田中 洋一
ファネルワン株式会社代表取締役。
企業は日々様々な課題に直面する。しかし年々増加する数多くのベンダーの中から、最適なソリューションを提供してくれる企業に出会うことは難しく、非常に苦労する。そのような課題を解決するベンダー選定の負荷を大きく軽減するプラットフォームを提供するファネルワン株式会社を紹介する。
サービスを一言で言うと、「自社のビジネス課題に対して、フィットするベンダーだけにコンタクトできる効率的なプラットフォーム」です。
ファネルワンの特徴は3点あります。
1点目は、企業が必要としている情報や提案は、情報収集は高い提案力のファネルワンが選んだベンダーが提示してくれるので、自分で調べるよりずっと簡単です。
2点目は、ファネルワン上でベンダーが掲示した提案を見て、自社の課題にフィットするベンダーのみとのミーティング設定ができます。よって、提案力のないベンダーや、自社の要件に合わない提案に対応する必要がなく、最適なパートナーを簡単に選択できます。
3点目は、インターネットを検索してたくさんのページを読む手間や、わずらわしい問い合わせ入力、資料ダウンロードした会社からの営業電話や営業メールがないので、手間もストレスも軽減できます。
現在クライアントは中堅からグローバルブランドの企業約100社に利用して頂き、提案するベンダー310社に利用して頂いています。
競合は人の従来の行動で、検索して、数多くの会社の異なった問い合わせフォームに入力し、その後のベンダーの営業メールや営業電話、売り込みミーティングを重ねる旧来のベンダーの探す行動です。
私たちの強みは、ベンダーを探す企業は無料で利用でき、直接ベンダーを探すことができるので、課題解決ためのベストなパートナー最短で探すことができます。また、ファネルワンはベンダーを審査し、選ばれたベンダーのみを採用しているので、クライアントは質の高いベンダーと直接コミュニケーションできます。
創立の経緯について聞いた。
私は今までのキャリア20年間で4社の外資系マーケティングテクノロジー企業の日本ビジネス立ち上げに携わってきました。その中で2009年くらいまでは、買い手の企業はビジネス課題解決のために、ベンダーを探す際にそのカテゴリーや対象のベンダーを比較的大きな負荷なく探すことができました、マーケティングテクノロジー関連のベンダーの数がそこまで多くなかった状況でした。2010年以降カオスマップの中にある、ベンダーの数が大量に増えたため、ベンダー同士でも競合すら覚えるのが難しいレベルに増えました。そのため、企業は課題解決をベンダーを見つけて一刻も早く行いたいが、自社にフィットするベンダーにたどり着くまでに時間がかかる状況が続いています。この状況をどうにかしてプラットフォームを用いて解消したいと思い、ファネルワンを立ち上げました。
将来の展望を聞いた。
今後1年間はマーケティングとITにフォーカスして、ファネルワンに行けば最短で自分たちが求めている最適なベンダーが見つかり、課題解決できた事例を今以上に増やしたと思っています。特にウェブサイト、動画、XRなどの制作分野にはカテゴリーとして力をいれます。
将来的にはファネルワンでBtoB営業の定義を変えたいと思っています。日本は高度成長期からの名残で、まだ営業とは話すことが得意で、どんどん行動する人と定義されていると思います。しかし、プッシュ型の「買ってください」という形の営業ではなく、お客様のビジネス理解、分析から何を求めているのかにフォーカスしたソリューション思考が強い人が、これからの時代で必要な営業定義になってきます。ファネルワンはプロダクトアウト営業のベンダー群でなく、顧客視点、ソリューション思考が強いベンダーが集うプラットフォームになりたいと思っています。
企業と企業の架け橋となるであろうファネルワン。今後の更なる進化に期待だ。
取材担当阿部
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