山田 陵
株式会社いろものCEO。オンライン完結の結婚相談所サービス、naco-do(なこうど) を運営。
現代において、結婚したいと思う人は多い。しかし、結婚相談所を利用しようとすると高額な費用がかかったり、かつ店舗まで足を運ばなければならなかったりとなかなか結婚へと足を踏み出すのは難しい。そこで、低価格でかつスマホで完結することができるオンライン結婚相談所サービスnaco-do(なこうど) を運営する株式会社いろものを紹介する。
サービスを一言で言うと、「スマホで完結する、結婚相談所サービス」です。
既存の結婚相談所の利用料金は非常に高く、約30万以上近くかかり高単価であるため使うハードル高いです。また、会員数がマッチングアプリに比べると少なく、マッチングがしにくいという業界課題があります。それに比べ、naco-doはオンラインで完結するサービスのため、店舗を持たないことで余計な人件費などの固定費が不要であり、従来よりも低価格で提供することのでき、かつスマホでできるので手軽なところが最大のポイントとなっています。
サービスの流れとしては、独身や収入などプロフィール面の書類審査を行い、通過した方のみお見合いの申し込みが可能です。双方が希望する場合は、運営側で日程やお店を調整し当日お会いいただく流れになっています。また、BIG5と呼ばれる心理学的に最も根拠の高い性格診断テストを用いたユーザー同士の相性診断を独自のAIを通じて学習することで、高精度なリコメンドを実現しているので、自分に最適な人と出会う事ができます。
さらに、naco-doには通過率10%程度の自社審査を通過した現役の仲人や恋愛カウンセラーがサポーターとして登録しています。従来の検索型サービスとは異なり、人力のサポートを通じて登録ユーザーの細かな要望を拾い上げ、サポーター間で共有する事によって、ユーザーひとりひとりの婚活をサポートをしています。具体的には、入会時の婚活カウンセリングやプロフィール・デートに関するアドバイス、相性の良い人の紹介やデートした方との仲を取り持つサポートチャット活用中の悩み相談など多岐にわたるサポートによる婚活の支援をしています。
コストが10分の1程度なことに加え、スマホで完結することがnaco-doの強みだ。
仲人がサポーターが婚活をサポートしてくれるのは非常に心強い。
ユーザーとしては、20代後半から40代後半がいます。その中でも30代の方が多いです。
競合としてはペアーズさんや店舗型の結婚相談所が競合です。ですが、無店舗型の結婚相談所は私たちのみであり、入会に対するハードルの低さや従来の結婚相談所に比べてのコストが10分の1であることが我々の強みです。
起業の経緯について聞いた。
前職はブランドの買取をしてあり、学生時代から起業には興味がありベンチャー企業に入り働いていました。学校はファッション系の専門学校に在籍しておりましたが、9割が28歳や29歳の女性でした。その中で、みんな結婚したいけど、当時アプリはあまり使えなく、結婚相談のサービスはあまり流行していませんでした。そのような状況を改善したいと思い起業を決意し、実際に結婚相談所にも働きに出向き、現在のプロダクトに至りました。
将来の展望を聞いた。
皆さん結婚するために街コンやアプリなどを最初に使うと思いますが、結果的に最後には結婚相談所を使うと思います。なので、まず短期的には、結婚相談所を選ぶ中で一年以内に結婚したいならNaco-doという存在を目指したいと思います。そして、ユーザーを増やしていくのがこれからのフェーズであり、入会後に見える会員数が結婚相談所内で一番多い結婚相談所にしたいと思います。現在料金もあげるつもりはありません。そして将来は婚活版ライザップみたいな感じで、服装やカウンセリングや写真といった多岐に渡る分野で複合的にサポートしていきたいと思います。
今後もAIと婚活を掛け合わせたNaco-doを運営する株式会社いろものが進化していくことに期待したい。
取材担当阿部
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