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インタビュー 2018.08.01

「センスのある人の時間を買う」、ファッション業界一筋20年の起業家が提供するファッションにおけるお悩み解決サービス「ファッションアテンダント」

横路一樹

1978年生まれ。埼玉県出身。20代で年商約3億の会社を経営、そして売却。30歳でゼロから再びスタートを切った過去を持つ。ブランド古着屋「DIGRAG」創業者、スタイリスト事務所代表、スナップWEBマガジン編集長といった幾つもの顔を持ち、現在は、“ファッション×IT”で世界を変えることを標榜し「ファッションアテンダント」というサービスを手がけている。

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センスある人の時間を買う、ファッションのお悩み解決サービス「ファッションアテンダント」

アパレル業界の市場規模は年々減少傾向にあり、既に10兆円を下回る規模となっている。その反面、アパレルECは上昇傾向にあり、「ZOZO」、「SHOPLIST」などの成長によるもだといわれている。家に居ながらでも、多種多様な服を見れる今の時代、確かに店舗での服選びは非効率に見えがちだ。しかし、ユーザーの立場でいうと選択の幅が増える一方で、選び方に苦戦しているのが現状だ。業界一筋20年の横路氏は、「センスある人の時間」を買い、必要としている人に販売をする「ファッションアテンダント」を立ち上げた。

ファッションの上級者が服選びを手伝ってくれる「ファッションアテンダント」

 

一言で言うと「センスある人の時間を買う、お悩み解決サービス」です。僕のサービスは、ファッションが大好きで得意な人とオシャレや買い物に悩んでいる人をつなげるマッチングサービス。。ファッションアテンダントのサイト上には、200人を超えるお洒落上級者が登録しており、1時間を5000円単位で買うことができます。

サービスの概要を聞いた

サイト上には、200名を超えるファッションの上級者が登録しており。ユーザーは買い物予定である地域や時間などを選び、最適なアテンダントとマッチングをして、一緒に買い物を楽しんでいただきます。

私たちの特徴として、連絡をLINEでしてもらっています。その理由としては、ビジネスライクに近すぎないように、おしゃれな友達と買い物に行く雰囲気をつくりたいと思っています。なので、アテンダントさんもお客様に対しては様禁止です。さん付けを徹底させています。

ユーザーのみなさんは、ITエンジニアの方から20代30代OL、国家公務員の方たちなど、多岐に渡ります。サラリーマンの方なんかも多い印象です。やはり仕事で忙しいと、ファッションまで気が回らないということも多いと思います。そこのお手伝いをしてあげたいですね。

アテンダントさんは、厳密な審査を受けて登録をしていただきます。(実際にお会いして面談しております)一般的なプロスタイリストだけでなく、アパレルの店員さんや本当におしゃれな一般人など。日本国内の各地域から国外の人口が多い都市まで現在は対応可能です。

既に海外対応までできるのは驚きだ。

競合サービスについて聞いた。

一般的に同じ時間を買うサービスのタイムチケットさんとかは、個人のスキルを売り買いできるサービスのココナラさんとはよく比較されますね。私たちの特徴は、ファッションに特化していること。この一点です。登録しているアテンダントさんは厳密に審査を重ねています。実際に私が面談をしているので、与信の担保という意味では新しいんじゃないかと思っています。

登録しているアテンダントのクオリティを面談で担保をしているようだ。

プロ過ぎるのはよくない、お客様が求めているのはもう一歩の後押し

サービスを立ち上げた経緯について聞いた。

元々メインの事業は、中古ブランド衣料品の販売&買取。私自身がバイヤー兼経営者として、ブランド古着店を6店舗立ち上げていました。最終的には、年商3億円程度の売り上げまでたどり着けましたが、、その時にふと気が付きました。古着のバイヤーっていわゆる物のバイヤーです。でも物って有限だし、私のノウハウを人に伝授するのは中々難しいです。このままじゃこれ以上広がらないと、限界を感じていました。そこからは同じバイヤーでも、人のセンスと時間をテーマにすればいいんじゃないかと、今のファッションアテンダントのひな形案を思いつきました。

実際に私自身も店舗オーナー、スタイリストとしても、自分も登録しているアテンダントとして、いろいろな人の服選びをしてきました。そこで気が付いたのですが、悩んでいる人が求めているのは、専門家の助言ではなく、信頼できるセンスの良い親しみやすがある人の一押しなんじゃないかと。ある男性のお客様は、女性アテンダントの意見を受けて買った服を会社に着て行ったところ、社員の女性に「「オシャレ感でてますね!」「清潔感ある格好になりましたね!」と言われたそうです。一番うれしいのはこういうことなんじゃないかと思いましてね。だからファッションアテンダントは、プロではなく、センスのある人なんです。勿論みなさん、私が面談をしていますしお金をもらう以上は、プロなんですけどね。

ショッピングパートナーやインテリアDIYアテンダントなど、より多彩な業界の副業を生み出す

将来の展望を聞いた。

私のプラットフォームが一番重要視しているのは、センスと人間力。ファッションにおいては、クリエイティブ産業においては、SO COOL!(イケてるね!)が正義なんですね。その概念を共感できる人を増やして、どんどん拡大してきたいです。すでにアウトバウンドでの海外対応は可能。たとえば、一週間だけロンドンに行くから買い物行きたいんだけど、何を買えばいいか、どこで買えばいいかわからない人なんかにおススメ。現地の日本語対応ができるアテンダントさん、お買いものに付き合ってくれます。

次に私が着目しているのは、お引越しの内装やインテリアなどのアドバイザー、空間アテンダントと実際に会わないでビデオチャットでWEBサイトを回りながら買い物サポートです。このジャンルも困っている人が多いのでニーズは高そうです。 ビジョンとしてはより多種多様な業界で、副業を生み出したいと思っています。素晴らしい技能を持つ人々の生活をよくしていきたい、これも私の使命です。

センスある人の時間を買う、ファッション特化型スキルシェアサービスのファッションアテンダントはCtoCスキルシェアサービスを広める第一歩となるのか、今後が楽しみだ。

ファッションアテンダントを試す

編集後記

取材担当中山

お会いした一言目で、「かっこいいって正義じゃないですか」と口火を切る横路さんに中山はしびれました。「この人はプロだ」この人にファッションの相談をしたい、素直に思いました。この気持ちをファッションアテンダントのユーザーさんは持っているんですね。一つのイノベーションが腑に落ちた瞬間でした。

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