全国2,900人に実施した「乳がんに関する意識調査2021」の結果を公開、飲酒や喫煙、肥満が乳がんリスクを高めると知る人は2.5割以下に
<ポイント>
・飲酒や喫煙の習慣、肥満が乳がんリスクを上昇させることへの認知度はそれぞれ全体の2.5割以下
・乳がんがセルフチェックで発見可能と知る人が8割いるも、実施率は3割以下
・乳がんについて意識したり不安に思う人の割合は8割だが、定期的に乳がん検診を受ける人は5割
・喫煙者は乳がんに対して不安に思う人の割合、セルフチェック実施率、乳がん率共に全体より低い
・コロナ禍で2割が乳がん検診の受診を控えた
■乳がんに関する意識調査結果
① ピンクリボン運動の認知度は高く、女性は8割、男性は6割に
ピンクリボン運動の認知度について調査した結果、全体の75%が“詳しく知っている”もしくは“なんとなく知っている”と回答しました。男女別にみると、“詳しく知っている”もしくは“なんとなく知っている”と回答した女性が77%、男性が59%で、女性の方がピンクリボン運動を認知している割合が多いことが分かりました。また、年齢別にみると、男性・女性ともに10代から50代までは年齢が上がるにつれて、“詳しく知っている”もしくは“なんとなく知っている”と回答した人の割合が増えました。
②飲酒、喫煙、肥満が乳がん発生リスクを高めることを知る人は以下に
乳がんに関する知識について調査しました。回答を集計した結果、全体の8割以上が“セルフチェックでも見つけることができる病気”であることを知っていると回答しました。一方、喫煙や飲酒の習慣がある、もしくはBMIが大きくなると乳がんリスクが上昇することについて知っていると回答した人はそれぞれ全体の25%以下でした。
また、乳がんについて知っていることの回答数が6個以上だった人は、“周りに乳がん経験者がいる”と回答した人が35%、“周りに乳がん経験者がいない”人が17%となり、乳がんについて詳しい人の割合は、周囲に乳がん経験者がいる人の方がいない人と比較して2倍になりました。
※この先③〜⑧の質問は、性別を、“女性”と回答した方(全国2,556人)を対象に行いました。
③喫煙者は全体と比べて乳がんについて意識したり不安になったことのある人の割合が少ない
乳がんに対する意識を調査した結果、乳がんについて意識したり、不安になったことが“ある”もしくは“少しだけある”と回答した人の割合は全体の78%になりました。
回答者の中で嗜好品として“タバコ”を選択した人に限定すると、“ある”もしくは“少しだけある”と回答した人は74%で、タバコを吸う人の方が乳がんについて意識したり、不安になったことがある割合が少なくなりました。一方、“飲酒”を選択し、同じ回答をした人は82%、BMIが25以上で同じ回答をした人は83%となり、お酒を飲む人や肥満の人の方が、乳がんについて意識したり、不安になったことがある割合が多くなりました。
④乳がんについて気になった理由1位は「年齢とともになんとなく」
③の質問で乳がんについて意識したり、不安になったことが“ある”もしくは“少しだけある”と回答した人に対し、その理由を調査しました。集計の結果、乳がんについて気になった理由は“年齢とともになんとなく”が28%と最も多くなりました。次いで“テレビや雑誌、インターネットなどで乳がんの報道をみて”、“乳がん経験者が周りにいる”、“健康診断の項目にあった”、の順に多くなりました。
⑤乳がんのセルフチェックを行っている人は3割、喫煙者は2割にとどまる
乳がんのセルフチェックの状況について調査しました。集計の結果、“定期的に行っている”または“たまに行っている”と回答した人は全体の3割にとどまり、乳がんについて意識したり不安になったことがある人が8割だったのに対し、セルフチェックを行っている人の割合は半分以下となりました。
年代別に見てみると、60代までは年代が上がるにつれて“定期的に行っている”または“たまに行っている”と回答した人の割合が多くなりました。また、リスクの低い10代でセルフチェックを行っている人の割合は、2%にとどまりました。
また、嗜好品で“タバコ”を選択した人に限定すると、“定期的に行っている”または“たまに行っている”と回答した人の割合は2割で、喫煙者でセルフチェックを行っている人の割合はさらに少ないことが分かりました。
⑥定期的に検診を受診する人は全体の5割、喫煙者は3割以下に
乳がん検診の受診状況について調査したました。集計の結果、“年に1度受診している”と回答した人が35%、“2年に1度受診している”と回答した人が16%で、全体の5割が定期的に乳がん検診を受診していると回答しました。また、“年に1度受診している”もしくは“2年に1度受診している”と回答した人を喫煙者に限定すると26%で、タバコを吸う人で定期的に乳がん検診を受診している人は3割以下と、全体と比べて少ないことがわかりました。飲酒をする人に限定すると57%で、飲酒をする人はで定期的に検診に行っている割合は全体よりやや多い結果となりました。
BMI別にみると、18.5〜25未満を境に減少、または増加するにつれて定期的に検診を受けている割合が減少することが分かりました。
⑦乳がん検診を受けたことがない理由1位は「年齢的にまだ関係ないと思っている」
⑥で乳がん検診を受診したことがないと回答された方に対し、理由を調査しました。集計の結果、乳がん検診を受けたことがない理由は“年齢的にまだ関係ないと思っている”が23.2%と最も多くなりました。次いで、“行きたいとは思うが、なんとなく行きそびれている(22.9%)”、“検診自体に抵抗がある(15%)”の順に多くなりました。
⑧新型コロナウイルス流行で2割が乳がん検診の受診を控える
⑥で乳がん検診を受診したことがあると回答された方に対し、新型コロナウイルス流行の乳がん検診の受診状況への影響を調査しました。集計の結果、全体の2割がコロナ禍で乳がん検診を控えたことがわかりました。
【アンケート調査概要】
調査期間 :2021/9/11~9/14
調査方法 :ユーザーアンケート
調査対象 :「みんチャレ」の全ユーザー
有効調査数n:回答が得られたユーザー数
【アンケートを終えて】
今回のアンケート結果から、ピンクリボン運動、「早期に発見すれば90%以上が治癒する病気」「セルフチェックでも見つけることができる」といった乳がんに関する情報の認知度が高い一方、飲酒や喫煙、肥満がリスクを高めることを知っている人は少ないことがわかりました。また、特に喫煙者はセルフチェックや検診受診率が全体と比較して低いことがわかりました。
5人1組のチームで習慣化をめざすアプリ「みんチャレ」は、運動や食生活改善、喫煙や飲酒を控えることを目的とするというチームがあり、チームメンバー同士で励まし合いながら食生活や生活習慣の改善を続けています。当社は今後、乳がんの早期発見、早期治療の大切さを広めていくとともに、生活習慣を見直したいと思っている方が1人でも多く行動変容を実現し、みんチャレで仲間と一緒に健康をコントロールできるようになるなど、みんなで支え合い、前向きに生きることができる社会を目指します。
【関連プレスリリース】
2021/5/31 喫煙女性の4割がコロナ禍で喫煙量増加、増加した割合は男性の2倍に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000024217.html
■行動変容を促すアプリ「みんチャレ」とは
5人1組の励まし合いコミュニティ
ダイエット、禁酒、禁煙などユーザーが続けたい習慣を目標にチームを作り、チャット形式で仲間同士が励まし合う仕組みです。コロナ禍でも密の心配がなく、同じ目標を持つ仲間とつながり、モチベーション維持に役立てていただいています。
<特徴>
・習慣化成功率は一人で行う時の8倍
・2020年 経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト」で優秀賞・企業賞を受賞
・3度 Google Playベストアプリに選出
<アプリ概要>
タイトル :みんチャレ
利用料 :無料ユーザー 無料
プレミアムユーザー 1ヶ月プラン 500円/月
配信日 :2015年11月6日
公式サイト:https://minchalle.com/
ダウンロードURL:
【iOS】 https://itunes.apple.com/jp/app/minchare/id1047462806?l=ja&ls=1&mt=8
【Android】https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.sony.minchalle&hl=ja
公式SNS:
【Twitter】 https://twitter.com/minchalle
【Instagram】 https://www.instagram.com/minchalle.official/
【facebook】 https://ja-jp.facebook.com/minchalle/
【会社概要】
社名:エーテンラボ株式会社
住所:東京都港区六本木7-7-7 TRI-SEVEN ROPPONGI 7F
代表者:代表取締役CEO 長坂 剛
設立:2016年12月21日
資本金:4,800万円
URL:https://a10lab.com
【お問い合わせ先】
エーテンラボ株式会社
広報/事業開発 担当 横田
TEL : 03-5422-8396 / 070-4399-5680
e-mail : narumi.yokota@a10lab.com
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