資金調達の裏話をまるっと暴露、Marketing-Robotics株式会社が「億単位で資金調達したスタートアップ企業の事業計画書を公開する会」を実施
Marketing-Robotics株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:田中亮大、以下 マーケロボ)は、資金調達の方法が分からないスタートアップ企業に対する勉強会「億単位で資金調達したスタートアップ企業の事業計画書を公開する会」を発足いたしましたのでお知らせいたします。本勉強会は、マーケロボ、および資金調達を実現した企業が実際に資金調達で得たノウハウを公開し、また、アドバイスを行うものです。
資金調達のぶっちゃけ話①「エンジェルが一番大事!」Marketing-Robotics社 田中亮大代表
勉強会開催の背景について聞いた
僕は喋る台本のシナリオを書く癖がありまして、「事業計画資料だけでなく、その台本もセットで、これから調達する起業家たちに公開したら役立つんじゃないかな」と、ふと思い立って、投稿しました。「これからチャレンジする人の為になったらいいな」と純粋に思ったのが背景ですね。
当初はこれでマネタイズしようとか、そういう考えは一切なくて、次に続く起業家たちの役に立ちたいという純粋な想いが根底にありました。資金調達に成功したと言っても、決して僕ひとりでやったことではないですし、運やタイミング、そして多くの人の支えがあって実現したことです。だからそのお礼というか、何か社会に対してお返しをしたいなという気持ちでした。
上場している企業は事業計画書を公開していますけど、シードラウンドやシリーズAの会社は公開していないし、ネットで調べても見つからないんですよね。だから、僕が公開することには意味があるかな、と思いました。
調達時に苦労した点についてきいた。
苦労というか、振り返ると絶対やっておいたほうがよかったなというところで言うと、エンジェル調達ですね。
それなりに売れるので、いきなりシードから行こう、時価総額も片手以上から行こうみたいなとこで資金調達をしたので、きちんとエンジェルフェーズで時価総額一億ほどで、お金じゃなくてその人の人脈を提供してくれる人から出資を受けて、その後にシード、シリーズAとして調達すればよかったなとは思います。
今後調達をするスタートアップに向けてのアドバイス。
あえて厳しいことを言いますが、「正直、みんな夢見すぎだよ」と思います。僕も33歳だし、若いといってももう10年ぐらい自分で事業をやってきて、苦労してきたから今があるわけです。
というのも、いろんな人と会っていると、「ゼロからサービスを生み出して、Forbesに載りたい」みたいに甘く考えている人がとても多いんです。でも、「起業したいんです」という人を1万人集めても、その中で実際に起業して、かつ資金調達でシードラウンド、さらにその先のシリーズAまで進める人間なんて、ひとりいるかどうかの世界ですよ、実際には。
だから、「自社でSaaS ツールを開発するために資金を集めます」というのは、あまり現実的ではありません。例えば「いつか起業したい」と思っている会社員だとしたら、まずは成功しているツールを自社に導入させて、自分が使い込むところから始めてほしいですね。
億単位の資金調達に成功したプロダクトというのは、やはりそれだけの価値があるわけですから、まずは自分が体験して、細かいところまで見てみる。そしたら、今度は副業でそのツールのコンサルをすることもできるわけです。
マーケロボでは現在KAIGAN認定パートナーとして、当社で開発したMA(マーケティングオートメーション)のパートナー様を募集しています。起業を目指している方は一度当社のパートナーを検討してもらと、起業への近道になるかもしれません。
マーケロボ広報 五十公野(いずみの)さん
当社は企業の営業・マーケティング分野をデジタル、AIによって自動化させるツールを開発しています。 私たちの目的は「人の仕事を奪い、働く人を不安に陥れるもの」ではなく、仕事の自動化を通して「本来人がやるべき、人にしかできない仕事を新たに生み出すこと」なんです。 大目標は職域の拡大、雇用の創出です。
その中でも、会社の生命線と言われる販売部門、営業部門の改革を行なっています。AIの発展は営業から仕事を奪うと最近はよく言われていますよね。当社の考えでは、 本来コミュニケーションを司る営業職は、AIの発展と共に、その価値が高まるはず。 そんなセールス、マーケティングの働く現場を笑顔にしたい! 営業マンに輝きを取り戻したい! それが私たちのミッションなんです。※共感された方はポチッとしてください!
勉強会開催の目的について
株式会社ジャパンベンチャーリサーチの調査した「Japan Startup Finance Report 2018」によると、2018年の国内スタートアップの資金調達動向の特徴として、設立1年未満のスタートアップ企業が10億円超の調達をしており、中央値もあがっています。また、資金調達額は2009年から2018年まで右肩上がりに増加しており、資金調達は活発化しています。
しかし、一方で資金調達のノウハウがないために、優良なビジネスの種を開花させることができない、またそのタイミングを逃してしまっている企業が存在する。その企業に対し本勉強会は、資金調達のノウハウを提供し、アドバイスを行います。企業側はスキルをつけることによって資金調達のハードルを下げ、事業成長のための本業に注力できる時間が創出できるようになります。本勉強会はこれによって、優良で元気のある起業家のビジネスサポートに貢献してまいります。
参照:株式会社ジャパンベンチャーリサーチ「Japan Startup Finance Report 2018」
https://www.uzabase.com/company/news/japan-startup-finance-report-2018
グラフ出所:entrepedia 2019年2月21日現在
次回予告
第4回「資金調達しナイト「デット&エクイティの鉄板ストーリー」総額 16 億円以上調達」〜hachidori×マーケロボ社
日時:4 月 17 日(水)19:00-20:50(受付:18:40〜)
場所:六本木グランドタワー 16階(東京都港区六本木3-2-1)
内容:資金調達に詳しい起業家および企業幹部7名によるパネルディスカッション
費用:月額会員の方は無料 ※非会員の方は 7,000 円(税込)
最新情報:https://www.facebook.com/groups/235476770733768/
勉強会実績
第1回「インバウンドテクノロジー株式会社×マーケロボの事例」
日程 :2019年3月8日
場所 :六本木グランドタワー
登壇者:インバウンドテクノロジー株式会社 代表取締役 林 舟之輔氏
参加者:40名
内容 :・資金調達を行う際、準備しておいてよかったこと
・資金調達で苦労したこと
・成長戦略の描き方
・資金調達で失敗したこと
・投資家の選び方
・創業メンバーの集め方
第2回「リフカム株式会社×マーケロボの事例」
日程 :2019年3月13日
場所 :六本木アークヒルズサウスWeWork
登壇者:株式会社リフカム 代表取締役 清水 巧氏
参加者:40名
内容 :・資金調達を行う際、準備しておいてよかったこと
・資金調達で苦労したこと
・成長戦略の描き方
・資金調達で失敗したこと
・投資家の選び方
・創業メンバーの集め方
・KPIの立て方
・VCから出資をうけるメリット/デメリット
・デューデリジェンスの実態
第3回「資本政策詳細や事業KPI詳細表など」
日程 :2019年4月2日(火)
場所 :六本木グランドタワー
定員 :40名
登壇者:元船井総研 常務 五十棲 氏
取材担当中山
AIアクセラレーター、募集中。メンタリングを受けた人の感想はこちらやこちら。
30分で取材
掲載無料
原稿確認OK