石井 穣
CEO / Design Chief at STUDIO デザインから、ビジネス、分析、ブランディングまで幅広く担当。 以前には、旅行系スタートアップを東南アジアで立ち上げ事業譲渡の経験もある連続起業家。 これまでデザイナー兼エンジニアとして、数多くのWebサイトを制作したなかで感じた課題を解決したく、STUDIOを作っている。 好きな言葉はAndy Warholの「Making money is art and working is art and good business is the best art. 」
現在、デザインツールの革命期と呼ばれるほど、さまざまなデザインツールが生まれてきている。しかし多くのデザインツールはいまでも「絵」を作ることに力を入れている。そのため今でもデザイナーが作成した絵をもとに、エンジニアリングが1からコーディングをするというフローが発生してしまっている。 その問題を解決しようと、全く異なる視点からユーザーの支持を集めているサービスがSTUDIOだ。 STUDIOはデザインとコードを1つにした、次世代のデザインツール。
一言で言うと「開発とデザインを1つにしたWebサイト作成」サービスです。僕らの特徴は、デザインが完成したら、その時点でWebサイトで完成するということ。従来の、デザイナーがデザインを作成し、エンジニアがそれをもとにコーディングする。というプロセスを変革するのが目的です。
サービスの概要を聞いた
STUDIOは実際の実装の際に使用されるブロックレイアウトを用いてデザインをすることができる唯一のサービスです。またデザイン、プロトタイピング用途では完全無料で使用可能です。
いまでは、デザイナーの方だけでなくスタートアップやビジネスオーナー、フリーランスの方など多くの方に使用していただいております。2018/6月の時点でユーザー数は2万人を突破し、いまも順調に数を増やしています。
競合サービスについてきいた。
よくWixなどのホームページビルダーと比較されることがあるのですが、STUDIOは彼らのサービスとはまったく異なるサービスです。彼らが「誰でも簡単にウェブサイトを作れる」のを売りに素人をターゲットにしているのに対し、私たちはwebのプロの方でも使用できるような操作性、完成度を担保しています。なので、デザインツールとホームページビルダーを融合させたような全く新しいサービスです。
デザイン特化型により、コードを書けないユーザーでも作れるというのが魅力だという。
サービスを立ち上げた経緯についてきいた。
今僕らは二人で「STUDIO」を開発しているのですが、二人ともデザイナー兼エンジニアなんです。 通常WEBサイトを作る場合は、デザインと開発両方をできなければいけないのですが、現在のフローはこの2つが完全に分離してしまっているのが現状です。そのためデザイナーとエンジニアの間に溝が出来てしまい、コミュニケーションコストも膨大になってしまっている。その分離されたフローを変えたいんです。
開発側とデザイナー側、両方の視点を持った結果のサービスだという。
将来の展望をきいた。
僕らが目指しているのは、あらゆるWebサイト・サービスをコードを書かないで実現できるようにすること。 いままではなにかアイデアがあった人でも、コードという概念がハードルとなっていた。僕たちがそのハードルを取り除き、だれでもアイデアをカタチにできるような世界を目指しています。
現在は、静的なWebサイトしか作れないですが、今後CMSやEC機能などどんどん機能を拡張させていきます。
ユーザー目線に特化したサービス作りを継続する「studio」は「wordpress」を置き換えるだろうか。引き続き追っていきたい。
取材担当中山
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