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インタビュー 2017.06.23

人事が苦戦している面接日程調整が30秒でできる「Skett」

みなさん、こんにちは。

最近ダイエット中のインターンの大塚です。

今回は働き方ファーム代表、株式会社キャスター取締役COOの石倉秀明さんにお伺いしてきました。

■プロフィール
石倉秀明

働き方ファーム代表、株式会社キャスター取締役COO。リクルートのHR営業からキャリアをスタートし、
リブセンス、DeNA、Wantedlyなど複数のスタートアップで事業開発、企画、人事(新卒、中途採用)、マーケティングなど。

週末は娘とウサギのチャーリーと戯れてます。

採用の質を上げるためには人事の仕事の質を上げる必要がある

おおつか記者

石倉さんは現在キャスターという会社のCOOと働き方ファームの代表取締役をやられていますが、どうしてこの「Skett」を作ろうと思ったのですか。

石倉さん

はい、私自身過去に人事をやっていた経験があり、周りの人事も見ていて「採用担当はオペレーションに忙殺され本質的な採用に関わる業務に時間を使えていない」ということに気づきまして。

おおつか記者

ほうほう、自分自身の経験と周りの人を見てこれはどうにかしないと、と考えたのですね。

石倉さん

そうですね。日程調整に時間をかけていたら仕事の効率も下がってしまう。面接を1件セットするにしても
エージェントからきたレジュメをローカルに保存
年収などがわからないように黒塗りに変更
日程候補きたら面接官や会議室が空いているか確認
空いていなかったらもう一度エージェントに日程候補をもらう
日程確定したらカレンダー登録
当日、受付とレジュメを面接官に渡して申し送り、などなど。。このくらいの作業が毎回入ります。

おおつか記者

そんなにあるのですか・・・就活生の立場から見てこんなに採用が大変なものだとは全然知らなかったです。

石倉さん

そうですね、採用の質を上げるためにも日程調整に時間をかけてばかりはいられない。そのため、そういった作業を自動化することによってさらに仕事の効率も上がるのではないか?と考えたのがきっかけです。

面接の日程調整が30秒で出来る!?

おおつか記者

ところで、Skettに関して大枠は理解できたのですが改めてどんなサービスか教えていただいても宜しいでしょうか。

石倉さん

はい、簡潔に言うと、面接官と会議室の空いている時間をカレンダーから自動で取得し、採用候補者に送ります。
採用候補者が日程を選択したら自動的にカレンダー登録まで行います。
要は、カレンダーを見たり操作したりせずに日程調整が完了するというサービスです。

【Skett HP】

おおつか記者

なるほどですね、それによって先ほどおっしゃっていた採用担当が日程調整よりも重要度が高い仕事に時間を費やすことができる、というものですね。そういえばこの2か月間で80社ほどの会社が使っているとか。

石倉さん

はい、たくさんの人が使ってくださっている中で出てきた要望を踏まえて、最近いくつか機能も追加させて頂きました。

おおつか記者

ほうほう、どのようなものですか。

石倉さん

面接の前後1時間空いている部分にだけ予定が入れられるようにしました。
実際にカレンダーで移動時間を追加しない人もいるので、Skettで予定を入れた後に移動時間があった、と後で気づく場合もあって。

おおつか記者

すごい!確かに移動時間までカレンダーに入れるのも初めて行く場所だとどれくらい時間が掛かるかも分からないため非常に助かりそう。

石倉さん

そうですね。他にもカレンダーの公開、非公開やSkypeやappear.inなど、会議室を活用せずに面談をするなどの場面が増えているのでそのような場合の面接・面談も設定できるようになりました。

フェルミ推定から考えるSkettの可能性

おおつか記者

なるほど、Skettによって人事さんが面接の日程調整に時間を取られないことがよく分かりました。では、最後に将来的な石倉さんのビジョンを教えてください。

石倉さん

そうですね、まずはSkettを通じて1社でも多くの人に使ってもらい、人事さんの「日程調整」を簡単にしていきたいと思っています。また、これからは社内の会議などにも応用できると考えており、採用だけでなく様々な場面で使ってもらえるように改良を続けていきたいです。

おおつか記者

なるほど、まだリリースしたばかりですものね。可能性に溢れていますな。

石倉さん

はい、国内の年間面接回数だけでも相当な数あります。転職者は年間600万人と言われています。

おおつか記者

そんなにいるのですね!!

石倉さん

しかも選考進んだりすると1社あたり複数回面接があるわけです。だいたい1人3社受けるとして3社のうち1社は3回面接、残り2社は1回としても転職活動を通して1人5〜6回は面接の日程調整をしています。そのように、計算していくとかれこれ年間1億回以上は日程調整が行われているのです。

おおつか記者

ほうほう、ということはカレンダー見て、会議室を見て、メッセージ送って調整するといった一連の流れを1億回やっているということになるのですな。非常に心苦しい。

石倉さん

1件10分だとしても10億分、時間にして1666万時間です。。
Skettにより面接の日程調整が1件30秒になれば、5000万分、時間にして83万時間に。約1580万時間も削減されることになります。

おおつか記者

そ、そ、そんなになるのですね。

石倉さん

この時間を使って、本当に必要な仕事に多く時間を割けるようにしたい。「人事」をもっと魅力的な職種にしていけたら嬉しいです。
【編集部注】働き方ファームでは人事として大変な思いをしたことある方を募集しています。
応募はこちらから

編集後記

私は現在大学2年生ですが、こんなに人事さんが採用の日程調整に時間をかけ人事さんが大変な仕事だなんて今まで思いもしませんでした。

確かに人事さんは日本中駆け巡って、たくさんのイベントや就職説明会に参加したり、営業のように足を運ぶことも重要とされていて。

学生との日程調整も行わなければならない。

なんて大変な仕事なんだ。

うんぬおおおおおあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!

ですが、Skettによって

面接の日程調整が大変だけれども

他の仕事に神経を向けることができる。

おおお!!?!?!?!?

さらに学生の目線からも人事の仕事が輝かしく見えるのではないかと思いました。

いえええええええええええええええいいいいいいい!!!!!!!!!

これからは『Skett』は人事さんの仕事を魔法のように輝かせる存在になりそう。

楽しみですね。よだれが出そうですね。

石倉さん、そして、関係者の皆さん。

取材のご協力ありがとうございました。

以上、インターンの大塚でした。

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