11月12日(日)に開催された 「リンスタ関ヶ原 〜敗軍の将、兵を語る編〜」。積極的に新規事業を行う担当者から失敗談の共有を行うコミュニュティ有志によるピッチイベントだ。
主催をしているのはDEVLOVE。主催の市谷さんによるとDVELOVEの団体コンセプトはこのようになっている。
DevLOVEはデベロッパー(プログラマー、デザイナー、つくり手)が集まり、昨日より今日、今日より明日と、各々が各々の現場を前進させていくための場。
DevLOVEは、工夫や実践、経験知を交換する場。最近だと「現場のDiffを取る」という言い方をしています。そう、Diffは取るだけでは終わりませんよね。得られたことから、何をするかは、自分次第。この会が、いろんな現場のこれからに繋がると良いなぁと思います。
市谷さんからの今回のイベントに対するメッセージはこうだ。
新規サービス立ち上げに携わる方々の実践談を共有するイベントです。どのような取り組みによって、どんな課題に直面し、どのような解決策や工夫を取っているのかについて披露し合います。
今回のテーマは 失敗談 です。なかなか失敗を見聞きする機会が無いと思いませんか。それは失敗を恥ずかしいものだったり、人には見せられないものとして、捉えてしまっているからかもしれません。
しかし、リーン・スタートアップの、仮説検証の、真髄とは何でしょうか。 失敗とは学びのことです。
話し手の皆さんは、話し手同士や参加者からのフィードバックを得て、今後の取り組みに活かしていこうと勢い込んで話されます。参加者の皆さんはぜひフィードバックにつとめて頂きたいと思います。
今回集まった9人が語ったテーマは、AI、人材、ペットから医療まで幅広い。失敗は領域を問わないというところだろう。
各失敗人による、1人20分のショートピッチが行われた。失敗に含まれる成功のエッセンスをみなさんも受け取っていただきたい。
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自らの数々の新規事業の失敗談にくわえて、「起業家の失敗談を話すイベント」をやってみて少しずつ見えてきた「他の人の失敗談をこう聞いていくといいのでは」という話や、それでも日々続く失敗と「どうやって向き合っていくのか」というお話をします
<プロフィール>
ア業界での新規事業を手掛ける。数々の失敗を積み重ね、新規事業への情熱を失いかけた時に顧客開発に出会い、再度新規事業への情熱を取り戻す。2012年2月に起業。StartupWeekendオーガナイザーファシリ―テータ。切れ味鋭い土下座外交が持ち味。
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ヴァル研究所の創業から42年。日本初の乗換検索ソフト「駅すぱあと」を世に出して30年、光があれば影もある。後世の歴史家は語る、失敗には必ず理由があると。創業当時から現在に至るまでの様々なプロダクトを、当時の関係者から聞いた話も交え「何故失敗したのか?」を皆さんと共有したいと思います。
<プロフィール>
ヴァル研究所。企業の基幹・業務システムの開発を経て、駅すぱあとを利用した旅費や通勤費などの精算業務のシステムを開発。3年間の営業経験を経て、プロデューサーとして社内の新企画に従事。現在はBusiness Development Dept.にて新規事業を推進中。過去に駅すぱあとWebサービス、まるごと路線図(iPhone/iPad)、駅すぱあとfor iPhone等、10個のProductを世に出す。現在はRODEMのProduct Managerとして、「ビジネスマンのめんどうくさい」ことからの解放とビジネスの成功に情熱を注いでいます。
AIスタートアップの失敗要因は分析の前で勝負が付いている。失敗を科学して学びに変える5つの仮説生成テクニック!AI開発で必須となるデータ分析ですが、どうやって仮説を立てていますか?仮説の立て方次第では、何ヶ月、金額で数百万円も損をしているかもしれません。私達の失敗を基に仮説生成(アブダクション)方法についてお話します。
<プロフィール>
ディップ株式会社。(以イーエンジンに2007年新卒入社。転職サイト「ジョブエンジン」のクローラー、採用管理ASPにプログラマーとして参加。ディップ入社後、エンジニアから企画側へ。複数の新規事業立ち上げを経て、現在は「AINOW」編集長と人工知能を活用した社内業務開発も行う。
リーンスタートアップは新規事業担当者だけのものではありません。今回のお話の舞台は、サービス導入。物語はRPAの導入に失敗したところから始まります。失敗ストーリーを基に明日から誰でも、どんな現場でもできるリンスタメソッドの使い方についてお話します。
<プロフィール>
早稲田大学を7年かけ卒業後、ディップに新卒入社。3年で15億円の売上に成長した「ナースではたらこ」事業化など、20件以上のサービス企画に参加。現在は、アニメの舞台めぐり「聖地巡礼マップ」、人工知能メディア「AINOW」、スタートアップメディア「StartUpTimes」等の責任者。他AI研究開発、事業提案制度、採用、MAの担当に出張講師など、特命係長的ライフを満喫中。
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自社メディア運営のアイビーアイに入社してちょうど10年。約10本のメディアの立ち上げに、チーム要員として携わりました。
失敗したメディア、成功したメディア、10年のふりかえりをします。
<プロフィール>
ファミリーレストランチェーンに入社し、コックを目指すも、すぐ配置転換で社内SEに。ファーストフードチェーンに移り、店舗管理・POSシステムを構築。その後、富士通系のSireで、流通SEとして、勤務。現在、複数のwebメディアを自社運営する、株式会社アイビーアイで、システム部門のリーダーとして、新規メディアの立ち上げ、既存メディアの改善にシステム担当として従事。
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新規事業立ち上げの経験を、ビジネスとエンジニアリングの両面から振り返りながら、得られた学びを共有します。
<プロフィール>
東京工業大学理学部を卒業後、起業家排出機関・株式会社ベンチャー・リンクを経て起業を試みるも失敗。反省を踏まえフリーランスエンジニアに転身し7年の経験を経て、戦略PR会社・ビルコム株式会社にて開発マネージャーとして新規事業に従事。2013年に株式会社リブセンスに入社し、不動産価格査定サイト「IESHIL(イエシル)」立ち上げを経て、現在、開発チームリーダー。本業の傍ら、技術書執筆コミュニティ・WINGSプロジェクトに属しCodeZine、Ruby・Railsの技術書執筆を行っている。その他にも、新規事業開発に複数参画中。
新規事業立ち上げの経験を、ビジネスとエンジニアリングの両面から振り返りながら、得られた学びを共有します。
<プロフィール>
楽天株式会社 歌って踊れるエンジニア&マネージャー。
2010年頃にアジャイル開発に出会ったことをきっかけに、エンジニアとしての幅が広がり、様々な壁を超えて活動を続けてきました。
直近では新規事業チームのマネジメントに携わるようになり、組織・役割などの壁をぶち抜いて、営業・ビジネス・プロセス・プロダクト・チーム・エンジニアリングすべてをワンチームで行うモブワークを毎日しています。「エンジニアだから」「エンタープライズだから」など役割や環境をできない言い訳にするのが大嫌いで、事業を成功させるためならなんでもやっています。
モットーは “IT業界に金の雨を降らせる”、推しメンは山本 彩です。
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金が無い、人がいない、時間も無い、でも開発はできる、よくある小さな受託開発会社が新規事業を5つの失敗から学んだことをお話しします。
<プロフィール>
株式会社クレイ 代表取締役
Web系ベンチャー、フリーランスエンジニアを経て、2007年7月にクレイを創業しました。エンジニアのみので構成されるクレイは「開発に関わる全てのチームの力を強化する」をミッションとして、チーム開発の新しいあり方を模索しています。
創業時から受託開発しながら自社サービス開発に取り組んできました。現在はチームでの情報共有を活発にして、チーム力を最大限発揮するためのDocBaseというサービスを開発しています。
<プロフィール>
システム企画案やサービスのアイデアからのコンセプトメイキング(プロダクトオーナー支援)や、アジャイル開発の運営・マネジメントを得意としています。プログラマーからキャリアをスタート。SIerでのプロジェクトマネジメント、大規模インターネットサービスのプロデューサー、アジャイル開発のマネジメントを経て、ギルドワークス代表に。それぞれのフィールドから得られた実践知で、ソフトウェアをお客様・開発チームと共創します。
おしん記者
スタートアップタイムズでも起業家のPR支援として取材を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
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