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インタビュー 2017.05.31

24hで10000人登録…ヤンキーインターンの「ハッシャダイ」が次に打ち出すサービス

今日は、中卒・高卒といった学歴や地方格差によって可能性に気付けない「よそもの、ばかもの、わかもの」に、東京での職・食・住を無償で提供するヤンキーインターンシップを実施するスタートアップのインタビューです。株式会社ハッシャダイの久世さんに話を聞いてきました。

【編集部注】ハッシャダイと新たな取り組みを行うVAZ森さんのご紹介でインタビューが実現しました。森さんありがとうございます。

久世大亮
自身の経験をもとに、学歴や地方格差によって可能性に気づけ無い若者たちに、「東京での食・職・住」を無償で提供することで体験格差を埋め、より「選択格差」のない社会の実現を目指す「ハッシャダイ」を創業。

久世さんがハッシャダイでやっているのは「ヤンキーインターンシップ」に代表されるインターンシップ事業。

ハッシャダイとは?

ハッシャダイの事業定義はホームページによるとこのようになっている。

株式会社ハッシャダイは中卒・高卒の16-22歳の方を対象とした漠然と今の自分を変えたい「わかもの」の、社会進出、自己実現、自分探しの支援を行うサービスを行なっています。

学歴や地方格差によって可能性に気付けない若者たちに、「東京での食・職・住」を無償で提供することで、「選択格差」のない社会の実現を目指す、エシカルカンパニー(倫理的企業)です。

ビジネスモデルはインターンシップを通じた育成型人材紹介とでもいうもの。

都心体験型インターンシップという漠然と今の自分を変えたい「わかもの」の、社会進出、自己実現、自分探しの支援を行うサービスを行なっています。

ユニークなブランディングを中心に話を聞いてきた。

第ゼロ新卒マーケットを作る

おしん記者

「ハッシャダイ」と言えば「ヤンキーインターンシップ」ですけど、インターンシップ事業、育成型人材紹介って感じでしょうか?

久世さん

そうですね。わたしたちが「第ゼロ新卒」と呼んでいる非大卒、たとえば高卒、専門学校卒の学生と社会をつなぐサービスです。特に今は課題の大きな地方の学生を中心にサービスを提供しています。

おしん記者

第ゼロ新卒って?

久世さん

第一新卒はいわゆる大卒、第二新卒は若年転職者、第ゼロは大卒前と定義しています。
「第二新卒」って言う言葉はマーケティングとして見事だなと思って。
ポジティブに企業側の社内説明としても機能しているし就職者側も自己が定義できています。
第ゼロ新卒というネーミングもあまり好きじゃないけど…わかりやすいと思って名付けました。

おしん記者

そのユーザーにしぼった理由ってあるんでしょうか?企業側のニーズは?

久世さん

ご存じの通り、大卒新卒はもう取れなくなっていきますが
移民政策は時間がかかりすぎるしAI/ロボティクスも現場はついてこれないのではないかなと。
その結果として企業も新卒採用を非大卒に広げてきています。

おしん記者

ユーザー側は具体的にはどんなユーザーを?

久世さん

大学生はモラトリアム、自分探しがあるのに、高校生はそれがないんですね。頭はいいし、情報をもってるが、社会との接点が少ないんです。なのでインターンで就業体験をしてもらって、企業への橋渡しをしています。特に地方の格差が大きく、ヤンキーインターンでは1都3県以外から受け入れるようにしています。

株式会社ハッシャダイのサービス紹介動画 『What’s Yankee Intern』

1社1学生制度と7/5/3問題

おしん記者

高校生の就職活動って結構制限されているのでは?

久世さん

そうですね、高卒就職独特のルールで「解禁日」から一定期間、1社しか応募することができないことになっています。
ただし、その会社で採用されなかった場合、次の会社に応募できます。学業優先の考え方からこうなっているそうです。

おしん記者

なるほど、しかし就活情報がこれだけで回っているのに不思議ですね。

久世さん

今の高校生は情報を持ってるんですよね。おかしいなと思いながら内定をもらってしまっている。
情報が少ない時代背景的にはよかったとは思います。
ですが今の時代となってしまうと、7/5/3問題の原因の一つと言えるかもしれません。

おしん記者

7/5/3って就職して3年以内に中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割が離職する現象のことですよね。

久世さん

そうそう、選べないのに就業後、たくさんの情報が見れてしまうので迷いにつながっちゃうのは理解できますよね。
それに15年前から「今の制度は職業選択の自由を侵害している」と厚生労働省のレポートで言いながら放置されています。
【編集部注】厚生労働省のレポートとは「高卒者の職業生活の移行に関する研究」最終報告のこと

おしん記者

でも残っちゃってると。

久世さん

地方企業や採用力のない企業はそれで採用しているという現実があるんですよね。

おしん記者

そこを変えていくのが「ハッシャダイ」ですね。

久世さん

第ゼロ世代の「就職活動をしたことがない」を変えていくのがミッションです。

エモーショナルな方を攻める

おしん記者

となると、競合するのは学校の就職課?

久世さん

役割的に重なる部分はあります。
現状のキャリア相談は先生の質に依存しているので、そうならないようにしていきたいですね。

おしん記者

どんなやりかたで価値提供していくんでしょうか?

久世さん

すでにインターンシップ提供はやっていますが今後はカウンセリングの価値をメインにしていこうと思っています。第ゼロ新卒世代の就活にはポイントが3つあると思っていて。

・若者の意思決定はオンライン上で完結する
・キャリアを相談できる人が身近に存在していない
・様々な人材サービスの当事者だと思えない

ここを踏まえたサービスですね。でも…詳しくは内緒です。

【編集部注】株式会社ハッシャダイと株式会社VAZの新たな取り組みはこちらから

連携の一部がYouTuberのヒカルから発表されている

おしん記者

内緒か~ 笑 結構手がかかりそうなところですね。

久世さん

そうですね、でも「営業したいっす、スーツ着れるのうれしいっす」って言ってくれる子がいたりして結果が出始めています。こういうエモい部分にこだわっていきたいですね。AmazonよりもZapposを目指していくような。「エモいサービス」としてのブランドを作りたいと思っています。

おしん記者

見通しはどうですか?

久世さん

広告やってなくても問い合わせは数百件来るような状態なので、新たな展開で子供から大人にボトムアップをする仕組みに変えていきたいと思います。
【編集部注】久世さんは各地で講演等も行っているそうで、お気軽にお問い合わせをとのこと。
お問い合わせはこちらから

編集後記

わたしも九州の田舎出身なのですが、元ヤンキーだった同級生も今は社長に…エモい部分にこだわると言い切る久世さんとVAZ森さんのあらたたなサービスが楽しみです!

スタートアップタイムズでもスタートアップの支援を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。

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