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インタビュー 2019.08.02

「あなたの生活を価値に変える」データウォレットアプリ「moraco」を提供。「Enbowl」(エンボウル)

笹原信太郎

Enbowl株式会社CEO。大学在学中にfreee株式会社で「会社設立freee」の法人セールス、Uber Japan株式会社で「UberEats」の立ち上げに参画し、「Enbowl株式会社」を設立。ブロックチェーン技術をビジネスやプロダクトサイドから理解する非エンジニア向けのブロックチェーン勉強会も定期的に開催し、700名以上が参加するコミュニティに成長。 デジタルガレージ主催のアクセラレータプログラム「Open Network Lab」に採択され、ブロックチェーン案件の業務マッチングサービス「CryptoBowl」を運営。そして、ユーザー個人が自らの意思でパーソナルデータを価値に変えることができるデータウォレットアプリ「moraco(モラコ)」のβ版を6月にリリース予定。

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ブロックチェーン技術を活用したデータウォレットアプリ「moraco」(モラコ)を提供。「Enbowl」(エンボウル)

近年、クレジットカード情報やSNSアカウント情報といった、重要な個人情報の流出が頻繁に起こっていることが問題となっている。ただ、そういった個人情報を自らの手で全て管理するのは難しい。そこで、自らの手で情報を管理し、自らの意思で個人のパーソナルデータを様々な価値に変えることができる、ブロックチェーン技術を活用したデータウォレットアプリ「moraco」(モラコ)を提供する「Enbowl」(エンボウル)を紹介する。

「Enbowl」を一言でいうと「ブロックチェーン技術を活用したデータウォレットアプリ「moraco」(モラコ)を提供する」サービスです。近年の個人情報漏洩の問題や2020年の個人情報保護法の大幅改正に際して、これからはユーザー自身で個人情報を管理しなければならない時代になってきます。そこで、ブロックチェーン技術を活用して、ユーザー自身の手で情報を管理し、自らの意思で個人のパーソナルデータを様々な価値に変えることができるデータウォレットアプリ「moraco」(モラコ)を提供しています。

「moraco」では、ユーザーはまずアンケート形式でユーザーの趣味や思考などの個人情報を端末のアプリケーション内に保存します。そして、ユーザーは自らの許可・不許可に基づいて企業へ情報提供を行います。情報提供を行ったユーザーは、その対価としてLINE・Amazon・itunesなどで使えるギフトカードに交換可能なポイントを受け取ることが出来るとともに、享受したポイントの交換履歴やパーソナルデータの提供先などを、常に自身で把握することが出来るシステムになっています。

moracoではユーザーの情報を蓄積し、様々な価値に変えられる。

アンケートや企業からのオファーに応えるとポイントが溜まる仕組みになっている。

ユーザーとしては、広告を出したい企業さんとアンケートを出したい企業さんです。例えば、広告を出したいゲームアプリ系の企業さんでしたら、広告をタッチしたらユーザーは、ポイントがもらえるだけでなく、アプリのダウンロードのようなアクションを起こしたら、さらにポイントをもらえるといった広告形態があります。企業側は、「moraco database」(モラコデータベース)でアンケートを購入したり、「moraco marketing」(モラコマーケティング)で直接広告配信したりすることができます。

moracoは、ユーザーがアンケートに回答をすればするほど情報が貯まっていき、最適化されていきます。また、DB上にはユーザーの個人情報を保存せず、全てユーザーのアプリ内に個別に保存しています。そして、運営自身もユーザーの許可がなければ閲覧をすることができません。そのため、個人情報のセキュリティ性が高い点と情報の蓄積性が高い点が競合優位性につながっていくと考えています。

「自分が後悔しない選択をしたい。」という思いからの起業へ。

起業の経緯について聞いた。

画像に含まれている可能性があるもの:2人、Shintaro Sasaharaさんを含む、、スマイル、高層ビル、群衆、屋外

元々実家が自営業で起業や会社運営などが身近なところにあったため起業したいという思いはありましたが、シアトルに留学している際に海外で何社か内定も頂いていたため就職するかそれとも起業するか迷っていました。ですが、「時間は不可逆。自分が後悔しない選択ってなんだろう」と考えたときにやっぱり起業したいと思い「Enbowl株式会社」を設立しました。

起業後は、まずペットのキュレーションメディアを立ち上げました。当時のキュレーションメディアブームに乗って順調に成長していましたが、キュレーションメディアは本当に有益な情報を欲しい人からしたら邪魔になってしまうと感じていた際に、デジタルガレージ主催のアクセラレータプログラム「Open Network Lab」より採択されたので、資金調達を行った後に、ブロックチェーン案件の業務マッチングサービス「CryptoBowl」を運営し始めることにしました。そして、現在ユーザー個人が自らの意思でパーソナルデータを価値に変えることができるデータウォレットアプリ「moraco(モラコ)」のβ版をリリース予定です。

社名の「Enbowl」(エンボウル)は、自分自身がご縁を大事にしていて、「縁の(En)」「サラダボウル(Bowl)」。様々な人や思想・技術が、混ざり合い、新しいものを作っていきたいという思いから、「Enbowl」にしました。

ベーシックインカムの実現。そして、社会のインフラへ。

将来の展望を聞いた。

画像に含まれている可能性があるもの:Shintaro Sasahara、スマイル

将来的には、ベーシックインカムを実現させたいと考えています。Uberやfreeeでインターンをしていた時に社会インフラになっている企業は素晴らしいと感じたので、私たちの会社もユーザーの生活のインフラなりたいと考えています。そして、moracoの方はtoC側に重きを置いてユーザーの獲得を目指し、ユーザーの情報を集めるだけでなく、企業のニーズに合わせてチューニングしていきたいと考えています。そして、toBに関しては、個人情報保護法の大幅改正に企業側も対応しなければいけない中で、大企業であれば対応できるが中小企業だと難しい部分もあるので、企業側のID管理するポジションになれたら良いと考えています。

ブロックチェーンという高度な技術を用いて、ベーシックインカムの実現を目指す「Enbowl」をこれからも応援していきたい。

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編集後記

取材担当阿部

「Enbowl」という社名、人との繋がりを大切にする笹原さんの人柄が表れていて素晴らしいですよね!また、後悔したくないという熱い思いからの起業、心打たれました…。自分も、ご縁を大切にして後悔ないように生きていきたいです!

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