YUICHI TAKADA
関西学院大学卒業。在学中にベトナムでの飲食店の立ち上げの後、株式会社船井総合研究所に入社。建築・不動産業界に向けてマーケティング及び経営改善に関してのコンサルティング業務に従事。2010 年同社のベスト新人賞を受賞。インベストデザイン株式会社の創業者。
ーどのようなサービスか教えてください。
一言でいうと、発注企業が無料で導入できる、受注企業へ向けた早期支払いサービスです。
法人間の取引では、発注側から受注側への報酬の支払いに長いタイムラグが発生してしまいます。特に私たちがターゲットとしている建築業界は工事完了からお支払いまでに、30日から、長いと 90 日のタイムラグが発生してしまいます。その長いサイトを、弊社が間に入り早くお支払いさせていただく。というサービスです。
ー具体的にどのようなサービスなのか教えてください。
サービスはとてもシンプルで、協力会社さま(受注企業)が希望をすれば早くお支払いさせていただきます。特に希望がなければ、いつも通りのタイミングで受け取り、費用は一切かかりません。
―サービスを利用する顧客について教えてください。
現在は建築業界や運送業界の方がメインでご利用頂いております。どちらの業界も、ほかの業界と比べ、人手不足がかなり深刻な問題となっています。実際に導入頂いた企業様では、人手不足解消の一環として、欲しいときに報酬が受け取れるラグレスを福利厚生として打ち出し、既存先の協力会社確保や、新規先の開拓にご活用いただいております。
―競合について教えてください。
競合はいません。日本唯一の決済サービスと自負しております。
ー起業したきっかけを教えてください。
起業する前は、コンサルティング会社である船井総合研究所にて建築業界のコンサルをし
ていました。その中で、建築業界特有の“”長い支払いサイトの課題”“が出てきて、何かないかと思ったときにラグレスを思いつき、独立しました。
ー課題と言うのは、具体的にどのようなものなのか教えて頂けますか?
上記でも述べましたが、建築業界は支払いまでに長いタイムラグがあります。受注は沢山頂いていて売り上げは伸びているのに、入金までのタイムラグによって、増加運転資金が調達できず、資金繰りが悪化してしまう。というケースが多々あります。
そうなると、多くの方は銀行ではなく、早く手元にキャッシュが届くような巷にあふれているファクタリング会社や、ノンバンクを利用してしまいます。でもそういうところだと、手数料が異常に高かったりして逆に首を絞めてしまいます。ラグレスはそういった際の転ばぬ先の杖として、使ってほしいと考えております。
ー今後のサービスの展望について教えてください。
来年春には、ラグレスの進化版ともいえる新しい決済サービスをローンチする予定です。私たちが目指す、本当の意味での支払いサイトの自由化が実現できると思っておりますので、楽しみにしていてください。
ーその先の展望はありますか?
4 年後にはIPOを考えています。支払いサイトの自由化をさらに促進していき、企業成長のインフラ的存在になりたいと思っています。
ー法人間の支払いサイトを自由化する早期入金サービス「Lag Less」の今後に注目ですね。
編集後記
取材担当大野
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