森 祐太
リクルート・スタッフィングでの人材採用エージェント職、私立高校のキャリア教育職を経て、フリーランスとして独立。人材やITのコンサル事業を行いながら、プログラミングを習得し、複数のWebサービスの立ち上げ・運用・事業売却を経験。 2015年 ITベンチャーのイジゲン株式会社に取締役としてJoin。自社サービスや受託開発の責任者として政府機関や自治体・メジャークライアント等を開拓。2017年8月に株式会社HAB&Co.を創業
様々な求人メディアが登場し、売り手市場の今企業はより優れた求人票を作ることに躍起になっている。しかし、優れた求人票があったところでリンク先の自社HPがずさんだったら求職者にはどう見えるだろうか。また、採用媒体は基本的に安くはない。出稿するための予算を捻出できない企業はどのように採用をすればいいのか。比較的低単価で自社採用ページを作る「SHIRAHA」の登場だ。
「SHIRAHA」は一言でいうと「専門知識一切不要、求人LPを最短5分で作れる」サービスです。我々は自社採用サイトの作成からその後の管理機能まで、人と機械を両軸にしたサービスになります。利用者は、作りたいLPの概要をフォームで簡単入力。そこからLPを自動生成します。また、こだわりたいポイントでは我々のデザインチームが手動で作業を行うこともあります。作成後はほったらかすことがないよう、ATS(採用管理ツール)の機能もサービス内に含まれます・
サービスのダッシュボードだ。一目で応募件数やアクセス数、応募者の状況を把握できる。ATS(採用管理ツール)としての機能も備えている。
SHIRAHAで作成できるLPのイメージだ。一般的な非IT企業では高額で外注を依頼するクオリティになっている。
現在は月額制を予定しており、その金額は比較しても安価だといえる。より手軽に利用してほしいという製作者の思いが活きているサービスだ。
使ってほしいのは大企業さんより中小企業さんになりますね。大企業の場合は資金力で幅広い採用ができますが、中小だと中々難しいところ。そこで僕らの商品が活きてくると思っています。
ペライチやエンがやっているエンゲージなどは競合に当たるかと思います。ただ、僕らの場合は採用特化のデザインにしておりそこで差別化を図っています。また半自動半手動で編集を行いますので、経験豊富なデザイナーチームがクライアントの納得いくものを作り上げるんです。
起業の経緯について聞いた。
この会社は2017年の8月に創業、今は2期目です。リクルートグループでの人材エージェントや、高校生のキャリア教育職を 経験後、人事コンサルとホームページの受託制作を主に、個人事業での活動を始めました。地方ではほとんどの会社が採用に困っていて媒体や広告頼みになっている中、求職者が実際に応募するための導線である「採用ページ」を持っていなかったり、運用が疎かになっている企業がたくさんありました。中小企業の人事戦略を効率化できないか?そう考え立ち上げたのが今回のサービスになります。
将来の展望を聞いた。
元々僕らはデザインの専門会社、そこを活かしたサービス作りをしていきたいと思っています。リリースは今年の5月。まずは地方から展開していき、来年には多言語対応も実装していきます。
今後は社内でバーティカルメディアを作成し、求職者の取り込みも行なっていきたいと思っています。
目指すのは情報や資金力によって淘汰されていく企業をテクノロジーの力で支えること。地方の課題は日本全体の課題と捉え、地方発ベンチャーのロールモデルになっていきたいです。よりフラットに、様々な企業の「イイところ」を求職者に伝えていきたいと思っています。
採用難の時代で「SHIRAHA」は、どんな革新をもたらすのか。非常に楽しみにしている。
取材担当中山
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