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マッハ取材 2020.05.20

人とリアルに繋がらなくても良い時代だからこそ、人とリアルに繋がることを提供したい

おしん記者
なんとお呼びしましょうか?名前はなんておっしゃるんですか?

中林幸宏 さん
中林幸宏 といいます。

中林幸宏 さん

早稲田大学を卒業後、広島テレビに入局。 スポーツディレクターを経て、大阪支社、東京支社で外勤営業。大手クライアントの広島における広告宣伝活動に携わる。 2013年、早稲田大学ビジネススクールに入学し、2015年MBAを取得。 2016年12月に二社目となるEXest株式会社を設立。

おしん記者
どんな事業をやっているんですか?

中林幸宏 さん
日本全国のテレビ局と連携し、訪日外国人向けのサービスを提供しています。いくつかあるのですが、現在は「WOW U(ワオ ユー)」と、今月(2020年5月)にリリースした「DOGADOZO(ドウガドウゾ)」というサービスをメインに行なっています。

WOW Uは、「旅マエ」や「旅ナカ」の訪日外国人観光客が、”日本で何をしようか”を探せるサービスサイトです。サイト内では、キーワードや主要エリアでの検索のほか、WOW U-mediatorと呼ばれるガイド・観光スポット・イベントなど、様々な角度からの検索を網羅しています。これにより、旅行者は、自分の知っている日本の知識や範囲ではたどり着けなかった観光スポットや体験を発見することが可能となり、旅行中の選択肢を広げることができます。

▼WOW U(ワオ ユー) 
https://www.wowu.jp/

DOGADOZO(どうがどうぞ)は、日本全国のテレビ局が持つ動画素材を自由に編集・加工し、観光プロモーションに活用できるサービスです。動画内の被写体の使用許可は、すべてテレビ局が取得しています。

登録されている動画は、人物目線のほか空撮やドローンなど、さまざまな手法で撮影された素材が揃っています。ダウンロードした動画素材は、自ら編集・作成する方法のほか、映像のプロへの編集の依頼やすでに完成した動画の購入が可能です。また動画素材には国籍、年齢、性別などのデータが紐づいており、有料プランでは「どの動画が、どの国の、どのような人に人気なのか」を確認することができます。

▼DOGADOZO(ドウガドウゾ)
https://www.dogadozo.com/

おしん記者
創業のきっかけはありますか?

中林幸宏 さん
EXestを立ち上げたのは、シリコンバレーで出会った、ある方からの助言がきっかけです。2016年に1社目の会社を立ち上げ、幸いなことに、その事業で程度成果を出すことができていました。そのことを伝えると「今やってることは、自分の自己満足でしかない。アントレプレナーなら、何か産業を創ったほうがいい」との助言をいただきました。

その後、これまでの自分を見つめ直す中で『自分は人に恵まれた人生だった』ということに気がつきました。 僕は営業・セールスを行なっていたので、人との繋がりの大切さを知っています。それをビジネスにしていったら面白いなと考えました。そして、地方とどう繋がるのか、人と人が繋がって、人が人に支えられる世界はどう創れるのかと考え、「WOW U」というサービスを立ち上げました。

おしん記者
サービスの利用法を教えてください。

中林幸宏 さん
WOW Uは、誰でもアクセスして無料で閲覧することができます。訪日観光客向けに始めたサービスのため、英語の部分が多いのですが、観光スポットの紹介やストーリーズと呼ばれる記事などは日本語にも対応しています。

▼WOW U
https://www.wowu.jp/

DOGADOZOは、現在、地方自治体・地域活性化に携わる企業のご担当者様、テレビ局のご担当者様を対象にサービスを提供しています。こちらは、利用の際に登録が必要となります。ユーザーは、動画の使用目的や本数などによって算出された料金を支払って、動画素材を使うことができます。
※個人向けには、2020年秋頃の提供を予定しています。

▼動画をご利用の方の登録フォームはこちら
https://www.dogadozo.com/users/sign_up?as=municipality

▼お持ちの動画素材を登録する方(テレビ局の方)のフォームはこちらhttps://www.dogadozo.com/users/sign_up?as=broadcaster

おしん記者
競合サービスってありますか?

中林幸宏 さん
WOW Uの競合はそのサービスのどこを切り取るかによって変わってきます。例えば、「情報発信をするメディア」という意味で、企業から広告をいただいて事業を運営していくという点では、日本の情報を発信するメディアが競合になると思います。

また、「ガイドと観光客のマッチング」という点では、同じようなサービスを運営している会社が競合と言えますし、もっと広く言えば、「日本で深い体験を望んでいる、訪日観光客の欲求を満たす」という意味では、様々な体験サイトなども競合かもしれません。

さらに、DOGADOZOというサービスは、観光動画素材DLサイトなのか、観光動画マーケティングプラットフォームなのかの抑え方で、全く競合は変わってくると思います。

ここで言いたいことは、観光業は競合を気にしての事業展開はあまり意味がないのかなと感じているということです。ベンチマークとしての競合は重要かもしれませんが、あまり意識して差別化、優位性などを確立しよう、ということは考えていません。WOW UやDOGAOZOを使ってくれるユーザーがよりよい体験をできるように考えていくことを最も大切にしています。

おしん記者
これからの目標を教えてください。

中林幸宏 さん
人と人が繋がり続けることができ、EXest社の目指すところでもある、『Enriching each other lives』を実現していければと思います。コロナの影響もあり、物理的につながれないという状況がありましたが、この状況を経験したからこそ、やはり、リアルな繋がりも重要だと思っています。弊社のサービスがなければつながれなかった人をたくさん作っていければと思っています。

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