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ニュース 2022.10.05

医療ベンチャーVarinos、シリーズCで6億円を調達。

医療ベンチャーVarinos、シリーズCで6億円を調達。

3行で言うと…医療ベンチャーVarinos、シリーズCで6億円を調達。
資金調達により、“子宮内フローラ検査”の海外展開や新規プロダクトの研究開発を加速。
ゲノムテクノロジーを用いた遺伝学的検査を開発・臨床実装するVarinos株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役CEO 桜庭 喜行、以下Varinos)は、シリーズCラウンドにおいて6億円の資金調達を実施いたしました。 既存投資家のAngel Bridge、SMBCベンチャーキャピタル、みやこキャピタルに加え、ファストトラックイニシアティブ、三菱UFJキャピタル、MTG Ventures、Sony Innovation Fundの4社を新たな引受先としております。
これにより、創業からの累計調達額は11億円となりました。
今回調達した資金は、不妊治療の現場等で導入が進む子宮内の菌環境を調べる子宮内フローラ検査※1の海外展開や子宮内フローラ検査技術を応用した新規プロダクトの研究開発に投資していく予定です。
昨今、国内外で個々のゲノム情報に応じた治療を行う「ゲノム医療」に注目が集まっており、今後さらに、医療現場でゲノム情報の活用が進むと予想されます。Varinosはゲノムの解析ができるだけではなく、ゲノムテクノロジーを活用した新たな検査を開発できる日本発の企業として、世界を代表する企業を目指します。
※1  ゲノムテクノロジーを応用し、2017年12月、Varinosが世界で初めて開発・実用化した検査。                                                       

◆Varinosの事業と今後の展開

Varinosは、高度なゲノム解析だけではなく、ゲノム技術を活用した検査の開発もできる数少ない日本企業です。世界で初めて子宮内の超微量な菌を検出する「子宮内フローラ検査」を独自開発・臨床検査として実用化するなど、現在は不妊治療領域においてゲノムテクノロジーを応用した事業を展開しています。特に主力事業である「子宮内フローラ検査」は、子宮内の菌環境が妊娠率に影響するとわかっていることから、国内の不妊治療クリニックを中心に250以上の医療機関で導入が進んでいます。

2022年4月には、不妊治療の保険適用枠が拡大し、不妊治療を受ける方の増加が予想されている中、7月には弊社の「子宮内フローラ検査」が先進医療に認定され、保険診療との併用も可能となりました。国内においては引き続き、不妊治療に取り組む医師や患者様にとって、一助となるよう検査の提供を進めてまいります。

・子宮内フローラ検査での海外進出
海外においても、子宮内フローラの検査は高度な技術力が必要とされるため、未だ数社しか実用化できていない検査です。そのため、今後は日本国内だけではなく、海外の医療機関と連携し、子宮内フローラ検査の提供を進めてまいります。

・子宮内フローラ技術を応用した新規プロダクトの研究開発
子宮内フローラは妊娠率との関係以外にも、慢性子宮内膜炎や子宮内膜症、子宮頸がんとの関係も研究により示唆され始めています。子宮内フローラの技術を応用し、ゲノム情報を活かすことのできる疾患の研究にも注力し、新規プロダクトの開発を行ってまいります。

◆本ラウンドにおける投資家

既存投資家3社すべてが追加投資を実施。新たに投資家4社を加えております。
[新規投資家]
・株式会社ファストトラックイニシアティブ(リード投資家)
・三菱UFJキャピタル株式会社
・株式会社MTG Ventures
・Sony Innovation Fund

[既存投資家]
・Angel Bridge株式会社
・SMBCベンチャーキャピタル株式会社
・みやこキャピタル株式会社

◆投資家からのコメント
・株式会社ファストトラックイニシアティブ(リード投資家) プリンシパル 木村 紘子 氏

国内随一のゲノム解析スペシャリストチームを有し、画期的な臨床検査の開発・提供することで社会課題を解決するVarinosに、今回リード投資家として参画できることを大変嬉しく思います。同社が世界に先駆けて開発・提供し、先進医療として実施可能となった「子宮内フローラ検査」をはじめ、エビデンスに基づく高品質な検査・製品の提供、また更なるユニークな検査法の開発により、同社が“少子化”と“女性の活躍”をはじめとする重大な社会課題の解決に貢献していくものと確信しております。

・三菱UFJキャピタル株式会社 ライフサイエンス部 部長 島﨑 誠 氏

Varinosが有する、国内で有数のNGSを用いたゲノム解析ビジネスと生殖医療の専門性、業界内の強固なネットワーク、サイエンスとビジネスにおける経営陣のバランスの良さ、を高く評価したことが、今回の出資につながりました。2022年4月から不妊治療が保険適用となり、続いて「子宮内フローラ検査」が先進医療として厚生労働省から認定されたことで保険診療との併用も可能になり、当社プロダクトの認知度が一層高まることが期待されます。三菱UFJキャピタルは、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員として、不妊・少子化という日本の大きな社会課題解決を目指す当社を支援してまいります。

・株式会社MTG Ventures 代表取締役 藤田 豪 氏

MTGグループの事業ビジョンは「VITAL LIFE~世界中の人々の健康で美しく生き生きとした人生を実現します」です。この度、Varinos創業者桜庭氏、故・長井氏が描く「ゲノム解析技術を用いて不妊・少子化の社会課題解決に挑戦し、新しい家族を望む誰もが笑顔になれる社会」の実現に強く共感し、ご支援させていただく機会をいただきました。
国内屈指のゲノム医療研究者集団であるチームVarinosが目指す妊娠率向上、その先のガンや遺伝病の個別化医療という偉大な挑戦を、MTGグループは全力で支援してまいります。

・ソニーベンチャーズ株式会社 CEO 土川 元 氏

Varinosは、「子宮内フローラ検査」をはじめとする高い品質のゲノム検査サービスを通じて、より多くの人が効率的に妊活を進められ、希望するキャリアやライフプランを実現できる社会に貢献できると考えます。今後もその高い技術力をバックとしたイノベーティブなプロダクト開発を期待するとともに、更なるビジネスの成長を支援していきます。

・Angel Bridge株式会社 代表パートナー 河西 佑太郎 氏

シードラウンドからサポートさせていただいているVarinosに引き続き今回のシリーズCラウンドでも投資させていただきました。今後もVarinosチームと志を共にできることを非常に嬉しく思います。Varinosは国内では稀有な、次世代シークエンサーを用いた非常に高いレベルのゲノム検査技術を持つベンチャー企業です。現在注力する産婦人科領域を皮切りに他領域への展開や世界展開が見込まれており、日本発の本格的なゲノム検査企業として世界に誇れるメガベンチャーになる可能性を確信しています。Angel Bridgeは今後も引き続きVarinosのミッション実現に向けて全力でご支援をして参ります。

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第三部 部長代理 親泊 慈仁 氏

ゲノムテクノロジーはその類まれなる可能性を前に、多くの参入者を迎え、玉石混淆ともいえる状況ですが、Varinosは高い技術力・先進性をもって、着実に事業を進めています。特にQOL改善が強く求められる不妊治療領域に対して、Varinosが持てる力を発揮し続けていることには、投資家として併走できる喜びを感じております。今後更にVarinosが事業を拡大させ、不妊治療に取り組む方々への幅広い貢献を実現していくために、既存投資家として追加投資判断に至りました。引き続き有形無形、最大限の成長支援を行って参ります。

・みやこキャピタル株式会社 取締役・パートナー 三澤 宏之 氏

Varinosは、ゲノム検査ビジネスに精通した桜庭CEOおよび故・長井氏の両ファウンダーによる深いサイエンス基づく技術開発力と、経営を支える経験豊かなチームが融合したスタートアップ企業であり、ゲノム検査分野での革新的なプラットフォームを提供するリーディングカンパニーになると確信しております。特に「子宮内フローラ検査」は不妊を解決する検査として、世界で初めて当社により開発された技術であり、不妊治療に対して今まで成し得なかった課題を解決するものです。当社の進める様々な事業が全人類のQOL向上に貢献するべく、出資者としても全力でサポートしていきたいと思います。

[子宮内フローラ検査について]
 2015年、米ラトガース大学の研究者により、子宮内に細菌はいないという常識が覆され、16年には、米スタンフォード大学の研究で子宮内フローラ(子宮内の菌環境)が乱れていると体外受精の成功率が下がることが発見されました。弊社は、子宮内フローラに占めるラクトバチルス属の割合と妊娠率に相関があることに着目し、2017年12月、世界で初めて「子宮内フローラ検査」を独自開発・臨床検査として実用化しました。当検査により、不妊や受精卵の着床障害の原因となり得る子宮内の乳酸菌や病原性細菌を網羅的に調べることができます。 

 
[Varinos株式会社]
社名の由来
社名に込めた想いでもあるゲノムの多様性(Variant)で診断(Diagnose)できる社会を目指し、ゲノムの可能性を追求し続けます。

概要
診断や治療方針の決定にゲノム情報を利用するゲノム医療の実現化を目指したベンチャー。
他国から遅れをとっている日本のゲノム検査業界をけん引すべく、本格的なゲノム解析が実施できる衛生検査所として精度管理を徹底しながら、高速でDNA配列を解読する次世代シークエンサーを使った新しい検査サービスを医療機関に提供。また、妊活・不妊治療に取り組む方に向け、「腟内検体採取式 子宮内フローラCHECK KIT」やサプリメント「子宮内フローラのためのラクトフェリン」を展開。
2017年12月に子宮内フローラ検査を世界で初めて実用化し、直近では、日本産科婦人科学会が主導するPGT-A多施設特別臨床研究に解析機関として参加。最新のゲノム検査をタイムリーに市場に投入することで日本のゲノム医療の活性化を図り、医療の現場でゲノム検査がもっと身近なものになる社会の実現を目指す。
中小企業基盤整備機構主催「Japan Venture Awards 2020」で経済産業大臣賞を、「東京ベンチャー企業選手権大会2021」では優秀賞(産業労働局長賞)を受賞。

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