森川 照太
ハワイ生まれ、日本育ち。早稲田大学国際教養学部中退。 トラブル解決の専門家マッチングサービス「カケコム」を運営しています。
弁護士の市場規模は現在は9600億と決して小さな市場ではない。国内の弁護士による民事相談の案件は200万件と少なくはないが、潜在的な法律トラブルは1000万件存在するといわれている。全ての案件を処理できないこともあり、現在弁護士の数は3年間で倍と急速に増えている。そんな中士業に対してIT化を促進させる企業がある。弁護士によるお悩み相談プラットフォーム「カケコム」である。
弁護士によるお悩み解決サービスの「カケコム」
一言でいうと「最速でお悩みを晴らす、トラブルを解決する」サービスです。現在対応しているのは、主に離婚などの法律が関係してくる問題である。ユーザーはグーグルなどの検索のプラットフォームから離婚などのトラブルのキーワードから流入し、カケコムに入ってきます。弁護士と相談者をつなげるサービスですね。
弁護士がオンライン上でお悩みを解決するサービスのようだ。
現在僕らが注力しているのは、わかりやすく離婚のトラブル。離婚って知り合いとかには相談しにくいトラブルですよね。知恵袋に相談したところで悩み解決になりますが、結局は弁護士など法的能力を持った人の手助けが必要。ここを解決できればと思っていますね。ユーザーのみなさんはほとんどが民事で困っている方たち。
現在は悩みの多い、離婚問題にフォーカスをしているという。
現在登録している弁護士さんは離婚のトップレベルの方が多いですね。あとは若い方が多いというのも特徴です。弁護士のみなさんもやはり業務効率を上げたいと思っています。カケコムですと、初回面談で聞くような情報を事前に知ることができ、、業務効率向上とお客さんを集めれるのでここがメリットですね。また、地域や注力分野のカテゴライズもしているので、より専門的な方に相談できる仕組みです。
弁護士の初回面談をインターネット上で行うイメージだ。
競合サービスについて聞いた。
競合はわかりやすく、弁護士ドットコムなどですかね。実際に市場規模は大きいのに対して、大手一社しか存在しないのが現状です。業界自体はまだマーケティング支援しかできておらず、僕らの場合は業務効率化の部分もさらに推し進めていきたいです。電話がかかってくることをなくして、事前に初回面談で聞くような情報を得られることによって弁護士の手間を減らせます。
サービスを立ち上げた経緯について聞いた。
元々私は、ピーターティールが好きで、尊敬をしています。その考えにあてられてか、起業をすることにまったく違和感がなかったですね。解決したい課題として、緊急性が高いのに、スムーズな解決方が見つからない問題をフォーカスしたんですよ。そしたら弁護士さんがありました。弁護士さんって世の中の0.1%しかいない、すごく優秀な方たちなんですよ。その方たちが雑務に追われているのをみて、もっとITで便利にできたらと思いました。
弁護士の乱雑な業務を削減したい思いで始めたようだ。
将来の展望を聞いた。
一番解決したいのは、今の雑務の多さ。弁護士って実は雑務が多くて、ファックスでのやり取りや書類を作ること。そんなことが多いんです。もっと業務効率をあげていきたいと思っています。
最初は民事系全般を対応できるように弁護士さんをそろえたいですね。今は離婚・男女問題が多いですが、相続とか労働問題や交通事故、企業の法務なんかも解決できるようにしていきたいですね。
国際展開は考えております。今ベンチマークしているのはエムスリーさんですね。海外のデータも重要視しているので、国際展開時に大事な要素になりそうですね。
弁護士の業務をよりITにする、カケコムが展開する未来が気になってしょうがない。
取材担当中山
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