豪華メンター陣は手弁当参加!? MIT出身者を中心としたベンチャー支援団体、17期生を募る

創業ストーリーには欠かせないのは、良きメンターとの出会いではないでしょうか。

起業家が思い描く未来に共感し、短期的な利益を度返しにしてまで一緒に走ってくれる。
事業が軌道に乗ったり、投資を引き出せたときには、一緒になって泣いてくれる。

もしかすると、そんなメンターと出会えるかもしれません。

Startup Times編集部です。
今回は、日本MITベンチャーフォーラムが主催する「第17回 ビジネスプランニング クリニック&コンテスト for Innovation & Entrepreneurship」をご紹介。同団体の理事長である本橋健さんにお話をうかがいました。

日本MITベンチャーフォーラム 理事長 本橋 健さん。1994年に日本電信電話株式会社(NTT)入社。インターネットの創成期に同社研究所にてインターネットアプリケーションサービスの研究開発運用に従事し、社内起業家として継続的に新サービスを創出。2004年米国MIT Sloan School of Managementでイノベーション、アントレプレナーシップを学び修了(MOT)。その後、NTT研究所の研究開発企画を担当し、中長期研究開発戦略やコア技術事業性評価などを行うほか、新規事業開発、人材育成、NTT関連会社役員等を歴任。現在NTT R&D 米国拠点にSenior Vice Presidentとして出向中。

【編集部注】今回は、明星大学の伊藤 智久先生(ご専門:イノベーション論, アントレプレナーシップ論)からのご紹介です。伊藤先生、おつなぎくださり、ありがとうございます!

概要はこちら。

日本MITベンチャーフォーラムは、「ベンチャーとイノベーションの創出支援」というミッションのもと、創立以来、毎年ビジネスプランコンテストを開催してきました。今年は第17回になります。本コンテストでは、事業計画をコンテスト形式で単に評価するだけではなく、コンテストの過程において、該当する産業分野での専門知識や事業実績をもつMIT-VFJメンターが、約2ヵ月、市場に対するビジネスモデルの分析から、時には事業計画そのものの見直しまで、徹底した指導と助言・ブラッシュアップを行った上で、最終審査発表会へと向かいます。
第17回を迎える今年度のコンテストでは、“for Innovation & Entrepreneurship” として、イノベーティブでアントレプレナーシップを有する起業家からの応募を対象とします。とくに、イノベーティブなテクノロジーを持つベンチャー、イノベーティブなビジネスモデルを有するベンチャー、もしくはこれから起業をしようとしているかた、企業内ベンチャーなど幅広く募集いたします。日本の未来、そして世界の将来を担う起業家の皆様からの応募を、心よりお待ちしております。

エントリー募集要項「開催趣旨」より

中立的な立場で起業家を支援するNPO団体

おしん記者
MITベンチャーフォーラムって、どんな団体なのですか?
本橋健理事長
もともとは米国マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生が中心になって立ち上げたNPOです。1999年末からスタートして、今年で17年になります。MITの卒業生は世界各地でアントレプレナーシップを応援・醸成する活動をしていますが、年に一度のペースでビジネスプランコテンストとメンタリングの仕組みは私たち独自ですね。
おしん記者
NPOなんですね。めずらしい。
本橋健理事長
特定の企業の主催ではないので、縛られることなく中立的なアドバイスができるのが特徴ですね。
おしん記者
投資や金融の視点でガチガチにならず、サービスや課題解決に集中できるんですね!どんな流れで支援するんです?
本橋健理事長
書類審査を通過したファイナリスト候補は、「ビジネスプランニングクリニック&コンテスト」と呼ぶプログラムに9月から参加してもらいます。1泊2日のメンタリング合宿もあり、全員参加で模擬プレゼンテーションを。その後、11月には審査員を前に最終審査、一般向けに発表、という流れです。
おしん記者
メンターや審査員にはどんな方がいるんですか?
本橋健理事長
メンターは、活動に共感してくれた方が手弁当で参加します。メンターは延べ60名。アントレプレナー、経営コンサルタント、投資家、士業、大企業の研究開発、大企業のCTO経験者などなど。事業に最適なメンターを2名おつけするので、専門性の異なるメンターから多角的な視点で支援を受けることができます。審査員は、東京大学の各務茂夫先生をはじめとしたスタートアップ分野で積極的に活動されているかた7名にお願いしています。

熱意溢れるメンターとの出会えるかも

おしん記者
豪華ですね…!過去の実績はどんな感じですか?
本橋健理事長
ファイナリストまで進んだのはトータルで約150社です。第3回に参加した画像処理の株式会社モルフォは上場、第9回の株式会社ノボットは2年でKDDI子会社に売却後、創業者は同社を離れ海外で新たな取り組みを展開中、同じく第9回、右にも回しても左に回してもゆるまないネジを開発した株式会社NejiLawは、時間はかかりましたが大きな金額の投資を受けました。
おしん記者
メンターはその中でどのようにかかわったのですか?
本橋健理事長
じつは2カ月のメンタリング期間終了後も、息が合えば個人として継続してメンタリングすることが多いようです。熱意のあるメンターたちが多いので。技術オリエンテッドな事業ですと、時間がかかりますしね。
おしん記者
企業のアクセラですと短期間で成果を判断が可能な事業ばかりになるので、珍しいかもしれませんね。ちなみに非営利の活動とのことですが、運営はどうされているんですか?
本橋健理事長
理念に協賛してくださった企業から協賛金をいただいて運営しています。メンターだけでなく、運営陣も手弁当でコミットしています。
おしん記者
そうなんですね!協賛をご検討の方は、こちらへ!

2枚の名刺をもつ本橋さん

おしん記者
本橋さんは何者なんですか?
本橋健理事長
元々はNTTの社内起業家で、今もNTTに所属しています。2004年にMITのビジネススクールに行って、アントレプレナーシップ、イノベーション、スタートアップに触れ、スタートアップの展開も大事だと痛感しました。帰国後は今でいうハッカソンや勉強会を有志で仕掛け、その後、この団体に関わるようになりました。
おしん記者
運営結構大変だと思うのですが、何かやっていてよかったと思うことは?
本橋健理事長
ファイナリストのみなさんが活躍してくれているのがうれしいです。多くのかたは今でもイベントに参加してくれていて、みなさんしっかり活動されていると聞くとやっててよかったと思います。また、自分自身の視野を広げるという点もあります。NTTでのアプローチとベンチャーのアプローチは違いますから。スタートアップ特有の素早さや嗅覚、人脈を活用して大きくなるという姿勢は本当に素晴らしいと思います。
おしん記者
今後、目指す展開は?
本橋健理事長
今は年に一度のペースでメンタリング&コンテストをやっていますが、アクセラレーションのようなメンタリングの機会をもっと増やしたいと思っています。我々の持ち味は「場を提供する」ということですから。毎月セミナーもやっているので、ぜひ遊びにいらしてください。
おしん記者
ありがとうございました。

(編集・構成:大久保慧悟/Startup Times編集部)

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *