澤和 寛昌
IoTベンチャーIoTBASE代表の澤和と申します。事業会社向けにIoTプラットフォームサービスを提供しており、お客様のIoTシステム開発をスピーディかつ低コストで実現しています。
スマートシティはそう遠くない未来に実現されるはずだ。世界規模で見るIoT市場は2030年には106兆円に到達するといわれており、その周辺サービスは2022年には11兆円に到達する見込みだ。より高度な人工知能との連携により、IoTは格段に進化を遂げる。SFのような未来を実現するべく、IoTスタートアップのIoTBASEが立ち上がった。
「IoTアプリケーションをスピーディーかつ低価格で開発できるプラットフォーム」サービスが、「IoTBASE」になります。僕らはIoTサービスをやりたい事業会社向けに、バックエンドシステムを提供するプラットフォームサービスになります。一般的に、IoTアプリケーションを作ろうとすると、ハード・通信・バックエンド・アプリケーションを用意する必要があり非常に大変です。大変な工程があるからこそ、企業側の導入ハードルは高く消費者まで変化を感じられません。僕らの場合は、ハード・バックエンド・アプリケーションと4大要素のうち3つをまるっと提供。結果的に、簡単にIoT導入を行うことができます。
上の図にあるのが、一般的なIoTサービスで必要な経路である。「IoTBASE」では、通信以外の部分を一括で提供する。結果的に、「機能をする」サービスを作りだすことが出来るという。
既に設置されているサービスとも、彼らは連携をしている。新たなハードを使う必要がない、この利便性も特徴の一つだ。
中心技術として提供するのは、IoTに特化したバックエンドのプラットフォーム(BaaS)サーバー開発・運用不要でバックエンド機能をアプリに実装することで、早くて、安いを実現している。
大手メーカーから、インフラ系の企業が参入しているという。
多くのクライアントは事業会社や自治体、インフラ大手が多いですね。特に需要が高いのは電力会社、電力以外の新商品を作る際に僕らと共同で開発をさせていただいております。多くの企業は、「自社でやるのは大変」と思います。僕らはまさにこの大変を楽にすることができる会社です。
競合としては、UFULUさんなどのベンチャー企業です。海外でもプレイヤーはやはりいますね。現在Iot向けに多様な通信規格が登場しています。僕らの場合は、その通信規格にマルチで対応ができる。こんな強みを持っています。
起業の経緯について聞いた。
スタートの僕はゴリゴリの営業で、看護と介護領域の人材紹介をやっていました。医療介護の業界には、2年ほど。彼らがITに疎かったので、色々勉強をしてソフトウエアを作ってあげたことはありましたが僕も当時はITなんて全く分からず。2社目で初めてスタートアップの領域に、当時の会社はO2Oと呼ばれる領域でした。そこから僕は個人事業主として、独立。色々勉強していく中で、ITにも興味を持ちまして。二つの領域の知見から、IoTで見守りをするというのが最初のアイデア。そこからIoT一筋なんです。
僕、5年以内には上場したいですね。正直この業界では、確立されたプレイヤーは少なくまだまだチャンスは多い。積極的に狙っていきたいですね。ただ、あくまでも上場は一つの手段に過ぎないとも思っています。僕らはデータを扱うサービスですから、与信が大事になってきます。上場をしたという与信付けをしていきたいですね。
IoTの社会実装って本当にどこかやらないと全然進まないんですね。一番困っていると思うのが、製造業や物流など。人がやらなくてもいい領域ってたくさんあると思ってます。資材管理などもIoTがあればどうにか出来る、法人向けは引き続き提供していきます。また、最近押し出しているのが「スマート電池」。電池の残量がモニタリングされていますので、機材トラブルを避けれるサービスとして期待しています。
IoTBASE社は、スマートシティ実現に向けて大きな手伝いをしてくれる会社だと言える。今後も追いかけていきたい。
取材担当中山
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