宋 瑜(ソウ ユ)
近年、人を介さない接客の自動化は多岐に渡る業界で進んでいる。今後更に接客自動化は加速していくだろう。今回はLINEなどのオムニチャネルで接客の自動化を実現するanybotを提供するエボラ二株式会社を紹介する。
サービスを一言で言うと、「電話やメールやLINEなどのオムニチャネルで接客自動化を実現するプラットフォーム」です。
具体的な機能は5つあります。
1つ目は接客の自動化です。開発不要で簡単にチャットボット作成でき、IVR(自動音声応答)かリッチなチャットUIで接客を自動化できます。
2つ目は顧客の自動分類や保存ができる点です。従来のCRMに比べ、顧客の行動やチャットでのやりとりなどのデータの自動保存、セグメンテーションが自動化され、よりパーソナルな接客が可能です。
3つ目は、電話やメールLINEなどのオムニチャネルでのマルチコンタクトを実現します。
4つ目は、来店予約や決済、ECのレンタルカートまで機能が充実しているので、顧客のエンゲージメントを実現します。
5つ目は、多くの情報とKPIが自動集計・分析・可視化され、今後の改善に貢献します。
anybotの導入事例として、各種教育機関40校以上のオープンキャンパスや生徒からの進路相談、大手化粧品メーカーの来店促進やD2C、小売・卸販売業者のB2C / B2B販売や連絡・スーパーマーケットチェーンでデジタル会員カードやチラシ配布などがあります。現在、anybotの有料導入企業・団体数 は約100社、anybot登録企業・団体数(無料含む)約1000社となっています。
競合としては、Zealsさんやhachidoriさん、Linyさんがいます。
私たちの強みとして、アプリではなくミニアプリですのでLINEなどの人気アプリ上で使うことができツールを増やすことがなく、オムニチャネルを一本化できます。また接客の自動化をしているので、セグメント配信から売上アップに直結することができます。更に自分で作成・修正が可能なので開発会社に頼まなくてもよく、月額1万5千円から始められるのでコストカットも可能です。エンタープライズも街の店長さんも自動化を実現できます。
起業の経緯について聞いた。
私は15歳からプログラミングを始めまして、19歳に中国のインターネットが広まり始めた初期に150名の大学生を集め企業向けのパッケージを販売しました。そして様々な領域で100個以上のプロジェクトを回していく中で、Wechatの登場よってインターネットへの認識を覆りました。1000万以上の企業がWeChatの公式アカウントを開いています。私たちはこのトレンドが日本や世界中で広がることを確信しました。また、自分の子供が生まれた際にお金をもらってただ開発するだけでなく、社会のために何かを作って子供に誇れるものを作りたいと思い起業しました。
将来の展望を聞いた。
サービスを続けていく中で私たちが作った方が良い物より実際のお客様の声が大事ということに気づかされました。ですので、今後はお客様が必要とするものを更に機能として追加していきたいと思います。お客様に役立ちたいということをモットーに機能の改善をしていきたいです。
用途や業種変化としては、今後医療業界や観光業界までサービスを展開していく予定です。
取材担当阿部
30分で取材
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