Job総研『2022年 社会人の猛暑対策調査』を実施
【猛暑対策とマスク着用の実態】
日本各地で観測史上最速の梅雨明けが発表され、6月の連続猛暑日の記録更新や、1日の気温40度越え地域の最多記録など、災害級の危険な気候変動により、2022年6月は各地で警戒アラートが発表されました。
この異常気象に働く社会人の猛暑対策への意識はどのような変化があるのでしょうか。また第7波が懸念される中脱マスクの風潮がある日本において、今夏の猛暑は脱マスクが進む要因となるのでしょうか。
Job総研では、704人の社会人男女を対象に、猛暑対策の実施率およびどんな場面で実施しているか、また今夏の熱中症経験有無やどんな環境で熱中症を起こしているか、更にエアコンの設定温度や今夏のマスク着用実態などについて調査した「2022年 社会人の猛暑対策調査」を実施しました。
【調査概要】
調査対象者 :全国 / 男女 / 20~50代
調査条件 :1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間 :2022年6月29日~7月4日
サンプル数 :704人
調査方法 :インターネット調査
【TOPICS】
・全体の68.2%が今夏「熱中症対策をしている」と回答
・全体の17.2%が今夏熱中症になった・疑う症状が出たと回答 年代別では20代が最多
・熱中症になった・疑う症状が出た環境は「屋内」が過半数超の55.4%
・今夏に入って”現状”のマスク着用率は「一日の大半」が47.3%で、「必要な場面のみ」が42.0%
・”今後”のマスク着用については「一日の大半」が41.2%で、「必要な場面のみ」が55.0%
【熱中症対策の実施有無】
今夏の熱中症対策実施有無について、全体の68.2%が「実施している」とい回答し、「実施していない」と回答したのは31.8%でした。
また熱中症対策をしていると回答した480人に実施のタイミングについて聞くと、「外出・在宅問わず1日中」が49.4%で最多回答になり、次いで「外出時のみ」が43.3%、「在宅時のみ」は7.3%の回答結果になりました。更に具体的にどのような熱中症対策をしているかについては「水分を意識的に多くとっている」が最多の87.7%で、次いで「涼しい服を心がけている」が47.3%、「必要意外の外出はしない」が37.1%になり、上位3つの回答結果でした。最も回答数が少なかったのは11.7%の「携帯扇風機を持ち歩いている」でした。
【熱中症の発症について】
今夏の熱中症発症有無について聞くと、「熱中症になった」1.7%と「熱中症を疑う症状になった」15.5%を合算した17.2%が熱中症発症または疑う症状を発症したという回答結果になりました。
これを年代別で見ると、最も熱中症の発症・疑う症状が多かったのは「20代」の18.4%で、次いで「30代」の17.2%、「40代」の16.4%、「50代」の12.5%と年代が低いほど熱中症の発症率が高いことがわかりました。
【屋内発症率とエアコン使用について】
熱中症を発症または疑う症状になった際の環境については、過半数超の55.4%が「屋内」と回答し、「屋外」と回答したのは44.6%でした。これを受けてエアコン使用頻度について聞くと、全体の51.1%が「在宅時のみ」で最多回答になり、次いで「在宅・不在問わず1日中」が16.9%、「在宅の日中のみ」が13.9%、「在宅中の夜間のみ」が6.7%という回答結果になりました。「使用していない」は5.3%でした。
エアコンの平均設定温度は全体で26.3度で、推奨されている28度よりも低い結果になりました。
【今夏のマスク着用について】
今夏に入り現状のマスク着用について聞くと、全体の47.3%が「1日の大半着用」で最多回答になり、次いで「必要な場面のみ着用」が42.0%の回答結果になりました。「着用していない」「ほとんど着用していない」は合わせて5.7%にとどまりました。また今後のマスク着用に対する意識について聞くと最多回答は55.0%の「必要な場面のみ着用」で、次いで「1日の大半着用」が41.2%という回答結果になりました。「着用をやめる」はわずか3.1%に留まりました。
【回答者コメント】
猛暑が続く今夏の対策とマスク着用についての言及が顕著に見られるコメントでした。
・今年の夏はマスクを外す頻度を増やし、熱中症対策を行っていきたい
・猛暑の中マスクを着用して気持ち悪くなり初めて熱中症になりました
・熱中症になりかけてから屋外ではなるべくマスクを外しています
・この暑さでも通勤の満員電車ではマスクを外せないので暑さでフラフラした
・今年の夏の異常気象をきっかけにマスクをしない生活が当たり前になってほしい
【調査まとめ】
今回実施した「2022年 社会人の猛暑対策調査」では、7割が今夏に入り既に「熱中症対策をしている」と回答し、実際に熱中症を発症または疑う症状の発症経験があると回答したのは全体の17.2%でした。発症した環境については、過半数超の6割が「屋内」であることがわかり、テレワークなどが主流となった働き方の変化により、在宅時の発症にも更に注意が必要になりそうです。
また熱中症リスクを高めると言われる夏のマスク着用について”現状”では「1日の大半着用」の回答が半数弱で最多に対して、”今後の着用”については「必要な場面のみ着用」が過半数超で最多回答になりました。しかし、「今後着用をやめる」は3.3%に留まっていることから、今夏の猛暑に伴う熱中症リスクよりも、2年以上続いたマスク着用の文化が意識的に上回り、第7波が懸念される今夏において脱マスクが大幅に進む可能性は薄いと推測できます。
ライボでは今後も就職・転職・働き方などに関連する様々な調査を実施し、リアルで透明度の高い情報を発信することで個が活躍する社会の実現を目指してまいります。
【(※2) 2022年 社会人の猛暑対策調査 報告書】
報告書では同調査の属性や回答結果をより詳細にご確認いただけます
https://job-q.me/articles/13699
【(※1)Job総研について】
Job総研は就職・転職やキャリア全般に関する研究や各種調査の実施により、市場の現状と未来を分析し、社会へ発信することで就転職関連市場に貢献する事を目的とし立ち上げられました。
就職・転職・働き方・ランキング・働く女性など多数のジャンルで信頼できる情報を発信していくことにより、就転職活動に役立てていただくことや、キャリアに関する不安や悩みを解決する一助として”個が活躍する社会により良い選択の機会”を提供し就転職市場に貢献してまいります。
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