林舟之輔
2009年 日本大学文理学部体育学科卒業 大学4年時に3名で前職を創業し、6年で150名の営業組織構築 子会社で飲酒、ネイル、リラクゼーションサロン、不動産賃貸店舗を10店舗経営 2014年にインバウンドテクノロジーを設立し外国人専門の人材紹介派遣、不動産賃貸売買事業を展開
2019年4月、日本の入管法が改正される。人口減少に伴う労働力不足を防ぐため、政府が下した決定がこの法案改正である。より幅広い外国人労働者を受け入れる体制を作る、決意こそはいいが体制が整っていないのが現状である。より外国人が生活しやすく、働きやすい日本を作る。スタートアップの「インバウンドテクノロジー」がこの課題を解決するべく立ち上がる。
一言でいうと「日本に来た外国人、日本でこれから働く外国人のためのトータルサポート」サービスです。僕らは、外国人が日本に来て困ることを全て解決する会社です。サービスの柱は賃貸仲介と人材紹介、この二つをメイン軸にし周辺環境をサポートする幅広いサービスを展開しています。
インバウンドテクノロジー社では、外国人に特化したメディアを保有することで来日前の外国人にアプローチ。安全安心に来日し、その後生活や労働を別軸のサービスでサポートしているようだ。
外国人が訪日する前に利用するトータルメディアの”Wasabi Now”、非常にユニークな名前で人気を博している。
Pooleは労働分野に特化したメディアになる。外国人向けの求人情報が掲載されているようだ。
外国人受けいれ先の企業に向けた情報サイトが、外国人総研である。より柔軟な受けいれ体制を作るべく、根気よくやっているサービスだという。
僕らのクライアントは、外国人を受け入れたい法人・不動産が多いですね。また近年ではインフラ全般に特化するべく通信などのクライアントも増やしている最中です。
外国人の方で一番多いのフランス人。なぜかフランスで一番僕らのメディアが受けているんです。その次はやはり欧米、アジアも近年増えてきています。全体の8割は留学生ですね、とにかくアルバイトのニーズは高くアルバイト情報も多くサービスに掲載しています。
実際に入館法改正から多くの企業がインバウンドでの労働者に注目をしていました。その中でも僕らがここまで成長できた理由としては、コミュニティ育成に特化したのがポイントです。例えば僕らは社内にコミュニティマネージャー(インフルエンサー)を持っています。彼らは自分たちの国で、日本通として知られていて彼らに問い合わせがきます。それを僕らは案件として、様々な企業とタイアップしユーザーの課題を解決していくんです。
サービスを立ち上げた経緯について聞いた。
もともと僕は2歳から18歳まで水泳をずっとやっていました。当時から、一つのことに集中するタイプで周りが見えてなくなっていました。ある時ふと自分がプロで食べてはいけないと気がついた僕はまるで憑き物がとれたように水泳への情熱を失ってしまいました。次に何をやろうかと思った時に、起業に憧れたんです。その後21歳で起業をしました。当時は仲間がいて、その会社を150名ほどの組織に育てました。より自分が価値あると思える事業をやろうと思って独立、それが今のインバウンドテクノロジーの前身なんです。
今日本が直面している問題に迫る、この難題解決に挑んでいく決意をして創業をしました。残りの人生は全てこれにかけていく覚悟ですね。
起業に全てをかける、誰もがこんな発言を言えるわけではない。
将来の展望を聞いた。
将来的には、インバウンドホテル事業や通信提供などをやっていきたいですね。働く場所、住む場所があるだけだとそれは最低限でしかないんです。生活の質を高めて、「日本に来てよかった。」と言わせたい。これが僕の夢です。そのためには働く・住む・インフラ・金融・娯楽、その全てに関わっていきたいと思っています。
日本に来て、日本のために働く彼らをもっともっと幸せてにしていきます。
来日外国人のためのインフラ機構になる。大きな夢を持つインバウンドテクノロジー社を引き続き追っていきたい。
取材担当中山
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