田中亮大
結婚と息子の誕生で価値観が大きく変わる。今までの仕事中心から家族を軸に置いた人生に変えたく、自らの働きかたを変えるためにも、タクセル社を設立した。
MA(マーケティングオートメーション)ツールが日本に進出したのはかなり前のことだ。企業にとって、非常に関心を持てるジャンルではあるものの、導入費用が高い、使い方が難しいなどいまだに課題は山積みだ。その両方の課題に対して、ソリューションを提供するスタートアップが「takusale」である。
一言でいうと「クラウド営業部を社外で持てる」サービスです。サービスの名前は「KAIGAN」。大きく二つの点で、お客様にメリットを提供できます。
「takusale」では、現在B2B向けビジネスを行っている。ソリューションとしては2軸の構えだ。
1つ目は、MAツールの無料化です。現在市場に大きな問題としてあるのが、単純にMAツールが高い!
ことです。どのツールも導入費用として安くて数十万円~ 高いと数百万円は優に超えます。また月額の利用料も20~ 30万円以上。ここに社内の運用者、コンテンツ作成費、 システム設定手間賃などいれれば、MAの運用には、 大げさでなく、月100万円は超えます。 大企業にとっては検討可能な金額ですが、 中小ベンチャーは尻込みしてしまう。 そこで私たちはMAツール自体は無料で導入運用できるようにしま
した。高額なままだと市場に浸透しませんし、 知識もいつまでもつきません。 無料だったら導入してみようかなと思ってもらえる、 皆様のお役に立ちたいと思いました。
もう一つの特徴は、
MAに関するコンサルティングと運用代行をやっていること。 先ほどお話しした市場に浸透しない理由として、 知識がない使いにくいという点が挙げられます。弊社では、 そういったMAサービスの難しいところをコンサルだけでなくアウ トソーシングで運用代行をすることが可能です。
特筆すべきは、他社で20~
ツール代を無料にしても、現実的に、クライアントが自社内で、全てMA関連業務を内製化することは難しいです。導入設定、シナリオ構築、コンテンツ作成、システム設定、インサイドセールス構築、CRM項目設定・・・これらのツール以外の実作業部分のサポート業務を請け負うことで事業化をしています。
もう一つの特徴としてこれらのスタッフは、リモートワークです。日本中(今や海外も)いろんな場所でワーカーを確保しています。
リモートワーカー、
なぜ創業をしたのかきいた。
以前はバリバリ働くことが幸せだと思ってました。だけど、子供が生まれてからきがつきました、家族に向き合う時間の大切さを。そこでリモートワークをはじめ新しい働き方の重要性に痛感しまし
た。私自身は、違和感なく新しい働き方に移行できましたが、 世間ではリモートワークの導入、働き方改革が進んでいません。
弊社では、 一人一人が大切なことを大切にできる働き方を実現してほしく、 新しい働き方を推進し、 リモートでも働ける職域を広げることを使命としています。デジタルのITの力を上手く活用すれば、仕事と大切なこと、 人を大切にできる時間との両立は可能だと信じ、「タクセル」 を創業しました。 MAツールのサービスを作ったのも、たまたまの偶然。私自身が長く営業に携わり、また またかねてより課題をかかえていたフィールドだったからでした。
営業という旧態依然とした職業の価値を再発見し、 MAによって働き方の再構築をしたかったからです
将来をきいた。
現在私たちはすでに、地方の自治体と手を組んで採用活動を行っています。サービスの展開するにつれて、ワーカーもどんどん増えていくでしょう。リモートワークの導入が進めば、東京で働く必要がなくなります。そんな世の中を作ってみたいです。
今って関東中心で人材が集まりますが、私の思い描く未来は、家族とゆっくり過ごせて、かつ人口が分散された社会です。そこに近づけるよう努力していきます。
「takusale」は、革新的なビジネスプランと社会を変えるビジョンを持つ。ここから大きく「働き方改革」を変えてくれることを願う。
取材担当中山
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