深谷玲人
工業高校卒業後、アパレル業界を10年で6社転職、川上から川下までの業務を経験20以上の事業に参画し、事業戦略/計画立案やマネジメント、リブランディング新規事業/ブランド開発に従事。
「AYATORI」は一言でいうと「アパレル業界に特化したバーティカルSaaS」です。アパレル産業は感覚やセンスで物事を対処する職人気質の方が多く、ヒューマンエラーが多く発生する可能性を持つ産業です。伝え漏れや伝達ミスが命とりとなる仕組みを解決するツールとして「AYATORI」があります。ITでいうところのGitHubのようなツールです。
コミュニケーションの円滑化や生産工程の一元管理が可能なツールとして作られているという。
生産の過程では多くの紙が消費されるという、それをペーパーレスで実現できるものだ。
導入する企業についてきいた。
縫製工場や生地屋、商社やブランドといった小売までを対象にしたツールです。アパレルの全ての過程に対応できるようにサービス設計をしました。
全ての過程で使われるが、商社を介した産業の作りに合わせた設計をしているという。
サービスを立ち上げた経緯について聞いた。
僕自身は10年アパレルばたけにいました。新規のブランド立ち上げも行い、20ほどのブランドを見ていましたが会社が買収されるきっかけで15のブランドを潰しました。テクノロジーで業界を良くしたいという思いも強く、その後はベルフェイスに転職。B2B事業での知見とアパレルの経験を生かし、今のサービスを立ち上げました。
二つの業界の経験が今のサービスづくりに生きているようだ。
将来の展望を聞いた。
サービスのコンセプトは、複雑なアパレル業界を解きほぐす。僕らが作るサービスは生産の過程をわかりやすくするだけでなく、ものづくりの生産データを取れる初めてのサービスでもあります。
よりロジカルな仕組みづくりをして、服の売れ行きを生産の過程から見える化をする。それが僕らのミッションです。
今はシリーズA向けの調達もしています、よりブーストが効くサービスにしていきたいですね。
業界の全体の課題を洗い出す、大きなミッションを持つ「AYATORI」は産業にとって大きな意味を持つサービスだ。
取材担当中山
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