ユーザーに近いところに配送拠点を作りました。配送エリアが広がるほど配達効率は落ちます。だからラストワンマイルを短すること。 最後に再配達率が下がるような工夫を取り入れました。パッケージや商品形状のを見直しを EC企業に提案し、ポストインできるサイズで配送を実現しました。 今後のEC市場で成長し続けるには、「配送会社に選ばれる荷物になる」ことが必要だと考えています。 どんなに売れても送れなければ意味がない。 どこから手を付けていいかわからなくなりそうな課題を鮮やかに上ノ山さんは解決する。 日本のEC市場を出発点として、あらゆる社会課題を解決し続ける。 将来を聞いた。 現在は、EC物流の現場で起きる社会課題の解決に取り組んでいますが、領域を限定はしてはいません。積極的な新規事業開発にも着手していきます。 先日、新しい事業としてリリースしたのがCScloudです。 CSクラウドはリリースしたばかり。 どんな狙いがあるのだろう。 リピロジでは、EC物流の不を解決に取り組んでいますが、EC市場で人手不足によって苦戦しているものの一つが「顧客対応」です。コミュニュケーションはECの付加価値をもっと高くできる可能性があります。 そこでCScloudというLINE@(企業向けLINEアカウント)を使ってカスタマーサポートできるクラウドサービスをリリースしました。 今、最も一般的になったコミュニケーションツールであるLINE@ですが、「1:1トーク」は問い合わせ対応をチームで行うために設計されていないので、ただでさえ人数不足のEC事業者にとって、LINE@というカスタマーサポートを活用するのは非常に大変でした。 また顧客対応の現場では、LINE@だけでなくメール・電話によるサポートもまだまだ多いため、応対履歴がバラバラになっており顧客対応の難易度が増しています。 そんな悩みを解決するために開発したのが「CS Cloud」です。 今後の展望について聞いてみた。 我々は「マーケット・イノベーションで社会課題を解決し、世界に新しい可能性を拡げる」というミッションを掲げています。 日本のEコマース市場は出発点に過ぎません。スタークスの事業領域は国・地域、地域に存在する社会課題とその課題を解決できる産業の掛け算で成り立っているので、今後、事業領域は大きく拡大する余地があります。 たとえば、日本が直面している少子高齢化に伴う労働者不足も、少し遅れてアジア諸国の課題となるはずです。課題解決の先駆者として世界への挑戦も見据えていきます。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

事業理念は「ヒト×テクノロジー×海外」。強力な事業ポートフォリオを作る「SAKURUG」

遠藤 洋之 起業家、教育者、トライアスリート。WEB制作会社、ITトータルソリューションを展開するGOOYAを経て、WEB広告を中心にシステム開発、メディア運営を行なう株式会社SAKURUG(サクラグ)を創業。 強力な事業ポートフォリオを作る 一点突破、リスク分散、様々な考え方の経営がある中で事業ポートフォリオにこだわる経営で成長を続けるスタートアップがある。それが「SAKURUG(サクラグ)」だ。 システム開発、インターネット広告、自社メディア、この3つをやっている会社です。前にはもっと色々やってました。 株式会社SAKURUG(サクラグ)の遠藤代表は語る。 事業ポートフォリオにこだわるとはどういう意味だろう。 ソフトバンクとかサイバーエージェントとか、成長している会社って何の会社が表現しづらい多様性を持って変化しています。だから強いんだと思うんです。いろんな顔を見せながら、人や可能性を見つけていける。だから私たちもそれを強みにしたい。 直近はシステムインテグレーション事業が伸びてきている。 注力している分野のひとつがこの人材の分野だという。 まだ6期目の当社ですが元々広告代理事業からスタートし、現在はHRtechと呼ばれる人材×テクノロジーの領域に最も力を入れています。このように、次々に事業を生み出していく会社になりたい。一方で、事業をやるなら、海外で伸ばしたほうが社会的インパクトも大きいと考えて、アフリカで事業をしたいという夢もあったりします(笑) 広告代理業とシステム制作事業とリソースの確保を兼ねたメディア運営。堅実な事業展開に見える中に面白い野心があるようだ。 お世辞にもいい社員ではなった自分が、仕事に没頭し起業 なぜSAKURUGは生まれたのだろう。 初めて起業しようと思ったのは20歳くらいの時でした。堀江さんの本を読んで好きになって、最初はサラリーマンが嫌だったんですよね。もし学生に戻れたら起業したいですが、逆説的ですが学生時代の自分に会って起業しろといってもしないと思う。勇気がなかったので(笑)就職したもののお世辞にもいい社員ではありませんでしたが… お世辞にもいい社員ではなかったとは本人の弁だが、主張の強い社員だったのだろう。 2010年にGOOYA(ゴーヤ)に転職して、システム開発、WEB制作の営業をしていました。1年くらいで起業したいと言っていましたね。結構仕事にハマって成果も出ていて、目にかけてくれていた社長の反応は「頑張って」でした。 とはいえ創業資金が溜まらず困っていた時に「お金出すから一緒にやらない?」と当時の社長に言ってもらって子会社としてスタートしました。最初はアドテクノロジー領域に絞って事業を展開していました。 GOOYAとの出会いが起業への大きな後押しになったようだ。 それから6期、SAKURUGは新しいフェーズを迎えている。 「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」 将来を聞いた。 ひとの可能性を開花させる企業であり続けたいと思っています。会社の未来は採用ありき、人ありきだと思っています。採用した人には、小さな当社に入ってくれたからには会社作りや事業に一緒に関わって欲しい。 このビジョンに惹かれて楽しみな人材も加わっているようだ。 起業経験者や大学院で数学を学んでいた学生、アフリカで事業を立ち上げたい学生が入社してくれました。元々のメンバーとの結束も年々強くなってきてます。順調に伸びている今だからこそ、2030年ビジョンをメンバーみんなで作っています。 2030年をマイルストーンにしたビジョンを設定し、変化し続けながら成長する計画だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

おじさんAIからAIレコメンドまで7種類のAIサービスを提供、ファッション特化のAIスタートアップ「NEWROPE」

酒井聡 2011年、株式会社マイナビ新卒入社。大学や専門学校の情報を取り扱う教育広報事業部にて、情報誌の編集、マーケットリサーチ、プロモーション、営業支援などの業務に就く。進学情報誌「進路のミカタ」創刊にて、編集デスクを務める。2012年、株式会社ランチェスターにてウェブアプリケーション、スマホアプリケーションの開発をメインとする当社にて、複数のプロジェクトに従事。2013年、中小企業診断士資格を取得、株式会社 Present Square執行役員就任。2014年サイバーエージェント主催の「アントレプレナー・イノベーションキャンプ」で優勝し、同社より出資を受けて株式会社ニューロープを起業。 ファッション特化、7種類のAIサービスを提供 矢野経済研究所によると2016年の国内アパレル総小売市場規模は前年比98.5%の9兆2,202億円、紳士服、婦人服、ベビー・子供服いずれも減少している。一方で通販チャネルのシェアが高まっていく見通しで、ファッションテックと呼ばれるIT企業が成長を見せている。 その中でファッションに特化して様々なAIをリリースしているスタートアップがある。それが「NEWROPE」だ。 ひとことでいうと「ファッション特化の人工知能を使った分析、レコメンドシステム」をアパレルサービス企業に提供している会社です。 中核になっているのは#CBK scnnr API。 #CBK scnnr はどんなエンジンなのだろう。 CBK scnnrはファッションスナップの解析をして、アイテム分類しアイテムごとのタグ付をするAIエンジンです。そのエンジンをAPIで利用し、ECサイトでのレコメンド、オウンドメディア内などでのメディアコマース、EC内での画像検索、接客チャットボット、 ファッション特化のアドセンスサービス、SNS等でのファッショントレンド分析、売り場でのカメラを使った顧客ファッション解析まで、幅広くサービスを開発して提供しています。 どんな顧客がいるのだろう。 EC、出版社、アパレル(SPA)さんまでファッションの画像を持たれている会社に幅広く使っていただいています。特にアパレルのSPA系企業さんはは品数が多くて当社のAIが力を発揮しやすいですね。社名は明かせないことが多いのですが、モバオクさんではメディアコマース、マガシークさんでは画像検索をご利用いただいたりしています。 『モバオク』内に新しく展開されたWebマガジンの『M/Mag.』。記事に掲載されているコーデに気に入ったものがあれば、読者はワンタップで類似商品を『モバオク』出品アイテムから検索できる。各社が展開するオウンドの収益化に有効な仕組みだろう。 マガシークではユーザーがSNSや雑誌、街で見かけた商品、コーディネートの写真などをアプリへ読み込むと、読み込んだ商品の類似商品が出てくる。テキスト検索の頻度が減っているスマホユーザーに有効な施策だ。 ただ、画像認識の領域は競合も多い。 競合さんと比較すると、精度が自慢です。優位性が3つあります。ひとつは2014年からコーディネイトアプリをやってるので教師データがたくさんあります。もうひとつは画像を言語化してタグ付しているので画像だけでなく言語との掛け合わせができることです。最後にチューニングもずっとやっていますのでノウハウも溜まっています。 特に言語化しておくと、チャットボットでの展開なども強いのですが、画像認識の多くは似た画像を探すものですので、ここまで言語化できているところも珍しいかもしれません。 ファッション解析LINEBOT「ファッションおじさん」などはその成果のひとつと言えるだろう。 言語化されている画像データは今後の自然言語への展開なども考えやすい。 サイバーエージェント主催の「アントレプレナー・イノベーションキャンプ」で優勝 なぜこのようなサービスを始めたのだろう。 元々起業ってかっこいいと思っていて、領域×サービスを掛け合わせてアイデアだしたりしてたんですが意外とファッション×テックで勝っているものがなかったんですよね。そこでサイバーエージェント主催の「アントレプレナー・イノベーションキャンプ」に応募したら優勝しました。出資ももらえてコーディネイトアプリ「CUBKI」を始めました。 現在も「CUBKI」は運営されている。 そこからAIに至るには紆余曲折があったようだ。 「CUBKI」はスタイリストが提供するメディアですが、それ1本だと厳しいかったですね。インフルエンサーを抱えていたのでイベント送客とかもやってみましたが、当日来ないとかトラブルもあって自分に向いてないなと考えました。あとはSEOや記事作成もやりましたけどライティングの安値競争はつらくてやめました。 気づきはメディア運営の中にあったそう。 「CUBKI」のファッションスナップの中にアフィリエイトをいれると結構購買してくれることに気づきました。マッチしたアイテムを自動で挿入できるようにと考えて、そこからAIを作りはじめました。 プレスリリースを出すまで1年、初期で解析しなければいけない物量が大きくてデータを解析する時間がかかりました。そのあと教師データの追加などもしたのでさらに時間がかかりましたね。 アイテム組み合わせのレコメンドBOTなどは、スタイリスト発のメディアを運営したノウハウが生きている。 起業からの積み重ねが現在の優位性につながっている。 テクノロジーをとがらせてサイエンスティックな会社に 将来を聞いた。 直近はファッションテックNO1を目指しますが、ヘアスタイル、メイク、インテリアまでAI領域を広げていきたいです。 酒井さんはその先も見据えているようだ。 テクノロジーをとがらせてサイエンスティックな会社にしたいですね。個人としては自然科学に興味があって、ユーグレナ、昆虫食、とかにも興味があります。サメの肌構造を活かした飛行機とかあるじゃないですか、そういうのはわくわくします。フロンティアが楽しいと思っているので感性を科学するみたいな方向性もあるかもしれないですね。 まだ構想は始まったばかりだが、ファッションを超えてテクノロジー企業として成長する構想だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

80社超の起業家集団「StarBurst」DemoDay #4はVACANが優勝

2018年2月16日(金)18時半~22時に、マスコミ・報道関係者、投資家・事業会社関係者を対象としたStarBurst成果発表会が行われ、審査員投票の結果、ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォーム「VACAN」が優勝した。 ピッチ企業は以下の7社。 ■登壇企業(敬称略) ・TRINUS:メイドインジャパンの技術力とデザイナーを繋ぎ、 世界中の人々に驚きを届けるオープンファクトリー(製造・デザイン) ・CO-LABO MAKER:実験機器・技術のシェアリングプラットフォーム(LaboTech) ・BrainMagic:単純操作であらゆるクリエイティブを加速させる入力デバイス(製造・デザイン) ・アメグミ:努力家のためのスマートフォンとそのOS(モバイル端末) ・VACAN:ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォーム(IoT(空間UIUX)) ・GAUSS:機械学習を使った新規事業開発(AI(toB・toC)) ・inaho:野菜の収穫ロボット(農業・AI・Robot) 平日夜間の開催となったが、200名ほどのマスコミ・報道関係者、投資家・事業会社関係者が集結し意気の高まりが感じられた。3時間にわたるイベントとなったが、目次から興味があるコーナーをご覧いただければと思う。 オープンニング プロトスターの栗島さんより、スターバーストのコンセプトが語られた。「StarBurst」はHardTech領域の起業家コミュニティで産業構造・技術構造・社会構造的にブレイクスルーを必要とする困難な(Hardな)領域において、新産業創出を目指すスタートアップを支援している。 運営のプロトスター自体は投資等を行うわけではなく、起業家とエコシステムの出会いの場を提供している立場である点が珍しいコミュニュティだ。 ぜひその詳細はプロトスター栗島さんのこちらの記事をご覧いただきたい。 選抜社数は80社を超え、選抜企業の資金調達総額は40億円を超えた。 ▼「StarBurst」DemoDay #4 2部は1社6分のショートピッチののちQA、FBを行っていくプログラムだ。資金調達や大企業との連携を行っているのでVCや投資担当のみなさん、ぜひコンタクトを取ってみていただきたい。 inaho 農業の生産者人口減少を課題にロボットを使った農作物の生産を行うスタートアップ。 人工知能を用いた画像認識のシステムにより、アスパラガスの位置や長さを判別。3次元の位置情報を生成し、ロボットアームがアスパラガスを自動的に収穫する。自律走行する移動体とすることで、人の手をかけることなく収穫が可能になる。当初はアスパラガスの収穫のみを予定しているが、その後きゅうり等へのなりもの系の野菜も収穫できるよう機能拡張をしていく予定。 GAUSS 機械学習を使った新規事業開発(AI(toB・toC))を行うスタートアップ。 研究開発・PR目的の競馬予想AI「SIVA」は投資回収率130%、また、ANAPと共同で画像認識エンジンを開発していることを代表にファッションテック領域、電力予測など幅広い領域で、予測エンジン、画像認識エンジン、自然言語処理エンジンを共同開発、横展開している。 GAUSSはAIアクセラレーターの2期生。詳しい記事はこちら。 TRINUS メイドインジャパンの技術力とデザイナーを繋ぎ、 世界中の人々に驚きを届けるオープンファクトリー(製造・デザイン)を運営。 世界が認める日本の技術とデザインをクラウドソーシングとクラウドファンディングで繋ぎ、まったく新しい驚きに溢れた、インテリア雑貨、食器、文具、アパレル雑貨など、ジャンルの垣根を越えて、生活を楽しくする小さなイノベーションをたくさん生み出している。森永製菓などの大手にプラットフォームを提供するなど企業コラボも行っている。 Co-LABO MAKER Co-LABO MAKER(コラボメーカー)は、使いたい機器や技術を簡単に見つけて1時間から使用できる実験機器・技術のシェアリングサービス。 「余っているのに使えない。やりたい実験ができない。そんな不合理な状態を解消するにはどうすればいいか?」多くの機器や技術、そして研究者が、活かされずにそのポテンシャルを持て余しているという、大変もったいない状況がある。を形にするため機器や技術を持つ研究組織と、やりたい実験がある人とをつなげるシェアリングプラットフォームを提供している。 アメグミ 努力家のためのスマートフォンとそのOS(モバイル端末)を開発するスタートアップ。 全世界のユーザーの3割を占める、生活アプリしか必要としないユーザーを対象にスマホOS「SUNBLAZE OS」を作っている。「努力している」ユーザーに絞るということは人間として成長する人に絞るということ。そうすればキャリアアップも実現するだろうし、収入も上がってARPUがあがるはず。ビジネス上のメリットが出てくると考えている。 アメグミはAIアクセラレーターの4期生。詳しい記事はこちら。 VACAN ありとあらゆる空室情報を集めるプラットフォームを提供している。 「そこが空いているか、1秒でわかる優しい世界。」を作る。画像認識などを利用してすべての空席情報を集約する「Vacant-First」(ベイケント・ファースト)を実現する空席検索プラットフォーム、まずデジタルサイネージ版「VACAN for digital-signage」を製品化している。 GAUSSはAIアクセラレーターの2期生。詳しい記事はこちら。 BrainMagic 単純操作であらゆるクリエイティブを加速させる入力デバイス「オービタル2」を提供。 O2(オービタル・ツー)は、クリエイターのクリエイティブシーンにおける、キーボード操作を無くす事を目的に開発されたクリエイターのための入力デバイス。独自の機構を採用することにより、過去に類を見ない水準で高機能性と小型化の両立を実現。マウスやペンタブレットの最高の相棒として、様々なクリエイティブアプリケーションに対応し、「ショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現している。 審査 / スポンサーTalk /…

インタビュー

元ミスター慶応が作る「介入型人工知能」Corpy&Coの挑戦

山元浩平 Corpy&Co.創業者兼代表取締役CEO、人工知能研究者 慶応義塾大学理工学部を卒業後、シリコンバレーのスタートアップ、ウェディングプランナー等を経て、東京大学情報理工学系研究科に入学。その後、共同研究としてYahoo! Japan研究所、フランス国立情報学自動制御研究所Inria等で人工知能に関する研究を行い、東大やInriaの同僚と共にCorpy&Co.を創業。関連する研究分野は、機械学習・ディープラーニング・マルチメディア(画像・自然言語)・Web(推薦システム・オンライン広告・UI最適化)・感性情報処理等。研究としては、推薦システムの最高峰国際会議RecSysのワークショップや、Webの最高峰国際会議WWW等で研究論文発表を行ってきた。また、ヤフー株式会社では、ディープラーニングを用いたオンライン広告のクリック率予測の技術を開発し特許を取得。逆にビジネスとしては、AIシステムの研究開発やAI技術のパーソナルトレーニング事業を行いながら、自社プロダクトの開発と海外展開を推し進める。 介入型人工知能 Interruptive AI AIスタートアップが多数創業し、大企業でもAI開発プロジェクトが多数発表されている。スタートアップが新しいAIを開発することも増えてきている。 その中で介入型人工知能という新しい概念のAIスタートアップがある。それが「Corpy&Co」だ。 日本・フランスをベースに、UI・UX自動最適化技術や不正・異常検出技術、医用画像処理技術、音声認識技術など広く人工知能技術の研究開発を行いながら、全く新しいタイプの介入型人工知能Corpyの開発に取り組んでいます。 介入型人工知能とは聞きなれないがどんなものだろう。 あまり詳しくは言えないのですが、AIの研究開発や教育事業を行いながら開発を進めています。今までは人間が”明示的”に命令を与えて、機械がそれに対応する答えを出力するのが多くのAIでした。 つまり、人間の命令に対して”受動的”です。それは産業革命以降から続く人間と機械の関係性を超えていません。 僕たちは、その関係性を超えて人の人生に”能動的”に介入する人工知能を作ることを目指しています。もちろん”ウザい”でしょうけど。(笑) SNS、スマホ、VRやAR、ウェアラブルデバイス等、視覚情報はなかなかスキマがありません。ですから耳から情報を勝手に入れてくるエージェントです。 研究開発はどんなことをやっているのか。 機械学習、ディープラーニング、マルチメディア(言語/画像/音声)、ウェブ(推薦システム/オンライン広告/UI・UX最適化)等、広くAI技術の研究開発を行っています。特に医用画像処理、UI・UX最適化システム、不正検知システムには非常に力を入れており、いくつかの企業様に既に導入をしていただいています。 教育事業とは? 「AIを仕事に」をミッションにAI技術のパーソナルトレーニング・研修事業を行っています。 AI技術をビジネスに活用したい経営者や管理職の方向けの講座から、より高度なマーケティングやデータ分析を行うためのデータサイエンティスト養成講座、自身でAIシステムを開発することを目指す機械学習エンジニア養成講座等、上流から下流まで様々な講座を提供しています。 人工知能を仕事にする人のためのオーダーメイド教育だ。 研究開発と教育、介入型人工知能の開発と幅広いがバランスのとれたスタートアップだ。 元ミスター慶応がAIで起業した経緯 なぜCorpy & Co.は生まれたのだろう。 今はこんなデブですが、実は僕、元ミスター慶応だったりします。だから、後輩にガンちゃん(岩田 剛典:EXILEのメンバー)がいます。僕はプラス20キロになっちゃったんで、ガンちゃん見てると悲しくなってきますが…(笑) ミスター慶応はみんな他薦なんですが、僕は署名を500人分くらい集めて自薦で出ました。ミスコンとかは基本みんな他薦なので、なかなか自分で積極的に自分のことを宣伝するのが難しいと思いますけど、僕は自薦なんでやる気満々でやりましたよ。 そしたら2ちゃんでガンガンたたかれました(笑)でも、コメントに全部にレスしたら話題になってきて、実際の会場はぜんぜん盛り上がらないんだけど2ちゃんは話題になったり、それで準ミスター慶応になってしまいました。 本にしてやろうと思って出版社にプレゼンしまくって「いや、ミスターなってないじゃん」と言われて全部落ちたのもいい思い出です。そんなこんなで体育を落して留年しました。関係ないか。 実際、ノミネート時の写真があるが、時間の恐ろしさを感じる… ぜんぜんAIにつながってこないが、どうつながっていくのだろう。 大学卒業後、世界を知ろうとシリコンバレーのスタートアップにいきました。でも、言葉も通じないし、技術も通用しない。 しゃべりで勝つか、技術で勝つかのどっちかだと思って技術を志し始めました。 日本に帰ってきたあと自分が突き詰めるテーマを考えて、今飛び込んでみるなら人工知能だな、と東京大学情報理工学系研究科中山英樹研究室に入学しました。まさに、ディープラーニングが研究の世界でブレイクする直前でした。 共同研究したヤフー株式会社では、ディープラーニングを用いたオンライン広告のクリック率予測の技術を開発し特許を取得しました。あとはフランスの産総研みたいなフランス国立情報学自動制御研究所Inriaで自然言語処理の研究をしました。 研究フィールドとしては、Webだったので、推薦システムの最高峰国際会議RecSysのワークショップや、Webの最高峰国際会議WWW等で研究発表しました。 東大でもヤフーでもInriaでも、スーパーバイザーや同僚に本当に恵まれて、とんでもなく優秀な人たちとともに素晴らしい時間を過ごせました。 そして日本に帰ってきて、30歳の誕生日をきっかけに東大やInriaの同僚と共にCorpy&Co.を創業しました。 「20代前半はリア充業界のTOP、後半は非リア充の業界で太ってしまった」と笑いながら起業のエピソードを語る山元さんは楽しそうだ。 AI技術を用いて、世界のあらゆるものを最適化していく 将来を聞いた。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、AI技術を用いて、世界のあらゆるものを最適化していきたいです。 そしてピュアに、技術が好きなメンバーとワクワクするものを作っていきたいです。その1歩目として「介入型人工知能」Corpyを作っていきたいと思っています。 Corpyの進捗はどうなのだろう。 東大やInriaの研究者たちと一緒に、2019年以降の商用化を目指して現在プロトタイプを鋭意製作中です。 今までの人間と機械の関係を超える新しい体験を提供できるようがんばっていますので、ぜひご期待ください。 キャラクターのたったAIエンジニアの挑戦、応援していきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

エウレカマフィア庄田氏率いる「HERP」は採用担当の事務作業を自動化する

庄田一郎 AIリクルーティングプラットフォーム「HERP」および、採用コンサルティングサービスを提供するHERPの代表取締役CEO。新卒で入社したリクルートで「SUUMO」の営業と新卒のエンジニア採用に従事したのち、恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」とカップル向けコミュニケーションアプリ「Couples」を開発・運営するエウレカで採用広報責任者を務めた。その後、Couplesのプロダクトオーナーを経験し、2017年3月にHERPを創業。 採用担当アシスタントの事務作業をすべて自動化する スタートアップから生まれるスタートアップは「〇〇マフィア」と呼ばれ、このサイトでも「レアジョブ」や「キャンドル」などを紹介してきた。 その中で新たなマフィアの誕生を予感させるのが、エウレカ卒業生スタートアップの「HERP」だ。エウレカ卒業生の庄田さんが経営する「HERP」は、すでにエウレカ共同創業者の赤坂優さんと西川順さんから第三者割当増資を受けている。 採用における事務作業をすべて自動化するサービスを開発しています。採用領域に特化してRPAを進めていきたいと考えています。 なぜRPAから始まったのか。 採用媒体の多くはAPIを公開しておらず、媒体の管理画面からATS(採用管理システム)への候補者情報のコピペ(コピー&ペースト)で成り立っています。しかし、このコピペ作業がある限り、データの正確性を担保することは困難であると考えています。 そこで、それらの手入力作業をすべて自動化することで、データの正確性を担保するだけでなく、採用に関連するあらゆるデータ解析の精度向上を目指してHERPを開発してきました。 候補者情報の一元管理・自動連携をすることで、コストをかけずに正確な現状を把握することができます。UI/UXにおいても、私自身がリクルートおよびエウレカで経験してきた採用実務が抱える課題感をベースに設計しています。これらのポイントがHERPのサービス特長であり、ほかにはない強みです。 このような利用シーンに着目しているのはなぜか。 前提として、採用活動にはマーケティング観点が必須であると考えています。なぜなら、採用もアプリ・Webの新規獲得と同じく、チャネルの最適化を通じた、獲得効率の最大化を考えるべきだからです。 しかし一方で、採用媒体では求人票のPV・CTR・エントリーCVRなどのデータを取ることができない場合が多い。PV/UUなどのデータ持っている構造は変わらないため、自社の採用に最適なチャネルを採用担当者自身が選択できるようにしたいという思いのもと、HERPの開発に取り組んでいます。 たしかに、APIが公開されていない業界の中でも人材系は大きなマーケットの一つだ。 採用業務に携わる中で、必須なツールであると感じた なぜこのようなサービスを始めたのだろう。 リクルートでは新卒エンジニアの採用、エウレカでは中途・新卒の採用を担当してきたのですが、本当に事務作業が多かったんです。なんとか工夫して、事務作業を自動化するなどして効率性を上げたいなと思っても、それを解決してくれるようなサービスはなく、結局、自分自身の工数を割くか、そのためのアシスタントを採用することで対処するしかありませんでした。そういった経験を重ねるうちに、実際に採用担当として課題を経験している自分が作るべきサービスなのかもしれない、と考えるようになったのがきっかけです。 もうひとつ理由があるそうだ。 自分で0からビジネスをやりたいと学生時代時代から漠然と思っていました。まずは、会社員として社会経験を積みながら「これだ」と感じられる事業領域を探しつつ、タイミングを見計らっていたというのもあります。それを最後に後押ししてくれたのがエウレカの経営メンバーでした。 エウレカの後押しと自分自身のキャリアが重なった起業だった。 データ活用で、採用担当者が本来取り組むべきことに集中できるようにしたい 将来を聞いた。 採用関連のデータを用いて、採用担当者が本来取り組むべきものと、そうでないものを明確に判別できるようにしていきたいと考えています。 まずは事務作業を採用担当者がやらなくてもいい状態を作りたいですね。そして、採用に関連するデータを一つのサービスに集約し、一括管理できるようにしたい。 それができると現状の可視化によって、精度の高いデータ分析・活用ができるうえに、各チャネルの投資対効果をもとに最適なチャネルの提案や、人材要件の類推までできるようになる見込みです。さらに事務作業が削られることで生まれる時間で新たな意思決定をしたり、コミュニケーションを通じて候補者をアトラクトしたり、といったより採用結果に直結する本来人間が取り組むべき業務に集中できるようになります。 庄田さんはその先も見据えているようだ。 中立な立場だからこそできることをやっていきたいです。例えば、弊社が持つ統計データの提供や、長期的な視点では候補者の方が最適な企業選びをできようサポートしていきたいと考えています。 まだ構想はATSから始まったばかり。AIリクルーティングプラットフォームとして、主要な採用業務を自動化するプロダクトを提供する構想だ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資