田上智裕
株式会社techtec CEO。チームラボでのアプリ開発やリクルートホールディングスでのブロックチェーン全社R&Dを経て、2018年1月に株式会社techtecを創業。ブロックチェーンの学習サービス「PoL(ポル)」を運営。
ここ最近話題となった仮想通貨やブロックチェーン。だが、仮想通貨やブロックチェーンを勉強しようと思っても、何から勉強すれば良いのかわからなかったり、専門用語が難しく自分だけでは理解できなかったりといった悩みがある。そんな悩みを解決する、仮想通貨やブロックチェーンをオンラインで学べるサービスを提供する会社「techtec」を紹介する。
「techtec」を一言でいうと、「仮想通貨とブロックチェーンのオンライン学習サービス」を提供している会社です。主に、「PoL」という無料で使えて、仮想通貨・ブロックチェーンをオンラインで体系的に学ぶことができるサービスを展開しています。また、「PoL」はProof of Learning の略で「学習量による知識の証明」を表しています。
サービスの概要としては、仮想通貨やブロックチェーンの根本的な知識を学ぶことから、ブロックチェーンで何ができるのかまで幅広く学べるようになっています。カリキュラムは100近くあり、ブロックチェーン業界でライターになれるようなカリキュラムを提供するライター構想も考えています。
仮想通貨やブロックチェーンの難しさというマイナス要素を感じさせない教材内容の充実度、全てのレッスン後のテストによる知識の定着度の確認が特徴だ。
カリキュラムもかなり充実していて、PoLだけ学習すればいいという状態を目指している。
ユーザーは、ビジネスマン向けにサービスを作っているため、20代30代の方が全体の7割近くを占めています。男女比は男性8・女性2で構成されています。
他の学習サービスを競合としては、全く意識していません。他の学習サービスには、日本であればEnterChainさんとOpenBerryさん、海外であればCryptoZombieさんがあります。
起業の経緯について聞いた。
元々はリクルートに入社した後は、マーケティングに配属される予定でした。ですが、自分のFacebookにブロックチェーンのことをポストしていたことがきっかけで、リクルートに入社後にブロックチェーンの新規部署を任されて、それでブロックチェーンと深くかかわるようなりましたね。リクルート在籍中に、起業しようと考えていましたが、明確なビジネスアイデアはありませんでした。ですが、「ブロックチェーンをずっとやっていこう」「ブロックチェーンでなにかをやりたい」と心には決めていました。
リクルート退職後に「techtec」を起業し、半年間は受託開発をしていました。そして、去年の11月から仮想通貨とブロックチェーンのオンライン学習サービスであるPoLのサービスを開始し、今年創業2期目を迎えました。
社名の「techtec」はTechnologyとテクテク歩くという意味が掛けられています。「個人の成長をサポートし、誰もが自由に生きていける世界をつくる」というのが会社のミッションなので、私たちが、どんな人でも自分の好きなことを仕事にできるようにサポートして選択肢を増やしテクテク歩くように成長させるという意味が込められています。
将来の展望を聞いた。
特にサービスやプロダクトを大きく変えることは考えていません。直近1年間では、ブロックチェーンを用いて、PoL内でのユーザーの学習履歴の記録することとPoLのサービス独自のトークン開発に力を入れていきたいと考えています。リソースも限られているので、今後新しいサービスを展開しようとはあまり考えておらず、「ブロックチェーン」と「個人の成長をサポート」という面ではブレずにやっていきたいと考えています。
ブロックチェーンという高度な技術を用いて、個人の選択肢を広げ、成長をサポートするという信念を持ったtechtecをこれから応援していきたい。
取材担当阿部
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