増田耕太郎
株式会社カカドゥ代表取締役。
占いはみなさん好きだろうか。朝のテレビ番組では星座占いをよく目にすることが多く、私たちの生活にとって占いは身近な存在である。しかし、占い師に直で占いをしてもらうのはハードルが高く、なかなか一歩を踏み出すことは難しい。今回は全国の占い師にいつでもどこでもチャットできるアプリ「アルカナ」を提供する株式会社カカドゥを紹介する。
サービスを一言で言うと、「全国の占い師にいつでもどこでもチャットできる」アプリです。
スマートフォンが1台あれば、現役の占い師にいつでもどこでも鑑定を依頼し占ってもらえます。
流れとしては、まずプロフィールやレビューを見て、占ってもらいたい占い師を選びます。占い師を選んだら「チャット占い」か「電話占い(動画鑑定)」を選択して鑑定依頼をし、占ってもらいたいことを占い師に相談をします。そして占い師が1対1のリアルタイムで鑑定をしてくれ、鑑定を受けた後に感想(任意)を書いたら終了です。後ほど占い師から無料のアフターメッセージが届くという流れになっています。
ユーザーとして、占い師側は館や露店を開いている占い師さんや自分で屋号を持っている個人事業主の占い師さんです。
利用者側のユーザーは女性が多く、年齢層として20代30代が多いです。
アルカナの強みとしては、アルカナにしか在籍していない占い師さんが多いところです。また動画通話もできますが、チャットでの相談もできるので、会ったことない人ともコミュニケーションが取りやすいところが強みです。占いは気にはなるけど、会いにはいくのはハードルが高いといった問題を解決するバリューが私たちにはあります。
創立の経緯について聞いた。
大学の時からネットサービスを作っていましたが、うまくいきませんでした。そこでヒットサービスを生み出すスキルやノウハウを身に付けようと思い、株式会社ミクシィに新卒一期生としてエンジニア入社し、退職する直前は求人サイトを運営する子会社の取締役を務めていました。そして自身が30歳を迎えたことと、ミクシィの主力事業がSNSからゲームへと転換を迎えたタイミングで、人生における一つの節目を感じ、元々起業したいと思っていたので起業しました。起業した最初は美容院向けの送客メディアやっていましたが、2年間で売り上げを出し、その後事業を売却しました。売却で得た資金で次に何をしようかと考えた時に、既存の事業者に勝てる要素として自社のマーケティングスキルで戦え、かつある程度の市場規模が見込めた占いを選択し、現在のアルカナに至りました。
将来の展望を聞いた。
現在アルカナの認知度がかなり上がって来ているので、今後1年間は引き続き僕が直接見る形で成長に投資し、ゆくゆくは国内の占いアプリでシェアNo1を取りたいと思います。
また、アルカナで実際に使用しているチャットにはビジネス構造の横展開の可能性もあると考えています。ですので今後は、引き続きアルカナを強化しつつ、次の事業に投資できるような体制を整えていきたいと思います。
いつでもどこでも占いをもっと手軽に。株式会社カカドゥの進化は更に続く。
取材担当阿部
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