【プレスリリース】シニアと子ども、地域を結ぶかけ橋プロジェクト 「隅田川に咲く花でヘッドドレスをつくってみよう」 ワークショップ開催のお知らせ
■ 子どもと地域を、音楽とアートでつなぐ「居場所形成」プロジェクト。シニア世代との交流の場、隅田川テラスで花守活動「はなもりん」。2つの活動から見えてきたこと。
トッピングイーストは、子どもと地域を音楽とアートでつなぐ「居場所形成」プロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトでは、地域の子どもたちに家や学校以外の場でも安心して過ごしてもらえるよう事務所を解放し、子どもが音楽や文化芸術に触れられる機会を提供しています。また、隅田川テラスで花守活動「はなもりん(通称)」も行い、シニア世代の方々との交流を続けています。
居場所形成プロジェクトと花守活動を通して、子どもたちは昨今の環境・社会情勢により表現などを発散する場がなくなっていること、知らない人との交流を恐れていること、シニア世代においては同世代コミュニティが交流の中心になっていることがわかってきました。
この気づきから私たちはアートを介した課題解決を目指し、子どもやシニア世代を対象としたヘッドドレス制作ワークショップを行います。世代間交流や居場所づくりの手がかりとして、今後の隅田川テラスでの新たなコミュニティ形成につながることを願っています。
■ 誰かに変身するのではなく、本来の自分と対面してみよう!
講師には、青森県七戸町をはじめとした地域のイベントをディレクションするとともに、日本各地でヘッドドレスワークショップも開催し、「まちづくりは人づくり」と活動を続けているドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤さんをお招きします。
▶︎ヴィヴィアン佐藤「ヘッドドレスの装着やお化粧は、違う自分や非日常的な変身ではありません。化粧や着飾る行為とは、どんどん裸になって本来の自分に戻る行為なのです。一人ひとりの中にある名付けられない部分(感情・ジェンダー・時間など)、通常隠されている自分自身の大切な一面を取り戻すこと。自分を解放し、自身の潜在的な感性や哲学を再び確認することで、もう一度「自分」「私」の在り方に向き合う装置なのです。また、ヘッドドレスとはアンテナの役目を果たします。 普段気付かない情報や出来事、気付かなかったふりをしていたものを傍受し発信するためのものでもあります。 ヘッドドレスを作ること、装着することで、自分自身に戻りましょう!」
■ ヘッドドレスに使用する材料はアップサイクルのお花
隅田川テラスに多くの花壇があり、その花はトッピングイーストだけでなく、地元の町会など様々な人の手によって大切に育てられています。またコロナ禍以降、散歩やジョギングを楽しむ地元の人たちと花をきっかけに会話が生まれ、花と共に日々ゆるやかに優しいつながりも育まれています。そんな花壇は、毎年11月に花の植え替えのため、全ての花が撤去されます。植え替えの前の花をヘッドドレスにインストールすることで、資源のアップサイクルと、普段育てている花が地域の魅力を再発見するツールにもなりうることをワークショップを通じて実感できるようにしたいと考えています。
【開催概要】
●日時:2022年10月9日(日)13:30〜17:30予定(13:00より受付開始)
※雨天時は内容を一部変更して実施します
●集合場所:築地本願寺慈光院(墨田区横網1-7-2)
[解散:隅田公園そよ風ひろば(墨田区向島1-3)]
●講師:ヴィヴィアン佐藤
[プロフィール] 美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン。全国で町興しコンサルタント。尾道観光大使。サンミュージック提携タレント。大正大学客員教授。
●対象:子ども(小学3年生〜中学生まで)/シニア世代(おおむね60歳以上)
●定員:30名※申込多数の場合は抽選。
●参加費:水辺ライン乗船料、ポートレイト写真プレゼント含む
子ども:¥1,500(内 乗船料¥200)/シニア:¥3,000(内 乗船料¥400)
まごと割:ペア申込みで¥500割引
※雨天時は乗船料はいただきません
●持ち物:ヘッドドレスにのせたいもの(おもちゃや古着など)、ヘッドドレスを持ち帰るための大きめの袋
●服装:お気に入りの服でお越しください(ポートレイト撮影を行います)
※新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、イベントが変更・中止になる場合があります。
主催:特定非営利活動法人 トッピングイースト、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催:墨田区
協賛:株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社 協力:築地本願寺慈光院、横網町会
【特定非営利活動法人 トッピングイーストとは】
トッピングイーストでは、墨田区周辺地域の子どもたちに世界中の響きの美しい楽器に触れてもらい、練習を重ねて発表会を行う「ほくさい音楽博」。古い家電を電子制御して新たな楽器を創作し、徐々にオーケストラを形づくっていく和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」。アーティストによる地域リサーチ「BLOOMING EAST」という3つのプログラムを軸に、響きの美しい鮮やかな音粒を東東京エリアに振りまきながら、音楽がまちなかで出来ることを拡張しています。2021年にはTokyoTokyoFEESTIVALスペシャル13「隅田川怒涛」を企画、制作しました。
公式ウェブサイト:http://www.toppingeast.com/
【「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)とは】
すみゆめは、すみだ北斎美術館の開設を機に2016年に始まったアートプロジェクトです。葛飾北斎が90年の生涯を過ごした墨田区及び隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながり、この地を賑やかに彩っていくことを目指しています。
公式ウェブサイト:https://sumiyume.jp/
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