會田 武史
「MiiTel」は一言でいうと「営業におけるコミュニケーションに革命をもたらす」サービスです。営業トークを可視化することで、営業の「なぜ?」を明確にします。「なぜ、成約/失注したのか?」「なぜ、営業パフォーマンスが高い/低い」のかを可視化できます。具体的には、CRMと連携したインターネット電話(03番号で発信可能)と、その電話で交わされた会話を解析する人工知能を提供して、担当者や顧客が「何を」「どの様に」話したかを見える化します。
AIを搭載したIP電話としてサービスを展開しており、話し方解析やアポ率が上がるキーワードがわかる機能などがある。
伸び悩んでいる営業の音声データを解析し、営業トークの点数化などの機能もある。
利用する顧客についてもきいてみた。
実際に導入しているビズリーチさんはアポ率が6割アップ。教育コスト削減や電話料金の削減も実現したとのこと。すなわち、MiiTelを導入することにより売上が上がり、コストが下がるということですね。
実際にアポイント率の向上につながっているという。
サービスを立ち上げた経緯について聞いた。
元々小4で起業をしたいと思っていました。大学在学中アメリカに留学し、留学先でNPOプロジェクトの起ち上げをしたり、長期インターンとして現地の企業で働いていたり精力的に動いていました。帰国してから社団法人、学生団体、NPOなどを立ち上げをしました。就職先は三菱商事、そこで6年間起業のタイミングを虎視眈々と狙っていました。
日本って生産性が低いと言われるんですけど、実際は能率は高いが、効率が低いんです。特に問題はコミュニケーションコストが高いこと。「何を言ったか」ではなく、「誰が言ったか」の方が優先されることも多い。コミュニケーションにおいて、解決できる余地が大きいので僕はコミュニケーション領域で事業をやることにしました。なかでも「営業」は属人的で労働集約型の営業スタイルが主流となっており、データドリブンで科学されていないので、ここに着目しました。
コミュニケーション分野を効率的したい、これが起業の目的だ。
将来の展望を聞いた。
最終的にやりたいのは経営判断AIを創出することです。今は入り口として営業に着目していますが、今後はビジネスコミュニケーション全体にインパクトをもたらすサービスを開発していく予定です。
MiiTel事業においては、中長期的に自動アポ取りAIを創って行くつもりです。すでに横展開でフィールドセールス用のアプリを作っています。まずは、改善の余地が大きい「営業」に特化したサービスを継続的にご提供していきます。
経営判断をするAIは人類や企業にとって吉と出るのか、凶と出るのか。それが実現された未来を楽しみにしている。
取材担当中山
AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。
30分で取材
掲載無料
原稿確認OK