紹介予定派遣の実態とは?派遣社員500人にヒアリングして分かった真実
そこで、当サイトでは、クラウドワークス社を通じて、紹介予定派遣の経験がある方からアンケートに答えていただきました。
ここでは、テーマごとにその内容をシェアしていきます。
その結果、紹介予定派遣へエントリーした数は女性の方が多いものの、採用率にはそれほど差がなく、男性の方が約3%高い結果となりました。
紹介予定派遣を利用した動機についてアンケートを集計したところ、「エントリーした求人がたまたま紹介予定派遣だった:24.8%」「安定した仕事をしたかった:23.6%」の2つの意見がほぼ半数を占めています。
紹介予定派遣は最長6ヵ月に設定するルールがありますが、何ヶ月間働くケースが多いのか、アンケートを集計してグラフ化しました。
すると、「6ヵ月」働いたケースがもっとも多く38.4%、次いで「3ヵ月」が31.4%となりました。
1~2ヵ月働いた割合もやや高いですが、派遣期間途中でリタイアした層が多いのが原因でしょう。
ここでは、紹介予定派遣にエントリーしたときの採用率について、年代別に調べたデータをシェアします。
まず、紹介予定派遣にエントリーした495名の派遣社員の内、採用されたのは203名とおよそ4割、5人に2人の割合となっています。
紹介予定派遣で採用されても、必ず派遣先で正社員として雇ってもらえる保証はありません。
では、紹介予定派遣から正社員となった方の割合はどれくらいなのか、見ていきましょう。
調査の結果、正社員として雇用された方が110名ともっとも多く、全体の47.8%を占めています。
紹介予定派遣の採用確率については、エントリーした派遣社員の採用・不採用の結果だけでなく、不採用となった理由が「派遣先から」か「自分から辞退」したかどうかによって、大きく変わってきますよね。
まず、511名の派遣社員を対象に、紹介予定派遣で採用されたかどうかを集計すると、「採用207名」「不採用304名」の結果が出ました。
次に、不採用となった304名の派遣社員に、不採用となった理由についてアンケートを取ると、「自分から辞退した:256名」「派遣先から不採用:48名」の結果になりました。
辞退した理由は、「希望の就業条件と違うため」がもっとも多く29.2%、続いて「人間関係が合わなかった 12.3%」「残業が多い・サービス残業がある 11.9%」「転職先が見つかったため 10.8%」などが多く見られます。
男性は女性と比べて「転職先が見つかったため」と回答した割合が高い傾向にあり、派遣期間中も転職活動に積極的な面が伺えます。
女性は、男性と比べて「残業が多い・サービス残業がある」「派遣の方が良い」「社内の雰囲気に馴染めない」「上司と合わなかった」などと回答した割合が高い傾向が見られます。
回答者数が少ないですが、派遣先から不採用通知を受け取った方の理由を集計した結果、「派遣先の業績が悪化したため:31.3%」「派遣期間中の業務についていけなかった:25.0%」「他の人に採用が決まったため:18.8%」など、さまざまな回答が見られました。
紹介予定派遣の面接が何回行われたか回答を集計した結果、「1回:72名」「2回:24名」「3回以上:4名」となりました。
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