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インタビュー 2018.08.22

音楽家を目指したIT社長、CREOFUGA社の躍進は止まらない

西尾 周一郎

1982年岡山県生まれ。4歳からエレクトーンを習い始め、学生時代は音楽制作にのめり込む。岡山大学在学中にビジネスプランコンテストで優勝するなどの経験を経て、2007年に音楽サービスを提供する株式会社クレオフーガを設立。「音楽を生み出す人をハッピーにする」を理念として、ストックミュージックサービス「Audiostock」等の開発運営を行う。

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クリエイターが生計を立てれる著作権の使用権を販売できるサービス「Audiostock」

国内音楽業界の市場規模は年々縮小の傾向にある。2000年代と比較すると2010年代の数値は約4割近くの減少をしている。理由としては、Youtubeなどの台頭によりCDの売り上げが低下、またサブスクリプション型サービスの出現ににより、ユーザーはアーティスト別に音楽を買う必要がなくなった。しかし、ライセンス業界はまた別物、商用に音楽を使おうとするといくらサブスクリプションで落としてきても利用することはできない。そこに活路を見出したのが、CREOFUGA社だ。フリーのクリエイターの収入アップを手助けするため、「Audiostock」を立ち上げる。

クリエイターが作った音楽の使用権を売り買いできるプラットフォーム「Audiostock」

一言でいうと「著作権の使用権を販売できる」プラットフォームです。現在販売されている作品点数は10万点を突破しました。各ジャンルで一個一個プロに発注するとコストがかかるので、僕らのプラットフォームでは曲を一つから売り買いできるようになっています。価格はBGMで1000円~3000円、歌もの楽曲は3000円~です。

基本サービス上では、クライアント(法人)が何かのコンテンツを作るとき、それっぽい音楽がないかを探すプラットフォームです。たとえば尺八の音がほしいってなったとき、プロに頼むとたった15秒の音のために何十万もかかるんですね。僕らのプラットフォームでは尺八と検索をいれてくれるとそのタグがついた音がたくさんあります。そこで視聴をしてもらいよかったら購入をする流れです。

法人向け音楽のメルカリといったところか。

利用するユーザーについてきいた。

登録していただいているクリエイターは8000組ほど。上位の売り上げの方は、フリーランスの方が多い気がしますね。事務所に入りたくない、自由に働きたい方とかは、僕らのプラットフォームでマネタイズできます。すでにこれだけで生きていける人も出てきているほどですね。
クライアントは映像関係の方たちが多いですね。映像制作会社、プロダクション、アプリ開発などなど。やっぱり音楽業界って地理的な問題もあるので発注あたりが高いんですよね。そこを安くできるのも僕らの特徴。曲の修正や納期などがないため、非常に速いのも特徴です。

クリエイターやクライアントが相互にメリットを感じるサービス展開をしている。

競合サービスについて聞いた。

競合として、業務用音楽CDという形はあったんですが、マーケットプレイス形式でサービス運営しているのは国内では初めてです。CDだとどうしても見つけるのが大変ですし、時代に合った音楽を取り入れにくい場合もあります。その点オンラインで自由出品はウチが初めてです。カンタンに検索して、細かい単位で買えるので優秀です。

プロの音楽家を目指した過去、IT×音楽で仕事を生み出す

サービスを立ち上げた経緯について聞いた。

創業したのは岡山県なんです。実は僕プロの音楽家になりたいとずっと思っていました。しかし、やはりプロの道は険しくあきらめましたね。世の中には自分よりももっと才能があるのに、日の目を浴びれない人が多かったんです。その世界で戦うのは厳しいという気持ちを持ちながら、彼らを応援したいという側面もありました。ずっと僕の中には音楽とITというキーワードがあったんです。
2012年まではずっと受託開発をやっていました。でもこのままじゃ終わりたくないととりあえず東京にでてきましたね。最初は自宅兼東京オフィスでした。スタートは音楽の投稿サイトでした。たとえば○○ゲームの効果音コンテストとか、でもやっぱり音楽コンテストにお金を払うクライアントさんって少なく。ただ地道にやっていたのでコンテンツは溜まっていたんです。そこでこのコンテンツを売ればいいんじゃないかと思い、プチピボット。2013年段階で1万点だったのが、今では10万まで増えてきました。

スタートは音楽コンテストを開催する広告代理店のようなイメージだ。

Audiostockだけで年収1000万プレイヤーを作る

将来の展望を聞いた。

僕らは将来音楽を生み出す人をハッピーにするサービスを作り続けたいと思っています。まずは僕らのサービスで年収1000万円稼げるプレイヤーを作ってみたいですね。やっぱりトップの年収が上がると業界にも夢が生まれますよね。

今後は一般リスナー向けにサービス展開していきたいですね。今は法人の企業が買うことを想定してますが、たとえば文化祭に使う効果音や自主制作映画につかえるもの、歌が入っているコンテンツを売りたいと思っています。そのためにはフェスやライブハウスとつながりを持ち、アーティストやシンガーソングライターさんにもしってもらいたいですね。

音楽一筋のCREOFUGA社はその明確なコンセプトと使いやすいサービスを展開し、これからも躍進続けるだろう。将来が実に楽しみな一社だ。

Audiostockが気になる

編集後記

取材担当中山

既に2つ以上のオフィスを持つスタートアップさん。もう規模的にはスタートアップではないかもしれませんね。西尾さん頑張ってください。僕が将来自主制作で映画を作るときは、利用しますね!

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