三好 真
大学入学前にジャニーズやナベプロへ所属した事が人生の転換点に、芸能の幅を広げる為に大学受験を決意。全教科偏差値38以下から2ヶ月で全国模試の部門1位へ、そこから慶應大へ入学。入学後は国際会議出席や0→1で「ヒルカツ」を代表として創業、早期売却を経験。また、ビジコンで入賞した約500万円を基に「Webtest.jp」を営業統括者として買収。卒業後はデロイトのタイ支社で新規事業を立ち上げ、その後はGlobal Startup DB「TechHarbor」の企画責任者としてクロスボーダー案件に従事。退社後、父親の仕事を手伝う傍、フリーランスとしてSPOTECHの初期投資家の事業推進に従事。COO渋谷氏の働き方をAIで代替する案を思い付き、上記投資家や渋谷氏と共にSPOTECHを創業。
IT業界では様々なプロジェクトがある。そのプロジェクトをこなすために社員は存在しているが、必ずしも常駐の社員がいるからプロジェクトが上手くいくわけではない。副業や複業が騒がれている中、スポット単位での仕事を産み出すサービスがグローバル領域でiOSアプリをローンチした。スポット単位でIT人材をマッチングする「SPOTECH」だ。
「SPOTECH」は一言でいうと「世界中のIT人材と依頼者をスポットタイムでAIがマッチングする」サービスです。私達はWEBサービスとiOS/Androidでのローンチを予定しています。IT業務の依頼者と業務遂行者をマッチングするのが大まかな仕組みです。サービス内にはトピックがあり、そのトピック単位で仕事を発注します。サービス登録者は自分のスキルに見合った案件が推奨され、AIによりマッチングされるという仕組みです。
サービスに登録するIT人材は現在4種類。言語障壁が一番低いエンジニアからデザイナー、マーケター、セールスまで。彼らはエキスパートと呼ばれ、審査を通過した高スキルセットを伴うという。
発注側はIT関連の日系企業や、海外企業。業務遂行に必須なスキルや必須言語を指定することができ、AIによるマッチングで誤差を回避できる仕組みだ。
私達のサービスは世界中の海外人材と日系企業や海外企業をマッチングさせるサービス。そこにはどうしても言語の障壁が存在します。その部分を解消する機能により、できるだけ誤差がないようマッチングをさせて頂きます。
またスタート段階では、受注者は自己評価をしますが初回業務完了後は他者からの評価で個人与信を積み立てていきます。より個人与信の高い受注者はより高報酬かつ多数の仕事を受けられる仕組みですね。
起業の経緯について聞いた。
実はこのアイデア2018年の8月に生まれたんです。すごく最近ですよね。私の人生を少しお話しします。私は慶應大学に入学する前、高校ではジャニーズ事務所、高校卒業後はナベプロに所属する俳優でした。その後、学生起業でサービスを立ち上げてイグジットや企業買収を経験、起業の道を学生時代で一度終了しました。
大学卒業後は新卒でデロイトに、その後すぐにタイで自動車大手メーカーの新規事業立ち上げを上司不在の中、2人で成功させました。海外での就業経験を経て、スタートアップの道に。間にフリーランサーを挟んだりと色々やってみました。気がつけば起業に対してまた夢を持ち始めました。そこからはすごく早く、昨年8月に独立。今のサービスを立ち上げました。
将来の展望を聞いた。
SPOTECHはスポットとTECHを掛け合わせた言葉。僕らがやりたいのは業務レベルでを世界中の案件をスポット解決したいと思っています。スポット業務を成果報酬型で行えれば、時給制というITにそぐわない働き方を解消できると思っています。
ITの流れから今後AIは必ず来ます。なので2020年からは人的リソースを最適化するプラットフォームを作っていきたいと思っています。
またスポット業務を推進する企業な為、私達は一生自社オフィスを持ちません。当然今のサービスもスポット単位、CEO以外が全員複業者の中でコーディング、COOの渋谷悠佑のディレクションにより作り上げました。
ITの働き方を再定義する、新進気鋭のスタートアップ「SPOTECH」は今年注目にあたる一社だ。
取材担当中山
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