小ネタ

300人の起業家から見る、スタートアップに恋する12の条件

「スタートアップタイムズ」の人、進藤は起業家の方に毎日会います。200人以上の方と今年はお話しました。記者、アクセラ、投資担当を兼ねていますので、日本一スタートアップと会うCVCかもしれません。(どうなんでしょうか) ざっと見返してみると「会いたい⇒記事にしたい⇒支援したい⇒投資したい」に一定の法則性があるようです。 これを「スタートアップに恋する12の条件」としてまとめました。VCや記者の方にも確認してみましたので「アポが取れない」「記事にならない」「アクセラに入りたい」「投資受けたい」などの参考になるかもしれませんぞ… 【201/394】会いたいの法則/アポを取るには 震えるかどうかです。5割以上の方と会うので震えすぎじゃんってところもありますが、法則はこれです。 ♡×1:WILDなコンタクト info@に連絡してくる野性は買いです。この人も何故かinfo@から連絡してきて、今や私の大事な相棒です。飛び込みをしてきた人がいますが、会いました。テレアポは苦手です。(やめて) ♡×2:わかりやすい わからないこともたくさんあります。震えたいんです。「ブクマ!」。そうだね「ブック×マーケット」ってことは本のCtoCかな?(メルカリグループ入りおめでとうございます) ♡×3:紹介されやすい 最初はサービスとか人、わかりません。信頼する人の紹介だと会いたくなります。「旅行?楽天?」と思いつつ会ったらアクセラメンバーに。(マイケルさんありがとう) 私は恋愛体質ですが、VCや記者の方に聞いても「そうそう!」ってなるので、そうだと思います。なんか女性誌っぽいぞ。 【104/201】書きたいの法則/記事にしてもらうには 年間100記事書くのです。まぁしんどい。しんどいので法則はこれです。 ♡×1:ストーリーがあふれている しんどいけど書きたいんです。「JK×スタートアップ」。ここまで強くなくていいけど書きたくなる物語が欲しいです。 ♡×2:シンプルに語れる わかりやすく、シンプルにサービスを語れる。営業代理ってわかりにくいけど「リファラル営業」これは説明が楽だった。 ♡×3:なぜこの人かが明確 誰が語ってるかが説得力になるんですな。「理系学生が語る理系就職」。当事者が話せば文句ない。 私の場合テーマは選ばないけどこの3つです。ここも記者の方に聞いても「だよねー!」ってなるので、そうだと思います。番外編としてFormrunのようにプレスキットがしっかりしている、もあります。 【25/196】応援したいの法則/支援してもらうには これはAIアクセラの数字を応用して。AIかどうかとか、出資するしないは置いといて【会いたい⇒応援したい】になっている人です。法則はこれです。 ♡×1:経済合理性がわかる まず理由があること。課題を解決してくれる世のためになるサービスであること。 ♡×2:役に立てそう 事業会社が支援する意味ってこれですよね。私達が提供できるAI×営業×HR、全部活用できそう。 ♡×3:野心的かつ素直 しんどいけど応援したくなるのって夢が大きくて、でも謙虚。ぼくらはハンズオン型でやっているので素直なところも大事です。 当社は投資マストでないハンズオン事業会社アクセラって変なやつなんで。VCさんとかはちょっと違うかもですね。 【10/394】投資したいの法則/投資してもらうには まだ投資スタートから半年で10社ほど。例がすくなくて、人好みでばくち打ちな本性が見え隠れしますけど、法則はこれです。 ♡×1:人が強い シードだと、事業なんて変わるし。「元コンビニ店長×スタートアップ」。人が強いのが好きです。マッチョ萌え。 ♡×2:意外性 「競馬て」と思いながらも、したたかなR&D戦略と経営陣のバランスが好きです。ギャップ萌え。(じつはAISaaS) ♡×3:たたき上げ 最後はこのサイトで取材してない人がでてきましたね。現場出身の人が好きです。職人萌え。 当社の場合は例が少なく、投資当事者の好みが出まくりで法則にするには時間がかかりそうですが今年はこうなりました。 【番外編】謎の法則 ♡×1:苗字が普通 鈴木、宮崎、田中、佐藤…キャラは立ってますけど、苗字は普通な人が多いです。この人も河野さん。姉小路さんとか遭遇したい。 編集後記 取材にお付き合いいただいたのに、取り上げられなかった94社のみなさま、そしてお会いいただいた201社のみなさま、そしてコンタクトいただいた394社のみなさま、2017年もありがとうございました。 2018年もどんどん会います、よろしくお願いします。それでは今日もどこかのカフェでお待ちしております。

インタビュー

もう一度日本からテクノロジーで世界を驚かせたい「MESON」。ARおじさんの挑戦。

小林 佑樹 MESON Chief Operations Officer。研究室はネットワーク系の研究室に所属し、新世代ネットワーク内で通信する2終端ユーザの匿名通信の実現の研究。教育系スタートアップにて業務支援システムなど社内システムの構築開発を行う。大学院に進学、ソフトウェア工学に自然言語処理アプローチを適用し、コーディングスタイルの評価を自動で行う手法を研究。大学院卒業後MESONに参画。 「ARおじさん」、ARフォーカスで自社サービス設計中 米MarketsandMarkets社の予測によるとARの世界市場は今後急速な成長が期待され、その市場規模は2016年の推計23億9000万ドル(約2,600億円)から、今後2023年には613億ドル(約6.8兆円)市場にまで拡大すると予測されている。 その中で新たなスタートアップが誕生している。それが「MESON」だ。 MESONという会社に属して「ARおじさん」と名乗ってARフォーカスで自社サービスを開発しています。今はプロトタイプを作ってインタビューをたくさんやっている状況です。例えば「車窓から見える風景だけでナビゲーションできるか」といったカーナビのアイデアなどを試しました。 ARKitが発表されて、ARの開発はオープンに進められるようになりましたが、まだ用途が見えていないのでR&D中ですね。自社で作ってはYoutubeに掲載して反応を見ています。 MESONは2017年の9月に会社を設立したばかりのスタートアップ。 たとえばどんなプロトタイプを作っているのか。 「携帯をかざすのがめんどくさい」を逆に生かせないかと考えて「起きる時間に時計を追っかけるインタラクションの目覚まし」これははバズりましたね。反対に使えそうな「名刺が出されたところにFacebookの投稿を見せたりする名刺拡張」便利だと思うけどてんでダメだった(笑) なんのこっちゃだと思うので、ぜひ実際のプロトタイプをご覧いただきたい。 まずは目覚ましAR。 そして名刺拡張。 いずれもありそうなプロトタイプだが、ゴーグルではなくこのようなスマホの利用シーンに着目しているのはなぜか。 ARというとゴーグルのイメージがありますが、現在はスマホからの利用が主流の通過点にいると思っています。メガネに行くのは時間の問題だと思うけど、電池、通信、なにより文化の問題ですぐは難しいはず。 なのでスマホをベースにやっています。過渡期的にはHTML上にARが出てくるようなものが現実的かもしれないとも思っていますね。 ただ、今のARプロダクトは独りで使うようなものばかり。スタンドアロン型がほとんど。複数人で使うARみたいなクラウドの世界が出てくるだろうと考えています。 例えばポケモンGOで複数人であそんでピカチューの表裏をみんなでみるようなインタラクションが出てくるはずです。 一足飛びにゴーグルに行かず、利用シーンと技術の両側面からアプローチを掛けるためのR&Dのようだ。 いままでハードだったものをソフトにできると思った なぜMESONは生まれたか。小林さんと私(進藤)は旧知だがファッションテックをやっていた記憶がある。 アパレルでお客さんと店員がコミュニュケーションするサービスをやっていました。ある会社の新規事業をだったのですが、1年くらいでクローズした。そこからは1度学校に戻って、研究をしていました。ふつうのWebエンジニアで「ブロックチェーンよさそう」とか思っていましたし、新規事業やらせてもらった会社からも内定をもらっていました。 そんな状況からどうしてAR、起業に至るのだろう。 インターンで一緒だった梶谷(現MESON代表)に声を掛けられたからですね。そのあとも声を何度もかけてくれて「コバと組みたい」と言ってくれた。 梶谷は「いちばんやさしいグロースハックの教本」という書籍も出していて、周りには優秀なエンジニアもたくさんいるのに自分に声を掛けてくれた意味が分からなかったです(笑) エンジニアとエンジニアじゃないひとの橋渡しをできる人材というのが魅力だったみたい。 小林さんに声を掛けた梶谷さんは「いちばんやさしいグロースハックの教本」でAmazon.jpのマーケティング・セールス一般カテゴリ1位を取った人物。 現在も著書の評価は高い。 ARというビジネステーマ的にはどうだったのだろう。 何度か声を掛けてもらってるうちに、WWDCでARkitの紹介を見て「これはすごそう」と思って興味を持ち始めました。いままでハードの世界だったものをソフトの世界に持って来れると考えました。デバイスを飛び越えてソフトウェア化できるなんてすごいと。 そこから副業形態で走ってみてうまく行きそうだったので創業した流れですね。内定先企業さんからはチャンスも安定の保証もいただいていた状態だったですが、起業しました。 代表からの誘いと思いがそろったタイミングだった。 「MESON」の名の通り、もう一度日本からテクノロジーで世界を驚かせたい 将来を聞いた。2つ将来像があるそうだ。 まだ始めたばかりで大きなことを言うのもなんですが、会社の名前の由来はメザン(MESON)、湯川秀樹の中間子理論から来ているんです。メザンは日本人が初めて世界を驚かせた技術的発見でした。名前に込めた通り、もう一度テクノロジーで世界を驚かせたい。 もうひとつは個人的な野望。 個人はAR界隈で「ARおじさん」としてブランディングをしている。できるだけ自分が活動した時に影響が大きいように頑張ってみようと思っています。 ARおじさんのツイートはARのネタが満載。 Tweets by AR_Ojisan 「MESON」と「ARおじさん」。両方とも楽しみだ。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

インタビュー

スーツに代わる現今の和服「和の衣 折衷」 工業デザイナーが「きもの」のカタチを見直す

こんにちは。Startup Times編集部の大久保です。 突然ですが、わたしは平日の8割くらいは着物で会社に出社をしています。 この格好のままスタートアップの方にお会いすると「私も着物、着てみたいんです!どうすれば着られるようになりますか?」と結構真剣に尋ねられます。ただ、着付けや値段のハードルが高くなかなか一歩踏み出すには至らないようです。 今回は、そんな方にもぴったりな新しい和服「和の衣」を手掛けている戸田光祐さんにお話を伺いました。 商談はスーツじゃないといけないのか? 歴史から導いたこれからの和服 日本の景観を美しく (大久保慧悟/Startup Times編集部)

インタビュー

Mistletoeの孫泰蔵氏も参画、すべての国民をPersonal Farmerにする「プランティオ」

芹澤 孝悦 大学卒業後ITのベンチャー企業へ。エンターテインメント系コンテンツのプロデューサを経て日本で初めて“プランター”という和製英語を発案・製品を開発し世に広めた家業であるセロン工業へ。男性から女性に花を贈る2月14日『フラワーバレンタイン』プロジェクトの立ち上げや、2012年オランダで行われた業界最大の国際園芸博覧会フロリアードの日本国政府スタッフとして参画。 60年以上前に自身の祖父が開発した元祖“プランター”をその当時の熱い開発マインドと共に今の時代にあった形で再定義し、次世代の新しい人と植物との関りかたを模索する三代目。 日本ではじめてプランターを作った会社からスピンアウトしたSmart Planter™ 農業従事者の人口は農林水産省の調査によると2015年で209万人と5年前より2割減った。 その中で新たなアプローチで農家を増やそうとしているスタートアップがある。それが「プランティオ」だ。 AIとIoTを活用して都市型農園を可能にする「Crowd Farming」というシステムと「Smart Planter™」というハードウェアを開発しています。60年前、”プランター”という製品は昭和の日本で産声をあげました。それから60年、大きなイノベーションがなかったプランターの再発明です。 具体的にはどんな風に動くのだろう。話せる範囲で話してもらった。 土壌計や外気温計、カメラなどのセンサー類が搭載されていて、データを取得しています。そのデータを元に栽培アプリに対して雨が降る日は水を少な目にしておくとか、ニンジンなどは間引きしてくださいと通知が来たりする。 動力は太陽光で6時間充電すると動きます。またスマホバッテリーで充電することもできます。 このプランターをコミュニュティ機能で繋げ、複数台同時栽培している状態にしシェアすることで、生活に足るだけの野菜が得られる世界を目指します。 センサーなどのIoT機器が接続され、モニターデータがサーバーに蓄積され最適な育成情報をユーザーアプリにアドバイスする、そういう構成のようだ。 どのような特徴があるのだろう。 まず、世界初、Smart Planter™を使うユーザー同士がコミュニュケーションアプリで繋がる機能を備えたプランターです。 そして、世界初、栽培する人が増えれば増えるほど、センサーデータが増えていき、自身で学習・進化してゆくプランターです。 最後に、世界初、使った後に返却できる土、石灰石のLIMEXをはじめ、サスティナビリティを意識したプランターです。 IoT、AIによるプランターの再発明と言える。 前回のオリンピックは祖父の作ったプランター、今回のオリンピックは3代目が作るプランティオ なぜプランティオは生まれたのか。 私の実家はセロン工業といい、日本ではじめてプランターを作った会社です。花とみどりの業界ではじめて天皇陛下からも叙勲している68年の老舗メーカーです。 私個人としてはもともとエンタメ業界で着ボイスや映像コンテンツを作っていました。個人で起業した後、その後家業を継ぐことにしました。 プランターにこだわるのには理由があった。 とは言え、なぜIoTやAIなのか。 家業を継いで、男性から女性に花を贈るフラワーバレンタインプロジェクトの立ち上げや、2012年業界最大の国際園芸博覧会フロリアードの日本国政府スタッフとしての参画を通じ、花とみどりの世界、ひいては農業の世界を知るようになりました。 本質的な意味での大きなイノベーションが戦後から起こっておらず、食にまつわる問題は年々増す一方。この問題の根源は、一般の方々が、”食と農”に関心がなくなり、リテラシー自体が低下していることが原因なのでは?と考えるようになりました。 では、どうしたら”食と農”に興味・関心を持ってもらえるのか?昨今のIoTやAIのパワーを活用したらできると思い、祖父が発明したプランターの再発明を通じ、本質的な意味でのテクノロジーとの融合に取り組み始めました。 プランターには偶然とは思えない一致もあるという。 60年前に祖父の手によって開発された元祖“プランター”は1964年東京オリンピックの年に爆発的に普及しました。その当時の熱い開発マインドと共に今の時代にあった形で再定義し、2020年東京オリンピックの機に私も次世代のSmart Planterが普及することを願っています。 3代目のプランターにかける思いがあった。 すべての国民をPersonal Farmerにする 将来を聞いた。 すべての国民をPersonal Farmerにしたいと思っています。 そのために、昔の社会のように野菜を自身で育てて、持ち寄り、他者と共有するような文化を作っていきたいですね。オープンで無料なコミュニュティを作って、野菜を育てるコミュニュティが見えるアプリを通じて「会社の仲間で作った野菜を作って仲の良い飲食店で食べよう」というような動きです。 ソーシャルアパートメントやマルシェなどで展開したり、マンションなどとも連動して展開する予定です。 さらりと語るが、実現した時の社会的インパクトは大きく、それを評価したMistletoeの孫泰蔵氏も経営陣に加わる。 泰蔵さんは21世紀の社会課題を解決し、世の中に大きなインパクトを与えるようなイノベーションを起こす活動を国内外でしていますが、2015年にPLANTIOを共同創業。以来、コンセプトを練ったり、事業モデルを考えたりなど、食と農に関する社会課題の解決に一緒になって取り組んでいます。 世界を変える構想のスタートアップの今後、引き続き追っていきたい。 編集後記 スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。 15分で取材完了。簡易取材サービスでPRしませんか? 日本初「人工知能スタートアップ特化型」育成投資

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スキャンダルから技術革新まで。2017年ハイテク業界の10のびっくりニュース

何かが急速に変化していくとき、そこに落とし穴はつきものだ。特にハイテク業界においては、目まぐるしい速さで変化し続けている。 昨年の新機種が今年型落ちなんてあたりまえ。つい最近ではAppleのiPhoneが、古い一部の機種の性能を意図的に下げていたことを認め話題…

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ホメオパシー、FDAによって規制の対象に

アメリカ食品医薬品局(FDA)は、科学的証拠のない民間療法「ホメオパシー」の規制に動きだしました。対象は喉痛に効くお茶、などといった軽いものではなく、ガンや命に関わる病気の症状を直す、といったにわかには信じがたいもの。藁をも掴む真剣な思いの患者や家族にあくどいビジネスがまかり通るのを防ぐための鉄槌となることを期待です。

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SNS画像は「宝の山」 消費者動向つかめ

交流サイト(SNS)の画像から市場調査に役立つ情報を取り出すスタートアップ企業が注目されている。文字列から情報を抽出するテキストマイニングの画像版だ。見栄えが良いSNS映えは集客増にもつながる。消費者の素直な気持ちが表れやすいSNSの画像はデジタルマーケティングには「宝の山」だ。 人工知能(AI)を

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グーグル、バイドゥを牽引してきたカリスマが語る「AI最前線」

アンドリュー・エンAI(人工知能)があらゆる産業に浸透したとき、どんな未来が訪れるのか。バイドゥをAI開発で世界の先頭を走る存在へと育て上げた男が、今後を占う。アンドリュー・エン(41)はAIの分野で抜きん出た存在だ。ディープラーニングの大規模なアルゴリズムを開発した「グーグル・ブレイン」プロジェク