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インタビュー 2017.05.24

インスタ映えする店が見つかるグルメアプリ「Tastime」がインスタ女子を募集中

今日は、インスタ映えする飲食店が見つかる新感覚グルメアプリ(Tastime)の開発・運営を行うスタートアップのインタビューです。株式会社TripBoxの根本さんに話を聞いてきました。

【編集部注】株式会社TripBoxではTastimeのインスタ映えする写真をピックしてくれるインスタ女子を募集中。くわしくはこちらを。

Atsunari Nemoto(根本 淳成)
CEO
1994年生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科在学中。高校時代に受講した早稲田大学ビジネススクール共催の起業家育成プログラムにおいて、ビジネスとは目的でなく、問題解決をする手法であることを学ぶ。その中で起こした事業で社会起業家支援団体ASHOKAから当時最年少ベンチャラーに選出。その後、いくつかの事業を関わる過程において参加したダボス会議系列組織「Global Shapers」にて英語能力の重要性を認識し、2014年からビジネスと英語を学ぶためにNYに1年間留学。帰国後、本事業案の元となるプランで東京都主催「TokyoStartupGateway」にて546組から10組のファイナリスト(最年少)に選出。

インスタ映えする飲食店が見つかる新感覚グルメアプリ「Tastime」

TripBoxが運営しているのは、飲食店をインスタ映えする写真から探す「Tastime」。

■Tastime(テイスタイム)とは
Instagram社の公式APIを使用した新感覚グルメサービスです。Instagramで人気のお店や、世の中のトレンドを先取りできるグルメサービスはTastimeだけ。

・Instagramに載っている内装、外装、食事の写真から、インスタ映えする写真が撮れる飲食店が見つかります。
・投稿者のコメントから、ユーザーのリアルな声が分かります。
・他のグルメサービスのような評価点ではなく、Instagram内でのポスト数をランキングの指標にしています。
・カテゴリー・値段・場所といった詳細なジャンルから絞り込んで、あなたの求めている写真が撮れる飲食店を見つけることができます。
・現在地検索が可能なため、近くにあるインスタ映えする飲食店を見つけることができます。
・気に入った飲食店は、お気に入りとして保存しておくことができます。

最近人気上昇中のアプリのようだ。

他人にシェアするための情報

おしん記者

ユニークなサービスですね。サービスを始めたきっかけはなんでしょうか?

根本さん

きっかけは、海外生活です。英語がしゃべれない状態で海外に行って、
英語も頑張れば読めなくないけど「画像とか動画とかは言語関係なくわかるなー」と価値を感じていました。

おしん記者

創業は日本に帰ってきてからですよね。

根本さん

そうですね。日本に帰ってきてからもまわりの友達がInstagramで検索をしているのを見ました。
また、海外の友達を観光スポットにつれていくことがよくあったんです。
でも日本食アピールしたいけど味音痴で理解してもらえない 笑

おしん記者

濃い味ですもんね、彼ら。

根本さん

その中でも喜んでくれるのが、和食の盛り付けやお店の内装とか外装で。それをシェアすることに気づきました。
それって日本人も同じで。日本でも海外でも自分のための情報から、他人にシェアするための情報の時代に移行していると気づきました。

おしん記者

そこで今のビジネスに?

根本さん

最初は外国人向けに観光情報サービス(観光スポット、宿泊施設、飲食)を作ったんです。1年半ぐらいやってわかったのは、外国人観光客は海外でもわかる有名なところでローカルに行かないんですね。なのであまり調べない。ニーズがあったのが食事だったんです。観光や宿泊は下調べしてきちゃうけど、最短でも海外旅行だと3泊4日以上するとして、10食全て調べて来ている人はいなかった。


現在の社名の由来ともなっているTripBox時代のサービス。

おしん記者

トリップアドバイザーとかは?

根本さん

大手の旅行サイトを見ても日本人の私達からみたら「勧めたい店」が乗っていないんです。
なので食事にフォーカスしました。さらにDAUのうち68%は日本人だったんです。

おしん記者

え、そうなんだ。

根本さん

何でだろうと日本人のユーザーに聞いたら、既存のグルメ情報サービスを見て同じ課題を抱えている。
日本語は文章で理解できるけど、長くて。広告も入りまくっていて何がよいのかよくわからない。
だから直観的に非言語で理解できるInstagramで検索するんですよね。

おしん記者

それだったらInstagramでいいのでは?

根本さん

ハッシュタグ検索って「#パンケーキ #表参道」みたいな複合キーワードで検索できないんです。そこで「20-30代のインスタ女子が見つけやすくするということに絞ってやったらどうか」と考えました。

情報検索サイトの王道とは逆

おしん記者

反響はどうでしょうか?

根本さん

ユーザーを絞った結果、反響はそこそこいいですね、テッククランチさんに掲載していただいたんですがバブル感があって 笑

おしん記者

バブル感 笑 冷静でいいですね。アプリに絞っているのも戦略?

根本さん

そうですね、いままではOSの開発コストを抑えるためにWebでやってきました。しかし今までのグルメサービスの利用者層の9割がWebからの流入です。検索なので、SEO費用の勝負になって資本力の戦いになっちゃうんで、アプリに絞ってシェアページだけをWebにおいてます。

おしん記者

グルメ系の情報検索サイトの王道って「思いついたときに検索見つかりやすく!うおお!」「滞在時間は短く!」だと思うんですが?

根本さん

それでいうと真逆かもしれませんね。「暇なときに眺める」「滞在時間は長く」ですね。

おしん記者

「暇なときに眺める」「滞在時間は長く」?

根本さん

そもそも、滞在時間の短いアプリってアプリである必要性が薄いというか。
目的を1回達成するだけの手段ならWebでいいですよね。私たちは日常的に「暇なときに眺める」ようにサービスを作っていて、当然「滞在時間は長く」なります。

おしん記者

なるほど。それはおもしろい。雑誌みたいでながら読みしたい感じですもんね。

雑誌のような美しいUIが特徴。

根本さん

一般的に男性はゴール志向ですが、わたしたちが今お客さんにしている女性は滞在や過程で楽しんでくれますのでそうしています。
だからTastimeは滞在時間が長いユーザーさんを重視していますし、アクティブユーザーを重視しています。

おしん記者

写真のピックは根本さんが?

根本さん

いや、最初はやってたんですが辛くて 笑 やっぱり私も男性なんですね。今は楽しんでやってくれる女子インターンにお任せしています。

BtoB営業ゴリゴリはやらない

おしん記者

今後はどう考えていますか?

根本さん

今のところマネタイズはエンジェル投資家さんだけなのでユーザーベースを伸ばしてくところに注力しています。

おしん記者

広告営業とかはしない?

根本さん

グルメサービスだと王道のBtoB営業部隊ですよね。あれは…やらないつもりです。
今まではWeb中心でPV命の掲載料モデルだったですけど、別の軸で。内緒です。

おしん記者

そうですね、そこは楽しみにしておきます。
【編集部注】株式会社TripBoxではTastimeのインスタ映えする写真をピックしてくれるインスタ女子を募集中。くわしくはこちらを。
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編集後記

「このアプリ知ってますか?」とインターンの子に教えられたのがTastime。学生起業家マップを作っていたところ、名前をお見かけして取材のお願いをしたのでした。Tastimeのインターンはインスタ女子には夢バイトだとおもうぞ、ほんと。

スタートアップタイムズでもスタートアップの支援を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

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