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インタビュー 2017.04.12

「旗を掲げれば、仲間が集まる。」事業コンセプトを貫き通すCombinatorの新たなチャレンジ

「採用側にまわると人間はなぜこんなに変わってしまうのか」…採用担当として学生さんの悩みを聞いていて思うことです。

今日は、採用を仲間集めに再定義するスタートアップのインタビューです。リファラル採用を活性化するための施策設計から、運用・効果測定をシンプルに仕組化し、質の高い候補者獲得、定着率のアップ、採用コストの削減を実現する「Refcome」を運営する株式会社Combinatorの清水さんに話を聞いてきました。

【編集部注】Pro-D-useを運営する岡島さんのご紹介で今回の取材につながりました。ありがとうございました。


<清水さんの略歴>

明治大学経営学部卒。Sansan株式会社にてカスタマーサクセス部の立上げを経験。2014年1月に株式会社Combinatorを設立。創業1年目には、創業初期の事業のマネタイズに苦戦し、東京のオフィスを解散し、地元である石川県と東京を行き来しながらRefcomeの開発を推進。「採用を社員みんなでやる仲間集めにする」をミッションに戦っている。

新卒入社8か月で離職して独立

【編集部注】創業ストーリーやサービスについてはTechCrunchさんやエンジニアtypeさんで素敵な記事がありますのでぜひご一読ください。

おしん記者

清水さんってすごく若くないですか?

清水さん

2013年新卒の年になります。

おしん記者

卒年で仰るってことは、どこかの会社に入ったんですか?

清水さん

Sansanという会社に50-60人のころにカスタマーサクセス部のメンバーとして入社しました。

おしん記者

名刺管理のSansanですね。いい会社ですねー。

清水さん

そうですね、法人向けサービスのカスタマサクセスチームの立ち上げをやらせていただきました。法人サービス継続率向上の仕組みづくりを、1-10人くらいのチームになったところまでいました。

おしん記者

結構早い段階で独立したんですか?

清水さん

新卒8か月弱でした。Sansanさんには申し訳なかったんですが2014年で独立しました。何を事業にするかも決めずに独立したんです。

おしん記者

8か月か。短いなー!

苦戦も「旗を掲げれば、仲間が集まる。」を貫く

おしん記者

どんなアイデアで起業を?

清水さん

自分が起業して困っていたことでサービスを作りました。

おしん記者

それがCombinator?ちょっと聞いてみたかったんですけど、Y-combinatorのパクリ?…笑

清水さん

Y-combinatorの影響受けたのは事実ですね(笑)彼らが資金やノウハウで企業を支援しているように、0→1の仲間集めの課題解決をしたいと思いました。
そこで、「旗を掲げれば、仲間が集まる。」というコンセプトで事業定義しました。

清水さんの創業サービス「Combinator」は世界を変えるビジョンを持つ新進気鋭なスタートアップと出会えるウェブサービス。

おしん記者

話題になりましたよね、Combinatorって。順調でした?

清水さん

MOVIDAさんに創業資金を出してもらって、プレスリリースでユーザー数も伸びていました。

おしん記者

好調じゃないですか?

清水さん

ウィンクル、Akerunさんなど共同創業者を採用したりして実績がでているとこもあります。ただ顧客はスタートアップなので倒産したりするわけです。売上を軽視していたところもありました。苦戦しましたね。

おしん記者

そんなに話はうまくいかないと。

清水さん

しまいにはたった一人の仲間も朝突然こなくなり、実家まで話にいったりしたんですが、結局東京オフィスは解散ということになりました。

おしん記者

苦戦しましたね。そこからはどうやって持ち直してきたんですか?

清水さん

キャッシュを抑えるために実家の石川に戻りました。再起のキャッシュを貯めるために東京で採用イベントを主催しては、夜行バスで石川と東京を行き来する生活をしてました。

おしん記者

そこからRefcomeのアイデアに出会うわけですか?

清水さん

イベントの時のメルカリのみなさんが社員全員で採用をする光景をみて「採用から仲間集めへ」を心に強く思いました。

おしん記者

メルカリさんがヒントになったんですね。

清水さん

スタートアップから、メガベンチャーへターゲットピボットを1年前くらいにしました。前回自分の首を絞めてしまった売上もちゃんと考えて。

おしん記者

リファラル採用の「Refcome」誕生だ。

現在清水さんが注力しているのはリファラル採用ツール「Refcome

リファラルの本質は、良い会社であること。

おしん記者

リファラルツールって人材会社も出してきてはいるじゃないですか?そことの競合ってどう考えてますか?

清水さん

そうですね、Myrefer(インテリジェンス)さんやGloverHR(リクルート)さんが同じリファラルサービスかと考えております。一緒にリファラル採用の市場を盛り上げていきたいと考えています。

おしん記者

というと?とはいってもぶつかりますよね?

清水さん

そうですね(笑) ただ、各社さん様々なコンセプトがあると考えています。私たちは、「採用を社員みんなの仲間集めにする」といったもとで機能においても、独自性を追求しています。

おしん記者

たとえばRefcomeだとどんな会社が向いてそうですかね?

清水さん

ひとつの指標としては、従業員の満足度が高い会社が上手くリファラル採用が運用に乗りやすいと思っています。

おしん記者

いい会社(笑)これまたストレートな。どうやったらいい会社ってわかるんです?

清水さん

たとえば、従業員のエンゲージメント(会社に自分の友人を紹介したいと思うか)といったものをRefcome Engageというもので可視化することが出来たりします。

Refcome Engage(リフカム エンゲージ)は社員のエンゲージメントを可視化し、向上するクラウドサービス。

おしん記者

ああ、繋がりました。だから組織改善支援ツールなのか。

清水さん

リファラル採用は「仕組化」は「より良い組織づくり」が前提条件。そこで「より良い組織づくり」を支援することを目的にサービスを作りました。
たとえばRefcomeEngageで使ってるeNPS®の計測質問である「友人や知人に自社への入社を薦めたいか?」はそのシグナルとして使えます。

おしん記者

なるほど、Combinatorから一貫して「仲間集め」からぶれてないですね。

清水さん

RefcomeEngageを使って「仲間集めを通じていい会社にしていく」、「いい会社になると仲間集めがうまくいく」という好循環を作りたいんです。

仲間集めを加速するためなら何でもやる

おしん記者

最近だとどんな成果が出てきていますか?

清水さん

約30社、9000人の従業員の方が仲間集めに利用いただいています。今年から新卒もやりはじめて、導入企業は2-3割が新卒。従業員は800-1200人くらいが多いですね。

おしん記者

意外ですね、中途のイメージだけど。

清水さん

やはり新卒は協力率が違っていて、60%にもなることがありますね。内定辞退率も下がる効果もありますよ。最初から会社作りにコミットしてもらうような使い方ができそうなので楽しみです。

おしん記者

業種によっては向き不向きがあったりします?

清水さん

そうですね、あるはありますがトラックのドライバーの会社や動物病院など多岐にわたる業種でも、成果が出始めてます。

おしん記者

へー!なんかうまくいかなそうだけど(笑)

清水さん

こういったカードを配って、QRコードを読んでもらう形式でやっています。

Refcomeでは実店舗やドライバーさんなどの現業採用でも利用を促進するためカードを準備するなどの工夫を行っている。

おしん記者

これはいいですね。IT企業があんまりやらないことですね。仲間集めを加速するためなら何でもやるんですね?

清水さん

やります!(笑)近日、Facebookを利用した新しい機能もスタートする予定なのでぜひお問い合わせください。
【編集部注】CombinatorではRefcomeをはじめとしたサービスのセールスを拡大中。仲間集めも実施中とのことでぜひのぞいてみてください。
仲間集めの詳細はこちらから

編集後記

実は2011年にバイトルソーシャルなる社員紹介サービスを開発した経験のある私。その経験から考えても、清水さんのアプローチはとっても共感できるものでした。うちの新卒採用でもつかってみたいぞ。

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