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ニュース 2020.06.02

紹介予定派遣の実態とは?派遣社員500人にヒアリングして分かった真実

紹介予定派遣の実態とは?派遣社員500人にヒアリングして分かった真実

3行で言うと…紹介予定派遣の求人数は少なく、非公開で話が進むケースもあるため、なかなか評判や口コミなどから実態を探ることが難しい側面がありますよね。

そこで、当サイトでは、クラウドワークス社を通じて、紹介予定派遣の経験がある方からアンケートに答えていただきました。
ここでは、テーマごとにその内容をシェアしていきます。

ここでは、紹介予定派遣で採用された方の中から、「男性」「女性」それぞれの数を調べたデータをシェアします。

その結果、紹介予定派遣へエントリーした数は女性の方が多いものの、採用率にはそれほど差がなく、男性の方が約3%高い結果となりました。

紹介予定派遣を利用した動機についてアンケートを集計したところ、「エントリーした求人がたまたま紹介予定派遣だった:24.8%」「安定した仕事をしたかった:23.6%」の2つの意見がほぼ半数を占めています。

紹介予定派遣は最長6ヵ月に設定するルールがありますが、何ヶ月間働くケースが多いのか、アンケートを集計してグラフ化しました。
すると、「6ヵ月」働いたケースがもっとも多く38.4%、次いで「3ヵ月」が31.4%となりました。

1~2ヵ月働いた割合もやや高いですが、派遣期間途中でリタイアした層が多いのが原因でしょう。

ここでは、紹介予定派遣にエントリーしたときの採用率について、年代別に調べたデータをシェアします。

まず、紹介予定派遣にエントリーした495名の派遣社員の内、採用されたのは203名とおよそ4割、5人に2人の割合となっています。

紹介予定派遣で採用されても、必ず派遣先で正社員として雇ってもらえる保証はありません。

では、紹介予定派遣から正社員となった方の割合はどれくらいなのか、見ていきましょう。
調査の結果、正社員として雇用された方が110名ともっとも多く、全体の47.8%を占めています。

紹介予定派遣の採用確率については、エントリーした派遣社員の採用・不採用の結果だけでなく、不採用となった理由が「派遣先から」か「自分から辞退」したかどうかによって、大きく変わってきますよね。

まず、511名の派遣社員を対象に、紹介予定派遣で採用されたかどうかを集計すると、「採用207名」「不採用304名」の結果が出ました。

次に、不採用となった304名の派遣社員に、不採用となった理由についてアンケートを取ると、「自分から辞退した:256名」「派遣先から不採用:48名」の結果になりました。

辞退した理由は、「希望の就業条件と違うため」がもっとも多く29.2%、続いて「人間関係が合わなかった 12.3%」「残業が多い・サービス残業がある 11.9%」「転職先が見つかったため 10.8%」などが多く見られます。

男性は女性と比べて「転職先が見つかったため」と回答した割合が高い傾向にあり、派遣期間中も転職活動に積極的な面が伺えます。

女性は、男性と比べて「残業が多い・サービス残業がある」「派遣の方が良い」「社内の雰囲気に馴染めない」「上司と合わなかった」などと回答した割合が高い傾向が見られます。

回答者数が少ないですが、派遣先から不採用通知を受け取った方の理由を集計した結果、「派遣先の業績が悪化したため:31.3%」「派遣期間中の業務についていけなかった:25.0%」「他の人に採用が決まったため:18.8%」など、さまざまな回答が見られました。

紹介予定派遣の面接が何回行われたか回答を集計した結果、「1回:72名」「2回:24名」「3回以上:4名」となりました。

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