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インタビュー 2019.10.17

仕入れから小売りをアップデートするPORTUS(ポルタス)

代表取締役社長
櫟山 敦彦

学生時代にファッションの面白さに取り憑かれ。新卒で繊維専門商社に入社以来、アパレル業界に身をおき、その魅力の拡散に尽くしています。キャリアからアパレル業界全域の商流を理解し、テック企業へのジョインでシステムやサービス、データサイエンスの知見、そして独立や新規事業立ち上げを行えるビジネス思考を先鋭化いたしました。
もっと多くの人がアパレルを楽しめる世界にできるよう尽力してまいります。

仕入れから小売りをアップデートするPORTUS(ポルタス)

――「PORTUS(ポルタス)」について教えてください。

「仕入れから小売りをアップデートするサービス」です。小売業は古くからの商習慣で、自由に仕入れができません。例えば新しくお店を作って、好きなブランドの好きな商品を仕入れようとしても与信が通らず仕入れができません。そこでPORTUSは、アイディアとテクノロジーを駆使して、仕入れをもっと自由に簡単にできる環境を創り出します。

――詳しく教えてください。

メーカからすれば開業間もない小売店は営業する手間がかかる割に、代金回収のリスクが高く優先順位をあげずらい状況にあります。開業間もない小売店はの現金前金払いや最低ロットを超える発注などで仕入れてリスクを取るか、それ以外の条件でも仕入れ可能なブランドで始めるしかないのです。

――どんな風に解決しているのですか?

例えば、PORTUSでは独自の「トライアルオーダー」という仕組みを導入しています。トライアルオーダーでは一定期間ご希望ブランドのアイテムを店頭で実際に手にとって販売いただけます。

仕入れの前に顧客さまにご提案してみてからオーダーの検討・判断することができるため、今までよりも圧倒的に新しいブランドにトライしやすくなります。

ムリして仕入れて、売れ残る、というようなリスクを避けられるんです。

――どんなクライアントさんですか?

展示会や出張にいけない時でも、PORTUS上で多くのブランドと出会うことができるのですが、セレクトショップ、コワーク、喫茶店などのお客さんが多く、商品はコスメ、家具、インテリアなど幅広く利用してもらっています。運営形態ですとECはメインではなく、店舗型の方がメインです。

年商3000万円くらいのセレクトショップ、例えば商店街にあるちょっとおしゃれなお店が使っていただいていて、感覚的には20-40代をターゲットにしているお店が多いです。

アパレルがメイン化かと思っていましたが、雑貨品の仕入れが増えていますね。

――強みについて教えてください。

メーカさんの販売支援や、ポップアップショップ支援など広義の競合はあります。しかしそもそもメーカーには小口に営業できる人もいないし、ノウハウもないし、メーカーの困っているところにはなかなか手が届いていない印象です。

私たちは、仕入れたい人/卸したい人両方を繋いでいき、店に合わせて商品や場所を提案していく仕組みなので解決している課題が異なると考えています。

例えば、PORTUSのサポートチームが膨大な取引データを元に、お店にあったブランドやアイテムを提案したりします。サポートチームはこれまでアパレル業界で長年の経験を積んできたバイヤーや販売員が担当します。

つまり、メーカーさんと小売店さん双方の販売支援をしているんです。

買い物が好きで、洋服にすべてつぎ込んできた…「PORTUS」開発の経緯とは?

――起業した経緯について教えてください。

新卒で繊維商社に入社して、インポートの仕入れや販売などをしていました。その後独立してコンサルなどをやっているうち、airclosetと出会い創業にジョインしました。

airclosetで新規事業をやったり経験を積ませてもらいました。その後35歳で起業すると決めていたので起業したんです。

――それから「PORTUS」を立ち上げるきっかけについて教えてください。

買い物が好きで、洋服にすべてつぎ込んできました。買い物を通じていろんなブランドやファッションの楽しみを感じてきました。この体験、買い物体験をもっと広げたいと考えました。

買い物体験を作る対象としてアパレル業界、その中でもバックエンド=製造とフロント=小売のどっちがいいかと考えたとき、フロント=販売機能が大きくならないと業界が大きくならないことに気づき、優秀な仲間と一緒に今の事業をスタートしました。

もっと好きがあふれる日常を創る、PORTUSの未来

――PORTUSの展望について教えてください。

私たちはメーカーとお店の両方を繋いでいるのが強みです。その強みを買い物を楽しくする方向に生かしていきたいです。例えば売る場所の確保が難しいのであれば、一つのお店を複数のメーカーでシェアするストアシェアリングや、物流配送が課題なのであればそこを受けてしまってもいいはずです。

ショールミングストアみたいなものを作って、いろんなブランドが乗り合わせてもいいんです。全国に店舗が広がって行けば商圏分析をして、出店喚起をしていくような機能を持っていくのも良い。

需要予測をして在庫を最適化する仕組みを持つこともできます。どれも時間はかかるのですがそこをやっていきたいんです。

今までの仕組みは江戸時代から変わっていない。お買い物を楽しくするとこにフォーカスして成長していきます。

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