廣瀬 義憲
DOC株式会社代表取締役 CEOです。 ミッションは、「Make Global Talents Bloom in Japan」 立命館経営(7年目突入)→無名スタートアップ→民泊→Guidable事業責任者→引きこもり→DOC創業。
国内の人材紹介事業の市場規模は、3500億と中間的な規模に位置している。しかし、その規模と相反して紹介会社は3000社以上と非常に多い。単純な割り算をすると一社あたりの年商は1億付近であり、これは1人あたり生産があまり高くないことを表している。(勿論1人で年商1億あげる個人事業主なら素晴らしい業績だろう)現状を作る背景には、人材紹介のアナログな現場があった。今回紹介する「DOC Agency」は外国人材という専門の業界において、人材紹介会社を助けるサービスである。
一言でいうと、「紹介会社と外国籍を繋げる」プラットフォームです。現在人材紹介会社では、多くの非生産的業務が存在します。1日100通のスカウトメールを送りますが、その返信率は5%あれば上々というのが実情です。僕らのサービスは、外国人材というテーマに特化をして求職者の集客を全て行うプラットフォームサービスです。人材会社の方達の集客をお手伝いし、各会社が得意な領域に対してベストマッチの人材をマッチングさせていきます。
プラットフォームとしては、外国籍の方達に登録していもらいます。得意言語やスキル、職種などを入力してもらいその方達を人材紹介会社とマッチングさせます。人材会社も得意領域や得意業種があり、彼らが力を発揮できるテーマがあります。そこを合理的に合わせることで、成約率の高さなどを担保していきます。
人材紹介会社は、集客もせざるを得ないのが実情。より彼らの業務に専念してもらうべく、人材側の集客は全てサービスで代行するという。
また、紹介会社が業務をこなせるよう数々のサポートも用意しているという。
料金体系は幅広く、無料のプランも用意しているようだ。アカウントごとの課金は現在のSaaSモデルと変わらないつくりになっている。
大手さんでJellyfishさんやグローバルパワーさんもご利用いただいています。求職者さん側は、現在7割以上が博士、修士卒。アジア圏の方もとても多いです。
僕らの競合はある意味、Linkedinになると思っています。外国籍の方達からすると彼らにベストマッチするエージェントを紹介するサービスはまだないですね。
起業の経緯について聞いた。
実は僕まだ大学生なんです。大学時代は、1年浪人して入学。現在は3年休学をしています。でも今年から戻るつもりなんですよね。いずれは国際展開するつもりで事業を作っていますが、高卒だとビザが下りないんです。(笑)社長だけ観光ビザってなんかカッコ悪いじゃないですか。だから今年から戻ります。
もともと創業する前、2017年に訪日インバウンドのメディアをやっていたことがありました。週7で働いて、メディアマーケターを本気でやっていました。当時の僕は真面目さもあってか、真剣に意見を述べていたんです。それが社長と対立することになって、何回か話しをして「あ、人が違うから意見が違うのか」と思って。なら自分でやりますと言って独立しました。
DOCという社名は、「デザインアワキャリア Design Our Career」。1人1人が自らのキャリアを創出しできる環境を創出する、そんな意味を込めてつけた社名です。会社としては、将来何らかの形でイグジットしていきたいですね。僕らがやりたいのは、世界から日本に優秀な人を集めるということ。どの国でも働ける人たちの才能開花のお手伝いして、その人たちを日本に誘致したいです。
サービス側は、現在優秀層の求職者さんが中心。日本全国の紹介会社に使って欲しいと思っていますので、将来的には様々な方に集まってもらえるプラットフォームにしていきたいですね。領域も新卒・アルバイトなど多種多様に増やしていきたい。目標は3年以内に市場の30%、40万人の外国人人材が利用するサービスにしていきます。
日本国内に優秀な人材を誘致する。大きな夢を持つスタートアップ「DOC」をこれからも応援していきたい。
取材担当中山
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