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マッハ取材 2021.05.20

ストリーミング時代に音楽と向き合うSNS「Chooning」

ストリーミング時代に音楽と向き合うSNS「Chooning」

おしん記者
なんとお呼びしましょうか?名前はなんておっしゃるんですか?

イワモトユウ さん
イワモトユウ といいます。

イワモトユウ さん

横浜を拠点に活動しているデザイナー、エンジニアです。みんなが好きな音楽と向き合う場所「Chooning」をつくっています。
https://twitter.com/ezeroms

おしん記者
どんな事業をやっているんですか?

イワモトユウ さん
音楽との新たな関係性を創るSNS「Chooning」を開発しています。現在はAndroid版とiOS版を配信しています。

おしん記者
創業のきっかけはありますか?

イワモトユウ さん
ストリーミングサービスが席巻する現代、音楽と私たちの関係性が希薄になってしまったのではないかと考えたのがきっかけです。
たとえば、Spotifyの最適化されたリコメンドに則って音楽を聞いていれば、自分の嗜好性に応じた音楽で日々を満たすことができます。しかしそれは同時に、ひとつひとつの音楽との関係が構築されないまま消費していくことに繋がります。Chooningを使うことで、かつてCDを買ったりクラスルームで音楽談義をしたりすることで得られた音楽との密接な関係を取り戻せるのではないかと考えています。

おしん記者
サービスの利用法を教えてください。

イワモトユウ さん
聞いた音楽にテキストを載せて投稿する一連の行為を通して、体験や記憶などを楽曲と結びつけてライフログをつくることができます。

またホーム画面から偶発的に出会う音楽には、他のユーザーの音楽体験が記されています。フォローしているユーザーがオススメする楽曲を知ったり、感想から音楽を発見したり、Chooningは様々な音楽との出会いに溢れた音楽SNSとして設計しています。

おしん記者
競合サービスってありますか?

イワモトユウ さん
国内においては「PROPS」や、Apple Musicで同様のことをやろうとした「BeatsBee」がありますが、いずれもサービスは終了しています。現在競合としては「Muzine」が挙げられます。
先行事例のいずれもテキストの比重が大きいコンテンツとして、掲示板のような機能を果たしています。例えば現行サービスの「Muzine」は名前の通り雑誌をコンセプトにしており、音楽専門のweb記事として「note」に近い設計になっています。これはモバイルよりもPCに最適化された体験であるといえます。
したがって私たちの優位性は、モバイルで使用するシーンにフォーカスしている点です。投稿はスマートフォンでの体験に収まるよう300字以内の文字数に限っています。短いようですが、投稿に制限を与えることで「読み物コンテンツ」ではなく「音楽と一体になったミニブログ」としての機能に焦点を当て、ユーザーの裾野を広げるよう試みています。
また投稿を一律に楽曲アートワークとサンプル音源と併せることで気軽な投稿にも「作品性」を与えています。Instagramの成功には「なんでもオシャレに写るフィルター機能」があったと考えていますが、Chooningにおいても同様の効果を狙っています。どんな投稿にも一定の作品性を付与することが、他サービスとの差異です。
さらにSNSとして充実させるべく、興味関心の近いユーザーをリコメンドする機能を現在開発中です。これはSpotify APIから取得したユーザーの視聴傾向を、私たちのユーザー情報と結合することで実現でき、4月にローンチする予定です。これまでの音楽SNSがぶつかった大きな壁「リアルの人間関係、ソーシャルグラフからのスケールの難しさ」を克服する、「興味関心の人間関係、インタレストグラフの構築」に寄与します。

おしん記者
これからの目標を教えてください。

イワモトユウ さん
ストリーミングサービスの利点を活かしながら、かつての豊かな音楽体験を取り戻していきます。

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