HR Tech 関連のサービスを展開するファインディ株式会社は、2月15日より、フリーランス・副業エンジニア向け単価保証型案件紹介サービス「Findy Freelance(ファインディ・フリーランス)」をスタートした。本サービスは、IT/Web エンジニアの技術力をスキル偏差値化し、偏差値をもとに単価保証された案件のみ紹介する。
山田裕一朗
同志社大学経済学部卒業後、三菱重工業、ボストン コンサルティング グループを経て 2010 年、創業期のレアジョブ入社。直近は、レアジョブで執行役員として人事やマーケティング、新規事業領域を担当し、2016 年 7 月に Findy Inc.を創業。現在も、HRBP(ヒューマンリソースビジネスパートナー)としてレアジョブにも関わっている。
近年、IT/Web 業界で人材の獲得競争は激化し、技術者の有効求人倍率は 2.6 倍(*1)を超えて右肩上がりに伸びるほど、あらゆる企業でエンジニアの人材不足が叫ばれている。また、近年フリーランスや副業という働き方を選ぶ人は増加し、特に副業は、2018 年に厚生労働省が示す「モデル就業規則」で副業・兼業が容認される内容への変更も後押しとなりそうだ。
*1 厚生労働省発表「一般職業紹介状況(平成 29 年 12 月分及び平成 29 年分)」より
そんな中、HRテックサービスのFindyが新しいサービスを提供する。
解決したい課題を山田さんはこう語る。
副業・兼業が容認されるトレンドも後押しとなり、組織に属さず「個人」として働くエンジニアの増加はますます加速すると予想されます。
一方、フリーランス・副業のエンジニアと企業のマッチングでは、企業担当者から「エンジニアの技術力が分からない」(スタートアップ人事担当)、またフリーランス・副業エンジニアからは「案件単価が安すぎる」(20 代フリーランスエンジニア)「まずは副業からスタートアップのことを知りたい」(20 代大手 IT 企業エンジニア)といった声も聞かれ、ミスマッチが発生しています。
たしかに、副業を後押しするトレンドはあるものの、スキルと単価の相場が明確でない日本型雇用ではミスマッチも伴う。
今回、エンジニア個人の「スキル」「信頼」「レピュテーション」といった価値を見える化することで、フリーランスや副業で働きたいエンジニアをサポートするため、「Findy Freelance」をリリースしました。
本サービスでは、スキル偏差値を個人の「スキル」「市場価値」と定義し見える化することで、企業が単価を保証した案件を紹介できるサービスが実現しました。また、企業側もエンジニアのスキル偏差値を通して、エンジニアの技術力を認識できるため、安心して案件を発注しやすくなります。
Findy Freelanceの利用は簡単、Githubを連携すればOKだ。
自分の相場が明確になればエンジニア側もうれしく、発注側も計算しやすい。
従来からFindyはエンジニアにフォーカスし、企業の求人票、エンジニアのスキル両面を解析するサービスを提供しており今回のサービスもその蓄積が生きている。
当社では、「働く個人の価値を見える化し、個人がもっと自由に働ける社会」の構築を目指して、事業に取り組んでいます。2016 年に AI で企業の求人票をリアルタイムに採点するサービス「Findy Score(ファインディ・スコア)」をリリースし、企業へ求人票の改善など、エンジニアにとって魅力的な求人を出せるよう、採用支援サービスも提供しています。
また、2017 年には、ハイスキルなエンジニア向けの転職サービス「Findy(ファインディ)」をリリースし、GitHub を連携してスキル偏差値を算定し、エンジニアのスキルを可視化する独自の解析方法を開発しています。
Findyで提供してきたGitHub解析からのスキル偏差値についても徐々に精度が上がってきているため、今回単価を保証していくサービスの提供ができるようになりました。
「未来をつくり出す全ての人をエンパワーメントする」がミッションのFindyだが、インターネットとソーシャルメディアを活用しながらまずはエンジニア領域でサービスのポートフォリオができ始めており楽しみだ。
取材担当進藤
スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
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